この帯はなんのミステリでしょうか?――ミステリの陰陽師が、前作にも劣らぬ超大作をひっさげて、再び我々の前に現れてくれた。曙光が見えてきた。――山口雅也ミステリルネッサンス'95第34問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第33問の答えは『盤上の敵』(北村薫、講談社)でした。1999年に刊行され、これまで「日常の謎」を書いてきた北村薫さんの異色作と話題になりました。ちなみに帯の裏はこうなっています。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第34問
道尾秀介さんのタイトルと受賞歴で間違っているのは?A『シャドウ』-第7回本格ミステリ大賞B『ガラスの親指』-第62回日本推理作家協会賞C『龍神の雨』-第12回大藪春彦賞受賞D『光媒の花』-第144回直木賞答えはD『光媒の花』-第144回直木賞正しいのは『月の蟹』『光媒の花』は第23回山本周五郎賞を受賞道尾秀介さんクイズ第9回
道尾秀介さんが生まれて初めて、千街晶之さんの解説を読んで泣いた本は?A『戻り川心中』連城三紀彦B『人形館の殺人』綾辻行人C『絡新婦の理』京極夏彦D『虚無への供物』中井英夫答えはA『戻り川心中』連城三紀彦の光文社文庫版「人生のすべてを賭けて咲かせた幻の花。たとえ罪深く彩られていようとも、その値打ちが重くない筈があろうか。」…。その一文を読んで感動して泣いた。連城さんは「花葬」シリーズとして書いたが、道尾さんも「花」のシリーズがある。道尾秀介さんクイズ第7回
営業マン時代古本屋で見つけた都筑道夫の本は?A『やぶにらみの時計』B『怪奇小説という題名の怪奇小説』C『キリオン・スレイの生活と推理』D『黄色い部屋はいかにして改装されたか』答えはB『怪奇小説という題名の怪奇小説』変なタイトルに惹かれて買い…そこから都筑道夫さんに夢中になった。ペンネームの道尾は、都筑道夫に由来する。道尾秀介さんクイズ第6回
道尾秀介さんが大学時代に好きだった作家は?A高木彬光B清水一行C笠井潔D阿刀田高答えはD阿刀田高阿刀田さんの『小説現代』ショートショートコンテストに、生まれて初めて書いた小説をためしに送ってみたら、掲載されてお金をもらった。道尾秀介さんクイズ第5回
道尾秀介さんが高校時代に読書以外に夢中になっていたものは?A登山BヘビメタバンドCラクロスDトライアスロン答えはBヘビメタバンドライブ活動をやっていた。曲も詞も作った。肩までの金髪でライブは上半身裸で暴れ回っていた。道尾秀介さんクイズ第4回
青崎有吾さんの講演会の記録や、島田荘司さんのトークイベントの参加レポートなどを掲載した『金沢ミステリ倶楽部会誌vol.17』を6冊ほど販売します。A5サイズで計319pで、1,500円(送料込)です。他にも部員の創作や、エッセイ等が載っています。ご希望の方はメールkei2@muh.biglobe.ne.jpで申し込んでください。ゆうちょ銀行で振り込み確認後、スマートレターで発送いたします。よろしくお願いします。目次◇創作呪いの財布で幸せになる結ぼれ容疑者Kの献身神の雷槌猿よ怒りて柿をむしれ伊藤さんが消失する話『拝啓先生様』無欲に関する一考察行方不明は豚骨のかおり推し活は人生!百五十円の命閉じ込める教室の謎大奥夏の怪三度目の正義浅い考えとあるメニューを射抜く炯眼アナタガ蜉蝣ダッタナラ。ショートショート猫は知...金沢ミステリ倶楽部会誌vol.17
道尾秀介さんが純文学を読んでいて、ある日たまたま見た石坂浩二の金田一耕助の映画は?A犬神家の一族B悪魔の手毬唄C獄門島D女王蜂答えはC獄門島横溝正史という作家を知って、本屋に行ってみると、目立つ場所に本が並んでいた。それからは横溝の小説をずっと読んでいた。道尾秀介さんクイズ第3回
道尾秀介さんが高校生の時に読み始めたのは?A『陰獣』江戸川乱歩B『雪国』川端康成C『こころ』夏目漱石D『羅生門』芥川龍之介答えはB『雪国』川端康成「川端康成は名前を知っている数少ない作家」「本屋に行った時に、なんとなく買った」道尾秀介さんクイズ第2回
子どもの頃超アウトドア派だった道尾秀介さんが本を読み始めたのはA小学校高学年B中学生C高校生D大学生答えはC高校生太宰治と川端康成が好きになって、ずっと読んでいた。当時付き合っていた女の子が純文学マニアで、ためしに自分も読んでみたら、ものすごく面白かった。道尾秀介さんクイズ第1回
『さよなら神様』の中にないタイトルは?A少年探偵団と神様Bダムからの遠い道CアリバイくずしDさよなら神様答えはDさよなら神様正しくは「さよなら、神様」麻耶雄嵩さんクイズ第11回
『貴族探偵』のヒントになったドラマはA「刑事コロンボ」B「相棒」C「水戸黄門」D「桃太郎侍」答えはC「水戸黄門」ドラマ『貴族探偵』の嵐の相葉雅紀との対談より。麻耶雄嵩さんクイズ第10回
『神様ゲーム』にない章題は?A犯人B死C天罰D神様答えはC天罰正しいのは「天誅」ちなみに章題は誕生日神様犯人天誅英樹死英樹天誅犯人神様誕生日麻耶雄嵩さんクイズ第9回
『神様ゲーム』の箱のシールに書かれているのは?A神のみぞ知るBまさに神わざC犯人は〇〇だよD神か悪魔か麻耶ゆたか答えはBまさに神わざちなみに「犯人は〇〇だよ」は『さよなら神様』「神か悪魔か綾辻行人か!」は『時計館の殺人』(綾辻行人)麻耶雄嵩さんクイズ第8回
『蛍』で帯にも書かれているメロディは?Aタカタカタカ・タータ・タカタカタンBタカタカタ・タータ・タカタカタンCタカタカタン・タータ・タカタカタンDタカタカ・タータ・タカタカタン答えはBタカタカタ・タータ・タカタカタン麻耶雄嵩さんクイズ第7回
