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BOOKS:LIMELIGHT https://books-limelight.com/

ジャンル問わず、文章が好きです。自分がどんな風に本を読んでどんなことを思ったのか。備忘録の本棚のように使うことと、いつか誰かと読んだ作品について話したり通じ合えたらいいなぁ…という淡い期待とで運営していきます。 

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2023/06/27

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  • ユーモアと共に生きる/ユーモア美術館(新潮文庫)レビュー

    ユーモア【humor】 …人の心を和ませるようなおかしみ。上品で、笑いを誘うしゃれ。諧謔 (かいぎゃく) 。類語…機知(きち) 頓知(とんち) 機転(きてん) ウイット エスプリ(goo辞書より引用) 今わたしが一番欲しいもの、それはユーモアだ。これさえあれば、しんどいことも面白おかしく、楽しいことはどこまでも豊かに膨らんでいくだろう。 そんな話を実際にしたかどうかは定かでないけど、家族がこんな本を買ってきてくれた。 ユーモア美術館/新潮文庫。 読売新聞社がかつて行っていた「読売国際漫画大賞」に入選した作品を、ずらーっと掲載した文庫本だ。この賞は、一般部門とジュニア部門(幼児/小・中・高校生)…

  • 想い出の苦さと味わい深さ「セ・シ・ボン(平安寿子著)」レビュー

    今日は十数年ぶりに再読した、平安寿子著「セ・シ・ボン」の話をしていく。この作品は、著者が20代の時にした留学にまつわるエッセイだ。 セ・シ・ボン (ちくま文庫) 作者:平安寿子 筑摩書房 Amazon 表題でもあるセシボンという単語は、フランス語で「素敵」「素晴らしい」を意味する。「想い出って、素敵だ」って本には違いないけれど、著者がそう思えたのは30年近く経ってからだった。 今の自分の感想をうまく言葉にできないのは、十数年ではわたしの想い出はセシボンになっておらず、もう少し寝かせる必要があるからかもしれない。 それでも、わたしはこの作品に出てくる変わった人たちが好きだし、なによりやっぱり平安…

  • 単行本用の本棚をつくる(2×6木材とディアウォールでDIY)

    少し前のこと。GWに単行本用の本棚をつくった。動機は、読書ブログをはじめてから本が増えていったことと、家族も読書にハマって案の定収拾がつかない量になってきたからだ。 books-limelight.com しかも家族はハードカバーが好きなようで、かさばって仕方がない。しかし文庫本とは違い、装丁の美しさや重厚感がいい。気が付くと、自分も好きな作家の単行本を買い始めるようになってしまった… もう、こうなったらこの運命を受け入れるほかあるまい。せっかくならリビングに置いて、いつでも好きな本が見られるようにすれば精神衛生上もとてもよいのでは?と思い、単行本専用の本棚をつくる流れになった。 【計画】大き…

  • 旅は過去を連れて(沢木耕太郎著「旅のつばくろ」レビュー)

    高速バスや電車など、移動中に読むフリーペーパーが好きだ。特に旅と一緒に読んだものは、不思議なほど胸に染み入る。 旅のつばくろ (新潮文庫 さ 7-58) 作者:沢木 耕太郎 新潮社 Amazon 今日紹介する「旅のつばくろ」は、作家の沢木耕太郎が、東北新幹線のフリーペーパー「トランヴェール」でかつて連載していたエッセイを集めた本。 連載時期は初回が不明だが、最終回は2022年3月とある。コロナ前からあったので、4年は連載していたと思う。わたしは連載当時、頻繁に東北新幹線に乗ってはこの情報誌を読んでいたのだった。 読むうち、座席の窓から見えた懐かしい景色が蘇る。少しずつ建物が減っていき、田園風景…

  • 想いが通じるための5つの架け橋(あなたの話はなぜ「通じない」のか を読んで)

    ずっと家にある本だけど、わたしは買った記憶がない。家族に聞いても買っていないという。わたしの本棚にはたまにそういうことがある。 あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫) 作者:山田ズーニー 筑摩書房 Amazon 山田ズーニー著『あなたの話はなぜ「通じない」のか』を読んだ。著者については、ほぼ日のサイトで小論文のことを書いている人、というくらいの理解だった。 この本は、いわゆるコミュニケーション術の本ということになりそうだけど、わたしにとっては文章術…というか、文章を書くうえで大切な根っこの部分が詰まった本に感じた。 プロローグに、本の内容が簡単に説明されている。10ページ足らずの文章…

