工事現場では神様を信じる 建物を建てるということは、その土地をいじるということ古くから建っていた建物を壊し、土を掘り返して新しい基礎を作る この基礎工事はドタバタする何事もなく進むこともあれば 何度も何度も問題が起きることもある 工事の始まる前には神主さんを呼んで地鎮祭を行い、その土地の神様を鎮める御祓いもするし、工事中は毎日神棚に手を合わせ 榊を枯らさない様に水をやる 数年前に入っていた建築現場は後楽園あるの小石川 この現場がなかなかうまく進まない とある日 基礎の杭を作るために、160tの巨大な水槽を置いた。何度も地盤の強度を調べ、理論上は問題なし 「これなら大丈夫だろう」と水槽をセットし…