『蛍』の登場人物表にないのは?A金沢B河北C小松D珠洲答えはB河北加賀金沢輪島羽咋松任珠洲小松七尾麻耶雄嵩さんクイズ第6回
『木製の王子』の登場人物名はどの野球チームからA巨人B阪神C広島D中日答えはB阪神星野、福原、川尻遠山、矢野、中込、藪伊藤、湯舟麻耶雄嵩さんクイズ第5回
『鴉』の帯に原稿の枚数が書かれていますが、何枚?A813枚B893枚C928枚D一千枚答えはC928枚麻耶雄嵩さんクイズ第4回
デビュー作『翼のある闇』(1991年5月刊)の帯にない名前は?A島田荘司B綾辻行人C法月綸太郎D京極夏彦答えはD京極夏彦(1994年9月デビュー)島田:どのような賛辞でも思いつくままここに書く用意がある。この作品は、それほど素晴らしいものである。綾辻:正直言って今僕はこの傑作の作者が自分ではないことが悔しくて仕方ないのである。法月:曇りなき目を持つ読者よ、恐れず本書に従うがいい。我々が探し求めた聖杯はここにある。麻耶雄嵩さんクイズ第3回
最初に読んだミステリは?AホームズBルパンC金田一耕助Dクイーン答えはAホームズ麻耶雄嵩さんクイズ第2回
小学1年生の頃から20年間ずっと食べられなかったものはA鯖BにんにくCとうもろこしDバナナ答えはCとうもろこし小学1年の時肺炎の原因をとうもろこしと思い、20年ほど食べられなかった。(早稲田大学でのインタビュー)麻耶雄嵩さんクイズ第1回
映画「ささらさや」の主演女優の名前をフルネームで答えなさい。答えは新垣結衣。タイトルは「トワイライトささらさや」だった。夫役は大泉洋だった。ちなみに続編の『てるてるあした』は『ささらさや』と組み合わせてドラマ化された。主役は黒川智花で、その時のさや役は木村多江。ミステリクイズ第13回
道尾秀介さんは読者が読んだ時面白いと思うかどうかで書いているが、その読者とは?A担当編集者B自分自身C隣のおじさんD京極夏彦さん答えはB自分自身「僕自身しか想定していないんです。自分が自分の本を読んだ時に面白いかどうかしか考えていない」『向日葵の咲かない夏』出した時ネット検索で、感想全部拾い上げて最大公約的な中途半端なものを書くより、自分が100%楽しめばいいと考えるようになった。道尾秀介さんクイズ第8回
東川篤哉さんの『謎解きはディナーのあとで』第1話で宝生麗子は「クビよ、クビ(略)」の一行で「クビ」を何回言った?A9回B10回C11回D12回答えはC11回「クビよ、クビ!絶対クビ!クビクビッ、クビクビクビクッ、ビクビクビクビクッ」ミステリクイズ第12回
エラリィ・クイーン作、越前敏弥訳の『Yの悲劇』角川文庫版で1番ページ数が多いのは?A『Xの悲劇』B『Yの悲劇』C『Zの悲劇』D『レーン最後の事件』答えはA『Xの悲劇』『Xの悲劇』は445ページ。『Yの悲劇』は429ページ。『Zの悲劇』は356ページ。『レーン最後の事件』は403ページ。ミステリクイズ第11回
有栖川有栖さんの『双頭の悪魔』にない章題は?A配達されなかった手紙B切断C闇への供物D失楽の香水答えはD失楽の香水「読者への第三の、そして最後の挑戦のあと」に第17章失楽の香りはある。ミステリクイズ第10回
『賢者の贈り物』(石持浅海)の中であるのは?Aガラスの靴B最後の一葉C玉手箱の煙に消ゆD金の斧銀の斧答えはAガラスの靴金の携帯銀の携帯玉手箱泡となって消える前になどがある。ミステリクイズ第9回
加納さんの『ささらさや』の第4話は?A笹の宿Bトランジット・パッセンジャーC空っぽの箱D待っている女答えはC空っぽの箱知りたがりの珠子がサヤのおばへの郵便物を預かっていたが、中身は空っぽだった。ちなみに、『ガラスの麒麟』の中に「空っぽだったんです。中身のない空っぽの箱」という文がある。ミステリクイズ第8回
加納さんのデビュー作『ななつのこ』の中にないタイトルは?Aモアイの鼠Bバス・ストップでC白いタンポポD一万二千年後のヴェガ答えはCモアイの鼠本当のタイトルは「モヤイの鼠」第2話駒子は画廊の油絵を傷付けて逃げるが、謝りに戻ると油絵は傷んでいなかった…。ミステリクイズ第7回
加納朋子さんが子どもの頃アニメにハマる原因になったアニメは?A機動戦士ガンダムB装甲騎兵ボトムズC伝説巨神イデオンD太陽の牙ダグラム答えはB装甲騎兵ボトムズミステリクイズ第6回
伝説の編集者、戸川安宣さんが初めて買った創元推理文庫はA『Yの悲劇』B『アクロイド殺害事件』C『名探偵群像』D『幽霊屋敷』答えはD『幽霊屋敷』ディクスン・カーの作品。戸川さんの『ぼくのミステリ・クロニクル』に書かれている。ミステリクイズ第5回
シャーロック・ホームズを演じたことがない俳優は?Aショーン・コネリーBロジャー・ムーアCクリストファー・リーDレナード・ニモイ答えはAショーン・コネリーBロジャー・ムーア:テレビ映画「シャーロック・ホームズインニューヨーク」Cクリストファー・リー:テレビドラマ「新シャーロック・ホームズの冒険」なお、ビリー・ワイルダーの映画「シャーロック・ホームズの冒険」では兄のマイクロフト。Dレナード・ニモイ:舞台でシャーロックをミステリクイズ第4回
鮎川哲也さんの作品名に使われている次の色の中で、仲間外れはどれ?A赤B白C青D黒答えはD黒短編に「赤い密室」「青い密室」「白い密室」はあるが、「黒い密室」はない。黒は『黒いトランク』『黒い白鳥』がある。白には『白い恐怖』ミステリクイズ第3回
