お昼に貴方からLINEで会社の入社予定の人達に向けて講義をしてくると連絡が来た。「頑張って！」と私、「学生さんには好評でした、ホッとした」夜に貴方からLINEがきた。人前でなにを講義したのか聞くと会社の技術の話や次世代育成、教育論の話をしたと言う。難しい話は私にはわからない。でも貴方の講義する姿をこの目で見てみたい。記憶に留めたい。未来の子供たちに自分たちが何を残せるのかそれが自分たちの仕事の役目だという...
偶然見つけて入った店が当たりかハズレかはメニュー表や、飲み物や、隣の客の料理を見てなんとなくわかるから嬉しくなってあれこれと注文をした。料理を食べていると隣の席に外国人のご夫婦であろうふたりが座った。日本を旅行先に選んで訪れてくれたのだから食事もサービスも人もいい旅だったと満足して日本にまた来たいと思って帰って欲しいといつもそう思っている。なのに私は全く英語が話せない。外国人が困っていても声を掛け...
貴方に会いに行く電車の中で今日は何が食べたい？とLINEで聞かれたので私は海鮮系が食べたいと答えた。到着すると外国人の観光客でごった返す隙間を抜けて比較的人の少ない裏路地へ向かった。昔あったという記憶を頼りにお店を目指したがことごとく、どの店も無くなっていて貴方は下調べできてなくてごめんねと言いながら私たちは歩き回った。昔に来た場所にもう知っていたお店がないことが時間の経過を物語っていて飲む回数自体が...
人を好きになるということは不思議だと思う。それまで好みではないなと思っていたことが全く気にならなくなるわけではないけれどそれ以上の良さが上回ってきてしまう。こんな夜中に書くのだから本当は脱線せずに最近の貴方の素敵だったことを書き留めたくて熱くスタートしたはずなのにまた脱線している。物書きの人とは次元が違い過ぎるけれど夜の執筆は捗らないのかもしれない。昔、貴方と知り合う前にある男性と半年ほどお付き合...
出逢った頃のふたりのことは覚えているのに一緒に行った場所は忘れていることが多い。貴方が、あのご飯屋さんやカフェに行ったねと言っても私は思い出せないことが多々ある。付き合って20年も経てば昔のことは忘れる。でも貴方は大事に記憶に留めてくれている人。「そんなのもう忘れちゃった」と返すと「いいよ」と同じ返事が返ってくる。記憶といえば、貴方から汚い言葉を聞いたり感情的に怒られたという記憶が全くない。だから喧...
久しぶりに貴方の会社の最寄駅で仕事を終えるのを待っていた。ずっとずっと前に私が何も言わずに駅で貴方を待っていて驚かしたことがあってそれが嬉しかったと何度も言ってたのにあれからこれなくてごめんね。小雪が降る寒い日で駅の窓から大きな会社のビルを眺めてた。この駅はこじんまりした駅だったんだね。ゴミ箱にはゴミが溢れ出していてうす暗い駅の片隅で寒さに震えていた。貴方が遅くまで働いてここを通っているんだなと思...
今日テレビで15年前に奥様を病気で亡くされたご主人が、家、ついて行っていいですか？という番組で放送されていた。家の中は奥様が生前好きだった植物で埋め尽くされて遺影の周りにも思い出の写真やたくさんの花で綺麗に飾られていて闘病中に書いていたご主人の日記を読み返して涙を流していた。その日記の最後に、会いたい会いたい大好きだよ、これかもずっと、と書かれていた。15年経っても時間を進めることを拒むみたいにずっと...
長い闘病生活をしていた父を支えてきた私を貴方は知っている。今では母の心配事が多くて毎日のように買い物をして様子を見ては少しだけ安心して帰ってくる。スーパーの買い物に来ているご年配の人友達同士で楽しそうにお喋りするご婦人どうして母はああなれないんだろう。誰にも会いたくない、出掛けたくない、身体が痛い、そして不安定さを何年も繰り返す。私の友人たちは親の心配など背負っていない。親との確執で金銭を渡してす...
