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2023/09/05

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  • 【エッセイ】精神と時の部屋

    以前同居していた友人二人が家に泊まりに来た。 一緒に住んでいた頃は毎日の様に飲んでいたけど、久々に家でゆっくり飲めるタイミング。次の日はみんな休み。 夜の22時頃、仕事が終わった二人が家に到着し三人で買い出しに行く。飲みきれない程大量に酒を買い込んで帰宅。 家に入ったとたんひらめいて「よし、時計をすべて隠そう」と提案。「携帯も?」「もちろん、時間がわかるものはすべて隠そう」 壁掛けの時計を外し、携帯をすべて回収して引き出しにしまう。テレビを消して、DVDレコーダーの時計も見れないのを確認。 音楽だけをかけて、乾杯 飲みはじめてしばらくすると、いつもの癖で時計のあるはずの壁を見上げたり携帯を無意…

  • 【エッセイ】一生の決断!

    嫁とイヌ2匹で3LDKの貸家に住んでいたころの話です。 駐車場・庭付きなので家賃が高く 家や周辺環境には不満はないのだが子供が居ないとはいえ、今の給料では生活が苦しい 賃貸で住み続けるよりは買ってしまおうと家を探しているのですが、なかなか「コレだ!」っとならない 昔から自分の家が欲しかったのでマンションではなく一戸建てに絞って探し始めいくつか建て売りを見て回ったけどピンと来るものがなかなか無く 実家を建て替えてそこに住もうと奔走するも、しがらみの壁にぶち当たって結局断念 毎週 日曜日を費やして奮闘することかれこれ3ヶ月ほど精神的にもかなり疲れてきたがまたゼロからのスタートに 「土地をまず買って…

  • 【エッセイ】イメージについて

    職場の前を毎日自転車で通るオジサンがいる だいたい昼過ぎにフラフラしながらゆっくり通り過ぎる服装は小汚い 年季の入ったジャンパーに紺色のニット帽顔は髭に覆われて浅黒い 体型は小太りいつも自転車の荷台に車のバッテリーを紐で縛り付けている イメージは「汚いオヤジ」なんなら「浮浪者なのかな」くらい 先日飲んだ帰りに飯田橋駅前でラーメン屋台を発見美味そうだなと暖簾の向こうを覗くと、なんとラーメンを作ってるのはバッテリーを運ぶ汚いオヤジ! どうやら浮浪者ではなく、今は貴重な屋台のラーメン屋さんだったらしいその日は屋台には寄れずに家に帰宅 その日から昼間チャリを漕ぐオヤジを見かけても「汚いオヤジ」とは思わ…

  • 【エッセイ】土地の神様

    工事現場では神様を信じる 建物を建てるということは、その土地をいじるということ古くから建っていた建物を壊し、土を掘り返して新しい基礎を作る この基礎工事はドタバタする何事もなく進むこともあれば 何度も何度も問題が起きることもある 工事の始まる前には神主さんを呼んで地鎮祭を行い、その土地の神様を鎮める御祓いもするし、工事中は毎日神棚に手を合わせ 榊を枯らさない様に水をやる 数年前に入っていた建築現場は後楽園あるの小石川 この現場がなかなかうまく進まない とある日 基礎の杭を作るために、160tの巨大な水槽を置いた。何度も地盤の強度を調べ、理論上は問題なし 「これなら大丈夫だろう」と水槽をセットし…

  • 【エッセイ】一人デート

    夕方から仕事しながら飲み始めビール 思った以上に酔ってしまい 仕事にならなくなったので早じまいして帰路につく 職場の最寄り駅は地下鉄南北線の後楽園駅 東京ドームとラクーアがすぐ隣にある 電車に乗ろうと駅まで行くと 頭上から女の悲鳴 「キャー、キャー!」 ふと見上げると、ジェットコースターがものすごいスピードで東京の夜空を駆け抜けている ラクーアの名物アトラクション『サンダードルフィン』 「これは楽しそうだ・・・」 酔った足取りでふらふらとラクーアに入り、乗り場を探す 券売機の前で楽しそうにはしゃぐカップルや若者グループを据わった目で追い払い、チケット購入。 平日だからか割と空いているが、10分…

  • 【エッセイ】日常の試練

    Yの家のそばの居酒屋で飲んでいたときの話 その日は店に入る前から、外はかなり荒れた天気で 予報では深夜には大雨になりカミナリに注意せよとの事 2人でしばらく飲んでいたとき 予報どおりの大雨になったらしく外で大きなカミナリが鳴って お店の中が真っ暗に。 すぐ近くに落ちたようで店が停電した様子 非常電源に切り替わったのかすぐに照明は戻った そのままダラダラ飲んで深夜2時頃 お会計にいったらレジの子が 「120円になります」 「・・・? 120円?」 「はい、お会計 120円になります」 ここは駄菓子やではなく居酒屋だし 俺らが飲んだのはジュースではなくビールとワイン オレらは顔を見合わせるも、店員…

  • 【エッセイ】東京大学にて思う

    いま 文京区の東京大学構内にいます ここは日本の学位最高峰と言われる場所 以前ここに来たのは七年前 当時、大学三年生だったオレは同じゼミだったマルを誘って建築家 安藤忠雄の講演を聴きに来た。 まわりのみんながサークルだの合コンだので盛り上がっている中、建築の勉強が楽しくてしかたなかった。 よく展示会やら講演会やらに顔を出し、都内の建築物を見に行っては写真を撮り、同じ建築バカのマルとあーじゃないこーじゃないと酒を飲みながら語っていた。 今、安田講堂の前に座って当時の事を思い出す そうだ、あの時安藤忠雄の講演は聴けなかったんだ 時間ギリギリで着いたオレらは赤門まで伸びる人だかりに驚いた 中卒で東大…

