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  • FIRE生活に移行するにあたって設定した、二つの目標(5)

    知識を得ることにもう少しお金を使うとして、最近考えているのは、美術館や博物館に行くこと。 例えば上野にある国立科学博物館や東京国立博物館では時々特別展のようなものをやっている。 海外の貴重な品や、国内のものでも、寺院などが所有する国宝がその特別展で特別に公開されるということもあるのだ。 まだコロナ禍の前は、そのような特別展をこまめに調べて、気になるものがあればできるだけ行くようにしていた。 電車賃と、入場料の約三千円くらいでその貴重な品を実際に自分の目で見ることができるのであれば安いものだと思っていた。 だけど、コロナ禍になり入場が大きく制限されるようになると、私はそれらの特別展に行くことはな…

  • FIRE生活に移行するにあたって設定した、二つの目標(4)

    FIRE生活に移行するにあたって設定した、2つ目の目標。 「一度きりの人生において、経験にお金を使うこと」 かといって、無闇やたらにお金を使うわけにもいかない。私自身がこの一度きりの人生において何を経験したいのか。それを自分の中でしっかりと掘り下げる必要があると思っていた。 経験にお金を使うとして、現在、4つのカテゴリーで考えている。 知識。 体験。 食事。 道具。 「知識」については、まず、本というのがある。 現在は家の近くの市立図書館を最大限利用して、その図書館から借りてきている本を読んでいるのだけど、図書館で借りた本は当然期限が来たら返却する必要がある。常に手元に置いておくことができない…

  • FIRE生活に移行するにあたって設定した、二つの目標(3)

    FIRE生活に移行するにあたって設定した、2つ目の目標が「一度きりの人生において、経験にお金を使うこと」である。 FIRE生活に移行して約半年が経ったが、その半年の間は1つ目の目標である「私のやりたいこと、得意なことを仕事化すること」に集中して取り組んできた。そのための習慣もある程度確立できてきたし、少しずつだけど前に進んでいる実感もある。 そのようなわけで、半年経った今、2つ目の目標である「経験にお金を使うこと」に少しずつリソースをかけて取り組んでいこうと考えていた。 この2つ目の目標に関しては、私がFIREを実現する前に何度も読み返していた一つの本に大きく影響されている。 その本は「Die…

  • FIRE生活に移行するにあたって設定した、二つの目標(2)

    私が昨年末にFIRE生活に移行するにあたって設定した、2つの目標。 一つは、私のやりたいこと、得意なことを仕事化すること。 そしてもう一つは、一度きりの人生において、経験にお金を使うこと。 1つ目の目標に関しては、この半年間、色々と試行する中で少しずつ前に進んできている気がする。 まだまだだけど、一歩目を切るのと、その場で立ち止まったままとでは全く違う。少なくとも私は一歩目は切った。 確かにその途中途中で、それまでの結果を客観的に振り返って、軌道修正するべきところは修正していく必要はある。なので、その「振り返り」もしっかりと習慣の中に組み込んでいく。 一歩進む。 結果を振り返る。 必要に応じて…

  • FIRE生活に移行するにあたって設定した、二つの目標(1)

    私がFIRE生活に移行したのは昨年末。 昨年末、それまで勤めていた会社を退職して、完全に自由な状態に移行した。 そこから約半年が経った。 早いものだ。 一年を経験すれば、季節の流れとしても一サイクルを経験したことになるのであとはその一年の繰り返しになる。ちょうどその折り返し地点を過ぎたあたりということか。 昨年末にFIRE生活に移行した時に、私は二つの目標を設定した。 一つは「私のやりたいこと、得意なことを仕事化すること」。 そしてもう一つは、「一度きりの人生において、経験にお金を使うこと」だった。 それまでの私は、会社という枠組みの中で、私が苦手とすること、そして私がやりたいとも思えないこと…

  • 他人の土地の所有者になりきる、地面師という闇(2)

    「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」森功著 この本に、「積水ハウス地面師詐欺事件」について一つ興味深いエピソードが書かれていた。 この事件は大企業である積水ハウスが地面師詐欺にあってしまい、55億円も騙し取られたものになる。 積水ハウス内で、土地購入の承認を得るための稟議書承認の際、予め現地視察をしていた積水ハウスA社長が先に承認した。 この土地購入に関しては、当時不動産部長のKが「この取引はおかしい」と言い続けていたが、当時のA社長は取引相手のネガティブ情報を伏せた上で、最終的にKに捺印させたという。 つまり、A社長が主導的な立場で取引を進めていた。 そしてその結果55億円も騙し取…

  • 他人の土地の所有者になりきる、地面師という闇(1)

