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BOOKS:LIMELIGHT https://books-limelight.com/

ジャンル問わず、文章が好きです。自分がどんな風に本を読んでどんなことを思ったのか。備忘録の本棚のように使うことと、いつか誰かと読んだ作品について話したり通じ合えたらいいなぁ…という淡い期待とで運営していきます。 

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2023/06/27

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  • 【2025年4月第5週】ある日の読書記録~カート・ヴォネガット、イリナ・グリゴレに学ぶこの世界の眺め方~

    できないなら、やらないほうがいいらしい(ある人物談)。本当かなあ。 今週の読書は、軽やかな文体に抱えきれないほど重みのあるテーマで…気持ちのやり場に困っていたりする。 明日から自分の連休が始まるので、一旦ここで話して、あとは戻ってきてからじっくりまとめようと思う。 4/27(日)カート・ヴォネガット「さよならハッピー・バースデイ」 4/29(火)イリナ・グリゴレ「優しい地獄」 やらないほうが、知らないほうが 4/27(日)カート・ヴォネガット「さよならハッピー・バースデイ」 さよならハッピー・バースディ 作者:ヴォネガット,カート 晶文社 Amazon 著者の人生がうまくいっていない時に書かれ…

  • 【2025年4月第4週】ある日の読書記録〜牟田都子、魚豊を経てアイザック・アシモフ〜

    4月も終盤、来週はGWですね。衣替え、出かける準備などをちょこちょこしています。平日にやっておけば土日をお楽しみ時間にできる!と思って張り切ったら、もう今バテバテです。 読書のほうは、仕事の本からはじまり、マンガを挟んでファンタジー。いい流れで読めました。順に紹介していきます。 4/20(日)〜牟田都子「校正・校閲11の現場 こんなふうに読んでいる」 4/21(月)魚豊「ようこそFACT(東京S区第二支部)へ」1巻 4/21(月)〜アイザック・アシモフ「小悪魔アザゼル18の物語」 本の読み方、時間の使い方、自分の操り方 4/20(日)〜牟田都子「校正・校閲11の現場 こんなふうに読んでいる」 …

  • 草森紳一「本が崩れる」感想~本に埋もれて、一本気に生きる~

    よく行く古本屋があって、そこの店主とお客さんとの会話を聞くのが楽しみの一つになっています。(盗み聞き…ではなく!コンパクトな店なので自然に聞こえてしまうやつです) ある日、「本がありすぎて風呂場に閉じ込められた人のエッセイ」の話で盛り上がっていて、その話のインパクトがずっと頭の中から離れませんでした。 いつか読めたらいいな…と思っていたら、先日偶然見つけたんです。あの古本屋で。 草森紳一「本が崩れる」これはもう買うしか!と思い、即手に取ったのでした。 随筆 本が崩れる (文春新書) 作者:草森 紳一 文藝春秋 Amazon 本の概要…三部構成の随筆 それぞれの感想 本が崩れる 素手もグローブ―…

  • 懐かしさと恋と違和感と。「九龍ジェネリックロマンス」アニメ感想と当時の記憶

    こんなに晴れているなか、家にこもって「九龍ジェネリックロマンス」のアニメ1~2話を見ました。好き……があふれ出しそうなので、漫画を読み返す前に一旦話すことにします。(作業の手を止めて…いや全然進んでないんだけどさ…) この作品には「懐かしさと恋と違和感と」がたっぷりと詰まっています。日々懐かしい街で暮らす平穏な日々。その下でうごめくような意味深な言動と不可解な出来事が交差する展開。ああ、どうなっちゃうんでしたっけ。忘れてしまったので、アニメを見て思い出したことや読んでいた当時の思い出などをここに書き記してみます。 九龍ジェネリックロマンス 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 作者:…

  • 【2025年4月第3週】ある日の読書記録〜「本が崩れる」から始まる思考〜

    今週はなんだろう、「凪」です。多分先週久々に友だちと会ったからで、心が穏やかになったせいか逆に何も進まなかった。 進む方向、こちらでよし。持ち物もあらかた揃ってる。もういつでも行ける。そこで安心して動かない感じ。 読書は先週に引き続き、一冊をゆっくりと読みました。この本の著者がたどり着いた極致(極地)が素晴らしくって、わたしがこれから向かうのはこういう場所になる予定です。後でじっくりレビューしますが、簡単に紹介してみますね。 4/14(月)〜 草森紳一「本が崩れる」 意味をなくしてからが本番 4/14(月)〜 草森紳一「本が崩れる」 随筆 本が崩れる (文春新書) 作者:草森 紳一 文藝春秋 …

  • 私たちは何も見えてはいないージョゼ・サラマーゴ「白の闇」感想・レビュー

    ジョゼ・サラマーゴの「白の闇」を1週間かけて読んだ。 突然目の前が真っ白になり、失明する。一人の男から始まった謎の病は加速度的に蔓延し、世界が混乱に包まれる様子が描かれる。 白の闇 (河出文庫) 作者:ジョゼ・サラマーゴ 河出書房新社 Amazon 邦題は「白の闇」で症状に焦点が当たっているが、この本の内容はポルトガル語の原題「見えないことの試み」がとてもしっくりくる。 これは物語の形式をとった著者の壮大な思考実験であり、「目の見える/見えないに関わらず、私たちは何も見えてはいない」ことを一緒に確認していくもの。 はじめは「白の闇」に注目していた自分も、後半に進むにつれ、人間の本質に苛立ち、愕…

