Catopsis occultaカトプシス オカルタ種小名の
Catopsis occultaカトプシス オカルタ種小名の
Utricularia multispinosa ウトリクラリア マルチスピノーサフトヒメタヌキモ(?)種小名の
日本に自生している「ヤチコタヌキモ」には対応する学名として「Utricularia ochroleuca」があてられています。今回はその学名と和名の対称は正しいのか、そして日本にUtricularia stygiaは分布しているのかの2点を検証していきます。内容を要約しますと、・ヤチコタヌキモは狭義のUtricularia ochroleucaではない・日本にUtricularia stygiaは分布している(いた)という2点になります。1.U. ochroleucaとU. stygiaさて、本題...
Darlingtonia californica 'Othello'ダーリングトニア カリフォニカ 'オセロー'属名のDarlingtoniaは植物学者の「William Darlington氏への献名」、種小名のcalifornicaは「カリフォルニアの」の意味です。種としての基本情報は通常種のDarlingtonia californicaの記事をご覧ください。この'Othello'はBarry Meyers Rice氏によるダーリングトニアの登録栽培品種(Cultivar)です。品種名の由来はシェイクスピア作の悲劇『Othello...
Nepenthes × ventrataネペンテス ベントラタNepenthes alataとNepenthes ventricosaの自然交雑種とされています。最初に非常に有名な本種ですが、少々取り扱いに問題を抱えた種でもあります。本種はNepenthes alataとNepenthes ventricosaの自然交雑種とされています。しかし現在N. alataはN. gracilifloraと区別され、多くのN. alataはN. gracilifloraと再分類されています。(詳しくはコチラ)園芸ではN. gracilifloraの方が圧...
Utricularia involvensウトリクラリア インボルベンス種小名の
Pinguicula nahuelbutensisピンギキュラ ナウェルブテンシス南米ピンギの1つで、国内では一番普及しているものです。種小名の
Drosera regiaドロセラ レギア種小名の
Drosera hyperostigmaドロセラ ヒペロスティグマ種小名の
Drosera pygmaea Palmdale RDドロセラ ピグマエア パームデール RD種小名の
Drosera lasianthaドロセラ ラシアンサ種小名の
Drosera pulchella Red 44Aドロセラ プルチェラ(プルケラ) 種小名の
Pinguicula vulgaris White flower Slovakia ピンギキュラ ブルガリス種小名のvulgarisは「普通の、通常の」の意味です。本種が非常に広い分布を持ち、どこでも見られたことに由来します。ヨーロッパからシベリア、大陸飛んで北アメリカ北部に分布します。分布も自生環境も広く、石灰岩の崖地から酸性の湿地帯まで、標高も0~2,600mまで幅広く自生します。日本のムシトリスミレも過去にはP. vulgarisの変種とされていた時期もあり...
Sarracenia rubra ssp. jonesii(= Sarracenia jonesii)サラセニア ルブラ ssp. ジョネシー(ジョーンジィ・ジョーンジィアイ・ヨネスィイ)種小名の
Pinguicula hemiepiphyticaピンギキュラ ヘミエピフィティカ種小名のhemiepiphyticaは「半着生性の」の意味です。本種が樹の幹に着生した状態で見つかることが多いことに由来します。オアハカ州固有でSierra de Juárezの北斜面に分布します。アクセス困難な場所が多いため、既知の自生地以外にも自生しているものと考えられています。標高1500-2900m地点の雲霧林の苔むした樹幹や岩に着生します。メキピンは岩上着生種が多いのです...
Pinguicula balcanica Pirin NP, Bulgaria, 2851mピンギキュラ バルカニカ種小名の
Drosera tokaiensis トウカイコモウセンゴケ日本固有種のモウセンゴケです。種小名のtokaiensisは「東海地方の」の意味です。本種の産地に由来します。和名はトウカイコモウセンゴケ。東海地方を中心に北陸地方から近畿地方、中国地方と四国、九州の一部に分布し、日当たりのいい貧栄養な湿地や斜面に自生します。本種はモウセンゴケとコモウセンゴケの雑種が倍数化して稔性を獲得したことで生まれた6倍体の複倍数体種(異質倍数...
Utricularia bisquamata 'Betty's bay'ウトリクラリア ビスクアマタ種小名の
ゲンリセアの栽培方法について私なりの方法をご紹介します。あくまで私なりの方法、一例ですので、これを叩き台にして自分なりの栽培方法を編み出していただければと思います。目次ゲンリセアとは用土鉢の選び方水やり温度光量・日照肥料開花について増殖方法病害虫ちょっとしたコツ・注意各論・種類ごとのプチ解説終わりに参考文献ゲンリセアとはタヌキモ科ゲンリセア属に分類される食虫植物です。系統上はミミカキグサ(タヌキモ...
田舎風ビバリウムうちにあるビバリウムとしては一番シンプルなビバリウムです。小高い丘の上の一軒家とそこへ続く石段で、田舎の家をイメージしました。(当初は大草原の小さな家くらいのイメージだったのですが、イメージにあう家のオブジェが見つからず…)目的としては上陸してしばらくした子イモリを育てるためのシンプルなレイアウトを作ることで、遊び要素として石段と家を置いています。丘の下の隠れ家と水場と飼育に十分な...
Vandenboschia subclathratumコケハイホラゴケ(ニセアミホラゴケ)種小名の
Sagina sp.
