Drosera niveaドロセラ ニベア種小名のniveaは「白い」の意味です。明るい白色の花の色に由来します。疎らな低木林やヒース地帯の水はけの良い砂質土壌に自生します。特に濃い白~ベージュ色の砂地を好んで分布しています。Drosera citrinaとは非常によく似ています。かつてはDrosera citrina var. niveaとして変種扱いされていた時期もあります。D. citrinaは黄色の花でD. niveaは白い花というのが一般的な認識ですが、それとは...
Utricularia odorata Na Chaluai, Thaiウトリクラリア オドラタ種小名のodorataは「香りのある」の意味です。花に香りがあるそうですが、鼻が悪いためかよく分かりません。本来は蜂蜜のような香りがするそうです。東南アジアとオーストラリア北部に分布します。雨季と乾季が顕著な地域では雨季に生育し種で乾季を凌ぐ一年草サイクルで生活しています。この株については花がやや小さく、花が密集しないタイプです。典型的な株であ...
今年もやってまいりました冬のワクワク球根ドロセラ展。以下の通り開催いたしますので、万障繰り合わせの上、ぜひお越しください。第2回ワクワク球根ドロセラ展日時: 2025年2月8日(土)11:00~17:00場所: 高井戸地域区民センター 3階 第1・2集会室 アクセス入場料:無料内容:球根ドロセラの展示・即売 食虫植物やその他の植物の即売会主催:グラスラ @grandsura 鍵の君 @kaginokimi0077球根ドロセラとは球根...
Catopsis occultaカトプシス オカルタ種小名の
Utricularia multispinosa ウトリクラリア マルチスピノーサフトヒメタヌキモ(?)種小名の
日本に自生している「ヤチコタヌキモ」には対応する学名として「Utricularia ochroleuca」があてられています。今回はその学名と和名の対称は正しいのか、そして日本にUtricularia stygiaは分布しているのかの2点を検証していきます。内容を要約しますと、・ヤチコタヌキモは狭義のUtricularia ochroleucaではない・日本にUtricularia stygiaは分布している(いた)という2点になります。1.U. ochroleucaとU. stygiaさて、本題...
Darlingtonia californica 'Othello'ダーリングトニア カリフォニカ 'オセロー'属名のDarlingtoniaは植物学者の「William Darlington氏への献名」、種小名のcalifornicaは「カリフォルニアの」の意味です。種としての基本情報は通常種のDarlingtonia californicaの記事をご覧ください。この'Othello'はBarry Meyers Rice氏によるダーリングトニアの登録栽培品種(Cultivar)です。品種名の由来はシェイクスピア作の悲劇『Othello...
Nepenthes × ventrataネペンテス ベントラタNepenthes alataとNepenthes ventricosaの自然交雑種とされています。最初に非常に有名な本種ですが、少々取り扱いに問題を抱えた種でもあります。本種はNepenthes alataとNepenthes ventricosaの自然交雑種とされています。しかし現在N. alataはN. gracilifloraと区別され、多くのN. alataはN. gracilifloraと再分類されています。(詳しくはコチラ)園芸ではN. gracilifloraの方が圧...
Utricularia involvensウトリクラリア インボルベンス種小名の
Pinguicula nahuelbutensisピンギキュラ ナウェルブテンシス南米ピンギの1つで、国内では一番普及しているものです。種小名の
Drosera regiaドロセラ レギア種小名の
Drosera hyperostigmaドロセラ ヒペロスティグマ種小名の
Drosera pygmaea Palmdale RDドロセラ ピグマエア パームデール RD種小名の
Drosera lasianthaドロセラ ラシアンサ種小名の
Drosera pulchella Red 44Aドロセラ プルチェラ(プルケラ) 種小名の
Pinguicula vulgaris White flower Slovakia ピンギキュラ ブルガリス種小名のvulgarisは「普通の、通常の」の意味です。本種が非常に広い分布を持ち、どこでも見られたことに由来します。ヨーロッパからシベリア、大陸飛んで北アメリカ北部に分布します。分布も自生環境も広く、石灰岩の崖地から酸性の湿地帯まで、標高も0~2,600mまで幅広く自生します。日本のムシトリスミレも過去にはP. vulgarisの変種とされていた時期もあり...
Sarracenia rubra ssp. jonesii(= Sarracenia jonesii)サラセニア ルブラ ssp. ジョネシー(ジョーンジィ・ジョーンジィアイ・ヨネスィイ)種小名の
Pinguicula hemiepiphyticaピンギキュラ ヘミエピフィティカ種小名のhemiepiphyticaは「半着生性の」の意味です。本種が樹の幹に着生した状態で見つかることが多いことに由来します。オアハカ州固有でSierra de Juárezの北斜面に分布します。アクセス困難な場所が多いため、既知の自生地以外にも自生しているものと考えられています。標高1500-2900m地点の雲霧林の苔むした樹幹や岩に着生します。メキピンは岩上着生種が多いのです...