    少し前に、一冊の本を読んだ。 「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」森功著 社会の裏側で跋扈している「地面師」という詐欺集団をテーマにしたノンフィクションの本。 地面師というと、2017年に発生した「積水ハウス地面師詐欺事件」が有名だ。 積水ハウスという大企業が、地面師詐欺で55億円も騙し取られた。そのインパクトは大きく、当時は色々と報道されていた。 私もその事件自体は耳にはしていた。だけど、「地面師」というものがどういうものなのか、その詳細は知らなかった。 地面師は、まずターゲットになりそうな土地を探すことから始める。 再開発等で高く売れそうな土地、かつ、その土地の所有者がたとえば高…

  • 人生における30%の時間の、質を向上させる(6)

    一日でできるタスクを増やしていくために私が試しているのは次の二つ。 タスクを行っている最中の時間効率を上げる。 タスク間の無駄を削減する。 この二つが実現できれば、一日の時間効率をもっと上げることができるはず。 この二つを実現させる上で、私は一日の時間の過ごし方を「試験問題」のアナロジーとして捉えるようにした。 例えば、ある試験問題を解く時は、60分なら60分と試験時間は厳格に決まっている。 その試験問題の中に多くの設問が設定されているとする。 どの順でどのように解いていけばいいのかを最初に全体を見回して戦略を考える。 そして優先度の高いものから解いていく。 問題を解いている最中は、目の前の問…

  • 人生における30%の時間の、質を向上させる(5)

    一日にやりたいタスクが多すぎて、一日の時間の中でやりきれていない。 それでもやろうとするので、スケジュールが後ろ倒ししてしまい結果として就寝時間が遅くなる。睡眠時間も短くなる。 睡眠時間の確保はその翌日の過ごし方の質にも大きく影響するので、そこは優先度を上げて取り組みたい点ではある。 この問題を解決するにはどうすればいいのか。 一番簡単な方法は、一日にするべきタスクを減らしていけばいいだけ。そうすれば毎日をもっと余裕を持って過ごすことができる。 だけど私の中では、やりたいと考えているタスクはできるだけ全てを毎日の習慣の中に組み込みたいという思いもあった。 つまり、一日の中でこなすタスクはできる…

  • 人生における30%の時間の、質を向上させる(4)

    会社員時代も夜寝る時間が遅くなってしまって、睡眠時間を十分に確保できないということが多かった。 だけどそれは、FIRE生活に移行した今の私が夜更かしをしてしまう理由とは全く違う。 今の私は、やりたいことが多過ぎて、それを一日のスケジュールの中に詰め込んでいるのでどうしてもスケジュールが後ろ倒ししてしまい、寝る時間が遅くなってしまうという理由だった。 一方で、会社員時代は、次の日の仕事が嫌で嫌でたまらないから、という理由だった。 もし寝てしまうと明日が来てしまう。そうなると、また会社に行かなければならない。だけど、寝ずにいれば、まだ明日は来ない。そんな考えに囚われていた。 かといって、その夜の時…

  • 人生における30%の時間の、質を向上させる(3)

    昨年末にFIRE生活に移行してから、生活スタイルとしては「朝型」になるようにしている。 別に何もせずにだらだら過ごしたくてFIRE生活に移行したわけではない。そうではなくて、私が本当にやりたいことに集中して取り組むために移行したのだ。 一日の時間を最大限有効活用するためには、私にとっては「朝型」という生活スタイルは欠かせなかった。 例えば、学生時代、試験勉強など何かを集中的に取り組むときも、私は朝型の生活スタイルをとっていた。 朝5時半に起きる。 そして朝から問題集の問題を解き始める。 そのような生活スタイルであれば、午前中の時間を長く使える。 やはり、まだ脳が疲労していない午前中の時間が、何…

  • 人生における30%の時間の、質を向上させる(2)

    睡眠の質を少しでも改善するために、ベッドと敷布団の間に挟む「マットレス」を色々と調べている。 マットレスというとピンからキリまであって、高いものであればそれこそ10万円を超えるものもある。 確かに睡眠は人生の30%を費やしているので、ある程度のコストをかけて改善していくという考え方もあるのだろうけど、ただ私の場合はそこまでコストをかけようとは考えていない。 出しても数千円といったところが妥当だろう。 例えばN社のものであれば、4990円で買うことができる。 厚さ5センチということでかなり薄目にはなるけど、高反発と高復元率を売りにしている。 ベッドの上にずっと敷いておくものなので、ある程度厚みが…

  • 人生における30%の時間の、質を向上させる(1)

