OTなほのイギリス暮らし|イギリス生活&作業療法士ライフ イギリス在住の日本人OT。2人の娘+ドーベルマンの母。 イギリスの医療・福祉、仕事、子育て、観光やグルメ情報を発信中!
親の本音と子供の喜び 私には13歳と12歳の娘がいます。二人ともイギリスで生まれ育ちましたが、日本が大好きな女の子に育ってくれて、母としてとても嬉しいです。 さて、今週から娘たちの学校は ハーフターム で1週間お休みです。イギリスの学校は日本と同じように春休み(イースターホリデー)、夏休み、冬休み(クリスマスホリデー)がありますが、それに加えて 学期の真ん中に「ハーフターム」 という休みがあります。期間は学校によりますが、うちの娘たちの学校では毎回1週間(10月だけは2週間!) です。 ハーフタームは、「リフレッシュ期間を設けることで学習効果を高め、教師・生徒ともにストレスを減らす」ことが目的のようです。(実は今回初めて調べて目的を知りました😅日本にはない制度ですが、オンとオフの切り替えを大切にするイギリスらしい仕組み だなと思います。学習の質や心身の健康を保ち、家庭とのバランスを取りやすくする、なかなか良い制度です。 …でも、共働きの親には辛い!正直、「できれば学校に預かっていてほしい…」と、子供たちが小さい頃は思っていました。ただ、今は子供たちも大きくなり、ずっとつきっきりでなくてもよくなったので、少し気持ちに余裕が出てきたのかもしれません。 働く親のスケジュール調整 私もできるだけ娘たちと過ごしたいので、有給は学校の休みに合わせて取るようにしています。とはいえ、有給には限りがあるし、職場の同僚たちも皆同じことを考えているので、スクールホリデー中の休み申請はお互いをカバーしながら になります。気をつけないと、同じ週に休み希望が集中してしまい、「気づいたら職場にほとんど人がいない!」なんてことも…。 今回は、私は木曜日と金曜日に休みを取りました。子供たちの父親が日曜から火曜日まで彼の実家に連れて行くので、それまでは子供達は彼と一緒。水曜日は私が在宅勤務をして、その間は子供たちに自分で過ごしてもらう予定です。このように、毎回親は頭を悩ませながらスケジュールを調整しています。 子供たちがプライマリースクール(小学生)の頃は、子供達は休み中ホリデースクール に通っていました。今はティーン・プレティーンになり、以前ほど親の手が必要なくなったので、だいぶ楽になりました。とはいえ、ホリデースクールも結構楽しそうで、当時はよく「今日はこんなことしたよ!」と嬉しそうに話してくれていたのを思い出します。 なんだかんだで、ハーフ
今日は、イギリスで作業療法士(OT)として働く方法についてお話ししたいと思います。 イギリスでOTとして働きたい方の参考になれば嬉しいです。また、OTだけじゃなくて、他の医療職特に理学療法士に興味があるという方の参考にもなるんじゃないかと思います。 イギリスの大学で作業療法を学ぶ イギリスで作業療法士になる最も一般的な方法は、以下のいずれかの学位を取得することです。 卒業後、HCPC(Health and Care Professions Council)に登録し、正式に作業療法士として働くことができます。 ちなみにこちらのサイトで、hcpcが認定するコース(OTだけに限らず他のHCXPCが管轄している職種も)が調べられます。」 海外で作業療法士資格を取得した場合(HCPC登録) 日本を含め、海外で作業療法士の資格を取得している場合、HCPCへの登録申請をすることでイギリスで作業療法士として働くことが可能です。 ちなみに私はこのルートでOTになりました。もうだいぶ前ですが、申請方法はそんなに変わっていないようです。 ちなみに必要な書類は以下になります。 申請に必要な書類(一例) *HCPCが資格の内容にギャップがあると判断した場合、追加の研修や適応コースの受講が必要になることがあります。 申請費用(2025年現在) 詳しくはHCPCの公式サイトで確認してくださいね。 HCPCのはちなみに 作業療法士以外にも、理学療法士、言語療法士、アートセラピスト、バイオメディカルサイエンティスト、救急救命士、放射線技師など、15以上の専門職を管轄しています。 ということは、OTだけに限らずその他のhcpcが管轄している職種も同じような手順で日本の免許でもhcpcに登録することが出来れば、イギリスで働けるんだと思います。(確認要) アプレンティスシップ(見習い制度)を利用する すでに医療・福祉分野で働いている場合、作業療法士の学位取得型アプレンティスシップ(Occupational Therapy Degree Apprenticeship)を通じて資格取得をする事も出来ます。 ちなみに今私はアプレンティスシップ中のイギリス人女性のメンターを1年間しています。 彼女の場合、 この制度では、給与を受け取りながら資格取得が可能で、学費もスポンサーが全額負担というメリットがありますが、なんせ仕事と学習の両立ってとても大変そうです。
イギリスでOTになるまで 2004年にイギリスへ渡ったとき、最初はたった1年の語学留学のつもりでした。 ところが、1年目に出会った前夫と1年半の遠距離恋愛を経て結婚。2人の子どもにも恵まれ、気づけばイギリス生活はまだまだ続きそうです。 結婚後の最初の1年間はロンドンのNHS病院でOTA(Occupational Therapist Assistant)として働きました。 その後、HCPC(Health and Care Professions Council)に登録するのに約1年かかり、ようやく2009年(だいたいそれくらい)に正式にOTとして働けるようになりました。 出産や育児で一時仕事を離れた時期もありましたが、それでも10年以上、イギリスでOTとして働いてきました。そして今でも思うのです。 「私、日本でOTの資格を取っていて本当に良かった!」 昔は、もっと華やかな仕事に憧れたり、OTを選んだことを後悔したこともありました。 でも今は心から「天職だった」と思っています。 お給料が特別良いわけではないけれど、とてもrewarding(やりがいのある)仕事です。 私は日本でOTの資格を取得しましたが、日本での経験は4年ほどしかありません。それでも、イギリスでOTとして働くことができたのは、挑戦してみたから。 前夫との結婚を機にイギリスへ戻ったものの、私にはOTとしての経験しかない。 そこで、イギリスのリクルートエージェンシーReedにCV(履歴書)を送ってみました。すると、Reedが私のCVをjob board(求人情報サイト)に掲載し、それを見た別のエージェンシーから連絡が。 「OTアシスタントの募集があるけど、どう?」 面接を受けたところ、元々OTだったこともあり、スムーズに6ヶ月限定の採用が決定。イギリスでは、医療や福祉の分野で契約(派遣)として働くことを “Locum” と言います。この6ヶ月の契約が延長され、1年間勤務。その間、OTの同僚たちの協力を得て、無事にHCPCに登録できました。 こうして、私は晴れてイギリスでOTとして働くことができるようになったのです。 イギリスでOTになるためには? イギリスでOTとして働くには、HCPCに登録することが必須。日本の資格でもHCPCに登録できれば、イギリスでOTとして働くことができます。 この件については、また別の機会に詳しくお話ししますね。 現在の私とOT
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