フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
お酒(主にウイスキーとビール)の感想をアップしています。興味のあったもの、好みだったものには★~★★★印を付けています(ウイスキーよりも安価&入手難易度が低いビールの方が★が付きやすい傾向あり)。
キルケラン 16年 2024リリース/Kilkerran 16yo 2024 Release
★久し振りに飲んだが相変わらずクオリティが高い。素朴なシリアル感に加えて、フローラルさとトロピカルフルーツの香味が上品に調和。全てがちょうどいい。
裏通りのドンダバダ/Uradori no Dondabada (Yo-Ho Brewing)
★か無し 麦芽はミドルボディからやや軽めも、ホップのパンチはかなり強い。香りは華やかでフルーティも、飲むとさっぱりドライな口あたりとフルーティさ。ベルギービールとして見るとやや没個性的だが出来は良い。
★ボディ重めの麦感に甘さもバニラがしっかり、フルーツは柑橘系でほどよい酸味。第一印象はラガヴーリン。ラガのフェスボトルみたいな感じだが、フェスボトルより出来が良い気もする。
★ホップの分厚い華やかさやフローラルさ、それでいてしつこくない切れ味の良さが素晴らしい。バランスは良いが決して大人しくはない。入手のしやすさの割に存外に良かった。個人的にはかなり好みだった。
アードモア 11年/Ardmore 11yo (Cadenhead's)
軽いボディにしっかりしたスモーク、落ち着いた甘さ。アードモアらしさとマルサラワイン樽らしさがしっかり共存した飲み心地の良いモルト。ぼちぼち。
伊豆の国ビール ヴァイツェン/Izu no Kuni Weizen
★しっかりフレッシュなフルーツポンチの甘さ、クリーミーな小麦の粉っぽくもクリーミーな穀物感、余韻はほどよくサッパリしていてハーバル。飲みやすさとボディの分厚さのバランスが良い。
アンディスクローズド 27年 ブレンデッドモルト/Undisclosed 27yo Blended Malt Whisky From Scotland (Cadenhead's)
★しっかり芯があるモルティさに透き通ったフルーティさ、柔らかいスモークと塩気。期待する通りの長熟スコッチモルト。スペイサイド系かなという印象。
伊豆の国ビール ピルスナー/Izu no Kuni Pilsner
香りは軽快だが飲むとしっかりしたモルティさと強めのビターさで飲み心地が重め。オレンジの甘さや柑橘ピールのニュアンスもはっきりで甘め。ヨーロッパの風味を目指したという目的は達成できていると思うが、個人的には少しバランスが悪かった。
タリバーディン 12年/Tullibardine 12yo (Cadenhead's)
まろやかで程よい熟成感のあるタリバーディン。シェリー樽感はかなり穏やかで、甘さとスモーキーさに癖が無く飲みやすい。スコッチらしい、出来の良い12年熟成物だと思う。使い勝手が良い風味。
黒ビールならではのロースト感があるが、米やコーンのおかげでさっぱり飲みやすい口あたり。ドゥンケルとして飲むと水っぽく深みが無いが、普段飲みとして料理と合わせて飲む分には優秀だと思う。
ベンネヴィス 11年/Ben Nevis 11yo (Cadenhead's)
青々しさのある風味。いかにも短熟という感じだが、一桁年熟成に比べるとずっとまろやかでストレートでも問題ない。
アサヒ生ビール マルエフ/Asahi Nama Beer Maru F
柔らかく軽快な穀物感と酸味がしっかりある柑橘フルーツ。しっかりとしたボディ感もあり、レトロで素朴な風味。サッポロ赤星的な印象。
フェアリー ロッカン 6年 バッチ2/Fary Lochan 6yo Batch 2 (That Boutique-y Whisky Company)