ここ最近ずっと思っていることを書き初めて違うなと書き直す日々。ずっと私たちSM行為そのものはしていない。ふたりの行為が虐めると虐められるに思えばなんだってそれでいいのだけれど脳が痺れるような行為からは遠ざかっている。虐めたいと貴方が口にする時以前のお相手との話を聞く時今の私は、貴方の虐めたいを満たせていないそんなことを考えてしまう。相手が私でなければ貴方の性癖はもっと満たされてきたかもしれないのに心...
貴方からいただいた血圧計で毎朝血圧を測り報告をしている。昔の私なら主に報告することと言ったら排泄や下着や自慰の報告だったから血圧を報告していることが嬉しくなる。その後は貴方からいただいた柚子ジャムをパンやヨーグルトに入れて朝食を食べている。瓶を開けると柑橘のいい香りが広がり皮や果汁がたっぷりで酸っぱさと甘さが口にずっと残ってとても美味しい。貴方の優しさを毎朝、感じています。...
私の風邪がようやく落ち着きはじめ今年初めて貴方に逢えた。高血圧な私を心配して血圧計を買ってくれて貴方のお手製、柚子ジャムをいただいた。出会った頃は身体の心配なんてお互いせずにただ逢いたくて逢いたくて夢中だった。20年経ったら血圧計をプレゼントしてもらうなんて思いもしなかった。これから日々の血圧の報告していきます。笑...
元旦にLINEでやり取りしながら今日は大きな災害が起きなくてよかったと言う話から飛行機事故の話題になり貴方が言った。「飛行機は事故が起こると亡くなる率が高いから 怖いね、でも一緒ならいいけど」「一緒ならなにがあってもいいよ」元旦から話す話題じゃないねなんて笑ったけど同じ気持ちだった。私たちは一回り以上の歳の差があって先のことを考えると不安になる。貴方のいない世界は考えたくない。...
明けましておめでとうございます。元旦に風邪をひいてしまい現在も咳がまだ治らずにいます。昨年長引いた風邪がやっと治ったところでまたしても体調を崩してしまいどこにも行かずお正月は寝てばかりでした。咳ばかりする私に「今日は柚子のジャムを作ろうかな きっと喉にいいと思うから」貴方のお母様が健在だった頃田舎の家の庭で収穫した柚子を手作りしてふたりで作ったジャムを毎年渡してくれてお母様がご病気になってしまいも...
今日は大晦日27日、貴方の仕事納めの日に居酒屋に行った。私は長年の仕事を退職した次の日でやり残した仕事のあれこれをまだ引きずって精神的にもクタクタに疲れていた。これからのことなんて何も考えられないリミットのある時間のなかで仕事に追い詰められて必死でやり終えた。居酒屋で貴方は未来の話ばかりをする。これからは楽器をもっと練習しようね。これからどこに旅行にいこうか。たったそれだけのことにイライラしてしまう...
貴方とクリスマスを一緒にお祝いできた。ふたりで過ごすのは何回目になるだろう。出逢って一年目と同じ温度差で貴方は私をいつも大事にしてくれる。不思議なくらいずっとなにも変わらない。誕生日もクリスマスも何年経っても一緒にケーキを食べることも欠かさない。出逢った頃、お祝いのケーキは小さなショートケーキをふたつ買えばいいと思っていた私に対して貴方はホールケーキにしようと言った。ケーキを食べる前に、大抵は食事...
土曜日、カラオケに行った。冬のこの時期に合う曲を選んでいると目に止まった「雪の華」中島美嘉さんの楽曲、2003年10月に発売されて今も冬の定番ソングになっている。私にとっても特別な思い出がある。この曲が流行っていた、その冬大型家電店にあったピアノコーナーで貴方を無理やり座らせて、何か一曲弾いてとせがんで弾いてくれたのが、この「雪の華」だった。狭い椅子にふたりで腰掛けてピアノを弾く貴方の隣で、私が小声で歌...
泣いても笑っても今年も残すところあと僅か。私は今の職場をあと数日で退職する。引継ぎをしている後任者は派遣の方で毎日やり切れなかった仕事は自ら残業を申し出て遅くまで一緒にやる責任感の強い人だった。今後は周りがきちんとフォローしてくれることを祈るばかり。時間が足りず教えきれないことが沢山あるけれど私なりに投げ出さずに資料を作りと 説明に時間を費やし、毎日クタクタになりながらここまで頑張ってきたことを...
