「馬は自陣に引け」という言葉が将棋にはあります。馬の守りは、金銀3枚に相当するから、自陣に引いて、守りを固めろ。そういう格言だと以前の私は思っていました。最近、実戦の中で感じるのは、馬は一度、自陣側に引いて、効きの角度を変えないと、攻撃力が...
終盤戦では、玉周りの金銀が何枚残っているかで勝敗が分かれることがあります。そのためには、桂馬2枚を使って、銀1枚をはがせればいい。最近はそういう風に考えることが私の中で増えてきました。二枚換えですから、ぜいたくな使い方と言えますが、桂馬が2...
ある対局の棋譜解析をしている時、AIが、角で相手玉に王手をかけろ、と示します。その時、私は別の手を指したのですが、次の手の時にも再び、角で王手をかけろ、とAIは示します。その次の手番でも同様でした。角で王手をかけろ。私は、王手をかけたところ...
最近の将棋で、中盤まで優勢か互角以上の戦いをしていたが、勝利できなかったという対戦が続きました。私の悪いクセですが、受けに回る傾向が強いです。相手の攻めの手は放っておいて、そこで、こちらから攻めの手を指せばよいのに、安全策とばかりに思わず受...
私自身が端攻めが苦手だというのもありますが、香車は対局の最後までずっと初期位置にいてくれた方がよいな、と最近思います。プロ同士の対局を見ても、香車4枚がまったく動いていない、取られてもいない、ということは、ままあるように見受けられます。香車...
竜や馬を作れて、さあこれから終盤戦になるという時、まだまだ決着まで時間がかかりそうだという場合と、このまま押し込んでゆけば勝てそうだという場合の2つに分かれます。相手の美濃囲いがしっかり残っていたり、穴熊に籠られていたりすれば、相当な手数と...
将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。2025年4月は2級です。先月の振り返り先月は仕事が忙しくなり、ゆっくり落ち着いて、将棋を指すことができませんでした。移...
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「馬は自陣に引け」という言葉が将棋にはあります。馬の守りは、金銀3枚に相当するから、自陣に引いて、守りを固めろ。そういう格言だと以前の私は思っていました。最近、実戦の中で感じるのは、馬は一度、自陣側に引いて、効きの角度を変えないと、攻撃力が...
『将棋ウォーズ』のスプリントで対局してみました。形勢互角の中終盤の局面からスタートする異色の将棋です。私は基本、10分切れ負けモードで戦うので、スプリントモードはあまり対局していません。形勢互角のまま中終盤をむかえることは、級位者にはなかな...
将棋には「自然な手」という言葉がありますが、なにが自然な手と呼ばれるのだろうかと、最近よく考えるようになりました。私は、自分でも自覚していながら、無理攻めをしがちです。相手に読み抜けがあれば、大勝利となりますが、普通はなかなかそうなりません...
こちらが劣勢の局面で、それを同等以上の形勢に覆すためには、何が必要でしょうか。究極的には、相手が緩い手を指してくる、これしかないように思います。相手が正確に厳しい手を指し続けたならば、こちらは徐々に追い込まれてゆくはず。それが劣勢ということ...
2025年5月に読んでいる将棋の本は、西川和宏『ひと目の三間飛車』(マイナビ出版 、2024年)です。私は居飛車で戦いますが、なぜか三間飛車の本。本書を手に取った理由のひとつは、本の装丁が、おしゃれで素敵な色づかいからです。昭和ぽっかたり、...
中盤に入る段階で、苦しいなと最近感じる局面は、こちらの歩が意味なく伸びているときです。序盤で、相手の銀や飛車、角が、縦横無尽に駆け回り、それを追い詰めようと、こちらの歩を突いてゆくことがあります。あわよくば相手の攻め駒を捕まえてやろうという...
私は、飛車や角あるいは桂馬で王手をかけて、相手玉を寄せに行くことが多い気がしています。まず王手から入ろうとする。けれど、それは将棋の格言にあるように、王手は追う手。相手玉にするすると逃げる機会を与えることにもなりがちです。良いところまで追い...
将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。2025年5月は2級です。先月の振り返り先々月から公私ともに忙しく、このところ、将棋にじっくり取り組めていません。リアル...
終盤戦では、玉周りの金銀が何枚残っているかで勝敗が分かれることがあります。そのためには、桂馬2枚を使って、銀1枚をはがせればいい。最近はそういう風に考えることが私の中で増えてきました。二枚換えですから、ぜいたくな使い方と言えますが、桂馬が2...