Drosera verrucata Robust formドロセラ ベルルカータ ロバーストフォーム種小名の
ムジナモ交配種(巨椋池産緑ムジナモ × ボツワナ産赤ムジナモ)Aldrovanda vesiculosa var. vesiculosa Lake Ogura, near Kyoto × var. rubescens Okavango delta, Botswanaアルドロバンダ ヴェシキュロサ var. ヴェシキュロサ × var. ルベセンスムジナモの種内交配種です。区別のためここではA. T. Cross氏の提唱した赤ムジナモに対する変種のvar. rubescensを採用します。種子親は日本で比較的よく出回っている京都の巨椋池産の...
珍しく告知の記事です。球根(塊茎)ドロセラの展覧&即売会が行われます。そちらに(賑やかしで)関わらせていただけることになりましたので、こちらでも宣伝させていただきます。ワクワク球根ドロセラ展日時: 2024年2月23日(金・祝)10:00~12:00場所: すみだ産業会館 9階 第4会議室 (アクセス)入場料:無料内容:球根ドロセラの展示・即売 食虫植物やその他の植物の即売会球根ドロセラと呼ばれるオーストラリア産...
コモウセンゴケDrosera spatulataドロセラ スパツラタ種小名の
Genlisea violaceaゲンリセア ビオラセア種小名の
令和6年能登半島地震により被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。私の住んでいる地域は震度6弱でしたが水槽の水がこぼれて鉢が数個落ちた程度で、被害はほとんどありませんでした。非常に幸いです。さて、零細ブログながら皆様にお願い、というよりご提案をさせて頂きます。こういった大災害があると何かと心が沈みがちなものです。私で言うと仕事柄、直接被災者の皆様への支援ができず、家でのんきに座っていていいの...
今年は辰年ですねということで何か龍モチーフの植物を出したかったのですが、我が家で該当するのがハエトリソウの
この雑記、ちゃんと記録になるように週1は書きたかったんですが今のところ2か月に1回ペースですね。予定通りにはいかないものです。年末と言って書くネタがあるわけでもないので久しぶりの雑記でお茶を濁そうと思います。オキナワシリケンイモリ2020CB組手元に残した3匹の2020CB組もすっかり大人になりました。やはり卵からせっせと育てた子は餌付きも良いです。あまりにすごい勢いで餌に飛びつくので逆に餌やりがしにくい…。...
Drosera aberrans BCP ID# D1779ドロセラ アベランス球根ドロセラ。種小名のaberransは「迷走する」の意味です。後述する分類上の迷走が元のようです。南オーストラリア州内陸部南部、ビクトリア州南部および中央部、ニューサウスウェールズ州分布します。砂から石灰質の粘土、開けた荒地から明るい林までいろいろな環境に自生するようです。ロゼットタイプの球根ドロセラで、外見上はD. whittakeriに似ていて、実際に最初はそう...
Drosera oblanceolata {pink, form, Tsitsikamma National Park, RSA [BCP ID# S260]}ドロセラ オブランセオラタ種小名の
Drosera eremaeaドロセラ エレマエア種小名の
Drosera macranthaドロセラ マクランサ種小名の
Utricularia sandersoniiウトリクラリア サンダーソニー種小名の
Pinguicula emarginataピンギキュラ エマルギナタ種小名のemarginataは「先端に細い割れ目のある」の意味です。花弁の形に由来します。Puebla州に分布し、標高850~1550mの雲霧林または川沿いの岩場や滝に近い場所の砂岩の岸壁で、薄く張った腐食層や苔に根を張って育ちます。多くのメキシカンピンギは半乾燥地に自生しますが、本種は亜熱帯気候または温帯海洋性気候の場所に生育します。また川沿いなどの年中湿り気のある場所に...
田舎風ビバリウムうちにあるビバリウムとしては一番シンプルなビバリウムです。小高い丘の上の一軒家とそこへ続く石段で、田舎の家をイメージしました。(当初は大草原の小さな家くらいのイメージだったのですが、イメージにあう家のオブジェが見つからず…)目的としては上陸してしばらくした子イモリを育てるためのシンプルなレイアウトを作ることで、遊び要素として石段と家を置いています。丘の下の隠れ家と水場と飼育に十分な...
Vandenboschia subclathratumコケハイホラゴケ(ニセアミホラゴケ)種小名の
Sagina sp.
ヤエヤマトラノオPolystichum yaeyamenseポリスティクム ヤエヤメンセ種小名の
2013年にNepenthes alata(ネペンテス アラタ)がいろいろと再分類されたというのは有名な話ですが、どういった再分類がされたのかという部分について特に日本語でのまとめは未だに無いようなので、今さらではありますが当該論文を元に簡単にまとめます。→2023/11/29出版の「食虫植物: 多様性と進化 長谷部 光泰 (著)」にて解説がありました。N. alataグループと呼ばれる似たような形を持つネペンテスについて触れられていますが...
ムラサキミミカキグサUtricularia uliginosaウトリクラリア ウリギノーサ種小名の