Catopsis occultaカトプシス オカルタ種小名の
Catopsis occultaカトプシス オカルタ種小名の
Utricularia multispinosa ウトリクラリア マルチスピノーサフトヒメタヌキモ(?)種小名の
日本産ヤチコタヌキモの学名に関する考察とU. stygiaについて
日本に自生している「ヤチコタヌキモ」には対応する学名として「Utricularia ochroleuca」があてられています。今回はその学名と和名の対称は正しいのか、そして日本にUtricularia stygiaは分布しているのかの2点を検証していきます。内容を要約しますと、・ヤチコタヌキモは狭義のUtricularia ochroleucaではない・日本にUtricularia stygiaは分布している(いた)という2点になります。1.U. ochroleucaとU. stygiaさて、本題...
Darlingtonia californica 'Othello'
Darlingtonia californica 'Othello'ダーリングトニア カリフォニカ 'オセロー'属名のDarlingtoniaは植物学者の「William Darlington氏への献名」、種小名のcalifornicaは「カリフォルニアの」の意味です。種としての基本情報は通常種のDarlingtonia californicaの記事をご覧ください。この'Othello'はBarry Meyers Rice氏によるダーリングトニアの登録栽培品種(Cultivar)です。品種名の由来はシェイクスピア作の悲劇『Othello...
Nepenthes × ventrataネペンテス ベントラタNepenthes alataとNepenthes ventricosaの自然交雑種とされています。最初に非常に有名な本種ですが、少々取り扱いに問題を抱えた種でもあります。本種はNepenthes alataとNepenthes ventricosaの自然交雑種とされています。しかし現在N. alataはN. gracilifloraと区別され、多くのN. alataはN. gracilifloraと再分類されています。(詳しくはコチラ)園芸ではN. gracilifloraの方が圧...
Utricularia involvensウトリクラリア インボルベンス種小名の
Pinguicula nahuelbutensisピンギキュラ ナウェルブテンシス南米ピンギの1つで、国内では一番普及しているものです。種小名の
Drosera regiaドロセラ レギア種小名の
Drosera hyperostigmaドロセラ ヒペロスティグマ種小名の
Drosera pygmaea Palmdale RDドロセラ ピグマエア パームデール RD種小名の
Drosera lasianthaドロセラ ラシアンサ種小名の
Drosera pulchella Red 44Aドロセラ プルチェラ(プルケラ) 種小名の
Pinguicula vulgaris White flower
Pinguicula vulgaris White flower Slovakia ピンギキュラ ブルガリス種小名のvulgarisは「普通の、通常の」の意味です。本種が非常に広い分布を持ち、どこでも見られたことに由来します。ヨーロッパからシベリア、大陸飛んで北アメリカ北部に分布します。分布も自生環境も広く、石灰岩の崖地から酸性の湿地帯まで、標高も0~2,600mまで幅広く自生します。日本のムシトリスミレも過去にはP. vulgarisの変種とされていた時期もあり...
Sarracenia rubra ssp. jonesii(= Sarracenia jonesii)サラセニア ルブラ ssp. ジョネシー(ジョーンジィ・ジョーンジィアイ・ヨネスィイ)種小名の
Pinguicula hemiepiphyticaピンギキュラ ヘミエピフィティカ種小名のhemiepiphyticaは「半着生性の」の意味です。本種が樹の幹に着生した状態で見つかることが多いことに由来します。オアハカ州固有でSierra de Juárezの北斜面に分布します。アクセス困難な場所が多いため、既知の自生地以外にも自生しているものと考えられています。標高1500-2900m地点の雲霧林の苔むした樹幹や岩に着生します。メキピンは岩上着生種が多いのです...
Pinguicula balcanica Pirin NP, Bulgaria, 2851mピンギキュラ バルカニカ種小名の
トウカイコモウセンゴケ(Drosera tokaiensis)
Drosera tokaiensis トウカイコモウセンゴケ日本固有種のモウセンゴケです。種小名のtokaiensisは「東海地方の」の意味です。本種の産地に由来します。和名はトウカイコモウセンゴケ。東海地方を中心に北陸地方から近畿地方、中国地方と四国、九州の一部に分布し、日当たりのいい貧栄養な湿地や斜面に自生します。本種はモウセンゴケとコモウセンゴケの雑種が倍数化して稔性を獲得したことで生まれた6倍体の複倍数体種(異質倍数...
Utricularia bisquamata 'Betty's bay'
Utricularia bisquamata 'Betty's bay'ウトリクラリア ビスクアマタ種小名の
ゲンリセアの栽培方法について私なりの方法をご紹介します。あくまで私なりの方法、一例ですので、これを叩き台にして自分なりの栽培方法を編み出していただければと思います。目次ゲンリセアとは用土鉢の選び方水やり温度光量・日照肥料開花について増殖方法病害虫ちょっとしたコツ・注意各論・種類ごとのプチ解説終わりに参考文献ゲンリセアとはタヌキモ科ゲンリセア属に分類される食虫植物です。系統上はミミカキグサ(タヌキモ...
Genlisea nigrocaulisゲンリセア ニグロカウリス種小名のnigrocaulisは「黒い茎」の意味です。日当たりがいいと黒く染まる花茎に由来します。とはいえこの種特有の形質ではなく他のゲンリセアでも花茎が黒くなるものはちょくちょくあるのですが。ブラジル、ベネズエラ、ガイアナに分布します。生育標高は390~1300mの中高地、時にはテプイの上の2700m地点にまで登ります。開けた泥炭質の湿地や岩場の砂や有機物が溜まったくぼみな...
