はじめまして。はとばみなと、と言います。 私が書いている宇宙を題材としたSF小説を紹介しています。 よろしければ、読んで頂けると幸いです。 隔週日曜日の更新を目標に作成しています。 よろしくお願いいたします。
みなさま、はとばみなとです。閉会式も終わって、川崎さん達は外に出ると、会場前の広場に集合しました。みんなの輪の中心に先生と部長さんがいます。「みんな、お疲れさん。そして、おめでとう。今年は銀だ。」部長さんが周りにいるみんなにぐるりと回りながら賞状を
みなさま、はとばみなとです。指揮台に立つ先生がみんなの準備の様子を確認しています。「OKです。」その声を聞いて、係の人達が舞台の袖に戻ります。照明が点灯して、ステージにいる川崎さん達が明るく照らし出されました。『プログラムナンバー17。塩竃市立天
みなさま、はとばみなとです。そうして、練習の日々は流れていきました。カラッとした5月後半から、いつの間にか、ジメジメとした梅雨に変わっていました。そして、雨雲がいなくなり、青空が広がって、夏休みが始まると、もう、吹奏楽コンクール地区予選当日なのです。
みなさま、はとばみなとです。今年のコンクールに向けた自由曲として渡された楽譜。正確には、クラシックと言われている曲ではないんですけどね。オーケストラではなくて、吹奏楽用に作られたオリジナル曲なんです。えっ? そもそも、オーケストラと吹奏楽はどう違うか
みなさま、はとばみなとです。全日本吹奏楽コンクール。全国で吹奏楽部に所属する多くの中高生が目指す、檜舞台です。野球部で言うところの夏の甲子園に相当する一大イベントなのです。コンクールが開かれるのは夏。ですから、出場予定の学校では、春頃にはコンクール
みなさん、はとばみなとです。吹奏楽部の練習も日々続いていました。授業が終わって音楽室に来ると、まずは、パート練習の場所の設営です。チューバパートは南側の窓際で外側を向いてすみれ先輩と2人で並んで座ります。練習場所に椅子と譜面台を並べ終わると、自分の
みなさま、はとばみなとです。夕方 17時。イベント会場の神社の境内の西の空が見える場所に望遠鏡は据えられていました。太陽はまだ西の空に沈んだばかりです。観望会場は何やら賑やかです。「はいはい、早く来てくれた人にはスペシャルプレゼント。今なら、水星を見
みなさま、はとばみなとです。小学校から中学校に上がって、そして、部活に参加するようになると、それまでに経験したことのない人間関係が出来ます。もちろん、同期入学のメンバーとも新しい交友関係が出来ますが、やはり、一番新鮮なのは2年生や3年生の先輩との関係で
みなさま、はとばみなとです。川崎さんは吹奏楽部に入部。これまでは縁のなかった音楽の世界に踏み込むことになりました。それでは、不動さん、今日もお願いします。はーい。翌日の話になります。放課後の音楽室には他の大勢の部員に混じって川崎さんの姿もありま
みなさま、はとばみなとです。川崎さんは中で待ち構えていた部員達に囲まれるように、奥へと連れて行かれてしまいました。入口に立つ女性の先輩が、布田さんを見つめました。「さあ、じゃあ、君も一緒に見ていこうか!」布田さんは冷や汗をかきながら首を横に振りま
みなさま、はとばみなとです。ウインドオーケストラ『コスモ・ブレス』の初めての合奏当日。突然明らかになった、川崎さんは音楽経験者だった件。いったい、いつ、どんな形で音楽に関わるようになったのでしょうか。今回は、それをお伝えしたいと思います。案内役は、
■宇宙巡光艦ノースポール第6章.太陽第1節.太陽の日 ピピピピッ、ピピピピッ、・・・ 目覚まし時計のアラームが鳴り始めました。ここは、ノースポール艦内の小杉さんの個室です。 ピピピピッ、ピピピピッ、・・・ アラームは鳴り続けてますが、起きないで
『宇宙巡光艦ノースポール』、最新話(第6章、第1節)を登録しました
みなさま、はとばみなとです。本文の公開を1週刊伸ばさせて頂きましたが、本日、以下を登録しました。■宇宙巡光艦ノースポール・第6章.太陽・第1節.太陽の日https://northpole2022.blog.jp/archives/2023-08-20-21321569.html【次回話】第6章、第2節9月
みなさま、はとばみなとです。残念なお知らせです。ロシアが打ち上げて月面着陸を目指していた『ルナ25号』で、問題が発生した模様です。以下の記事のタイトルのように『月面に衝突か』とあるように、探査機は失われた模様です。■【速報・更新】ロシアの月探査機「
みなさま、はとばみなとです。■宇宙巡光艦ノースポール・サイドストーリー『ノースポール前夜③』ここに眠る-4「うーん、これは、一刻も早く収容してあげなければ。」隊長さん、やはり、犠牲者の方がそのままになっているのを気にしているようです。「みなさんは
みなさま、はとばみなとです。■宇宙巡光艦ノースポール・サイドストーリー『ノースポール前夜③』ここに眠る-3「よし、出発ーっ!」大学のコテージ前の道路で待機していた、自衛隊の車列が動き始めました。あの物体に向かう時、これまでは、私達は、ずっと徒歩で
みなさま、はとばみなとです。■宇宙巡光艦ノースポール・サイドストーリー『ノースポール前夜③』ここに眠る-2一通り、現地の説明が終わり、隊長さん、出発する気満々です。しかし、私達に対して、何かお願いがあるようなのです。「では、早速現地に向かいたいので