ある対局の棋譜解析をしている時、AIが、角で相手玉に王手をかけろ、と示します。その時、私は別の手を指したのですが、次の手の時にも再び、角で王手をかけろ、とAIは示します。その次の手番でも同様でした。角で王手をかけろ。私は、王手をかけたところ...
最近の将棋で、中盤まで優勢か互角以上の戦いをしていたが、勝利できなかったという対戦が続きました。私の悪いクセですが、受けに回る傾向が強いです。相手の攻めの手は放っておいて、そこで、こちらから攻めの手を指せばよいのに、安全策とばかりに思わず受...
私自身が端攻めが苦手だというのもありますが、香車は対局の最後までずっと初期位置にいてくれた方がよいな、と最近思います。プロ同士の対局を見ても、香車4枚がまったく動いていない、取られてもいない、ということは、ままあるように見受けられます。香車...
竜や馬を作れて、さあこれから終盤戦になるという時、まだまだ決着まで時間がかかりそうだという場合と、このまま押し込んでゆけば勝てそうだという場合の2つに分かれます。相手の美濃囲いがしっかり残っていたり、穴熊に籠られていたりすれば、相当な手数と...
将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。2025年4月は2級です。先月の振り返り先月は仕事が忙しくなり、ゆっくり落ち着いて、将棋を指すことができませんでした。移...
自玉が上部に抜け出ていって、助かったことはあったろうか、と思い返してみると、私にはほとんどありません。自玉は、上部へ抜け出なければならないほど追い込まれており、相手の持ち駒は豊富。銀や桂馬の打ち付けで再び上部から押し返され、あるいは、後ろか...
2025年3月に読了した将棋の本は、柵木幹太『現代相居飛車の構造』(マイナビ出版、2024年)です。本書は、現代の相居飛車戦に登場する重要テーマ4つ取り上げています。それは「4五桂跳ね」「2四歩合わせ」「8七金型」「パス合戦」です。私は最近...
最近、互いに攻め合いながらの終盤戦が増えてきました。従来は中盤までに大きく崩れてしまう将棋が多かったのですが、中盤まで大きく引き離されず、終盤まで来れる対局が増えてきたのはうれしいことです。ただ、終盤の戦いにおいて、どうしても競り負けてしま...
将棋には「詰めろ」という用語がありますが、私は「必至」との違いがよく分からなくなってきたので調べてみました。「詰めろ」は、まだ詰みを回避できるけれど、相手が何か受けてくれなければ、詰みがあるという局面だそうです。玉が逃げたり、守備駒を足した...
私は居飛車で戦いますが、振り飛車戦で、先に竜を作っても、あまり勝てた記憶がありません。また、相居飛車戦を含めて、お互いに競り合って、一手勝ちを収めたという対局がほとんど無い感覚です。自陣にまったく危なげなく勝つか、あるいは、一方的に攻めつぶ...
最近の対局で、とても不自由だなと感じたのは、5筋の歩を突いておかなかったことです。角交換になるかもしれないと、5七の歩は初期配置そのまま。腰掛け銀の形もとっておきました。じりじりとしたポジション争いになりましたが、こちらの角がどうにも使えて...
将棋の級位者が、序盤で特に心掛けるべきことを、私なりに5つにまとめてみたいと思います。 私は先々月からずいぶんと調子を落としていましたが、今月に入って序盤での注意点を意識したところ、戦績がいくらか戻ってきました。 一つ目は、自陣が整わないう
相手玉に迫ってゆく時でさえ、こちらが駒損しながら攻め立ててゆくのは避けた方がよい。その当たり前のことに最近より気を付けるようにして、いくらか勝率が上がってきました。 将棋で、形勢を損ねる悪手の代表と言えば、駒損。将棋は限られた駒数の中で戦い
2024年5月の呼んだ本は、増田康宏『増田康宏の新・将棋観 堅さからバランスへ』(マイナビ出版、2018年)です。 私は居飛車で戦いますが、玉の囲いがいまだに固定されていません。もちろん、相手の出方によって変えるのも普通だと思いますが、自分
将棋で受けに回っている時に、やってはいけない手は「差出しの駒」と「呼び込みの取り」だと思います。こういう表現が一般的かどうかは分かりませんが、次のような手です。 差出しの駒は、相手の攻撃を防ぐために、歩以外の駒を壁にすること。もちろん、その