Drosera citrinaドロセラ シトリナ種小名の
Pinguicula rotundifloraピンギキュラ ロツンディフロラ種小名のrotundifloraは「丸い花の」の意味です。丸みを帯びた花の形状に由来します。メキシコのタマウリパス州とヌエボレオン州に分布し、標高1300~1400m地点の石膏や石灰岩、石綿でできた斜面に自生します。Pinguicula immaculataと同じ自生地で見られることもあります。丸っこいいわゆる多肉系の種で、Sect. Agnataに属します。一応丸い輪郭の花が特徴です。ただこれも...
Pinguicula giganteaピンギキュラ ギガンテア種小名のgiganteaは「巨大な」の意味です。名前の通り葉は16cm以上、直径は30cmを超え、捕虫葉の面積という点ではPinguicula属で最大種となります。オアハカ州のRio Santo Domingo渓谷の標高600~1,000m付近に自生します。南向き石灰岩の崖に着生し、岩の隙間に根を降ろすほかにしばしばアガベ等の植物の根元にも着生するようです。ここは熱帯雨林気候のため年間を通して水分豊富で暖...
Pinguicula rectifoliaピンギキュラ レクティフォリア種小名の
日本産ヒメタヌキモに関する考察(ヒメタヌキモはUtricularia minorなのか?)
少し長い記事になりますので初めに要点を書きますと、タイトル通り「日本のヒメタヌキモは本当に全てUtricularia minorなのか?」という内容です。まだまだ観察不足ですが、時間にも探索旅費にも限りがありますのでここで一度記事にまとめました。目次日本におけるヒメタヌキモの分類海外における水生Utriculariaロシアで見つかった不明種のUtricularia sp.Utricularia sp. はUtricularia multispinosaUtricularia multispinosaは...
日本におけるヒメタヌキモはいくつかの変異が認められています。かつてはその1つ1つを種内分類群として記載した品種(forma)がありましたが、栄養環境による形態的差異の範囲であるとして全てシノニムとしてヒメタヌキモ(Utricularia minor)の下に統合されています。今ではほとんど用いられることのない分類ですが、興味深い形態と思いますのでここで一度まとめてみます。Utricularia minor L.(ヒメタヌキモ)日本で一般的な...
Pinguicula sp. Tolantongoピンギキュラ sp. トラントンゴ不明種のメキシカンピンギです。名前の由来はおそらく本種が採取された地域です。Tolantongoはイダルゴ州にある地域で、渓谷を中心としてリゾート地として親しまれています。Tdentenga、Tolantenga、tolentendaなどのラベルがされていることもあります。(該当する地域が見つからずこれらはおそらく誤字由来とのことです)Pinguicula ehlersieaの一種か近縁種の可能性が高...
Drosera pauciflora GPF (Giant Pink Flower)ドロセラ パウシフロラ種小名の
Drosera verrucata Robust formドロセラ ベルルカータ ロバーストフォーム種小名の
ムジナモ交配種(巨椋池産緑ムジナモ × ボツワナ産赤ムジナモ)
ムジナモ交配種(巨椋池産緑ムジナモ × ボツワナ産赤ムジナモ)Aldrovanda vesiculosa var. vesiculosa Lake Ogura, near Kyoto × var. rubescens Okavango delta, Botswanaアルドロバンダ ヴェシキュロサ var. ヴェシキュロサ × var. ルベセンスムジナモの種内交配種です。区別のためここではA. T. Cross氏の提唱した赤ムジナモに対する変種のvar. rubescensを採用します。種子親は日本で比較的よく出回っている京都の巨椋池産の...
珍しく告知の記事です。球根(塊茎)ドロセラの展覧&即売会が行われます。そちらに(賑やかしで)関わらせていただけることになりましたので、こちらでも宣伝させていただきます。ワクワク球根ドロセラ展日時: 2024年2月23日(金・祝)10:00~12:00場所: すみだ産業会館 9階 第4会議室 (アクセス)入場料:無料内容:球根ドロセラの展示・即売 食虫植物やその他の植物の即売会球根ドロセラと呼ばれるオーストラリア産...
コモウセンゴケDrosera spatulataドロセラ スパツラタ種小名の
Genlisea violaceaゲンリセア ビオラセア種小名の
令和6年能登半島地震により被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。私の住んでいる地域は震度6弱でしたが水槽の水がこぼれて鉢が数個落ちた程度で、被害はほとんどありませんでした。非常に幸いです。さて、零細ブログながら皆様にお願い、というよりご提案をさせて頂きます。こういった大災害があると何かと心が沈みがちなものです。私で言うと仕事柄、直接被災者の皆様への支援ができず、家でのんきに座っていていいの...
今年は辰年ですねということで何か龍モチーフの植物を出したかったのですが、我が家で該当するのがハエトリソウの
この雑記、ちゃんと記録になるように週1は書きたかったんですが今のところ2か月に1回ペースですね。予定通りにはいかないものです。年末と言って書くネタがあるわけでもないので久しぶりの雑記でお茶を濁そうと思います。オキナワシリケンイモリ2020CB組手元に残した3匹の2020CB組もすっかり大人になりました。やはり卵からせっせと育てた子は餌付きも良いです。あまりにすごい勢いで餌に飛びつくので逆に餌やりがしにくい…。...