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この帯はなんのミステリでしょうか?――ミステリの陰陽師が、前作にも劣らぬ超大作をひっさげて、再び我々の前に現れてくれた。曙光が見えてきた。――山口雅也ミステリルネッサンス'95第34問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第33問の答えは『盤上の敵』(北村薫、講談社)でした。1999年に刊行され、これまで「日常の謎」を書いてきた北村薫さんの異色作と話題になりました。ちなみに帯の裏はこうなっています。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第34問
この帯はなんのミステリでしょうか?極上の北村魔術第33問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第32問の答えは『慟哭』(貫井徳郎、東京創元社)でした。『慟哭』は第4回鮎川哲也賞の候補になり、1993年に刊行されました。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第33問
石引の私設図書館「コトノハ」さんでKenBillのゲーム「みんなで本をもちよって」をします。ゲームの内容は簡単です。カードの文章、たとえば「地球にやってきた宇宙人の第一声」にあてはまると思う単語・文章を持ってきた本の中から探して発表し合います♪日時2025年6月23日(月)11:00~12:00会場コトノハ石川県金沢市石引2-7-8定員7名(参加無料、要申込)主催金沢ミステリ倶楽部共催コトノハ※参加者はおすすめの本を1冊、ご持参下さい。ご予約やお問合せは下記までメール:kotonoha.ishibiki@gmail.com電話:076-254-1530(電話は開館時のみつながります📞)https://www.instagram.com/p/DKcCPosJdWl/本が好きな人のためのゲーム会「みんなで本をもちよって」
この帯はなんのミステリでしょうか?題は『』、書き振りは<練達>、読み終えてみれば<仰天>「お願いですから、これが驚くべき作品だと、人にいわないでください。」北村薫第32問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第31問の答えは『白夜行』(東野圭吾、集英社)でした。『白夜行』は1999年に刊行され、1999年に第122回直木賞の候補になりました。『白夜行』は綾瀬はるかさんと山田孝之さんでドラマ化、韓国で映画化、日本でも堀北真希さんと高良健吾さんで映画化されました。2004年に刊行された『幻夜』は続編と言われています。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第32問
この帯はなんのミステリでしょうか?偽りの昼に太陽はない。さすらう魂の大叙事詩。ミステリを超えた畢生の大叙事詩【初版】『週刊文春』1999傑作ミステリーベスト10第1位『本の雑誌』2000年1月号日本ミステリーベスト10第1位(北上次郎選)『このミステリーがすごい!2000年版』第2位ミステリの枠を広げた畢生の大叙事詩第31問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第30問の答えは『黒い仏』(殊能将之、講談社)でした。2001年に刊行されました。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第31問
この帯はなんのミステリでしょうか?名探偵が世界を変える!創前。驚倒。ミステリ新世紀の幕開け。第30問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第29問の答えは『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野昌午、文藝春秋)でした。2003年に刊行され、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞しました。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第30問
この帯はなんのミステリでしょうか?ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた<何でもやってやろう屋>探偵・成瀬将虎。恋愛あり、活劇ありの物語の行方は?そして炸裂する本格魂!最後の1ページまで目をはなすな!第29問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第28問の答えは『歯と爪』(B・S・バリンジャー、大久保康雄訳、東京創元社、1977)でした。原題はTheToothandtheNailで1955年に刊行されました。原書は結末が袋とじになっていましたが、翻訳も袋とじて、読まないで返すと返金されることが売りになっています。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第29問
