日本では、何か宗教をやっていると言うと、変な目で見られることが多い。おそらく、家庭連合を含め、新興宗教をめぐる様々な問題がそのイメージを悪くしているのであろうが、そもそも宗教を信じることについて、概して、あまり良い感情を持たれない。日本人はよく無宗教に近いと、海外では言われるが、調査でもその結果が表れている。世界68カ国を対象に行ったギャラップ・インターナショナルの調査によれば、世界人口の7割は神を信じている一方、日本は中国に次いで2番目に無神論者が多い国だという。 しかし、そんな日本においてさえ、宗教的行いは身近なものである。正月になれば、神社にお参りし、一年の安寧を祈願する。お盆には帰郷し…