Drosera aberrans BCP ID# D1779ドロセラ アベランス球根ドロセラ。種小名のaberransは「迷走する」の意味です。後述する分類上の迷走が元のようです。南オーストラリア州内陸部南部、ビクトリア州南部および中央部、ニューサウスウェールズ州分布します。砂から石灰質の粘土、開けた荒地から明るい林までいろいろな環境に自生するようです。ロゼットタイプの球根ドロセラで、外見上はD. whittakeriに似ていて、実際に最初はそう...
Drosera oblanceolata {pink, form, Tsitsikamma National Park, RSA [BCP ID# S260]}ドロセラ オブランセオラタ種小名の
Drosera eremaeaドロセラ エレマエア種小名の
Drosera macranthaドロセラ マクランサ種小名の
Utricularia sandersoniiウトリクラリア サンダーソニー種小名の
Pinguicula emarginataピンギキュラ エマルギナタ種小名のemarginataは「先端に細い割れ目のある」の意味です。花弁の形に由来します。Puebla州に分布し、標高850~1550mの雲霧林または川沿いの岩場や滝に近い場所の砂岩の岸壁で、薄く張った腐食層や苔に根を張って育ちます。多くのメキシカンピンギは半乾燥地に自生しますが、本種は亜熱帯気候または温帯海洋性気候の場所に生育します。また川沿いなどの年中湿り気のある場所に...
田舎風ビバリウムうちにあるビバリウムとしては一番シンプルなビバリウムです。小高い丘の上の一軒家とそこへ続く石段で、田舎の家をイメージしました。(当初は大草原の小さな家くらいのイメージだったのですが、イメージにあう家のオブジェが見つからず…)目的としては上陸してしばらくした子イモリを育てるためのシンプルなレイアウトを作ることで、遊び要素として石段と家を置いています。丘の下の隠れ家と水場と飼育に十分な...
コケハイホラゴケ(Vandenboschia subclathratum)
Vandenboschia subclathratumコケハイホラゴケ(ニセアミホラゴケ)種小名の
Sagina sp. "Pearlworts"
Sagina sp.
ヤエヤマトラノオPolystichum yaeyamenseポリスティクム ヤエヤメンセ種小名の
Nepenthes alataとgracilifloraについて(文献解説)
2013年にNepenthes alata(ネペンテス アラタ)がいろいろと再分類されたというのは有名な話ですが、どういった再分類がされたのかという部分について特に日本語でのまとめは未だに無いようなので、今さらではありますが当該論文を元に簡単にまとめます。→2023/11/29出版の「食虫植物: 多様性と進化 長谷部 光泰 (著)」にて解説がありました。N. alataグループと呼ばれる似たような形を持つネペンテスについて触れられていますが...
ムラサキミミカキグサ(Utricularia uliginosa)
ムラサキミミカキグサUtricularia uliginosaウトリクラリア ウリギノーサ種小名の
長寿命前葉体について諸々以前コケシノブ科の前葉体について記述しましたが、その他の長寿命な前葉体についても忘れないようにまとめてみます。自分の知識のまとめと、シダに興味あるけど論文読むの面倒くさい人向けの記事です。気力のある方は原文を読んでいただいた方が誤解がなく良いかと思います。(誤訳あるかもですし…)「前葉体」って何?という方は前回記事を→https://hakoniwamemotyo.blog.fc2.com/blog-entry-488.html長...
モスファンLomariopsis sp.アクアリウムで使われている本種。一般的にはモスということで
Sarracenia oreophila var. ornata
Sarracenia oreophila var. ornataサラセニア オレオフィラ var. オルナタ種小名のoreophilaは「山を好む」、変種名のornataは「華やかな、装飾された」の意味です。ピッチャーに入った強い葉脈に由来します。かつてはS. oreophilaの自生地ではvar. oreophilaと一緒に見られましたが、この変種ピンポイントの密漁が相次ぎほとんど姿を消しました。2012年現在で確認されている最後の個体群はアラバマ州リトルリバーキャニオン国立...
Sarracenia rubra ssp. gulfensis
Sarracenia rubra ssp. gulfensisサラセニア ルブラ ssp. ガルフェンシス種小名の
Sarracenia minor var. okefenokeensis
Sarracenia minor var. okefenokeensis Red Eyesサラセニア ミノール var. オケフェノキーネス種小名の
Sarracenia leucophylla f. viridescens
Sarracenia leucophylla f. viridescens CKサラセニア レウコフィラ f.ビリデセンス種小名のleucophyllaは「白色の」、品種名のviridescensは「緑色の、緑色になる」の意味です。突然変異個体のため分布ははっきりしていません。アラバマ州ボールドウィン郡で1993年に1株、翌年に2株見つかったのが最初です。その後も稀にS. leucophylla自生地で見つかっていますが、まだその場所に残っているか、またこの先も存続していけるか...