  • わたしはすっきりデトックス~「キャンばれ!朗太桃」第2話レビュー

    コロコロオンラインで連載している「キャンばれ!朗太桃」の第2話を読んだ。 このマンガは「AC部×Canva×コロコロコミック」が異色コラボしている作品で、毎月15日更新みたいだ。わたしはとても楽しみに待っていた。 支離滅裂を繰り返して無理やり結末に向かってねじ伏せるような展開に、読んだあとはなんだかすごくスッキリした。最近まじめなことばっかり話してたし考えてたので、デトックスできた気分だ。 www.corocoro.jp ざっくりとあらすじを 2話の舞台は街のパン屋さん ツッコミ名人のつっこみが光っていた ダサ鬼の倒し方は物理でもOK ダサい人は、周囲の人もダサくする…??? 朗太桃の3話は……

  • 1年「ごぶんのさん」期突入。生活の仕組みをゆる~く、つくり中。

    読書ブログ1周年記念に「1週間思う存分振り返ったり、未来に思いを馳せたりしてよし!」としている。いい息抜きになるかと思いきや、理想と気合いを語りすぎて若干悪酔いしている。なので、少し早いけど3回目の今日で終わり。 初回は1年目の振り返り、2回目は次の一年に意識したいことを書いた。最後は、時間軸を現在に戻して、具体的にやることに落とし込んでいこう。 今週で1年の2/5が終わる。来週からの「ごぶんのさん」期は、生活の仕組みづくりを本腰入れてやるつもり。やりたいことに集中するために、急がば回れで取り組んでいく。最近疲れ気味でもあるので、ゆるーく構えてやっていこう。 わたしは疲れている 仕組みづくりの…

  • 読書ブログ2年目は、「行動力の振り分け」が見どころ

    読書ブログが1周年になったので、今までの振り返りやこれからについて書く1週間を送っている。 前回は読んだ本の割合やアクセス数など、数字で振り返ってみた。今回は、レビューブログを運営するなかで感じた心境の変化や、これから意識したいことを思うままに書いてみる。 先に結論からいうと、「読書ブログをやることで好きなものを思い出し、思うだけでなく行動もできるようになった。2年目は、上がった行動力の振り分けと体調管理に力を入れていく!」ということになった。 順を追って説明していこう。 1年目を振り返ると…読書レビューブログは副次効果がたくさんあった ①好きなものを思い出した ②もっと知りたくなって、やりた…

  • 【読書ブログ開設1周年】1年目の定点観測

    2024年5月11日で、読書ブログを開設して1年経った。こんなに何かに打ち込んだのはいつぶりだろう?そのくらい、めちゃくちゃに書きまくった1年だった。 今週はブログを数字で振り返りつつ、現在のこと、これからのことを思いっきり考えてみる1週間にする。 読書ブログ:1年目を振り返る 書いた記事:200記事(2023.5.11〜2024.5.10) 読んだ本の種類と割合:小説が最多の42.7% 記事の種類と割合:読書レビューが最多で一安心 数字で見たらブログの成長を感じた アクセス数は1日50PVくらい アクセス元サイトはGoogleが6割、はてなは14%… アフィリエイトの成果は4ケタ 結論:(ま…

  • 「物語持ち」の世界観 〜目を養う必要性〜

    私には、物語を書いてほしい人がいる。それも2人。内容を具体的に知っているわけではないんだけど、「物語持ち」なのはわかってる。 あなたの目に映る世界を、私に見せてほしい。できたら分かるように…と思うけど、自分の目を養うことも必要だ。 今日は2人の物語持ちの話と、物語を理解する目を養うことについて考えたことを話していく。 同じモチーフを描き続ける物語持ち 異なる世界に住む物語持ち あなたの景色を見る「目」を養いたい (おまけ)世界が見たい/踊ってばかりの国 同じモチーフを描き続ける物語持ち 1人は、ずっと同じモチーフを描き続けている。ポーズも構図も本当に変わらないので、以前の私はもどかしい思いを感…