この帯はなんのミステリでしょうか?返金保証結末の驚くべき真相!原書どうりの体裁でお届けします!第28問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第27問の答えは『アヒルと鴨のコインロッカー』(伊坂幸太郎、東京創元社)でした。伊坂幸太郎さんは2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビューしました。『アヒルと鴨のコインロッカー』は2003年東京創元社の新しい叢書「ミステリ・フロンティア」の第一作目として刊行されました。2004年に第25回吉川英治文学新人賞を受賞しました。2007年まさかの映画化されました。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第28問
この帯はなんのミステリでしょうか?未知数の才能が結集する、新鋭たちのミステリ・レーベル『ミステリ・フロンティア』第一回配本神様を封じ込めに行かないか?第27問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第26問の答えは『クビキリサイクル』(西尾維新、講談社)でした。西尾さんは2002年第23回メフィスト賞を受賞してデビューしました。サヴァン症候群の「いーちゃん」が主人公の「戯言遣いシリーズ」は2005年に第9巻『ネコソギラジカル(下)』で完結しましたが、2023年に『キドナプキディング』が刊行されました。1『クビキリサイクル』2『クビシメロマンチスト』3『クビツリハイスクール』4『サイコロジカル(上)』5『サイコロジカル(下)』6『ヒトクイマジカル』7『ネコソギラジカル(上)』8『ネコソギラジカル(中)...ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第27問
この帯はなんのミステリでしょうか?西尾氏、イチ押し。ーー清涼院流水第26問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第25問の答えは『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ)でした。乾くるみさんは1998年『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞してデビューしました。2004年に刊行された『イニシエーション・ラブ』はラブストーリーですが、ミステリです。知り合いは最後まで読んで真相を理解していませんでした。映像化不可能と思われましたが、2015年に映画化されました。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第26問
この帯はなんのミステリでしょうか?今年最大の”問題作”かもしれませんぜひ、2度読まれることをお勧めします。(編集部)目次から仕掛けられた大胆な罠、全編にわたる絶妙な伏線ーー80'sのほろ苦くくすぐったい恋愛ドラマはそこですべてがくつがえり、2度目にはまったく違った物語が見えてくる。第25問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第24問の答えは『ニッポン硬貨の謎』(北村薫、東京創元社)でした。着想から十余年、2005年エラリー・クイーン生誕100年に刊行されました。エラリー・クイーンの未発表原稿の翻訳の形で書かれています。エラリー・クイーンが来日して事件を解決します。「鮎川哲也と五十円玉二十枚の謎」の解であり、『シャム双子の謎』論もあります。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第25問
この帯はなんのミステリでしょうか?名探偵エラリー・クイーン、日本の難事件を解く「北村薫がEQを操り、EQが北村薫を操る。本書は、本格ミステリの一大事件だ」ーー有栖川有栖第24問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第23問の答えは『さよなら妖精』(米澤穂信、東京創元社)でした。2004年に刊行されました。もともと古典部シリーズとして書かれていたものをノンシリーズものとして東京創元社から出版しました。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第24問
この帯はなんのミステリでしょうか?未知数の才能が結集する、新鋭たちのミステリ・レーベル『ミステリ・フロンティア』第三回配本彼女との出会いが、謎に満ちた日々への扉を開けた。気鋭のボーイ・ミーツ・ガール・ミステリ第23問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第22問の答えは『星降り山荘の殺人』(倉知淳、講談社)でした。1996年に刊行されました。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第23問
この帯はなんのミステリでしょうか?これぞ「本格」の王道!これぞ「犯人当て」!ミステリ・ノヴァ'96第22問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第21問の答えは『ジャンピング・ジェニー』(アントニイ・バークリー、国書刊行会)でした。バークリーの探偵ロジャー・シェリンガムの作品は以下の通りです。名探偵というより迷探偵の時もあります。ロジャー・シェリンガムは横溝正史の金田一耕助の元になっていると言われています。1925『レイトン・コートの謎』1926『ウィッチフォード毒殺事件』1927『ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎』1928『絹靴下殺人事件』1929『毒入りチョコレート事件』(探偵チタウィックも登場)1930『第二の銃声』1931『最上階の殺人』1932『地下室の殺人』1933『ジャンピング・...ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第22問