ヤエヤマトラノオPolystichum yaeyamenseポリスティクム ヤエヤメンセ種小名の
2013年にNepenthes alata(ネペンテス アラタ)がいろいろと再分類されたというのは有名な話ですが、どういった再分類がされたのかという部分について特に日本語でのまとめは未だに無いようなので、今さらではありますが当該論文を元に簡単にまとめます。→2023/11/29出版の「食虫植物: 多様性と進化 長谷部 光泰 (著)」にて解説がありました。N. alataグループと呼ばれる似たような形を持つネペンテスについて触れられていますが...
ムラサキミミカキグサUtricularia uliginosaウトリクラリア ウリギノーサ種小名の
長寿命前葉体について諸々以前コケシノブ科の前葉体について記述しましたが、その他の長寿命な前葉体についても忘れないようにまとめてみます。自分の知識のまとめと、シダに興味あるけど論文読むの面倒くさい人向けの記事です。気力のある方は原文を読んでいただいた方が誤解がなく良いかと思います。(誤訳あるかもですし…)「前葉体」って何?という方は前回記事を→https://hakoniwamemotyo.blog.fc2.com/blog-entry-488.html長...
モスファンLomariopsis sp.アクアリウムで使われている本種。一般的にはモスということで
Sarracenia oreophila var. ornataサラセニア オレオフィラ var. オルナタ種小名のoreophilaは「山を好む」、変種名のornataは「華やかな、装飾された」の意味です。ピッチャーに入った強い葉脈に由来します。かつてはS. oreophilaの自生地ではvar. oreophilaと一緒に見られましたが、この変種ピンポイントの密漁が相次ぎほとんど姿を消しました。2012年現在で確認されている最後の個体群はアラバマ州リトルリバーキャニオン国立...
Sarracenia rubra ssp. gulfensisサラセニア ルブラ ssp. ガルフェンシス種小名の
Sarracenia minor var. okefenokeensis Red Eyesサラセニア ミノール var. オケフェノキーネス種小名の
Sarracenia leucophylla f. viridescens CKサラセニア レウコフィラ f.ビリデセンス種小名のleucophyllaは「白色の」、品種名のviridescensは「緑色の、緑色になる」の意味です。突然変異個体のため分布ははっきりしていません。アラバマ州ボールドウィン郡で1993年に1株、翌年に2株見つかったのが最初です。その後も稀にS. leucophylla自生地で見つかっていますが、まだその場所に残っているか、またこの先も存続していけるか...
Drosera falconeri Wangi formドロセラ ファルコネリ ワンギフォームオーストラリアのノーザンテリトリー州固有種で、Sect. Lasiocephalaに分類されるペティオラリス系や熱帯ドロセラ(熱ドロ)と言われる分類のドロセラです。種小名の
Sarracenia rubra ssp. wherryiサラセニア ルブラ ssp.ウェリー種小名のrubraは「赤い」、亜種名のwherryiは「植物学者のEdgar T. Wherry氏への献名」です。元々は地質学者でしたが、土壌pHの研究中に食虫植物と出会い、そのまま興味を惹かれ植物学者になった人物です。S. oreophilaやS. rubra ssp. jonesii (S. jonesii)を発見しています。本種はアラバマとフロリダ、ミシシッピの一部に自生します。形状としてはalabamensisと似...
Sarracenia alata var. ornataサラセニア アラタ var. オルナタ種小名のalataは「翼のある」、変種名のornataは「華やかな、装飾された」の意味です。ピッチャーに入った強い葉脈に由来します。ミシシッピ州とルイジアナ州東部に点在し、全体的には数が少なめの傾向です。ピッチャーに赤から紫の葉脈が入り、特に上部や口のすぐ内側は強い脈となります。他のS. alataとは異なり、縦に走った葉脈だけでなく横方向にも強い葉脈があ...
Sarracenia alata var. rubrioperculataサラセニア アラタ var. ルブリオパキュラータ(ルブリオペルクラタ)種小名のalataは「翼のある」、変種名のrubrioperculataは「赤い蓋」の意味です。ピッチャー開口部から蓋の裏側の色に由来します。ミシシッピ州とルイジアナ州東部に分布します。変種としての特徴としてピッチャー開口部、喉元から蓋の裏側が赤~濃い紫、黒色に染まります。また葉脈パターンがvar. ornataと同じ網目模...
Sarracenia alata var. alataサラセニア アラタ var. アラタ種小名のalataは「翼のある」の意味です。ピッチャーの全面に走る翼に由来します。分布は2つに分かれていて、東ルイジアナ州から西アラバマ州に至る東部地域と、テキサス州東部からルイジアナ州西部までの西部地域に分かれます。自生地は他のサラセニアと同様の貧栄養湿地やマツのサバンナと言われるような場所です。var. alataは基本変種で、逆説的ですが他の変種に...
Utricularia tenuicaulisウトリクラリア テヌイカウリスイヌタヌキモ種小名のtenuicaulisは「細い茎の」の意味です。日本では以前Utriclaria australis (var. tenuicaulis)と呼ばれていたタヌキモです。学名についてはおそらく疑義があるかと思いますので、後ほど(長々と)説明します。日本が分布の中心のようですが、中国、韓国やモンゴルの一部とフランスの一部でも隔離分布が確認されています。貧栄養で日当たりがよく流れの...
サイゴクホングウシダOsmolindsaea japonica種小名の
ミミモチシダAcrostichum aureumイノモトソウ科ミミモチシダ属の大型のシダで、半水生で耐塩性のあるマングローブ植物として有名な植物です。種小名の