防府合氣研究会では、型稽古を通じて合氣修得をめざしています。 当会では合氣の定義を「合氣とは相手と接触した部位を通して相手の身体をアンコントロール(制御不能)の状態にする技術である」としています。 稽古での気づき等を綴っています。
1 氣の力について 氣の力、呼吸力、中心力、勁力、渾元力等と呼ばれる、筋力によらない神秘的な力(以下「氣の力」という)。 氣の力は、太極拳等の内家拳系の中国武…
私が氣の力の稽古を始めた当初、勘違いしていたことがあります。 それは、氣の力とか勁力等の筋力ではない力が身についたら、どんな人にも通用するものだと思っていたこ…
自分より、体格も体重も腕力も勝る相手に手首を掴まれたり、掴んだり、触れた状態から相手を動かすためには、普通の動作では不可能です。 どんなに早く動こうが、どんな…
当会の稽古内容について紹介します。 当会の稽古の目的は、武道でも、武術でも、護身術でも、格闘技でもありません。当会は、合氣という技術の研究・修得に特化した稽古…
当会では、合氣の定義を「合氣とは、相手と接触した部位を通して、相手の身体をアンコントロール(制御不能)の状態にする技術である」としています。 では、どういう原…
私が子供の頃は、桃栗3年柿8年、梅はすいすい13年 ♪♪ と歌っていました。 芽が出て実がなるまでに、桃と栗は3年、柿は8年かかるということです。 梅の場合は…
昨年の暮れには、熊本県美里町にある日本一の石段と言われる3333階段に行ってきました。 全長2900メートル、標高差620メートル。 日本各地の名石や、中国、…
一昨年の7月は、萩往還マラニックという催し物に参加しました。 「ン?」と何かを思った方もおられるかもしれませんが、マラニックというのはマラソンとピクニックを組…
徘徊老人と化してから今日までたくさんの方に出会いましたが、その中ですごいと思った方を何人か紹介したいと思います。 山に通勤を始めて間もなくのことです。 52歳…
2020年4月、第一回目の緊急事態宣言が発令されて武道館が休館となり、私たちの稽古も自粛を余儀なくされました。 コロナ禍で外出もままならず暇を持て余したので、…
合気という技術を発揮するためには、相手よりもしっかりと立てていることが必須の条件です。 なぜなら、相手よりもしっかりと立てていない場合、相手と接触した瞬間に崩…
今までは基本稽古で、とにかく相手を動かせれば良しみたいなところがありました。 しかし、自覚以降妄想を重ねた結果、それでは駄目だということに気づきました。 当面…
当会では基本稽古で、筋力では到底不可能なことを稽古しています。 たとえば、自分より体格が良く体重も重く筋力も強い人に両手首を掴まれたり、自分が掴んだり、手の平…
氣の力の正体に気づく以前と、気づいた以降の大きな違いは、重力の反作用の力(以下「上昇エネルギー」という)を自分の意思で自由にオン・オフできるようになったことで…
もし、氣の力の正体が重力の反作用の力だとしたら、氣の力は老若男女関係なく全ての人間が持っている力ということになります。 当会の基本稽古は、筋力では到底不可能と…
地球には重力があります。 「重力」とは、「地球上の物体に下向きに働いて重さの原因になる力」(広辞苑)です。 私たちの身体には、地球の中心に向かって引く力が常に…
当会では氣の力について、「氣の力とはしっかりと立ち、しっかりと座り、しっかりと歩くことが出来て初めて生まれる力」だと考えています。 しかし、しっかりと立つこと…
タキミカこと瀧島 未香(たきしま みか)さんは、1931年1月15日生まれ。 90歳の日本最高齢フィットネス・インストラクターだそうです。 60歳でジムに通い…
毎朝、白いご飯と温かい味噌汁が目の前に出てきます。 ある日ある時これは奇跡だと気付いたのでありました。 今まで当たり前に思ってきたことが、とても感謝に思えてな…
いつになったら稽古を再開できるのか、目途が立たない状況が続いています。 期間が分からないというのは、計画も立てにくく、精神的にもなかなかきついものです。 ・・…
「惟(おも)うに老人の一日は、残り時間僅少にして、時の平戦によリその価値に軽重あるの理なし。 何があっても稽古に励み、何がなくとも稽古に励み、終始一貫この一日…
先日、テレビのニュース番組で、バドミントンの桃田賢斗選手に、元プロテニスプレーヤーの松岡修造さんがインタビューしているのを見ました。 桃田選手は、賭博問題で2…