    一日7時間睡眠をとるとして、私たちは人生の約30%を寝て過ごすことになる。 つまり、人生の30%を布団やベッドの上で過ごしている。 現在の私は、一人暮らしを始めたときにN社で買った折り畳みベッドで寝ている。そのベッドは途中買い換えることもなく、もう10年以上使っていた。 そのベッド自体はコンパクトだし、折り畳めるので引越しの際も不自由なく移動できる。特にそこについては不満はなかった。 だけど、少し硬い。 特に腰のあたりに、ちょうどベッドの折りたたみの部分が来てしまうので、特に硬い。 それもあって、ベッドと敷布団の間にバスタオルを挟んで、高さや硬さを調整していた。 それでもまだ全体的に硬い印象が…

  • 自分の欠点を、逆に武器にする(4)

    会社という枠組みから自由になるために、私がとった方法。 投資で資産を作り、その資産からの不労収入で生きられる状態を作ること。 それが実現できれば、私に向いていないとずっと思い続けた「会社」という場所で我慢して働き続けることはなくなるはず。 何よりも大きかったのは、「投資」というのはそれこそ個人競技だということ。 団体行動が全くできない私の性格的にもその個人競技に向いていたし、それに、会社とは違って周りと協調することを求められることもなかったので、そこで変に気を使う必要もなかった。 周りに迎合せずに(迎合できずに)、自分の頭で考えて戦略を立てていく。 そこも、私にとっての「欠点」が「武器」になる…

  • 自分の欠点を、逆に武器にする(3)

    会社という場所は、私にとって本当に生きづらい場所だった。 私が持っていた二つの欠点。 他者とうまく関係を作れない。 だけど、周りに流されずに自分の頭で必死に考えて、自分が納得できる答えを見つけ出すことはできる。 団体行動はできない。 だけど、単独行動は得意。 会社という場所は、私の欠点とするところを強く要求される場所だった。生きづらいのも当たり前だった。 だからそのような私の欠点が、逆に強みとなるような場所に一日も早く辿り着きたかった。 一日も早く「会社」という枠組みから離れて、自由に生きられる状態を作りたかった。 それをどのようにして実現させるのか。 会社員時代は、そのことをひたすら考え続け…

  • 自分の欠点を、逆に武器にする(2)

    新卒で企業Aに就職して社会人になっても、私の「他者とうまく関係を作ることができない」という欠点は依然として私を苦しめ続けた。 会社はさまざまな関係部署、そしてさまざまな関係者との間で関係を構築していく中で仕事を進めていくようなもの。その一番ベースなる部分が欠落していた私にとって、会社での日々は本当に苦しかった。 かと言って、お金をもらって仕事をしている以上、苦手なことだとしても何とかしてやらなければならない。 自分自身がそれをうまくこなせていたとは思えないけど、それでも、「周りとうまく協調することができる人間」を必死になって演じ続けていた。 会社での年次が進むにつれて「リーダー」という役割を担…

  • 自分の欠点を、逆に武器にする(1)

    自分のことを、本当に欠点だらけの人間だと思ってずっと生きてきた。 例えば、私は他者とうまく関係を作ることができない。 いつも受け身だった。 学生時代、自分から誰かと友達になろうと行動したことは一度もない。 クラスメートの誰かが私に話しかけてくれるのもずっと待ち続けていた。 中学の頃までは、それでも私に話しかけてくれるクラスメートはいたから、それなりに普通の中学生としての生活を送っていて、自分のその欠点をそれほど意識することもなかった。 だけど、高校に進学してから状況が大きく変わった。 私が進学した高校は中高一貫校だったのだけど、その半分は内部進学生、そして残りの半分は外部生ということで別の中学…

  • 安楽死することを選択した、ある女性について(4)

    ザ・ノンフィクション 「私のママが決めたこと〜命と向き合った家族の記録〜」 安楽死が行われる日、それが行われる場所に到着したマユミさんとその夫は、ある一室に通される。 マユミさんはその部屋に置かれたベッドに横になり、傍の椅子には夫が座る。 そこで、家族最後の時間を過ごすということで、取材班や施設関係者が全員一度部屋を出た。 マユミさん、夫、そして日本に残してきた二人の娘とはテレビ電話を繋いだ。 だけど、一時間を過ぎてもその部屋から夫が出てくることはなかった。 もしかしたら、家族と会話をすることで、マユミさんの安楽死に対する意思が鈍ってしまったのではないのか。 関係者が、マユミさんと夫を残してき…

  • 安楽死することを選択した、ある女性について(3)