貴方はメガネをかけていて目は二重でぱっちりしていて鼻筋が通っている。俳優の石坂浩二さんにどことなく雰囲気が似ていて温和な雰囲気の端正な顔立ちをしている。そんな貴方が改札口で私を見つけると顔が緩んで嬉しそうに向かってきてくれる。素敵だなと思うと同時にその姿は白髪で否応なく年齢を感じる時がある。会社の仲間と撮った写真も周りいる人たちはまだ若く現役バリバリで貴方が年長者なのはひと目でわかる。来年で会社を...
最近スマホを開くとトップにこの方のラジオ放送「おと語り」での内容がよく表示される。リスナーからの様々な相談に答えていく番組でこの会の江原さんの回答がとてもいいなと思った。母のことを思い、貴方との出逢いを思い心に響いた。どういう人と出会うかは自分の姿勢によるんです。江原啓之＜リスナーからの相談＞今年の8月に離婚をして、離婚した3日後に出産しました。現在は産休中で仕事を休んでおります。まだ「結婚したい」...
2024年FNS歌謡祭を見逃したのでYouTubeで観ていた。これまで宮本浩次さんの歌声は煩いだけで苦手だなと思っていたけれど「冬の花」を聴いて他の歌手にはない圧巻の表現力と声量にやっぱりプロだと感心した。そしてもうひとつ、「今宵の月のように」のコラボがとてつもなく最高だった。隣で歌うのはよく知らない中性的な男性で一見チャラい風の人。誰なんだろうと思いながら聴いているとその見かけとは違って、ひとたび歌えば優しい...
年内いっぱいで長年勤めてきた会社を退職する私は引継ぎ資料を作成したり後任者への説明に毎日追われている。私が仕事を引継いだ時はひとつの資料もなくて口頭の引継ぎで必死だった。コピーを取ることさえ無駄遣いをするなティッシュ一枚使う事さえ小言を言われたので引継ぎ期間は辛いものだった。私がもしその立場になったら出来るだけ資料を残してあげたいと思っていた。そして優しくしてあげたいと思っていた。いま後任者はとて...
https://www.ichijoh.co.jp/ 宮城 鎌先温泉https://www.oomaki.jp/ 富山 大牧温泉...
私たちが青春ど真ん中だった頃トップアイドルとして活躍した方が亡くなった。ショックというより呆然として実感が湧かない。私たちもどちらかが先に亡くなったらどうなるのかと最近話題にすることが増えた。共通の知り合いがいないので信頼できる誰かに何かあれば伝えて欲しいとお願いしておくかなにか方法を考えないといけない。貴方は私がいなくても心の中に私がいる限り大丈夫だと言う。いつまでも悲しんでいたら可哀想だからと...
落ち込んだり悩んだりしててちょっといたわってほしい時とか何もかもがダメだって時とか目を閉じて俺のこと思い出してよすぐ現れるからさ真っ暗な闇夜だって照らしてやるよ名前を呼んでくれればいいそしたら俺 どこにいたって急いで駆けつけるから春夏秋冬いつでも 呼べばいいんだすぐ行くよ俺はお前の味方だから空が暗くなって いきなり曇ってきて嫌な北風が吹き始めるようなことがあっても落ち着いて 大きな声で俺の名前を叫べす...
北風が強く吹いている土曜の午後母の様子を想像して少し気が滅入る。顔を見ないと余計に心配になるから車を走らせて家へと向かう。家に着く手前で車のラジオからキャロルキングのYou've Got a Friendが流れてきて昔からよく耳にしていた曲だけど歌詞までは知らず今日はなんだかその歌声が優しくて駐車場に車を停めて最後まで聴いていた。駐車場から母の家のベランダが見える。そこに洗濯物が干しているか、いないかそんなことで今...