実践なくんば証明されず 証明なくんば信用されず 信用なくんば尊敬されず 極真空手 大山倍達先生 稽古に臨んで心にとめている言葉です。 当会の稽古方法は、いわゆ…
その時、私はすかさず「先生合氣とは何ですか?」と聞きました。 すると一瞬、先生が「ン!」と詰まってから、「合氣とはね・・・」と言われたのです。 私はハッとして…
「きのうのすごいを あしたのふつうに」 新幹線の車内広告で見かけたキャッチコピーです。 きのうはすごいと思った技を、あしたには普通に思えるようにする。 合氣に…
人一度(ひとたび)にしてこれを能(よ)くすれば(2018年6月26日)
稽古を重ねても上達を感じられずに、落ち込むこともあるかと思います。 こんな時に私たち凡人の気持ちを奮い立たせる言葉を見つけました。 「人一度(ひとたび)にして…
合氣の稽古を始めた人が、突破すべき最初の壁 それは 「自分よりも体格が良くて力も強い初心者に対して、基本技を掛けられるようになるかどうか」 ではないかと考えて…
教わったことはその時になんとしても覚えてしまおうという気持ちが大切だ。 明日があると思ってはいけない。 今度の練習の時に覚えれば良いとか明日やれば良いという考…
合氣とは何かということは、合氣修得を目指す人にとっては関心の高い事柄だと思います。 合氣の定義は、それぞれの組織・団体等によって様々です。 その内容も、技術と…
日々の稽古を通じて思うことは、その力の強弱はあれ、私たちの誰もが氣の力をすでに持っているということです。 その証拠に、氣の力を体現できる人から、心と体の使い方…
そのうち お金がたまったら そのうち 家でも建てたら そのうち 子供から手が離れたら そのうち 仕事が落ち着いたら そのうち そのうち そのうち・・・・と …
氣の力等の筋力に頼らない力を修得するためには、まず日常的な動きの質を変えることが必要です。 動くべきところ、動いてはいけないところ等をしっかり守らなければ、氣…
「力まかせにやっていくと、しまいに互いに抵抗力がついて互いに技が効かなくなって行き詰まってしまうでしょう。それを乗り越えるのは何かというと、それが崩しなのです…
今月発売「月刊秘伝」八月号の表紙のキャッチコピーです。 この“触れて崩す”という文字に合気を掛けられて、思わずフラフラと購入してしまいました。 記事では三名の…
振武館宗家、黒田鉄山先生著 「気剣体一致の武術的身体を創る」 BABジャパン刊 の中に出てくる言葉です。 一部を紹介します。 「出来ないこと、それが駄目なこと…
先日、久しぶりにKさんと稽古してきました。 Kさんは、大東流のほかにも様々な武術を修行されており、稽古の度に貴重なアドバイスをもらっています。 今回も毎度のこ…
私は、不思議なこと、神秘的なこと大好き人間です。 昨日は当会会員のAさんに誘っていただいて、山口市内で行われたマジックレクチャーに行ってきました。 Aさんは、…
普通、崩しは相手との接触点を通じて行います。 接触しないで崩す方法も有るかとは思いますが、私の能力を超えていますので除外します。 突き、蹴り、抱きつき等も含め…
特訓なんて何にもならない。毎日毎日一生鍛え続けるのだ。それが修行というものだ。(佐川幸義先生) 普通、私たちは武道やスポーツにおいて、「その強さの根源は筋力で…
中国の書画界には 「意在筆先、力透紙背」 筆の先に意識が宿ると、紙の裏に浸透するほどの筆力になる。 という言葉があり 拳学界には 「意在指先、力透敵背」 指先…
「そこでりきまないように」 「もっと力を抜いて」 稽古をしているとよく聞く言葉です。 なぜりきんだら駄目なのでしょうか。 なぜなら、りきんだら氣の力が止まるか…
吉丸慶雪先生は、その著「合気、その論理と実際」1997年ベースボールマガジン社刊の最後に、次のように書かれています。 本書について 近年にいたり合気とは何かと…
佐川先生語録は、ご自身の長い間のたゆまぬ鍛錬から出た言葉であり、それだけに本当に心に響くものがあります。 私は、本を読んで気になったところには線を引いたり、蛍…
「透明な力」 不世出の武術家 佐川幸義 (2015年12月6日)
木村達雄先生著 講談社刊の本の題名です。 合氣に興味のある方なら、おそらく一度は読まれているのではないでしょうか。私は、特に佐川先生語録に感銘を受け、1995…
2013年6月16日にアップした記事です。 合気道の開祖 植芝盛平先生は「自分が一番強い時は、死ぬ時だ」と仰ったそうです。 死ぬ時とは、いつの事でしょうか? …
「ブログリーダー」を活用して、合氣探求さんをフォローしませんか?