この帯はなんのミステリでしょうか?小説家ロナルド・ストラットンの屋敷で開かれた<殺人者と犠牲者>バーティの席上、ヒステリックな言動で周囲の顰蹙をかっていた女性が、余興として建てられた絞首台の上で首吊り死体となって発見された。すべての状況は一時的衝動による自殺を示していたが、ある致命的な事実に目をとめたロジャー・シェリンガムはひそかに調査を開始した……。第21問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第20問の答えは『六番目の小夜子』(恩田陸、新潮社)でした。恩田さんは日本ファンタジーノベル大賞の第一回目の受賞となった酒見賢一さんの『後宮小説』を読んだことがきっかけで小説を書き始めました。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞で最終選考まで残り、翌年新潮文庫から出版されました。1998年大幅加筆...ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第21問
この帯はなんのミステリでしょうか?ある高校に密かに伝わる奇妙なゲーム。「六番目の年」、それは恐ろしい結末を迎えて……。綾辻行人氏激賞!幻のデビュー作を大幅改稿して単行本化第20問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第19問の答えは『屍鬼』上下巻(小野不由美、新潮社)で1998年に刊行されました。第52回日本推理作家協会賞長編部門候補になりました。スティーヴン・キングの『呪いの町』のオマージュだそうです。小野不由美さんは、綾辻行人の同居人です。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第20問
この帯はなんのミステリでしょうか?というか、ホラーですけど。上巻圧倒的筆力で描かれる濃密なドラマ!本年度最高の話題作。下巻各誌で大絶賛の超大作恐怖小説の頂点を極めたこれはわからないかも…。第19問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第18問の答えは『時計館の殺人』(綾辻行人、講談社)でした。この帯、大好きです。1991年に館シリーズ5作目として刊行され、1992年に第45回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞しました。宮部みゆきさんの『龍は眠る』と同時受賞でしたが、奇しくも綾辻さんと宮部さんは生年月日もデビュー年月も同じです。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第19問
この帯はなんのミステリでしょうか?神か悪魔か綾辻行人か!またまた驚愕の最終章。針のない時計塔の下をさまよう美少女の幽霊。その正体を探ろうとする交霊会のメンバーを襲う惨劇。第18問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第17問の答えは『夏、19歳の肖像』(島田荘司、文藝春秋)でした。1985年に第94回直木賞候補になりました。2017年に中国で映画化されました。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第18回
この帯はなんのミステリでしょうか?オートバイ事故で入院中の病室の窓から双眼鏡で目撃した「谷間の家」の恐るべき光景!父親を刺殺し遺体を工事現場に埋める美しい女性しかし私は彼女に恋をしてしまった!本格ミステリーの異才が描く長篇青春小説第17問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第16問の答えは『火蛾』(古泉迦十、講談社)でした。古泉さんは、2000年第17回メフィスト賞を受賞してデビューしました。2024年、24年ぶりに新作『崑崙奴』を刊行し、今年第78回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞しました。ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第17問
この帯はなんのミステリでしょうか?かって誰も見たことのない本格ミステリ世界が展開する。中世の中近東。修行者たちの殺人。第17回メフィスト賞受賞作第16問の答えは…明日。コメントで解答を書いてみてね。第15問の答えは『哲学者の密室』(笠井潔、光文社)でした。第14問の『人狼城の恐怖』が出るまでは最長のミステリでした。笠井さんは、1979年に『バイバイ、エンジェル』でデビューしました。探偵役は矢吹駆で、全10作が予定されています。第2作『サマー・アポカリプス』、第3作『薔薇の女』、第4作がこの『哲学者の密室』でした。第5作は『オイディプス症候群』、第6作『吸血鬼の精神分析』第7作『煉獄の時』、そして第8作『夜と霧の誘拐』が2025年に刊行されました。第9作『魔の山の殺人』、第10作『屍たちの昏い宴』です。他に...ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ第16問