  • 【エッセイ】嘘彼女の末路

    20代半ばの夏の頃 当時ルームシェアしてた家に Yが職場の後輩を連れてきた 彼は2つ年下 当時25歳 決して女の子にモテるタイプではない 少しオヤジくさい顔 舌足らずで早口な話し方 どこかへつらうような態度と笑い方 そしてプライドの高そうな目 しかし嫌なやつではない 言葉使いは礼儀正しく、遠慮も知っている しかし 女にモテる感じではない お酒も程よく回りはじめた頃 そんな彼が、突然昔付き合っていた彼女の話を始めた Yは何年か彼と同じ職場で働いているが彼女がいたって話は聞いたことが無い 「え?お前彼女居たことないようなこと言ってなかった?」 「彼女いましたよ。高校3年の頃ですが」 「どれくらい付…

  • 【エッセイ】妊娠騒動

    20代の前半くらい 仕事終わりの平日の夜 地元で友達と車で走りながら話していた 男友達のY、女友達のO山さん この頃3人でダラダラ話したり酒飲んだりすることがよくあって この日は確かO山さんが彼氏と別れたんだか海外で暮らすって居なくなったとかで、寂しいとか何とかいってるのをヘイヘイ言いながら聞いていた 明日も仕事だしそろそろ帰るかと言い出した23時ごろ ふざけながらのまじめな顔でO山さんが突然 「御2人さんさぁ、あたしやばいかもしんないなあ。。」 「ん?何がだい?」 「いやー、妊娠した可能性があるなぁ・・」 「・・・・・。」 「じゃあ、早く帰ったほうがいいんじゃないか・・?」 「いやいやいやい…

  • 【エッセイ】レインボーブリッジ突破作戦

    たしか高校3年生 部活はなくなったが受験勉強するわけでもなく 学校帰りのガストに集まり、暇を持て余しすぎてダラダラと時間を潰していた頃のこと 午後3時とかに5、6人で入ってご飯食べて バイトある奴は夕方出て行ったりして ダラダラしてる間に夜になって 晩御飯食べて バイト行った奴が終わって帰ってきたりして 深夜になって夜食を食べたりして そんなある日 たしか深夜12時ごろ 「お台場行く?」 と誰かが言い出し 「でも車ないな」 「チャリでもよくね!?」 「よし行くか!!!」 って感じで、いきなりお台場行くことになった。 さっきまでなんのやる気もなくだらけてた男たちは立ち上がった それは信じられない…

  • 【エッセイ】しらない町の定食屋

    仕事を終えて帰り道 知らない町の国道を走行中 この車も もうずいぶん乗った 買ったのは4年前 あのころは東京で仕事が忙しくて 日曜日くらいしか乗る時間ないのかなぁと思いながらも やっぱり自分の車が欲しくて勢いで買ってしまった 手に入れてみれば乗るもんで 藤沢へ行ったり来たり 栃木へ行ったり来たり 休みの日には毎日乗るし 旅行にもずいぶん行った 友達と飲んでるうちに気持ちよくなって 家の前に停まってたこの車の上に登って宴会したこともあったな 今でも屋根がちょっと凹んでいる そんなことをぼんやり考えながら国道を走っているうち 小さな定食屋を見つけてハンドルをきる 木造の平屋で 歴史を感じる店の外装…

  • 【エッセイ】まるで漫画のような

    栃木県に単身赴任していたときの話 仕事で作っている橋が半分くらいできてきて歩いて向こう岸まで渡れるくらいになってきたんだけどやっぱり水場だから虫が増えてきた 蝶々がヒラヒラ飛んでたりして、非常にのどかである そんなある日の朝 蜂の巣を発見 刺された事ないからわからないけど多分スゲー痛いんだろうなーと距離をとっていたらスズメバチと遭遇 なにやら目があった 嫌ーな予感がしたから目を合わせたままゆっくり移動するオレ ゆっくり付いてくるハチ ちょっと早足のオレ 付いてくるハチ 小走りのオレ 離れないハチ 本気で走り出すオレ まさかこの歳になってハチに追いかけられて走って逃げるとは思わなかった だいぶ距…

  • 【エッセイ】訛り殺人事件

    栃木県に単身赴任していたころの話 当時はは建築から少し離れて河川に橋を架ける仕事をしていた 都会から離れて栃木の芳賀町という自然たっぷりの環境で毎日川を眺めながらの生活 先週から田んぼに水引を始めるために水門を締め上げて川の水位がグンと上がってきている。広大な田んぼに水がすーっと広がって行くのはとても気持ちがよくいつまでもぼーっと見てしまう 川の水位が上がった事で普段よりゴミが多く流れてくる一番多いのはペットボトルで、他にもビニールや発砲スチロールなんかがよく流れてくる残念な事だけれど人が生活しているとあるていどは仕方がないのだろう そんなある日 ゴミと一緒に違和感のあるものが流れて来たあれ?…

  • 【エッセイ】ルームシェア

    26歳~28歳まで高校時代からの友人と3人でルームシェア生活をしていました 葛飾区のお花茶屋で一戸建て。駅から徒歩7分で築10年くらい。4LDK+駐車場付で12万円。 かなりお得でした 自分の部屋は8畳くらいの部屋があり、一戸建てだから風呂もトイレも大きいし、リビング+キッチンだってゆったり広くて友達も呼べる。 部屋が余っていたので、みんなの漫画や本や雑誌を集めて「書斎」にしてあり、誰か泊まりに来たらそこに布団しいて客間として使うほどの余裕っぷり! そして駐車場と光熱費込みで一人約5~6万/月で生活出来ちゃう 平日でも仕事が終わって帰ると友達が家に居る訳だから、酒を飲み続ける毎日 週末は友達や…

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