Drosera falconeri Wangi formドロセラ ファルコネリ ワンギフォームオーストラリアのノーザンテリトリー州固有種で、Sect. Lasiocephalaに分類されるペティオラリス系や熱帯ドロセラ(熱ドロ)と言われる分類のドロセラです。種小名の
Sarracenia rubra ssp. wherryiサラセニア ルブラ ssp.ウェリー種小名のrubraは「赤い」、亜種名のwherryiは「植物学者のEdgar T. Wherry氏への献名」です。元々は地質学者でしたが、土壌pHの研究中に食虫植物と出会い、そのまま興味を惹かれ植物学者になった人物です。S. oreophilaやS. rubra ssp. jonesii (S. jonesii)を発見しています。本種はアラバマとフロリダ、ミシシッピの一部に自生します。形状としてはalabamensisと似...
Sarracenia alata var. ornataサラセニア アラタ var. オルナタ種小名のalataは「翼のある」、変種名のornataは「華やかな、装飾された」の意味です。ピッチャーに入った強い葉脈に由来します。ミシシッピ州とルイジアナ州東部に点在し、全体的には数が少なめの傾向です。ピッチャーに赤から紫の葉脈が入り、特に上部や口のすぐ内側は強い脈となります。他のS. alataとは異なり、縦に走った葉脈だけでなく横方向にも強い葉脈があ...
Sarracenia alata var. rubrioperculata
Sarracenia alata var. rubrioperculataサラセニア アラタ var. ルブリオパキュラータ(ルブリオペルクラタ)種小名のalataは「翼のある」、変種名のrubrioperculataは「赤い蓋」の意味です。ピッチャー開口部から蓋の裏側の色に由来します。ミシシッピ州とルイジアナ州東部に分布します。変種としての特徴としてピッチャー開口部、喉元から蓋の裏側が赤~濃い紫、黒色に染まります。また葉脈パターンがvar. ornataと同じ網目模...
Sarracenia alata var. alataサラセニア アラタ var. アラタ種小名のalataは「翼のある」の意味です。ピッチャーの全面に走る翼に由来します。分布は2つに分かれていて、東ルイジアナ州から西アラバマ州に至る東部地域と、テキサス州東部からルイジアナ州西部までの西部地域に分かれます。自生地は他のサラセニアと同様の貧栄養湿地やマツのサバンナと言われるような場所です。var. alataは基本変種で、逆説的ですが他の変種に...
Utricularia tenuicaulis(イヌタヌキモ)
Utricularia tenuicaulisウトリクラリア テヌイカウリスイヌタヌキモ種小名のtenuicaulisは「細い茎の」の意味です。日本では以前Utriclaria australis (var. tenuicaulis)と呼ばれていたタヌキモです。学名についてはおそらく疑義があるかと思いますので、後ほど(長々と)説明します。日本が分布の中心のようですが、中国、韓国やモンゴルの一部とフランスの一部でも隔離分布が確認されています。貧栄養で日当たりがよく流れの...
サイゴクホングウシダOsmolindsaea japonica種小名の
ミミモチシダAcrostichum aureumイノモトソウ科ミミモチシダ属の大型のシダで、半水生で耐塩性のあるマングローブ植物として有名な植物です。種小名の
2023年、3回目の夏を超えたマングローブ植物の戦果記録です。今年の本県は例年にない猛暑で、普段なら平気な顔をしている植物がバタバタ枯れる悪夢のような年でした…。それならば熱帯系のマングローブ植物はさぞ元気だろうと思うところですが…まぁそんなことはなかったですね。それはそれこれはこれです。オヒルギなんだかんだで一番丈夫です。高さは33cmと昨年から3cmアップ。おっそ…。3年目のオヒルギは結局回復しきらないま...
このブログの構成をちょっと見直そうと思います。今まではできるだけ1種類1記事で書いてきました。ですが従来の1種1記事で内容を濃くすると1記事書くための負担が大きく、書くのが非常に大変です。1記事書くために文献を漁ったり観察結果をまとめたりしているとどうしても書くのが遅くなり、速報性が低く「日記」としての効果が薄くなってしまいます。そうすると後で自分で見返したときに、過去のこの時期はどんな様子だった...
Sarracenia psittacina var. psittacina f. viridescens
Sarracenia psittacina var. psittacina f. viridescens Wewahitchkaサラセニア プシタシナ var.プシタシナ f.ビリデセンス種小名の
Utricularia radiataウトリクラリア ラジアータ種小名の
Pinguicula hemiepiphytica Site 2 # 6, Mex., coll. Ed Read BCP ID# P553ピンギキュラ ヘミエピフィティカ種小名の
Pinguicula agnata 'El Lobo'
Pinguicula agnata 'El Lobo' BCP ID# P269, P524, 2034, 2210ピンギキュラ アグナタ エルロボ種小名のagnataは「父方に関係する、後に生まれた」という意味です。どういう意味だという感じですが、アグナタが分類上いろいろ混乱していたことから名づけられたそうです。この'El Lobo'という品種はケレタロ州にあるEl LoboとLa Vueltaという2つの村の中間で採取されたアグナタです。白花種で、葉が縁の方から赤っぽく色づくタイ...
Utricularia purpureaウトリクラリア プルプレア種小名の
Nepenthes ephippiata Mt.Hose AWネペンテス エフィピアタこちらは栽培1年半。あんまり大きくなっていませんね。一応半回り?1/3回りくらいは大きくなったかもしれませんこの遅さはボルネオ系でローウィの親戚だなぁという感じがします。最もいろいろな植物をいれているハイランド温室のため、彼の好みの温度帯にできていないというのが大きいとは思います。標高結構違いますしね。あとは光の好みも水加減もローウィとは異なり、...