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第24回例会は2010年7月15日に9名の参加者で開催し、CDドラマ『悪魔人形』を聞きました。このCDは戸川安宣氏からお借りし、速水奨、山口勝平、千葉繁、こおろぎさとみ、冬馬由美、冨永みーな、納谷悟朗等豪華声優陣によるものでした。71分もあって長かったですが、皆さん聴き入っていました。・いろんなことがほとんど放置されている。乱歩らしい。・『悪魔人形』の別バージョンを聞いたことがある。もっとアダルティだった。二十面相がもっと紳士的だと思っていたのに。・二十面相は後半、雑になる。変装もカニの宇宙人だったり、空飛ぶ宇宙人だったり、何をしたいのか分からない時がある。泥棒をしたいのか、少年探偵団をいじめたいのかわからない。『悪魔人形』は乱歩らしい作品。ミステリアスで大人が読ん...第24回例会CD「悪魔人形」を聞く
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第23回例会は2010年6月19日に9名の参加者で行われ、『そして扉が閉ざされた』(岡嶋二人)の読書会でした。岡嶋二人さんは『焦茶色のパステル』で乱歩賞を受賞してデビューしました。日本には珍しい合作者で、泥臭くない都会的なミステリを書きましたが、やがてコンビを解消しました。『焦茶色のパステル』『あした天気にしておくれ』『99%の誘拐』『クラインの壺』などがオススメです。今回読んだ『そして扉が閉ざされた』は核シェルターに閉じこめられた男女4人が自分たちの中から過去の殺人の犯人を探さなければならない状況に陥るミステリです。・設定が面白かった。犯人はおーっとなった。なぜ閉じこめたのか最後までわからない。・面白かった。2日で一気読みした。設定が面白い。タバスコが偶然すぎて、...第23回例会『そして扉が閉ざされた』読書会
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第22回例会報告は2010年5月15日で参加者は10名、エドワード・D・ホックの「「幽霊の出るテラスの謎」を読んで感想を語り合った。エドワード・D・ホックのサム・ホーソンシリーズは、ノースモントという町が舞台で不可能犯罪ばかり起こり、医者のサムが解決するという設定。今回はその中から「幽霊の出るテラスの謎」を結末を伏せて読んだ後、テラスから男がどのようにして消えたのかを考えてもらったが、誰も思いつかないようだった。結末部分を読むと、一応伏線があり、はでなトリックが使われていて、皆さん納得した様子だった。島田先生の大ファンもこのトリックには満足だった。現代を舞台にこのトリックではバカミスになるが、この時代ということで許される。テラスの仕掛けは重要な意味があるかと思ったが...第22回例会「幽霊の出るテラスの謎」(E・D・ホック)合評
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第20回例会は2010年2月20日で参加者は8名、『殉教カテリナ車輪』の合評でした。「歴代鮎川哲也賞の最高傑作。作者の才能が所々に溢れている」「美術を扱っているという点が新鮮」「それぞれ人物のキャラが立っているが、特に奥さんのキャラクターが頭に残る」「もったいなくて袋とじは開けていない」「『まかしの風景画』とうイギリスの作品を思い出した」という感想がありました。第21回例会は2010年3月20日で映画館でを観ました。第20回例会『殉教カテリナ車輪』合評&第21回例会映画「シャーロック・ホームズ」鑑賞
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第19回例会は2010年1月20日で参加者は10名でした。近況報告で上がったタイトルは、ドラマ「CSI」「CSINY」「CSIマイアミ」、『13の暗号』「二銭銅貨」、映画『ダークナイト』、『大聖堂は大騒ぎ』『自殺じゃない』、映画『バタフライエフェクト』、『殉教カテリナ車輪』『ヴィーナスの心臓』『1Q84』、映画『母なる証明』、『赤い指』、ゲーム「ウイッシュルーム」、ドラマ「デスパレートな妻たち」「相棒」、『ミステリージョッキー』『天外消失』『地獄の奇術師』『犬の力』上下『鉄の骨』『船に乗れ』『Another』『午前零時のサンドリヨン』『探偵小説のためのエチュード水剋火』短編の合評は都筑道夫さんの「小梅冨士」を読みました。「謎と論理のエンターティンメント」を実践したな...第19回例会『小梅富士』読書会&『黄色い部屋はいかに改装されたか』
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第18回例会は2009年11月21日で参加者は6名、ジョン・ディクスン・カーの『火刑法廷』を合評しました。『火刑法廷』作品自体は、「超自然」の要素を入れた、カーとしてもチャレンジな一品で、この部分の理解、好み、に分かれるところが大きい作品だということは、今回の会合でも一致しました。第18回例会『火刑法廷』読書会
