【笑えるコメディ短編小説】『文学におけるエロ表現の追求(三)』
「白鳥くん、君が選択したのはガーター吊り下げタイプのパンストだろう」「えっ、パソコンを見ているのに、なんでわかるんですか!」「きみ……女性というものは、非常に外見に気を遣うものだろ。それは、極論をすれば、人に見られることを前提として生きているからだ。君の性格はまだよく知らんが、少なくても大学教授の助手として働こうとするものが、厳粛な学び舎の中で、赤いリボンがついたパンストなどはけるはずもあるまい。それに比べて、ガーター吊り下げタイプのパンストがいかにエロくても、外目にはなんら普通のパンストと変わることはない。内心の恥ずかしさはおいとくとして、君がガーター付きパンストを選択するのはごく自然なこと…
2024/05/28 05:41