働き詰めに働いてきた私の母が数年前から鬱病を患っている。母のことを思うと苦労ばかりかけてしまいもっと私に稼ぎがあれば悠々と年老いてから生活をさせてあげれただろうし子供がしっかりしていれば心を壊すこともなかったんじゃないかと悲しくて辛くなる。年末の仕事に追われて、この数週間は母のところに顔を出すことができずにいた。久しぶりの電話がかかってきたら明らかに調子が悪いことがわかる。浮いたり沈んだりを何年も...
私には子供がいない。貴方と出逢ってSMの世界にふれて望む関係をやっと手にしたのに子供が生まれたらすべて諦めるしかない。貴方を失うことが怖かった。身体と心は繋がっているから夫との性行為は結婚後すぐにできなくなった。母子家庭で育った私は朝も夜も懸命に働いて自分の買いたいものは何も買わず私たちを育てることに必死だった母の姿を見て子供さえいなければこんな苦労をせずにすんだんではないかと子供を産みたいという願...
ひきがねをひけば小さな花束が飛びだすような明日をください笹井宏之さん彼は15歳の頃から病気を患い高校を中退ほとんど寝たきりの状態でネットや新聞広告で短歌を発表したことで注目を浴びますが26歳の若さで病のためこの世を去りますテレビで昔、彼の特集がされていてそれから私ずっとこの短歌が好きなんです私もひとつ短歌を捻り出してみようかとひきがねをひけば小さな貴方が飛びすような魔法をください絶対可愛い！！！...
よくこんなにブログに書くことが次々あるなと自分でも思う。私たちは長く付き合っているから過去の記憶に印象深く残っている出来事やその時の感情を書いてはいるがそれでも相手が貴方でなければこんなにあれこれと綴ることはしなかったはず。出来なかったはずだから。もし叶うなら貴方の子供達にお父さんはとても素敵な人だと伝えたい。仕事では未来の子供達のために、自分の仕事の役割があると以前話していた。貴方と知りあって私...
リックを背負い手には大きな鞄を持って貴方が新幹線の改札口から出てきました。少しお疲れのご様子です、おかえりなさい。そこからまた電車で一駅先に行き送迎バスに乗り込みホテルに向かいます。チェックインしてくるから座っててと言われロビーに飾られた装花を写真に撮っていると貴方が戻ってきてエレベーターで上がります。お部屋は英国風の重厚感のある家具と配色で喜んであちこち見ていると早く手を洗っておいでと言われ洗面...
今日は私の誕生祝いをしたいからと数日前から貴方がシティホテルを予約してくれてふたりでお泊まりをします。私の誕生日はもう過ぎているんだけれど忙しいスケジュールのなかでやっと確保できたのが月末最終の金曜の夜です。貴方が出張先から帰ってくるのは夜の20時45分仕事と長時間の電車に揺られてクタクタだろう。素敵なホテルに泊まっても部屋で過ごせる時間はわずかしかないので私はラブホテルでお祝いするだけで充分だけど半...
私のブログは日々思ったことを前後の脈略もなく書いております。行き当たりばったりのブログに拍手を下さったり見にきていただけて嬉しいです。有難うございます。私もいろんな方のブログを読むのが楽しみです。日記のようにその日あったことを書く方自分がその時に感じたことや考えを書く方様々ですが、私は後者のほうに興味があります。ある女性が綴っていた主従関係のブログが最近のお気に入りです。過去形になっているのは、一...
出張続きで昨夜も最終の電車に乗って地方に向かう、そんな貴方が宿泊先で食べる朝食の写真を送ってくれる。プレートにはバランスのいい彩りで少しづつ分量を考えながら取り分けているのがわかる。高級なホテルに宿泊して朝のブュッフェでも貴方のお皿は美しく盛り付けられている。初めて食事に行った、初夏の古都の町屋で季節の旬のものを食べましょうと言って鮎の美味しい食べ方を教えてくれた。私の人生で季節の旬のものをいただ...
鞭とくれば縄の話しをしないとですね。いま手元に一本も残っていないのが残念です。皆さんお道具ってどちらが管理していますか？ご主人様？それとも奴隷さん？私たちの場合は、私が管理していました。縄はかさ張るし本数が増えるとそこそこの重さがありますが、どうやって運んでいたか思い出せなくなって、私たちSM行為からは随分遠ざかっております。鞭が無情なら、縄は縛り手も受け手も心があり縄で抱かれるような感覚でしょうか...