    ザ・ノンフィクション 「私のママが決めたこと〜命と向き合った家族の記録〜」 スイスに到着したマユミさん(44)は、夫と二人で最初で最後のスイス観光を行う。 建築学科を卒業しているマユミさんには、スイスの街並みが非常に興味深く映った。 そして、安楽死が行われる日、ホテルからその施設に向かう車の中。その中のマユミさんの表情が、そのドキュメンタリー番組の中で放映されていた。 少し青ざめたような顔で、車の外の景色を黙って見つめている。 彼女は何を思いながら、その窓の外の街並みを見ていたのだろうか。 そんなことをどうしても考えてしまう。 それが人生で最後の日だった。 自分にはもう二度とこの景色を見ること…

  • 安楽死することを選択した、ある女性について(2)

    ザ・ノンフィクション 「私のママが決めたこと〜命と向き合った家族の記録〜」 癌が全身に転移したマユミさん(44)は、スイスで安楽死することを自分自身で決める。 安楽死を行うためにスイスに向かう、その空港での様子が番組では流されていた。 スイスには自身と夫の二人で向かい、二人の娘は日本に残ることになっていた。 チェックアウトゲートの前。 マユミさんと夫、そして長女(18)と次女(12)がいる。 マユミさんは末期癌とは言え、普通に会話をすることもできるし、外目からは普通の人と変わらない。 娘に何か話しておくことはないのか、夫に促されて、マユミさんは少しぎこちない口調で、二人の娘に、 「何とでもなる…

  • 安楽死することを選択した、ある女性について(1)

    少し前に、あるドキュメンタリー番組を見た。 ザ・ノンフィクション 「私のママが決めたこと〜命と向き合った家族の記録〜」 放映日は6月2日。 私はリアルタイムではなく、録画しておいてそれを後で見ていた。 内容が重くて一度では見切れなくて、何日かに分けて少しずつ見ていった。 番組紹介の欄には次のように書かれている。 “「私だって生きられるなら死にたくない」…そんな思いを抱えながら命の決断をした母がいる。 家族4人でゲームを楽しみ、笑い、語り合う…夫と2人の娘と暮らすマユミさん(44)と家族は、この楽しそうな姿からは想像できないほどの苦悩と向き合ってきた。 3年前、マユミさんに見つかった子宮頸がん。…

  • FIRE生活を送っていると、基本的には家にいることが多い(7)

    現在、私は川崎に住んでいる。 その川崎から奥多摩の川苔山に日帰りで登山をしようとした時に、どのようなスケジュールになるのだろうか。 少し気になったので、色々と調べていた。 川苔山に登ろうとした時に、その最寄駅はJR奥多摩駅になる。その奥多摩駅からバスが出ていて、川苔山登山口がある川乗橋というバス停までバスで行くことができる。 乗換案内で調べてみると、川崎駅から奥多摩駅まで約2時間。 さすがに遠い。 川崎駅から奥多摩駅までは、途中立川でJR中央線に、そして青梅でJR青梅線に乗り換える必要があるのだけど、乗り換え自体は2回で済む。費用は片道1275円。 そこからバスに乗って川乗橋に行くのだが、距離…

  • FIRE生活を送っていると、基本的には家にいることが多い(6)

    奥多摩にも一度行ってみたいと思っていた。 東京にある自然といったら、やはり奥多摩をイメージする。 色々と調べてみると、奥多摩に「川苔山」という山があるらしい。 その紹介として次のようなことが書かれている。 “標高1,363mの「川苔山(かわのりやま)」も、年間を通して登山を楽しめます。JR青梅線「奥多摩」駅から登山口までバスが出ているので、アクセスも良好! 川苔山は、林道に沿って山奥まで沢が続いているのが特徴。渓流の心地良い水音に癒やされながら、緑に包まれた林道を気持ち良く歩けます。 さらに、川苔山といえば「百尋ノ滝(ひゃくひろのたき)」も有名。川苔山の林道奥にあり、隠れた紅葉スポットとしても…

  • FIRE生活を送っていると、基本的には家にいることが多い(5)

    例えば、ちょっとした山登りを兼ねて丹沢に行くとする。 どのようなスケジュールになって、どのような費用がかかるのか。 そのようなことを調べることによって、「丹沢に行く」ということを具体的にイメージすることができる。 何かを実現しようとした時に、その具体的な工程を具体的にイメージできることが非常に重要だと考えていた。 現在私が住んでいるのは、川崎。 丹沢は神奈川県の県央にある。 丹沢の中にいくつかある登山コースの一つ、「大野山コース」という登山コースに行く場合、最寄駅はJR御殿場線の「谷峨」という駅になるらしい。 川崎駅からその谷嵯駅に行く場合、国府津駅でJR東海道線からJR御殿場線に乗り換える。…