6月15日(土)に県立図書館で6月例会『ウサギ料理は殺しの味』(ピエール・シニアック/藤田宜永訳)読書会を開催します。レストランのメニューにウサギ料理が載ると若い女が殺される!女占い師と彼女にほどこしを受けるホームレス、ウサギ料理が好きな男、金ではなく高級商店の新入荷品で上客を取る娼婦。絡み合う人間関係。ある日、「ウサギ料理をメニューに載せるな」という脅迫状がレストランに届く。この町に何が起きているのか?とてつもないブラック・ユーモアが横溢する仏ミステリの傑作。(東京創元社HPよりhttps://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488284022)参加したい方はお知らせください。今回はZOOMでの参加も募集します。6月例会『ウサギ料理は殺しの味』読書会
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第17回例会は2009年10月3日と4日に開催されました。戸川安宣氏をお迎えして県立図書館で開催された金沢ミステリ紀行+金沢ミステリツアーに参加しました。10月3日(土)東京創元社相談役の戸川安宣氏による『金沢ミステリ紀行』が県立図書館で開催されました。金沢や能登などを舞台にしたミステリの紹介と戸川さんのコメントで進みました。まずは松本清張さん生誕百周年ということで、『ゼロの焦点』戸川さんが連載された雑誌「宝石」の書影の印刷をご持参くださり、連載の話をされました。『ゼロの焦点』は休載も含みながらだらだらと連載され、同時期に鮎川哲也さんの『黒い白鳥』はきっちりと連載されたそうで、両作品はなぜか似た展開になったのがミステリファンの話題になったそうです。また清張さんが多忙...第17回例会金沢ミステリ紀行&ミステリツアー
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第16回例会は2009年9月23日で参加者は6名で、島田荘司さんの『斜め屋敷の犯罪』を合評しました。Kさんが『占星術殺人事件』初版未開封サイン本を持ってきてみんなが驚いたところから始まりました。また、Kさんは『斜め屋敷』の各種の出版(最初の講談社の新書版やハードカバー、文庫、全集など)された本を披露してくれました。形態が10種近くになることを考えると、『斜め屋敷』も島田先生の本格ミステリの傑作だということなんだと感じました。第16回例会『斜め屋敷の犯罪』読書会
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第15回例会は2009年8月22日で参加者は9名でした。最近読んだ本は『黒いトランク』『ミレニアム3』『同期』『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』、植草甚一再読中、『9の扉』、ドラマ「ルーキーズ」熱血教師、心優しいヤンキーたち、甲子園「夢にときめけ!明日にきらめけ」ドラマも泣けましたが、映画の「卒業のシーン」にはボロボロと泣けました。合評は、米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件上』創元推理文庫の終わり頃に挿入されている、日常ミステリを読みました。手掛かりがすべて提示されたところで一旦止めて、解答を推理。それぞれ微妙なところをつく推理が発表されました。第15回例会『秋期限定栗きんとん事件上』
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第14回例会は2009年7月18日で参加者は9名映画「オリエンタル探偵殺人事件」を観ました。「ナイル殺人事件」等でポワロを演じた。ピーター・ユスチノフ主演のミステリ・コメディ。こんな機会がないとおそらく見ることもなかったという感想もあり、どこか懐かしい香りがして、おおむね好評でした。第14回例会ミステリ映画
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第13回例会は6月20日で参加者は7名で、カラー巻頭劇画「消えた母の秘密」『名探偵トリック作戦』(藤原宰太郎、学習研究社、1972)を読みました。学研ジュニアチャンピオンコース「名探偵トリック作戦」の冒頭カラー漫画に出てくる、パリへ観光旅行に行った母娘に起こった悲劇(娘がパリ市内を見物している間にホテルにいるはずの母親が行方不明になってしまう‥母娘が一緒にいたところを目撃したはずのホテル従業員、タクシー運転手などなど全ての人物が母親の存在すら知らないという)の元ネタ小説のタイトル、誰か教えてもらえませんか?を読みました。最近のオススメは『ミレニアム』『贖罪』『地下室の殺人』『人魚とミノタウロス』『オーデュポン』GSの『逆転検事』ドラマは「ザ・クイズショー」『人狼城の...第13回例会「消えた母の秘密」読書会
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第12回例会は2009年5月17日に開催され、参加者は3名で部員の結婚式二次会に参加しました。彼女は会誌一号の文章の最後にいきなり結婚宣言をし、メンバーを驚愕させました。お二人に倶楽部からのお祝いの品を贈呈し、とても喜んでもらえました。第12回例会結婚式の二次会
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第10回例会は2009年2月21日に開催され、参加者は8名で穴水牡蠣ツアーを行いました。松本清張さんの『ゼロの焦点』の映画で撮影場所になった「ヤセの断崖」も見ました。第11回例会は2009年3月21日に開催され、トーマス池田さんが語る江戸時代のミステリ『加賀騒動』について聞きました。第10回例会能登ミステリツアー第11回例会「加賀騒動」