  • 【2025年4月2周目】ある日の読書記録—ジョゼ・サラマーゴ「白の闇」

    体調を崩す直前に、すごく動けるってことありませんか?私はよくあるんですよ。 この1週間は書きまくりました。ずっとまとめたかったことをいくつか形にできて、すっきりしたし楽しかった~~。今は反動で発熱。頭痛も始まったので土日は潰れることが確定しましたね。何をやっているのだろう… 分かっていても、これからも繰り返してしまうのでしょうか。突っ走りたい気持ちを抑えるもどかしさよ。 20代であればそのまま走れたのだろうか…とかつい思ってしまいますが、あの頃は日々を生きるだけで精一杯でした。あの時メソメソしつくしたからこそ、今こうして笑っていられるのではないですか。過去の自分に感謝して、今を味わいましょう。…

  • 読書への後ろめたさと敬意―児島青「本なら売るほど」1巻感想・レビュー

    児島青の漫画「本なら売るほど」を読みました。最近いろんな書店で平積みされていて、SNSでもよく見かけるので気になって手に取りました。 本なら売るほど 1 (HARTA COMIX) 作者:児島 青 KADOKAWA Amazon 古本屋店主の日常や、その周辺に住む人々の本にまつわるエピソードが垣間見える漫画です。本に対する愛情の濃淡、人それぞれ違う本との距離感が見どころで、読んだ後は「ああ、本って、読書って、いいなあ。」と、思うはずなんです。本当は。 白状しましょう。私が思ったことと言えば、「本や読書への後ろめたさ」です。私はどこかこじれており、愛情深く本を読む人々、自分なりに深めている憧れの…

  • 世にも奇妙な数秘の世界(マカレン占いに行き、著作を読んだ話)

    後で説明しますが、今日は諸事情あって占いの話をします。 占いを信じているかと言われると微妙なところです。どちらの道も間違っていない場合のアドバイスや、悩める誰かを癒すセラピー的要素としては悪くないなと思っています。 そんな私が横浜中華街のマカレン占いに行ったのは、友達に誘われたからです。仕事を辞めた友達が次に何をすればいいか迷い、確かに占いに行けばヒントがもらえるかもね!と野次馬な感じでついていきました。 内容は予想外でしたが、一理あり。今日はマカレン占いの個人的感想と、その後読んだ本「マカレン数秘術」の話、そして占い内容を「私の都合の良いもの」として整えていく様を見せていきます。 高かったん…

  • 「1週間の読書記録」3ヶ月続けて見えるものは(2025年1~3月)

    読書ブログを開設して間もなく2年、今年に入ってからは「ある日の読書記録」として週間記録を毎週つけています。4月現在で続いていること、読んだ本がたまってきたことから、振り返ってまとめてみることにしました。 やってよかったと思うことがほとんどなので効果の実感を話したり、chatGPTによる読書傾向の分析も面白かったので書いていきます。 やろうとした経緯―生活にゆとりがほしかった 実感した効果―読み切れる本が増えた! 読書記録のハイライト グラグラな読書 惹かれた読書 ChatGPTによる読書傾向の分析―雑食もよく言えば「バランス型」 ジャンルごとの割合と読書傾向 総合的な嗜好の特徴まとめ まとめ。…

  • 【2025年4月第1週】ある日の読書記録~じっくり再読と「本なら売るほど」~

    今週もお疲れさまでした。いや~~、今週はいろんな作業が峠を越して、やっと人間らしい生活を取り戻した週でした。さすがに疲れた、昨日はたくさん眠りました。 読書としては、久々にぐっさり胸に刺さりましたね、「四百字のデッサン」。そして花見とともに話題のマンガ「本なら売るほど」を読んだので話していきます。昨日までのブログが熱すぎたので、今回はさっくりと話せたらと思います。 先週から引き続き~4/4(金)野見山暁治「四百字のデッサン」再読 児島青「本なら売るほど」 さあ、来週は何を読もうか? 先週から引き続き~4/4(金)野見山暁治「四百字のデッサン」再読 四百字のデッサン (河出文庫) 作者:野見山 …

  • 視覚的文章の妙―野見山曉治「四百字のデッサン」の感想に満たない何か

    「どんな本が好きですか?」「おすすめの本とかありますか?」 気軽に投げかけるくせに、言われると一番困る言葉です。(なんならかわして言わなかったりする)でも、この本があるのでもう大丈夫です。 そのくらいに文章の味わい深さにうっとりしましたし、身近な人にも読んでほしいと思いました。 今日は、野見山曉治 著「四百字のデッサン」の感想を話していきます。美大の名誉学長を務めた「絵を描く人」が、原稿用紙(文章)で描写する人々や物事。読み手が著者の目となり、立体的に追体験していくような読書でした。 四百字のデッサン (河出文庫) 作者:野見山 暁治 河出書房新社 Amazon 読み終わってもなお、読んでしま…

  • わたしの「四百字のデッサン」~野見山曉治の本を読んで~

    野見山曉治「四百字のデッサン」は、周囲の人々や自分の過去について文章で描写している本です。 対象の物事をなぞるように緻密に描写してあって、人も過去も浮かび上がってくる。読んでいると、私もやってみたくてうずうずしてしまう。いてもたってもいられなくて、本の感想を書く前にデッサンの真似事をしてみました。 今日は、文章による私の心象風景のデッサンを読んでもらいます。書いてみて、分かることもありました。それではどうぞ。 「どう考えたってそう」まであとどのくらい 見えているものを描写しようとする美学 「どう考えたってそう」まであとどのくらい 何かする時、いつだって応援する自分と批判する自分がいる。どちらの…

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