Nepenthes hamata Lumut best selected clone BE-3380ネペンテス ハマタ栽培2年が経過しましたN.hamataです。我が家では唯一のスラウェシ系となっています。これも実に素直で栽培しやすいです。キバが目立ちますが、草体に対してピッチャーが大きいというのも優良な特性です。このクローンはコンスタントにリーフスパンより大きなピッチャーを着けてくれます。着袋率は波があり、最低2つはキープしていますが良いときは5,6個...
Nepenthes aristolochioides BCP ID#N375-17ネペンテス アリストロキオイデス栽培からだいたい2年目の株です。これは順調。我が家ではスマトラ系の方が良く育つのかもしれないです。当初の小豆みたいなサイズのピッチャーからかなり大きくなり、見るからにアリストといった感じのものへ進化しました。物の本によっては難しい種と言われていることもありますが、最高気温を抑えてあげればあとは素直に育つ種類のように思います。...
Nepenthes inermisネペンテス イネルミスこれはだいたい栽培1年半です。感想としてはN.jambanよりちょっと難しい感じがします。育ってはいますが、それほど手ごたえを感じなのも確かです。それとBCPの実生選抜由来のクローンは丈夫ですね。AWのクローンより素直に育ちます。実生選抜で残った丈夫なクローンなのかもしれないです。袋もロワーの時点ではBCPの方が大きいです。プロはモヤシから2年でアッパーと言っていましたがさ...
Nepenthes jamban BE-3875ネペンテス ジャンバン栽培から2年が経過しました。ハイランドネペンデビューをした初期からのお付き合いです。当時のSサイズの苗から随分と成長したように思います。あの特徴がまるで出ていない丸いだけの袋からは見違えるようです。先々月あたりから袋のサイズが一気に大きくなりました。最新の袋ではかなり基部が細くなっており、ミドルピッチャーくらいへ移行しているように思います。対して袋の数...
Pinguicula sp. SumideroⅡ ピンギキュラ sp.スミデロ Ⅱ不明種のメキシカンピンギ。チアパス州のスミデロ渓谷で見つかった不明種です。クリスマスツリーと呼ばれている滝(水が滴る崖?)の付近の崖に自生しているそうです。基質は石灰岩なので、水が豊富な石灰岩の崖に着生していると言ってよさそうかなと思います。標高は600m程度で、メキピンとしてはかなり低い標高です。園芸上ではSumideroⅠとSumideroⅡの2クローンが流通して...
コモウセンゴケDrosera spatulataドロセラ スパチュラタ種小名の
Utricularia caerulea(ホザキノミミカキグサ)
ホザキノミミカキグサUtricularia caeruleaウトリクラリア セルレア種小名の'caerulea'は「青色の」の意味です。花の色が由来でしょう。日本産のミミカキグサ類の中では(大した差は無いですが)最も大型とされています。レッドデータブック未掲載のため全国的にはムラサキミミカキグサより多く見つかるのだと思いますが、本県ではそれほど見かけない気がします。ムラサキミミカキグサの方が地下水位の高い環境を求めるため、遷移...
栽培4年目に突入したオヒルギですが、今年は不調です。新芽が団子状になっています。原因はなんだろうかと根元を見てみると、根がはみ出ています。これはもしや根詰まりでは…?木本を3年以上同じ鉢に植えているわけだし…。ヒルギは植え替えに弱いという話もありますのでずっと先送りにしていましたが、他に原因も思い当たらずというところもありましたので意を決して植え替えすることにしました。慎重に鉢から引き抜いてみると、...
Sarracenia flava f. viridescens
Sarracenia flava f. viridescens Cedricサラセニア フラバ f.ビリデセンス種小名の
Nepenthes rajah × trusmadiensis
Nepenthes rajah × trusmadiensisネペンテス ラジャ × トラスマディエンシスハイランド系交配種分解するとN.rajah × (lowii × macrophylla)になります。トラスマが欲しくて仕方なかったけど出品が無くて喘いでいた時に半トラスマということで買ってしまいました。ハイランド同士の交配とはいえ3元交配なので今のところ特に難しさは感じていません。ただ環境は他のハイランド原種と同じところなので、雑に扱っても大丈夫かどうか...
Nepenthes lowii Gn. Mulu x ephippiata Y's Labネペンテス ローウィ × エフィピアタ近縁種同士と言われる2種の交配種です。海外では同じ交配がすでに作られていて、ロワーからアッパーまで概ね中間形質だそうです。多少の個体差はあるでしょうが、こちらも大体同じになるのではないかと思っています。同交配の別株ではミドルピッチャーの画像はよく見かけますが、カラフルなペリストームとふたの裏の毛状突起がびっしりで、2種...
Nepenthes rajah mix of clones, Mt. Tambuyukon, Borneo, 2500m BCP ID#N2000, N2006ネペンテス ラジャ種小名のrajahはラテン語ではなくサンスクリット語で「王者、統治者」の意味です。サラワク州にかつてあったサラワク王国を統治していたイギリス人のJames Brooke(ジェームス・ブルック)氏の称号「白人王(White Raja)」にちなんで名づけられました。個人名を使った献名ではなく称号の方から取った学名ということになりま...