  • 強くて脆い、ダイヤモンドの輝き【宝石の国レビュー・2】

    今日も宝石の国の話。最も思い入れがある、ダイヤモンドの話をしていく。 目の前にいる「最強」のそばで埋もれること。湧きおこる複雑な感情を乗りこなそうと足掻き続ける、ダイヤモンドの生き様を振り返る。 ダイヤの生きる力強さを感じたら、なんかもう手当たり次第にやってみようか…!という気持ちになってくる。 宝石の国(10) (アフタヌーンコミックス) 作者:市川春子 講談社 Amazon 「最強」と組む辛さ この気持ちに名前をつけて 試して、試して、新境地へ ボルツとの対峙 強くて脆い、ダイヤモンドの輝き 「最強」と組む辛さ 宝石の国には、月人(つきじん)を追い払い、連れ去られた仲間を救出する仕事がある…

  • 【宝石の国・読了】変わっていくなかに変わらないものをもつこと

    宝石の国、全108話読み終えた。 こんなに変わっていく主人公を見たことがない。変化は良いことなのか、悪いことなのか。1週間考え続けたけど、分からない。分かるはずもないか。いまもこうして、みんな少しずつ変わっている最中なんだから。 宝石の国(1) (アフタヌーンコミックス) 作者:市川春子 講談社 Amazon ずっと反芻し続けて、何とかかみ砕けないかやってみたけど、分かった気になるばかりで難しい。今の段階の理解ということで感想を話していく。ネタバレする。 ざっくりとあらすじ 主人公・フォスフォフィライトの性格と成長 フォスの葛藤と変化 影響を受けて変わっていくことの脆さ 物語のテーマに思うこと…

  • ブログが「主」ではないことの確認~アランの「幸福論」を読みながら~

    ブログというのは大変面白いもので、気が付くと生活など置き去りにして延々と書いてしまう。と同時に、こればっかりで良いのだろうか?と疑念を抱いたりすることもまた事実としてある。 GWにちょっと生活から離れる機会があったので、思い切って毎日のルーチンとなっていたブログ執筆を「やらない」選択をして、少し遠くから見つめ直してみることにした。 離れてみてわかったのは、ブログなんざやらなくても全く問題はなく、生活必需品ではないということ。しかし、書くことは相変わらず続けていた。記事の種の部分は沢山できて、またまとめる作業に忙殺されそうな予感がする。 専業ブロガーにでもならない限り、ブログが「主」ではない、そ…

  • 夢に見た本を買う(書き込み本の世界)

    来る日も来る日も本を読みここに感想を垂れ流しているわたしは、ついに本の夢を見た。内容は「書き込み本が気になる、ほしい、どうしよう」というもの。 すると、現実世界で同じようなことが起きた。こんなことって本当にあるんだなあ!と思った、そんな話。 夢で書き込み本に出会う 古本屋の2階、本棚でもない積み上げられた本に目をやると、気になっていた本がそこにあった。相場よりだいぶ安い。手に取って開くと、わーー、メモがたくさん。 これが書き込み本というやつか。…でもこれ、「知っている」人の書き込みだ。何も知らずにこういう本を読むのは難しい。知識のある人の書き込みをみれば、それがガイドとなってまた違う捉え方がで…

  • 谷根千めぐって、古本屋店主と本の話をする

    なんか知らないけど、突然「谷根千」に行きたくなった。東大が近いこともあり、アカデミックな印象の街、谷中・根津・千駄木エリア。 今日の予定は特にない。なんとなく本だけ持って、家族と何も調べないまま、なんとなく「そっち方面」に向かう。わたしたちの出かけ方はたまにこういう時がある。 根津→千駄木→谷中と歩き、何気なく立ち寄った本屋で初めて古本屋の店主と話すという機会に恵まれた。自分の知りたい事、店主が集めている本が合致すると、こんな展開があるんだなあ。 わたしにとって、実り多き日だった。思い出してあの気持ちに浸りたくなったので、時系列順に追って書いてみよう。 まず、根津 つぎ、千駄木 さいご、谷中 …

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