買ってもらった大切な鞭を捨てちゃった？かもしれない私が今日は鞭と革の思いを書いております。シュールだねって自分にツッコミ入れながら。SMですぐに思い浮かべるものは三種の神器縄、鞭、蝋燭ってところですよね。ご多分に漏れず、そういう行為を私も長年夢見てきたわけです。小説や写真で溜め込んだイメージがしっかりと頭の中で根付いていますから。私はどちらかというと縄よりも革で拘束されるボンデージに当時は惹かれてい...
探しものは何ですか見つけにくいものですかカバンの中も机の中も探したけれど見つからないのにまだまだ探す気ですかそれより僕と踊りませんか夢の中へ夢の中へ行ったみたいと思いませんかルルル〜【井上陽水バージョン】いやいや、ルルル〜って言ってる場合ではなく大ピンチです、探し物が見つかりません。貴方に買ってもらったお道具の数々をね。私、、捨てた？確かにここ何年もお道具は使っていなかったし私は既婚だから見つかる...
私のSMへのキッカケは前に書いたので次は貴方のSMのキッカケを書こうとしたが実はあまり知らない。貴方は多趣味で、そのひとつにカメラがある。趣味というレベルではなくて仕事をしていた。若い頃に撮影の関係で、女性が縛られている現場を実際に観たことがSMに惹かれた最初のキッカケだったよう。同じものを観ても、なにも感じない人もいるしその後の人生に影響を及ぼす人もいる。キッカケなんてわからないものだ。その後ネットで...
今月の貴方は怒涛のハードスケジュールで日本の各地へ毎日のように飛び回っている。なかなかゆっくり逢う時間も確保できないがそれでも隙間時間にどうにかして逢えないかスケジュールと睨めっこ。昨日も出張帰りの貴方を待って夕食に行った。私は食事で疑問に思っていたことがある。食事に行ったらメニュー選び、貴方は必ず私の食べたいものを第一優先にしてくれる。食べたい物の好みが似ているので問題なし！いざ、料理が運ばれて...
SMバーで感じた違和感行為だけでは満たされないのはなぜなのか。中学生の頃、一枚の写真を見た。そこには幸せを絵に描いたような満面の笑みで写っている若い頃の親戚のおじさんとその両脇にはまだ小さい子供達が戯れている写真だった。溢れるほどの笑顔で写ったその写真をただ手に持って見ていた。私は父と写した写真を一枚も持っていない。SMの行為に興奮すると同様にその裏側にある自分にだけ向けられる絶対に揺るがない安心でき...
バイセクシャルの男性はとてもフランクで話しやすくSMバーにも行き慣れていた。一方の私は超がつく緊張を必死で隠していた。長年思い続けた世界だ。もしかしたら働くことになるかもしれない。店外に飾られたおどろ恐ろしい装飾の数々に怯みながら扉を開けると店内はとても賑やかでスタッフも客側もみんな陽気にプレイを楽しんでいた。SMショーでは、M女性がS女性に縛られたり鞭で叩かれたり蝋燭を垂らされたりしていた。私はなぜか...
自分になかに確かにあるSMへの強い憧れを実現させるには、普通の幸せな人生は諦めてお店で働くしか他に方法はないと思っていた。無知だったし、思い詰めてもいた。でもそんな勇気、私にはない。この欲望は捨てて普通に結婚する道を選んだ。30歳になっていた。幸せな毎日だった。でも消えて無くならない、私が問いかける。このまま年老いてお婆さんになった時ああしておけばと後悔する事は本当にないのか？自分勝手に思われるかもし...
主従カテゴリにいるので今日は自分の性的な話をしてみたいと思う。私は高校生の時に兄の部屋に置いてあるエロビデオをこっそり観ていた。そのほとんどがノーマルビデオで男女が交わるだけのつまらない内容だったがそのなかに衝撃を受けた一本があった。場末のスナックでソファに座るナニワ金融道に出てきそうな50代、60代とおぼしきオヤジテーブルの上では30代くらいの綺麗な女性が全裸で首に大蛇を巻きつけられて震えていた。その...