Nepenthes veitchii Bario 'Akazukin' x (lowii x ventricosa Red)
Nepenthes veitchii Bario 'Akazukin' x (lowii x ventricosa Red)ネペンテス ビーチ バリオ 'アカズキン' × (ローウィ × ベントリコーサ レッド)ビーチ系三元交配種。'Akazukin'という名品にローベンという人気交配種をかけた、美味しいものに美味しいものを乗せたたらそりゃ美味しくなるよという感じのカツカレーみたいな品種です。Nepenthes veitchii No.2 x (lowii x ventricosa Red)という名前でも出回っています。('Akazu...
Pinguicula rectifolia
Pinguicula elizabethiae Arroyo Tolimán Canyonピンギキュラ エリザベシアエ種小名のelizabethiaeはメキシコの植物学者である「Elizabeth Argüelles氏」への献名です。場所としてはP.moctezumaeの自生地のすぐ近くの峡谷で、発見されたのも同じ調査中でした。記載されたのは1999年のため、発見から30年も経っていない比較的新しい種です。標高1000~1600m地点の北から北東向きの粘土とケイ酸塩を主体とした堆積岩に着生しますが...
Nepenthes ampullaria 'Red Selection'
Nepenthes ampullaria 'Red Selection'ネペンテス アンプラリア 'レッドセレクション'種小名の
Roridula dentataロリデュラ デンタータ種小名の
Nepenthes hurrelliana × edwardsiana
Nepenthes hurrelliana × edwardsiana HIPsネペンテス ヒューレリアナ × エドワードシアナ HIPsオリジナルのハイランド同士の交配種です。海外で似た交配(同交配?)の格好いい写真が出回っておりまして、それに期待しての購入です。両親とも成長が遅いことで知られていますが、鈴木さん曰く交配種だけあって親よりはだいぶ早いとのことです。海外の方ではN. mollis × edwardsianaが出回っています。こちらはmollisの派手な襟とe...
Pinguicula '朧月'ピンギキュラ オボロヅキP.agnataとP.rotundifloraの交配種です。1990年代後半に服部正人氏が米国の趣味家T.kahl氏より受け取った実生苗から選別した品種です。特徴的なのは白くて丸い花です。丸花要素であるP.rotundifloraは小さめの花ですし、P.agnataも決して大きな花ではありません。この両親から比較的大きな花をもつ'朧月'が生まれたというのは非常に興味深いところです。実は'朧月'として選抜され名付け...
Sarracenia rubra ssp. wherryiサラセニア ルブラ ssp.ウェリー種小名のrubraは「赤い」、亜種名のwherryiは「植物学者のET Wherry氏への献名」です。海外ではS.rubra ssp.alabamensisを独立種としてS.alabamensisとして扱う学説があり、そちらの分類に従うとSarracenia alabamensis ssp.wherryiとしてS.alabamensisの亜種扱いとなります。サラセニアの分類関係の論文は未読で学名の妥当性の判断ができないため、以後はちょっと濁...
Genlisea hispidula Lentibu, Zinbabue Davidゲンリセア ヒスピデュラアフリカ系のゲンリセアです。種小名のhispidulaは「小さい剛毛のある」の意味です。ナイジェリア、カメルーン、中央アフリカ共和国、ケニア、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエ、ザンビア、南アフリカ等の1000~2600m地点、水位の高めの湿地に生じます。へら型の葉でまるでデカいミミカキグサみたいですが、ロゼット状に葉を出していることから...
Utricularia subulataウトリクラリア スブラタ種小名のsubulataは「針状の」の意味です。おそらく葉の形からでしょう。ちなみに和名はアメリカコトリミミカキグサと言います。名前だけならかわいい種です(含みのある言い方)英語名はzigzag bladderwort花茎がジグザグに伸びる様からでしょうね。わかりやすい。汎熱帯性で、ほぼ全世界の熱帯域に分布しています。(ついでに多数の食虫植物園芸家の鉢の中にも)雑草系食虫植物の代...
Pinguicula nahuelbutensis(= P. chilensis)
Pinguicula nahuelbutensis(= P. chilensis)ピンギキュラ ナウェルブテンシス(=チレンシス)南米ピンギの1つで、国内では一番普及しているものです。種小名の
Brocchinia hechtioides divisions from collection plants Gran Sabana, Venezuela BCP ID#991ブロッキニア ヘクチオイデス種小名のhechtioidesは「ヘクチアに似た」の意味です。ギアナ高地のグランサバナとテプイに分布し、日当たりのいい平原や岩場に生じます。栽培から3年が経ち、すっかり食虫ブロメリアらしい姿になりました。最初の肉食感を感じない草の状態から見違えるようです。B.hechtioidesはB.reductaよりもふんわり...
Drosera afraドロセラ アフラ種小名のafraは「アフリカの」の意味です。データベースによってはD. trinerviaのシノニム扱いとなっています。違いとしてはD. trinerviaの学名の由来となっている葉の基部(裏面?)の3本の葉脈?がないことが識別点のようです。未確認なのでそのうちまた…。南アフリカの塊根(芋)ドロセラです。いまいち情報が少なく自生地の環境がつかめていません。ロゼットタイプの南ア休眠ドロセラなんでシノ...
