Mercury'sでは、平日の毎朝7:30にお届けするニュースレターを中心に、グローバルマクロ戦略等の資産運用に関するインサイトを発信しています。
written by @mercurys_assets 今回のポイント * 逆イールドの解消に注意: 米国10年債と2年債の逆イールドが解消された。景気後退が近いことを市場がシグナルしており、過去をみると、逆イールドの解消後には、ほぼ確実に景気後退入りしてきた。 * 景気後退とポートフォリオ戦略: 景気後退に備えるには、守りのポートフォリオを組み、債券の比率を高めることが一般的である。 ニュースレターに登録 逆イールドが解消 米国10年債と2年債の逆イールドが解消した。 「逆イールドの解消」というのは、少しややこしい概念であるため、順を追って説明したい。 逆イールドとは 通常、債券の金利というのは、短期の金利よりも長期の金利の方が高い傾向がある。2年後に元本を返してもらえるのと、10年後までお金を返してもらえないのでは、後者の方がリスクが高いため、その分だけ金利も高くなければ割に合わないということだ。 また、景気が良くなっていく見通しであれば、今よりも将来の方が金利が上がっている可能性が高い。短期の債券は直近の政策金利、長期の債券は将来の予想政策金
金価格が史上最高値を記録:利下げと中央銀行の動向でさらなる上昇もあるか
written by @mercurys_assets 今回のポイント * 金価格が過去最高値を更新した背景には、中国や欧米の中央銀行による積極的な金の買い増しがある。 * 米連邦準備制度(FRB)の利下げ開始が、金の相対的なリターンを押し上げる要因となり、さらなる上昇が期待される。 * 米国株と金の価格動向は、今後のFRBの政策次第で大きく変動する可能性があり、特に利下げペースに注目が必要。 ニュースレターに登録 金(ゴールド)の価格が最高値を更新した背景 金(ゴールド)の価格が過去最高値を更新しました。2023年後半、金の先物価格は1トロイオンスあたり2,541ドルに達し、市場で大きな注目を集めています。この急騰の背景には、世界経済の不透明感と中央銀行の動きが密接に関係しています。 金の価格上昇を牽引している要因の一つは、各国中央銀行による金の積極的な買い増しです。特に中国は、ウクライナ戦争以降、外貨準備としてのドル資産を売却し、金の現物を購入する動きを加速させています。これは、将来の経済制裁リスクに備えた対応です。例えば、中国が台湾に進攻した場合、ドルやユーロ
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