最近、棋譜解析していて最も驚いたことは、相手が飛車を成り込んで来て龍王を作ったところ、評価値がプラス4000点以上されていたことです。 その直前まで、こちらが優勢で攻め立てていました。評価値で700点ほどです。相手の龍成りを防ぐか、攻め合う
最近の対局では、ここが勝負の分かれ目かなと思うところが、以前よりも少し早くなりました。 かつては中盤の後半で考え出すならば、最近は中盤の前半で考え出している気がしています。形勢に優劣がいくらかつき始めた時点で考え出すのか、その小さな差さえも
良い勝負だと思っていた将棋が、二枚替えによって形勢に差がつくことがある、と最近の対局で身に沁みました。 相手が角や飛車を切って来て、こちらの駒を二枚を得る。大駒が手に入ったと素直に喜べるかと言うと、そうでもない。駒が二枚剥がされるということ
実戦の中では、十数手の詰みは頻繁にあるものだ、と最近気づきました。 少し前に棋譜解析に『水匠』を導入したところ、十数手の詰みが、一局の中でお互いに2回ほど発生していることが少なくなかったです。私の場合、対戦相手は2級前後の方が多いです。さす
2024年5月に読んでいる本は、長沼洋『「駒取り坊主」長沼の中・終盤で差をつける 力戦次の一手205』(マイナビ出版、2018年)です。 本書は一年以上前から少しずつ読み進めています。実践からの出題で、かつ、「力戦」と称されているだけあって
高段者同士の戦いを『81Dojo』で見みました。一般的に、高段者とは、将棋アマ四段以上を指すようです。私の知っている将棋とはまったく異なる様相で、とてもびっくりしました。 YouTuberの将棋実況もいくつか見ていますが、『将棋ウォーズ』1
2024年5月に読んでいる本は、金井恒太『ひと目の仕掛け 相居飛車編』(マイナビ、2014年)です。 私は居飛車で戦います。相居飛車だと、どうしても、先後同型になったり、膠着状態になって打つ手に困ることも少なくありません。そうすると、私は無
将棋というゲームは、一手勝ちが理想なのかもしれないと、最近時々思います。 初期状態では、駒割も配置も同じ。つまり戦力がまったく同一。理論的には拮抗しているはずで、どちらかがポカをしなければ、良い勝負になるというのが道理のはず。なんのリスクも
最近、中盤の戦いで、まず歩を叩く筋がないか、場合によっては銀や桂馬を捨ててでも良い局面にできないか、と以前よりは多く考えるようになりました。 相手も卒なく駒組みしてくれば、そうそう上手い攻め口はありません。本格的に攻めるためには飛車角銀桂を
最近、本当の駒得は何だろうかと、ふと考えるようになりました。 ぼろっとタダで駒を取られてしまうのは、明らかに駒損。あるいは、こちらの歩で、相手の小駒や中駒を取ることができれば、十分以上の駒得です。 ただ、たとえば、相手の桂馬とこちらの銀が交
将棋のアマ初段になることを目指して勉強しています。『将棋ウォーズ』10分の級位を、現在の棋力・級位として記録しています。 2024年5月は3級です。 先月の振り返り 3級へ昇級した後、ずっと停滞気味です。あれほど調子良かったのはなぜだったの
相手玉を寄せる際には、とにかく上部に逃がさない。基本中の基本だと思います。 相手玉が一度上部に逃げてしまうと、駒が何枚あっても足りない、という事態になりかねません。あらかじめ上部脱出を防ぐ駒を1つでも投入しておけば、後々が楽になるケースが多
最近調子を落としている私は、自分から無理に攻めたりはせず、相手よりも堅い玉周りを目指すことが多いです。そんな中で、新しい囲い方を試してもいます。その1つが天守閣美濃。 天守閣美濃は、玉が前線に来るので、見るからに危うい囲いですが、しっかり名
自玉の周りの金銀は、玉を守るためにいます。その事を意識するようになってから、いくらか自玉の安全度がアップしたかなという気がしています。 たとえば、相手の飛車がこちらの陣地を突破してきそう。金1枚を犠牲にすれば、龍成りを防げるという時に、どう
町道場の駒落ち対局で、有段者の方と2枚落ちで指導していただきました。 2枚落ちとなると、4枚落ちや6枚落ちのようには、簡単に端を突破できません。そうは言っても、こちらとしては、なんとか飛車や角を成りこませたい。歩を進め、銀を繰り出し、桂馬も
序盤で指し手に困ると、歩をどんどん進出させ、それを金銀で支えていくことがあります。 一見すると、自分の陣地が増え、相手の駒の動きを制限できたように思いますが、意外とそれほどのメリットは無いかもしれない、と最近思うようになりました。少なくとも