Nepenthes maxima x talangensis
Nepenthes maxima x talangensisネペンテス マキシマ × タランゲンシスミドルランドとハイランドの交配種。N.'Lady Pauline'と同交配です。前回書いたときはミドルアッパーくらいのN.talangensis寄りピッチャーでしたが、ロワーに戻ってN.maximaとN.talangensisの中間といった感じのピッチャーに戻りました。あれからグングン伸びたはいいものの、どんどん気難しい感じになり小さいピッチャーを着けるのが精いっぱいでした。そこ...
イシモチソウDrosera lunataドロセラ ルナタ種小名のlunataは「月型の」の意味で、半月状の葉に由来します。このブログ内再頻出のドロセラですね。好きなので仕方がないです。今までは時々ヤフオクに出していたので鉢植えにして小分けに管理していましたが、出品禁止になり行き場もなくなったのでまとめて寄せ植えにしました。昨年は「鹿沼の小粒を使うと球根と見分けが付かなくて球根回収キツい」という知見を得ましたが、おそら...
「ブログリーダー」を活用して、やまぶきさんをフォローしませんか?
Catopsis occultaカトプシス オカルタ種小名の
Utricularia multispinosa ウトリクラリア マルチスピノーサフトヒメタヌキモ(?)種小名の
日本に自生している「ヤチコタヌキモ」には対応する学名として「Utricularia ochroleuca」があてられています。今回はその学名と和名の対称は正しいのか、そして日本にUtricularia stygiaは分布しているのかの2点を検証していきます。内容を要約しますと、・ヤチコタヌキモは狭義のUtricularia ochroleucaではない・日本にUtricularia stygiaは分布している(いた)という2点になります。1.U. ochroleucaとU. stygiaさて、本題...
Darlingtonia californica 'Othello'ダーリングトニア カリフォニカ 'オセロー'属名のDarlingtoniaは植物学者の「William Darlington氏への献名」、種小名のcalifornicaは「カリフォルニアの」の意味です。種としての基本情報は通常種のDarlingtonia californicaの記事をご覧ください。この'Othello'はBarry Meyers Rice氏によるダーリングトニアの登録栽培品種(Cultivar)です。品種名の由来はシェイクスピア作の悲劇『Othello...
Nepenthes × ventrataネペンテス ベントラタNepenthes alataとNepenthes ventricosaの自然交雑種とされています。最初に非常に有名な本種ですが、少々取り扱いに問題を抱えた種でもあります。本種はNepenthes alataとNepenthes ventricosaの自然交雑種とされています。しかし現在N. alataはN. gracilifloraと区別され、多くのN. alataはN. gracilifloraと再分類されています。(詳しくはコチラ)園芸ではN. gracilifloraの方が圧...
Utricularia involvensウトリクラリア インボルベンス種小名の
Pinguicula nahuelbutensisピンギキュラ ナウェルブテンシス南米ピンギの1つで、国内では一番普及しているものです。種小名の
Drosera regiaドロセラ レギア種小名の
Drosera hyperostigmaドロセラ ヒペロスティグマ種小名の
Drosera pygmaea Palmdale RDドロセラ ピグマエア パームデール RD種小名の
Drosera lasianthaドロセラ ラシアンサ種小名の
Drosera pulchella Red 44Aドロセラ プルチェラ(プルケラ) 種小名の
Pinguicula vulgaris White flower Slovakia ピンギキュラ ブルガリス種小名のvulgarisは「普通の、通常の」の意味です。本種が非常に広い分布を持ち、どこでも見られたことに由来します。ヨーロッパからシベリア、大陸飛んで北アメリカ北部に分布します。分布も自生環境も広く、石灰岩の崖地から酸性の湿地帯まで、標高も0~2,600mまで幅広く自生します。日本のムシトリスミレも過去にはP. vulgarisの変種とされていた時期もあり...
Sarracenia rubra ssp. jonesii(= Sarracenia jonesii)サラセニア ルブラ ssp. ジョネシー(ジョーンジィ・ジョーンジィアイ・ヨネスィイ)種小名の
Pinguicula hemiepiphyticaピンギキュラ ヘミエピフィティカ種小名のhemiepiphyticaは「半着生性の」の意味です。本種が樹の幹に着生した状態で見つかることが多いことに由来します。オアハカ州固有でSierra de Juárezの北斜面に分布します。アクセス困難な場所が多いため、既知の自生地以外にも自生しているものと考えられています。標高1500-2900m地点の雲霧林の苔むした樹幹や岩に着生します。メキピンは岩上着生種が多いのです...
Pinguicula balcanica Pirin NP, Bulgaria, 2851mピンギキュラ バルカニカ種小名の
Drosera tokaiensis トウカイコモウセンゴケ日本固有種のモウセンゴケです。種小名のtokaiensisは「東海地方の」の意味です。本種の産地に由来します。和名はトウカイコモウセンゴケ。東海地方を中心に北陸地方から近畿地方、中国地方と四国、九州の一部に分布し、日当たりのいい貧栄養な湿地や斜面に自生します。本種はモウセンゴケとコモウセンゴケの雑種が倍数化して稔性を獲得したことで生まれた6倍体の複倍数体種(異質倍数...