  • FIRE生活を送っていると、基本的には家にいることが多い(4)

    私は約6年前に厚木から川崎に引っ越しをしている。 厚木に住んでいた時の方が、周りに自然は多かった気がする。 国道246号線で相模川を渡ると、海老名市から厚木市に変わる。 すると、視界に広がる景色も大きく変わる。 目の前に、ちょっとした山脈が見えてくるのだ。 厚木に住む以前は実家に住んでいたのだけど、実家は横浜市にあり、それこそ市街地の中にあった。 近くにある自然と言っても、実家から少し行ったところにちょっとした小山があって、その近くで地元の人が細々と稲作をしているくらい。 それ以外は、普通の住宅街にあるような普通の公園。 身の周りの自然は本当にそのくらいだった。 だから、実家の横浜から厚木に引…

  • FIRE生活を送っていると、基本的には家にいることが多い(3)

    電車を使えば、行動範囲はずっと広がる。 どうしても電車賃というコストはかかってしまうのだけど、様々な世界を自分の目で見るという目的のためには多少のコストも許容しよう。 まだ会社員時代は、時々電車に乗って上野に行っていた。 上野には駅の改札を出てすぐ目の前に、上野恩賜公園という公園がある。 その公園には東京国立博物館や国立科学博物館などの、様々な博物館や美術館が集まっている。 その博物館などで気になる特別展が催されていたら、私はできるだけ行くようにしていた。 博物館では、外国の博物館に貯蔵されている品や、国内の寺院などが保管している品を特別に公開するような特別展を時々やっている。 それこそ、上野…

  • FIRE生活を送っていると、基本的には家にいることが多い(2)

    運動と気分転換を兼ねて、一日一度は外に出て、外を歩くようにしている。 行くところは、徒歩で行けるところに限られる。 自転車を持っていなかったし、ちょっとした散歩のためにわざわざ電車に乗ろうとも思わなかった。もちろん車も持っていない。 だけど、毎日家の近所を歩いていると、大抵の場所は一度は歩いたことのある場所になっている。駅前、本屋、雑貨屋、スーパー、公園、神社。めぼしいところはGoogleマップで調べて、一通りの場所には行っていた。 なので今は、そのような幾つかの場所を、一日ごとに順繰りで歩いているような状態だった。 別にそれでもいいと言えばいいのだけど、できれば、外を歩く際にちょっとした発見…

  • FIRE生活を送っていると、基本的には家にいることが多い(1)

    FIRE生活を送っていると、基本的には家にいることが多い。 FIRE生活の中でも、私の中でその一日ですべきタスクというのは設定していて、それをひたすらこなす。情報や知識のインプットであったりアウトプットであったり。 それらのタスクは全て家の中でできる作業だったし、あえて外で行うとは考えていなかった。 気分転換にそれこそ喫茶店にパソコンを持っていってそこで作業するという選択肢もあるのかもしれないけど、私はそのようなことはしなかった。外でパソコン作業するためには準備などでさまざまな労力を払う必要があったし、コストもゼロではない。 そのような手間をかけるくらいなら、 「いかにして家の空間を少しでも過…

  • 実家まで行って、ネットで母のNISA口座開設の手続きをしていた(3)

    母のNISA口座開設の手続きが終わり、その後に、 「では、そのNISA口座で何を買うか」 という話になった。 NISA口座を開設しただけでは意味はない。 そのNISA口座を使って何を買うかこそが、投資において最重要だった。 「◯◯(私)のお勧めを教えて」 母は、私にそう言った。 正直言うと、投資においてお勧めの銘柄を言うということは気が進まない。 私自身のお金において投資をするのであれば、その結果が利益につながろうが、損失につながろうが、完全に自己責任なので特に問題はない。 だけど、私が勧めた銘柄を買った他者が、それで損失を被ったところで私にはその責任は負えない。 私は、一番無難な選択肢を提示…

  • 実家まで行って、ネットで母のNISA口座開設の手続きをしていた(2)

    実家で、母のNISA口座開設の手続きをネット経由でしていた時に、母が次のようなことを言った。 「自分のような高齢者では、ネットでNISA口座開設の手続きなんてとてもできない。それこそ金融に関する知識と、ネットに関する知識。その二つを持っている必要がある。その二つを合わせ持っている高齢者はそんなに多くないのではないのか」 それを聞きながら。 「確かに」 と思った。 私は必要に迫られて自分で必死に金融に関する知識を蓄積してきたし、そしてITに関する知識も身につけてきた。 ネットでNISA口座を開設することのハードルは高くはない。 だけど、それを本当に高いハードルとして認識してしまう人は思ったよりも…

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