誰かとお付き合いするとわりと長くなる方で相性がいいから結果として長期になるけれど何年経っても相手の良いところを噛み締めていいなと思う私。相手も飽き性ではなくて同じように私に対して良いところを見つけ出してくれたら長期恋愛に突入する。その為、付き合った人数は多くないけれど人には恵まれた人生だった。自分のことより相手を優先させる不器用で心根がとても優しい人だったから。父親の父、つまりおじいちゃんから若い...
貴方に興奮しながら素敵なブログを見つけたら是非紹介したいと言ったのが、こちらです。http://rinblog.blog5.fc2.com/遠くて近いヒト文才があって心の情景が手に取るように伝わる。陽射しが差し込むカフェの片隅でまるで小説を読んでいるような気持ちにさせてくれる。続きが気になるのに急いで読み終えたくなくてゆっくりとまたその物語を開きたくなるようなりんさんのブログです。私以外にもこのブログに心を動かされていた人が...
貴方に興奮しながら素敵なブログを見つけたら是非紹介したいと言ったのが、こちらです。http://rinblog.blog5.fc2.com/遠くて近いヒト文才があって心の情景が手に取るように伝わる。陽射しが差し込むカフェの片隅でまるで小説を読んでいるような気持ちにさせてくれる。続きが気になるのに急いで読み終えたくなくてゆっくりとまたその物語を開きたくなるようなりんさんのブログです。私以外にも彼女のブログにとても心を動かされて...
貴方と北海道旅行をした10年前に余市町で一緒に作ったウイスキーが手元に届いている。10年後も一緒にいたいそう願いを込めた作った約束のウイスキー。ふたりでずっと飲む日を夢見ていたから。ウイスキーを一緒に飲みましょうと言うと貴方はありがとう嬉しいと言って会社を休める候補日を教えてくれて私たちは丸一日休みと取ってデートをした。朝から水族館に行き、お昼は神戸牛を食べて夕方は貴方がピアノを弾いてくれた。結局ウイ...
付き合いが長くなれば連絡頻度が徐々に少なくなったり自分の時間を優先するようになったり前より愛情表現が少なくなったりしてマンネリになっていくのはごく普通の恋愛のよくある話しで私も時間の流れと共に変わっていった。貴方に求め続けられることに慣れすぎて同じルーティンをこなすデートが煩わしく変わらない貴方にも苛立つようになった。もう別れたい、何度目かの私の決意で逢わない期間が最近まで何年か続いていた。その間...
今日、私は50歳の誕生日を迎える。自分でも驚くほど実感はないけれどこれからはきっと体調も生活も色んな変化が起きてくるんだろう。いま貴方の髪は全体的に白髪が生えていてロマンスグレーに近づいている。出逢った頃は、まだ耳のあたりに白髪がある程度だったから随分と増えたなと、その髪を見て時間の流れを感じる。実年齢より若く見える貴方だから髪を黒く染めたらきっともっと若々しく見える。髪の毛染めたら？って私が聞くと...
他の方のブログを読んでいると出逢いの数だけ、それぞれの物語りがあってその最後の投稿が、お別れでも、お幸せでも区切りをつけた想いに胸が締めつけられる。頭のいい貴方に読んでもらうにはあまりに拙い文章で恥ずかしい気がして私の書くブログは好きですかと聞いてみた。好きに決まってるでしょ。だってその文章に惹かれて、最初に返事を書いたのが僕なんだからと貴方が言う。私たちの出逢いは、ご主人様募集の投稿欄に私がメッ...
私の父親が生きていた頃父の家に会いに行くたび、お喋りしながら父の足の爪を切って耳から伸びる毛を切って眉毛を整えていた。小さなハサミは常にポシェットに入れていた。よく喋る父がその時だけは大人しくじっと私のなすがままになっていることが可愛くて。昔の貴方は博士みたいな人だなと思っていた。仕事が忙しくて髪の毛は肩につくほどクルクルと伸びっぱなしになることもよくあったし常に清潔だけど自分を着飾るということは...