Utricularia bisquamata 'Betty's bay'ウトリクラリア ビスクアマタ種小名の
ゲンリセアの栽培方法について私なりの方法をご紹介します。あくまで私なりの方法、一例ですので、これを叩き台にして自分なりの栽培方法を編み出していただければと思います。目次ゲンリセアとは用土鉢の選び方水やり温度光量・日照肥料開花について増殖方法病害虫ちょっとしたコツ・注意各論・種類ごとのプチ解説終わりに参考文献ゲンリセアとはタヌキモ科ゲンリセア属に分類される食虫植物です。系統上はミミカキグサ(タヌキモ...
令和6年能登半島地震により被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。私の住んでいる地域は震度6弱でしたが水槽の水がこぼれて鉢が数個落ちた程度で、被害はほとんどありませんでした。非常に幸いです。さて、零細ブログながら皆様にお願い、というよりご提案をさせて頂きます。こういった大災害があると何かと心が沈みがちなものです。私で言うと仕事柄、直接被災者の皆様への支援ができず、家でのんきに座っていていいの...
今年は辰年ですねということで何か龍モチーフの植物を出したかったのですが、我が家で該当するのがハエトリソウの
この雑記、ちゃんと記録になるように週1は書きたかったんですが今のところ2か月に1回ペースですね。予定通りにはいかないものです。年末と言って書くネタがあるわけでもないので久しぶりの雑記でお茶を濁そうと思います。オキナワシリケンイモリ2020CB組手元に残した3匹の2020CB組もすっかり大人になりました。やはり卵からせっせと育てた子は餌付きも良いです。あまりにすごい勢いで餌に飛びつくので逆に餌やりがしにくい…。...
Drosera aberrans BCP ID# D1779ドロセラ アベランス球根ドロセラ。種小名のaberransは「迷走する」の意味です。後述する分類上の迷走が元のようです。南オーストラリア州内陸部南部、ビクトリア州南部および中央部、ニューサウスウェールズ州分布します。砂から石灰質の粘土、開けた荒地から明るい林までいろいろな環境に自生するようです。ロゼットタイプの球根ドロセラで、外見上はD. whittakeriに似ていて、実際に最初はそう...
Drosera oblanceolata {pink, form, Tsitsikamma National Park, RSA [BCP ID# S260]}ドロセラ オブランセオラタ種小名の
Drosera eremaeaドロセラ エレマエア種小名の
Drosera macranthaドロセラ マクランサ種小名の
Utricularia sandersoniiウトリクラリア サンダーソニー種小名の
Pinguicula emarginataピンギキュラ エマルギナタ種小名のemarginataは「先端に細い割れ目のある」の意味です。花弁の形に由来します。Puebla州に分布し、標高850~1550mの雲霧林または川沿いの岩場や滝に近い場所の砂岩の岸壁で、薄く張った腐食層や苔に根を張って育ちます。多くのメキシカンピンギは半乾燥地に自生しますが、本種は亜熱帯気候または温帯海洋性気候の場所に生育します。また川沿いなどの年中湿り気のある場所に...
田舎風ビバリウムうちにあるビバリウムとしては一番シンプルなビバリウムです。小高い丘の上の一軒家とそこへ続く石段で、田舎の家をイメージしました。(当初は大草原の小さな家くらいのイメージだったのですが、イメージにあう家のオブジェが見つからず…)目的としては上陸してしばらくした子イモリを育てるためのシンプルなレイアウトを作ることで、遊び要素として石段と家を置いています。丘の下の隠れ家と水場と飼育に十分な...
Vandenboschia subclathratumコケハイホラゴケ(ニセアミホラゴケ)種小名の
Sagina sp.
ヤエヤマトラノオPolystichum yaeyamenseポリスティクム ヤエヤメンセ種小名の
2013年にNepenthes alata(ネペンテス アラタ)がいろいろと再分類されたというのは有名な話ですが、どういった再分類がされたのかという部分について特に日本語でのまとめは未だに無いようなので、今さらではありますが当該論文を元に簡単にまとめます。→2023/11/29出版の「食虫植物: 多様性と進化 長谷部 光泰 (著)」にて解説がありました。N. alataグループと呼ばれる似たような形を持つネペンテスについて触れられていますが...
ムラサキミミカキグサUtricularia uliginosaウトリクラリア ウリギノーサ種小名の
長寿命前葉体について諸々以前コケシノブ科の前葉体について記述しましたが、その他の長寿命な前葉体についても忘れないようにまとめてみます。自分の知識のまとめと、シダに興味あるけど論文読むの面倒くさい人向けの記事です。気力のある方は原文を読んでいただいた方が誤解がなく良いかと思います。(誤訳あるかもですし…)「前葉体」って何?という方は前回記事を→https://hakoniwamemotyo.blog.fc2.com/blog-entry-488.html長...
モスファンLomariopsis sp.アクアリウムで使われている本種。一般的にはモスということで
Sarracenia oreophila var. ornataサラセニア オレオフィラ var. オルナタ種小名のoreophilaは「山を好む」、変種名のornataは「華やかな、装飾された」の意味です。ピッチャーに入った強い葉脈に由来します。かつてはS. oreophilaの自生地ではvar. oreophilaと一緒に見られましたが、この変種ピンポイントの密漁が相次ぎほとんど姿を消しました。2012年現在で確認されている最後の個体群はアラバマ州リトルリバーキャニオン国立...
Sarracenia rubra ssp. gulfensisサラセニア ルブラ ssp. ガルフェンシス種小名の
Sarracenia minor var. okefenokeensis Red Eyesサラセニア ミノール var. オケフェノキーネス種小名の