スパイシーでハーバル。ほのかなスモークのおかげで若い原酒感はかなりある割にはまだ飲みやすい方。とは言えストレートだと少し刺々しく、ウンダーベルクのようなハーブリキュールを飲んでる気分になった。
ヱビス クリエイティブブリュー 燻/Yebisu Creative Brew Ibushi
ボディがやや重めのヱビス。スモーキーさもあるがそこまで強くなく、イメージから想像したより水っぽい印象も。個人的にはドイツのシュレンケルラのような強烈なスモーキーさがあっても良かったか。通常のヱビスの方が好み。
ガーヴァン 33年/Girvan 33yo (Cadenheads)
★長熟グレーンらしいさっぱりとした軽さと嫌味無くしっかりした甘さ。特別感はそこまで無いが、変な癖が無く心地いい。ちょうどいい。
グリフィン ゴールド/Griffin Gold (Fuller's)
ベタっとした草っぽいビターさが目立ちIPAに近い。度数は低いので飲みやすいが飲みごたえはしっかりある感じ。
スプリングバンク 12年 CS バッチ26/Springbank 12yo CS Batch 26
★シェリー感しっかりのスプリングバンク。少し甘さが派手なのと塩気が強いのが気になるが、全体的にまとまりは良い。派手目のスプリングバンクが飲みたいなら良いボトルだと思う。
HSB プレミアムビター/HSB Premium Bitter (Fuller's)
★口に入れた瞬間のフワッとした甘いモルティさが特徴的。どっしりしたビターさと控え目なベリー系の甘さ。イングリッシュエールらしい、悪く言えば少し古臭い地味な印象、よく言えば落ち着きのある風味。少しぬるめが旨い典型的なイングリッシュエール。
デュワーズ ダブルダブル 27年/Dewar's Double Double 27yo
★まとまりは良いが個性もしっかりある熟成感。デュワーズらしい蜂蜜感やブラウンシュガーに、デュワーズにしては強めのスモーキーさやビターさがしっかり主張してくる。もっと滑らかで繊細な風味を期待していたが、そこまででも無かった。旨いには旨いが癖が強め。
台湾プレミアムビール 金牌 Gold Medal/Gold Medal Taiwan Beer
さっぱり軽快、ほどよいコク。青島ビールに印象は近いが、米を使っているのでスーパードライぽさもある軽快さと癖の無さ。飲茶でも何でも合わせやすい風味。
プーニ 4年 ペドロヒメネスカスクフィニッシュ/PUNI 4yo Pedro Ximénez Cask Finish (Darkness)
年数の割には飲みやすいが、その分作り込んだ風味が分厚く感じられて少し飲み疲れる。ピート香はかなり分厚く強くメディカル。ピート好きとしては悪くは無いが、ボトルでは買わなくて良いかなという感じ。
ヘルケンローデ シスター/Herkenrode Cister (Brouwerij Cornelissen)
度数の割に軽快で飲みやすいブロンドエール。ただし余韻はジトっとくるビターさが強く長く残るので、飲み進めていくと重さが積み重なってくる感じ。
セント・キリアン 5年 バッチ1/St. Kilian 5yo Batch 1 (That Boutique-y Whisky Company)
若さはあるがしっかりした濃い味付けとピート香のおかげでストレートでもそこそこ楽しめる。割り材としてはかなり使いやすいと思う。年数を考えると結構良い出来。
ヴィヴェン シャンパーニュ ヴァイス/Viven Champagner Weisse
★酸味ある柑橘系のフルーティさとクリーミーな小麦を含む穀物感が6:4くらい。さっぱり寄りのヴァイスで、酸味に棘が無いので食事とも合わせやすい。
「ブログリーダー」を活用して、ホームレス ドランカーさんをフォローしませんか?
フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
★★ホップ感が絶妙、プレモルよりフローラルさやフルーティさが上品で複雑。香りで特に感じるフレッシュでジューシーなフルーティさは何とは特定しにくいが余り無い感じで面白い。
★★この年数にしては完璧に近いボウモア。スモーキーさやビターさ、赤やダークフルーツの複雑な甘さが調和し、パンチがありながら刺々しさは無く、良い要素だけが出ている印象。ボウモアらしいフローラルさも憎い限り。甘さがやや単調で複雑さと奥行きが足りない以外は完璧。好き。
★蜂蜜9%添加と多めなので香りは蜂蜜感が全開だが、飲むとそこまで強くない。甘さの種類が普段飲むビールとは違う感じで違和感を感じるが、バランスはそこまで崩れていない。ハニービールとしてのバランスは良いと思う。
安定感ある旨味も、後味の柑橘ピール感が少し青臭い印象があった。モルティさはさっぱりして程よく香ばしいので良かったが、その分余韻が少し目立って邪魔な印象。
★柔らかいスモークとシェリー樽の甘さにパフューミーさ満点の風味。間違いなく80年代ボウモアがいると分かる。40年物だが芯の太さがあり、やや枯れ気味ではあるが滑らかさと飲みごたえが両立。個人的にはパフューミーな風味は好きなので★1だが、石鹸感が嫌いな人は厳しいと思う。
シャープでパンチがあるトリプル。少しアルコール感はあるが良い感じにフルーツとモルティさのバランスが取れている。ハーバルなビターさはやや強く、アルコールの嫌なニュアンスを消してくれている印象。
柑橘中心のサッパリ癖のない風味。甘さ控えめで軽いが、パンチはそこそこあるので軽すぎではない。低温発酵の恩恵か雑味は少ない。
★少しパンチの弱くなったアードベッグ19年トリーバンっぽい感じ。シェリー感はあまりないがさっぱりしたフルーティさとバニラのクリーミーさがあり飲みやすい。芯のあるアイラモルトで悪くない。
★ベルギースタイルのストロングエールらしい濃厚な風味。ダークフルーツの甘さは甘すぎず、ロースト感も程よい。少し単調ではあるが悪くはない。複雑な濃厚さが欲しい人には物足りないかも知れない。
ギリシャらしい穀物感強い風味。穀物と柑橘のシンプルな風味で、変な癖は無く飲みやすく、滑らかで香ばしい。しつこさや重さが無く飽きにくい風味なので普段飲みにしやすそう。
かなり荒々しいスモークや塩気、焦げ感がガツンと感じられる。フルーティさや甘さは控え目で、熟成感は18年ほど感じられない。イマイチ。
香りは発酵したような癖のあるトロピカルフルーツが目立ち、飲むとやや控えめになる物のそれでもやや独特の癖は感じる。ビールらしさとフツーティさの調和は取れている。
軽快、口あたり軽いパンやワインぽい雰囲気。フランスらしいおしゃれさが感じられる夏っぽい軽やかな風味も、余韻に少しえぐみがある。
樽感がしっかり出たスパイシーでオーキーな風味。甘さはキャンディ的なオレンジやリンゴ飴、ミントやバニラアイス感も薄っすら。少しオークスパイスが強すぎる印象があるが、ほどよい甘さとボディがあって飲み心地は良い。
軽快でフローラル、穀物感は軽いがクリーミー。アルコール度数が低い事もあり、食事とともに飲むのにも最適な風味。
★小麦やオーツを含むしっかり&ねっとり感のある穀物味が楽しめるトリプル。変な派手さはないが、ベルギーエールらしいフルーティさと濃厚な旨味が味わえる。重くない程度に分厚いトリプルが好きならオススメ。
香りはバーボン樽熟成っぽい素直なスプリングバンクだが、味は結構オーク感がバチバチに来る。ケイデンヘッド社ボトリングというと半分オフィシャルみたいなもんだが、オフィシャルとは違った尖り方があって楽しい。
しっかりしたロースト感にブドヴァルらしい軽快な飲み口のバランスが良い。ダークラガーだが飲みやすく、日本で販売されているダークラガーに系統は近いが、ロースト感はしっかり強め。
★★オーツが加えられているらしさの出た滑らかでクリーミーな穀物感とフルーツ、柔らかいハーブのバランスが非常に良い。分厚いボディに旨味が濃縮されている感じ。こってり目の風味が好きな人にオススメ。
★バランスが取れていて素朴ながら、ベルギービールらしい華やかな風味がしっかり表現された風味。余韻のホップのハーブもしっかり。現代風のバランス。