たまたま何かで観た映像で彼が好きになった。彼の名前は、歌手の来生たかおさん。彼の歌声、若い頃の佇まい、醸し出す雰囲気すべてが官能的、甘美、気だるさ、品の良さ、危うさと色気が歌に表現されていて堪らない。若い頃の映像ばかりを観てきて恋心のような気持ちを膨らませてきたから現在の70代中盤の彼を観た時、時間の流れが少し寂しくも感じたが、彼の歌声を聴いた瞬間、衝撃が走った。まさに熟成されたワインのように力強い...
ブログのはじめに18年目と書いたものの貴方は私よりずっと記憶力がよくて当時のことを色々覚えていて驚かされるばかり。出逢った月から考えると、私たちはもう19年目に突入しているらしいです。ブログを始めた当初お気に入りのカップルさん達が何組がいらして私のブログにリンクを貼っていたけれどいまでは誰一人更新されず、その後は不明です。ブログを書くことは簡単だけど書き続けていくことは改めて大変なことだと思う。貴方以...
貴方のことをご主人様と呼んだこともなければ私のことを奴隷と呼ばれたこともない。いわゆるSMのそれっぽい言葉遣いや雰囲気をす私の日記からもわかるようにしていない。一般的にみて私は従順で可愛い奴隷ではない。貴方は理屈っぽいところがあるけれど私にも拘りがある。若い頃の私は自分の性癖興奮がSMと呼ばれる括りにあることに悩み答えを見つけたかった。出逢って間もない人のことをご主人様と呼び奴隷と呼ばれる世界に悦び夢...
もう少し早く出逢っていたら僕たちたぶん結婚していたと思う。貴方は時々、私にそう言ってくれる。その言葉に嘘はないはずなのに素直に喜べなくて。貴方はたくさんの努力を重ねてきたし家柄は立派、学歴も高い、理想的な生き方をしてきたようにみえるのに人に対して勝ち誇ることも上から目線の意地悪もないのは素敵なご両親に心の栄養をたくさん与えてもらってきたからなんだと思う。一方で私はといえば、家柄も学歴も何も無い。た...
バイクが趣味の女友達ができた。先日、その子とツーリングをして食事の際に一年前にお母さんをガンで亡くした話になり残されたお父さんは毎日ウォーキングとしてお母さんのお墓までいって今日の出来事を話すことを亡くなってから1日も欠かさずに日課にしていると話してくれた。その光景を思い浮かべたらなんだかすごくわかると思えてジーンとした。姿は見えなくても、そこに貴方がいて貴方の声や表情までも感じられる気がする。き...
貴方に逢いたい衝動が止まらない。自分でもよくわからないけれど不安な気持ちと自分のマゾの部分を刺激されてしまっているんだろうと思う。貴方は私の忘れてた記憶を覚えていてくれる懐かしい私達のあの頃のこと。私から積極的だったなんて嘘でしょ笑？納得できないでもこうして今日も貴方に逢いに向かっているんだからあの頃も積極的だったのかな。乳首をキツく抓られてスイッチを入られてあれから痛いほど乳首が敏感に勃っている...
私が31歳、貴方が45歳、出逢った頃はとにかく逢いたくて逢いたくてわずかな時間があれば車を飛ばして週に何回も逢いに行ってたね。それがよほど嬉しかったのか貴方は今もあの頃のことを懐かしく話してくれる。長い月日の中で変わったこともあれば何も変わらないこともあるけれど久しぶりに現実から離れた遠い場所でふたりの時間を過ごしたからなのかそれがとても心地よかったからなのか離れ難い気持ちになっている。大きなリュック...
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ここ何年かは連絡もそれほど取り合わずつい1カ月前まで、貴方に対して別れたんだから恋人のように察せられることに違和感があるなんて言っていたのに急に離れたくないなんて言い出す自分が可笑しい。気持ちを溶かしていったのは離れていた時間と変わらないその魅力的と、ピアノかな。私はあなたのピアノが好き。音の中で自由にその世界を泳いでる感じがして何かあるごとにピアノを弾いて欲しいとねだる。私が練習するならと簡単な...
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