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第9回例会は2009年1月17日に開催され、アガサ・クリスティーの『鏡は横にひび割れて』の感想を語り合いました。参加者は9名でイギリスのミステリということで、フォートナム・アンド・メイソンのダージリンがウェッジウッドの紅茶ポットで入れられて出されました。スイーツも用意され、ガトー・ド・ボワという、奈良のお店の日仏交流150周年記念ガレット・デ・ロワコンクールで優勝したガレット・デ・ロワでした。この「王様のお菓子」と呼ばれる、フランスの伝統菓子は、上田早夕里『ショコラティエの勲章』(これもおいしいミステリでした)にも出てきました。『鏡は横にひび割れて』は結末がわかっていて再読してみると、クリスティのあまりのプロットのうまさ、伏線の多さに驚きました。これは『アクロイド殺...第9回例会『鏡は横にひび割れて』読書会
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第8回例会は2008年12月20日に開催されました。参加者は7名で映画『死のリハーサル』を観ました。どんでん返しには皆驚いたようで、大好評でした。東野圭吾さんに似た話があると言う会員がいました。『越境する本格ミステリ』から「不朽の本格ミステリ映画10」として「探偵スルース」「シーラ号の謎」「サスペリア2」「デストラップ死の罠」「ロジャーラビット」「十二人の怒れる男」「暗闇でドッキリ」「刑事コロンボ/殺人処方箋」「ことの終わり」「アンブレイカブル」が紹介されました。それ以外の各自のおすすめのミステリ映画としてあげられたのが『ナイル殺人事件』『カル』『攻殻機動隊』の一エピソード、『ユージュアルサスペクツ』『ソードフィッシュ』『アイデンティティー』『閉ざされた森』『キサラ...第8回例会ミステリ映画
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第7回例会は2008年11月15日に開催されました。参加者は9名で、有栖川有栖さんの『双頭の悪魔』について感想・最も印象的なところ・好き嫌いな人と、ネタバレ全開で話し合われました。その後学生アリス4作の中で一番好きな作品をあげたところ、『孤島パズル』で、4票(50%)獲得しました。有栖川有栖さんの好きな作品は、『双頭の悪魔』・「ジージーとの日々」・『46番目の密室』『マジックミラー』・『女王国の城』・『孤島パズル』江神二郎さんと火村英生さんのどちらが好きかは、7対1で、江神さんでした。嵐の孤島・雪の山荘物で最も好きな作品は、『そして誰もいなくなった』3票、『星降り山荘の殺人』2票その他は『裁くのは誰か』・『ゼロ時間へ』・『消滅島RPGマーダー』・『扉は閉ざされたまま...第7回例会『双頭の悪魔』読書会
金沢ミステリ倶楽部部員のミステリとの出合いについて載せます。嵩平何ミステリに出合ってから、そのジャンル読者となるまでには十年の月日を必要とした。ある程度纏まったミステリ体験としては、ズッコケ三人組シリーズに始まる。著者の那須正幹がジュブナイルミステリ書きだけあって、多くの作品にミステリ的な趣向が凝らされ、全作愛読するに至った。特にミステリ的なところに惹かれたという点ではマンガにおける体験が大きい。金田一少年の本格推理部分に夢中になり、友人とミステリ談義をするほどに。少し時を隔て出合った名探偵コナンや加藤元浩「Q.E.D.」とは現在にまで至る長い付き合いとなる。コナンの名探偵図鑑を通じて浅見光彦シリーズの面白さにも開眼し、全作を読み尽くす。ミステリや小説の自由さ、そしてそれらがもたらす衝撃を実感したのが『迷...ミステリとの出合い
赤いロメロと緑のダリオミステリは私にとって大切な友人である。ただし、一緒にいて心地よいミステリもあれば、私の心をざわつかせるミステリもある。ミステリからちょっと距離を置きたいときもあれば、片時も離れずべったりしたいときもある。ワクワクハラハラさせてくれたかと思えば、しんみりまったりさせてくれることもある。全く理解できないと、壁に投げつけたいヤツもいたし、これは最高の感動を与えてくれたと、神棚に供えたいヤツもいた。いろんなミステリと出会ってきたが、これからもミステリとは長い付き合いになるだろう。言い換えれば、私が人生の幕を閉じるその時まで、ミステリからは離れられない、ということだ。ミステリと私
金沢ミステリ倶楽部の例会を振り返ります。第6回例会は2008年10月18日に富山で開催しました。参加者は9名で今回は短編の合評ということで、その場で「<引き立て役倶楽部>の不快な事件」を読み、意見を交換しました。作者はアフリカ人ジャーナリストのW・ハイデンフェルトというかなりマイナーな方で、引き立て役倶楽部の他には「月の光」と「贋作『第二の血痕』」の二作を書かれているようです。引き立て役倶楽部は様々な推理小説に登場するワトスン役が集まる倶楽部のお話で、それぞれのキャラクターの扱いなどに注目した意見が出ました。メインとなる密室トリックについても、意外に複線をしっかり張っていること、この雰囲気の短編だからこそ許されるトリックという話も出ました。たしかに1000枚級の長編でこれをやられると壁に投げつけたくなるで...第6回例会報告「<引き立て役倶楽部>の不快な事件」読書会