芯がありつつ熟成感があり上品で飲みやすいブレンデッド。ダフトミルらしさがしっかり感じられる。これならダフトミルを飲んだ方が良いが、ブレンデッドとしてのバランスは良い。£135という価格を考えると買うのは少し躊躇するか。
程よいコクと発酵感ある麦汁や黄色いフルーツ。特別感は無いが、飲みやすい癖の少ない風味。普段飲み用だが、淡白な食事だと邪魔かもしれない。
コースタル感ある塩気を纏ったスモークにピリッと刺すようなスパイシーさ、甘さはシンプルなリンゴやオレンジ、余韻にかけてクリーミーなカスタード。バランスは良いがまだ粗削り。
クリスマスエールではあるが一般的なクリスマスエールとは少し毛色が違い、むしろクアドルペルに近い。ジュニパーらしいベリー感はあるがそこまで特徴的ではない。悪くは無いが印象に残らない味。
スタンダードでクセがなく、穀物も程よくコクあるラガー。結構良い。度数も低く特に食事との相性がとても良く、普段飲みのビールとしては優秀。少し★を付けるか迷った。
★フレッシュなリンゴのフルーティさ、蜂蜜やマーマレードのねっとりした甘さ、奥にバニラ、しっかり骨太な麦芽感や藁っぽいスモーキーさと、全体のバランスと風味の移り変わりが良い感じ。
★★甘さはまったり濃厚で複雑だがしつこくなく、しっかりとしたモルティさが主体。スパイス感も程よく、度数ほどはアルコールの棘は感じない、飲み心地の良いストロングエール。
ねっとりしたスモーキーさとややはっきり目の原酒感。ラムの風味もしっかり感じるが、正直個人的に短熟ウイスキーとの相性は悪いと思っていて、原酒の悪い癖も増強されている印象。ハーブ感とスモーク感の組み合わせが好きな人なら行ける。
★度数を感じさせないスッキリしたながら、ベルギービールらしいフルーティさとフローラルさはしっかり感じられる。余韻のハーバル感が強く、グルートらしさを味わえる。インフェルノという名前とは対照的に上品なバランス。
飲みやすいアンバーエール。かなりサッパリした風味で飲み疲れない反面、個人的にはもう少し飲みごたえやパンチが欲しい。
★素朴な麦芽中心の骨太な骨格をしっかり残したまま、熟成感は程よくあってクリーミーなバニラの甘みもちょうど良い。特別良いわけでは無いが安心できる風味。★0.5くらい。
★~★★ほどよいスモーク感とキャラメルや黒蜜、やや強めのイチゴジャムのような甘さ。とは言えスモーク感とも調和していて下品な甘さでは無い。飲み心地がよく、かなり好みの風味。
アップルパイのような香ばしさもあるフルーティさと程いいスモーキーさは調和している。メロン的な青いフルーティさやスパイシーさもピート香との相性は良い。特にこれと言った個性が無いのが残念ではあるが悪くはない。
穀物感が強く、そこに黄色いフルーティさと酵母のフローラルさが広がる。少しコーンっぽい軽さも感じられる。余韻は柑橘ピールのビターさが強く続く。元祖だから当たり前と言えば当たり前だが、ベーシックな風味のトリプル。
★★しっかりした熟成感と複雑さが合いまった旨いオクトモア。ボディも分厚くパンチ十分。樽感はバーボン樽がメインで、奥にワイン樽を感じる程度。少しピークを過ぎた印象もあるが、変な癖は出ておらずまだまだ。
★★しっかりしたピーチの甘さとカルダモンのスパイシーさとミント感、ランビックらしい酸味のバランスが良く、素晴らしい飲みやすさ。出来の良いビアカクテル。余韻に少しビールらしさはあるが変なえぐみは無い。かなり好み。
えぐみはそこまで出ていないが、少し荒さが悪目立ちする。青いフルーツや草っぽい風味が中心で、甘さは下品では無いが余り調和は取れていない印象。
★~★★アイラモルトっぽいどっしりとしたスモーキーさと麦芽の深い風味、コーヒー系のビターさが織りなす落ち着いた風味。変にベタベタした甘さも無く、飲んでて安らぐ。個人的に好きな風味で★1.5くらい。
(1)特徴 (2)テイスティング (1)特徴 ・クワレモント ブロンド/Kwaremont Blond ・デ・ブラバンデール醸造所(ベルギー)/Brouwerij De Brabandere ・6.6% ・ブロンドエール デ・ブラバンデール醸造所はベルギーのウェスト=フランデレン州にある1894年設立の家族経営の醸造所。BavikやPetrusブランドのビールも生産しています。 今回テイスティングしたクワレモント ブロンドは、ベルギーの有名な自転車レースであるツール・デ・フランドルのオフィシャルビールです。商品名もツール・デ・フランドルの難所「オウデ・クワレモント」から取られており、オウデ・ク…