みなさま、はとばみなとです。■宇宙巡光艦ノースポール・サイドストーリー『ノースポール前夜③』ここに眠る-1西暦2050年2月25日北海道大雪山系「これは、酷いな。」私達は、布田先生の幼馴染みで、現在は防衛大学の教授をしている川崎さんを、あの、尾
『宇宙巡光艦ノースポール』、『タッチ・アンド・ゴー』を探せ⑤
みなさま、はとばみなとです。昨日までに公開した『「タッチ・アンド・ゴー」を探せ』の脚注説明と、参考サイトのご紹介です。■*1SBSラジオ静岡県をエリアとするラジオ局https://www.at-s.com/sbsradio/■*2フリーステーション1・2・0!上述のSBSラジ
『宇宙巡光艦ノースポール』、『タッチ・アンド・ゴー』を探せ④
みなさま、はとばみなとです。■宇宙巡光艦ノースポール・サイドストーリー『タッチ・アンド・ゴー』を探せ④西暦2054年1月19日『Take Off』のレコードをお爺ちゃんに送ってから3週間が過ぎました。その間に、ノースポールは地球を発進して、今は、金星の周
『宇宙巡光艦ノースポール』、『タッチ・アンド・ゴー』を探せ③
みなさま、はとばみなとです。■宇宙巡光艦ノースポール・サイドストーリー『タッチ・アンド・ゴー』を探せ③『タッチ・アンド・ゴー』という曲が収録されている『Take Off』というアルバムを探し始めた中延さん、日々の業務の間に、その『Take Off』というアルバムの
『宇宙巡光艦ノースポール』、『タッチ・アンド・ゴー』を探せ②
みなさま、はとばみなとです。■宇宙巡光艦ノースポール・サイドストーリー『タッチ・アンド・ゴー』を探せ②『タッチ・アンド・ゴー』という曲が収録されている『Take Off』というアルバムを探す中延さんは小杉さんのアドバイスに従って、その日の業務後に、早速、艦
『宇宙巡光艦ノースポール』、『タッチ・アンド・ゴー』を探せ①
みなさま、はとばみなとです。今回の物語は、非常にニッチな内容となっています。というのも、1970年代から90年代に静岡県に住んでいて、しかも当時、中学か高校生前後だった方、にしか、わからない内容なのです。そんな物語を公共のブログなんかに掲載して良いのか
みなさま、はとばみなとです。ちょっと前の話になりますが、なんと、あの、『ボイジャー2号』との通信が途絶えてしまったというニュースが掲載されました。■NASA惑星探査機ボイジャー2号との通信が中断 回復は2023年10月の見込みhttps://sorae.info/space/20230729-
みなさま、はとばみなとです。私達は、布田先生のことばを聞いていました。どうやら、みんながそれぞれ自分の中で整理したとおりの事態が起きているようです。「ただし、そもそも、未来というのは、不安定で、絶えず変わってしまうものなのだ。例えば、諸君が今いるこの
みなさま、はとばみなとです。「あっ、ここにいたのか。」鵜の木さんと私が、床に座り込んで黙っている、天体観測室に、百草さんが上がってきました。百草さんは、鵜の木さんと同学年で、私の一個上の先輩なんです。私達の柴崎研究室の、生徒のリーダーなんです。「先
みなさま、はとばみなとです。もしも、何者かが、私達が今いる、西暦2050年よりも過去に行ったとしたら、私や鵜の木さんや他のみんなに影響する歴史の変更が起きるかもしれません。例えば、まだ高校生の私に接触して、吹奏楽部の経験を活かして音楽大学に進学するよう
みなさま、はとばみなとです。「ここにいたんだ。」鵜の木さんが、階段を上がって、コテージの天体観測室に入ってきました。この部屋は、3階建てのコテージの中央部分の屋上に設けられたような造りになっています。比較的大きなドームがあって、観測用の望遠鏡が置かれ
みなさま、はとばみなとです。「時間を越えることは可能なのだろうか?」という川崎さんに対して、布田さんは、ひとまず、否定的な回答をしました。しかし、やや、ことばを選びながら、話を続けました。「不可能とされていることを可能にすることこそ、私達、科学者や
みなさま、はとばみなとです。 私からのヒアリングが終わって、布田さんの部屋には、布田さん、川崎さん、そして、ドミトリー博士の3人が残っていました。「俺もISSには行ってきたからな。」 川崎さんが話し出すと、布田さんが噛みつきました。「『行ってきた
みなさま、はとばみなとです。さらに、新生サックスパートの練習風景です。「えっと、セレさん、どんな感じかな?」練習時間はまだあるのですが、ほとんど、ロングトーンもどきだけなのです。しかも、サックス、1日目ですが、セレさん、大丈夫でしょうか。「えっと
みなさま、はとばみなとです。引き続き、新生サックスパートの練習風景です。「えっと、そうそう、そんな感じでマウスピースをくわえてみて。」熊川君と梁川君が、セレさんに、サックスのマウスピースの吹き方を教えています。楽器の本体は付けないでマウスピースだけ
みなさま、はとばみなとです。熊川君がセレさんの楽器を組み立てています。「リードはあるの?」梁川君が尋ねました。「えっとねー、ケースの中に入れておいたんだけど。」熊川君、組み立て終わった楽器を左手で支えたまま、ケースの中から小さな箱を取り出しまし
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