2023年6月8日、セオリアファーマ株式会社が抗菌⽿科⽤製剤『コムレクス®⽿科⽤液1.5%』を販売しました。含有成分はあの有名なレボフロキサシンとのことです。 セオリオファーマのホームページの公表によると、耳科用製剤としてはなんと25年ぶりの新薬とのことです。 ⽿科⽤製剤といえば、臨床現場においては、永らく『タリビッド®⽿科⽤液0.3%(一般名:オフロキサシン)』が覇権を握っていました。 次点で、『ベストロン®耳鼻科用1%』や『リンデロン®点眼・点耳・点鼻液0.1%』が有名で、ちょこちょこ処方されているイメージです。 この記事では、新薬コムレクスと既存薬タリビッドの違いに焦点をあてて、コムレクスの真の実力について詳しく解説します。 コムレクスは耳鼻咽喉科領域における新たな治療の選択肢を増やすことにより、今後注目を浴びていく存在になるのではないでしょうか。 この機会にバッチリ製剤についての知識を身につけておきましょう!