フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
お酒(主にウイスキーとビール)の感想をアップしています。興味のあったもの、好みだったものには★~★★★印を付けています(ウイスキーよりも安価&入手難易度が低いビールの方が★が付きやすい傾向あり)。
スプリングバンク 10年 アモンティリャード/Springbank 10yo Amontillado Cask Matured
★★甘さとスパイシーさ、スプリングバンクらしい麦芽感や塩気、スモーキーさのバランスが非常に良い。少しスパイシーさが強いが甘さも強めなので嫌みは感じない。スプリングバンクらしい素朴さと華やかさ。これまでのシェリーシリーズの中では一番好み。
コルネ オークド/CORNET Oaked (Brouwerij De Hoorn)
ランビック寄りの酸味が特徴のストロングエール。ウッドチップの影響で少し癖がありボディ感も一層分厚くなっている気がする。
アードベッグ ドラム コミッティリリース/Ardbeg Drum Committee Release
ラム樽感がしっかり出つつアードベッグの強烈なスモークや塩気は健在。熟成の若さゆえの粗さは隠せていないが、これはこれで十分楽しめる。少なくともアルコール度数46.0%の通常版よりはずっと良い。★0.5くらい
ヱビス プレミアムブラック/YEBISU Premium Black
★上品かつ程よいロースト感とコクがしっかりあるヱビス。重くはないが薄くもない。ちょっと良い普段飲みとしては丁度の塩梅。
オーヘンドーズ ティリヤ/Auchendores Tiriya
上品でえぐみの少ない、バランスの良い風味。熟成年数相応の程よい熟成感で、ストレートでも気分良く飲める。スコッチらしい風味。悪くは無いが生産者や蒸溜所についての情報が無さすぎて不気味なボトル。
サントリー トリプル生/Suntory Triple Nama
甘さも穀物も軽快でスッキリながらもしっかり味わえる。シンプルな飲みやすい風味。モルツとスーパードライの中間くらいの風味で立ち位置がいまいち分からない。
アードベッグ ブラック コミッティリリース/Ardbeg Blaaack Committee Release
★アードベッグにしては比較的骨太なボディも変な癖は無く、麦芽とスモークのパンチの強さに樽由来の甘い風味の組み合わせが良い。個人的にはここ数年のフェスボトルの中では1,2位を争う出来だと思う。
プレミアムモルツ マスターズドリーム/The Premium Malt's Master's Dream
★ボディ感あり、ホップのフローラルさが大人しく上品になったプレモル。プレモル特有の芳香剤っぽいニュアンスが薄れて、ビールとしてのバランスは良いと思う。個人的には普段飲みなら普通のプレモルよりマスターズドリームの方が好み。コスパはやや悪い。
キュロ ピートスモーク ライウイスキー/Kyrö Peat Smoke Rye Whisky
若さ全開だがピーテッドらしい飲みやすさがあって悪くない。Kyröの通常のライモルトよりずっと良いが、ストレートだとやはり厳しい。バランスはそこそこ良いので割り材としては使いやすいと思う。
ヱビス エバーホップ ヴァイツェン/YEBISU Everhop Weizen
★★上品で美しい風味のヴァイツェン。ヱビスらしい上品な出来の良さで、レモンドロップ由来っぽい酸味しっかりめのフルーティさもあり飲んだ瞬間はクリーミーだが、最後はキレ味良くサッパリ消えていく。今回の訪問で飲んだ4種類の中では一番好みだった。
ヱビス ベルベット トワイライト/Yebisu Velvet Twilight
軽快な穀物感に白ワインぽい華やかな香りも、余韻はそこそこビターで重めのフィニッシュ。暑い夏や、こってりした食事との組み合わせに向いていそう。飲みごたえがやや欠ける割にはフィニッシュが重めなので、悪くは無いが中途半端な印象も。
ヱビス インフィニティ ブラック/Yebisu ∞ Black
★上品な黒ビール。余計な雑味が無く、非常に丁寧に作られていることが分かる。飲み心地も良いし、単独でも食事と合わせても良いと思うが、個人的にはやや繊細すぎる気もした。ギリギリ★1くらい。
★ブラッシュアップしたヱビス。クリーミーで骨太、ヱビスらしい骨太な麦芽感とそれを邪魔しないホップの香味が旨い。感動するような旨さは無いが、ヱビスらしい質の高い良い出来だと思う。
キュロ オロロソモルト ライウイスキー/Kyrö Oloroso Malt Rye Whisky
若さ全開。ライ麦っぽいスパイシーな穀物感と金柑やオレンジなどの酸味、ほのかなレーズン、ニスのようなテカテカした風味。ストレートはキツイ。
ラ・トラップ エポス 0.0%/La Trappe Epos 0.0%
かなり軽く穀物感も薄め、柑橘も酸味がしっかりあって甘さは控え目なのでリフレッシュな風味。癖は無いので何とでも合わせやすい。
ブラックボトル キャプテンズカスク/Black Bottle Captain's Cask
★甘さとスモーキーさとスパイシーさのパンチが効いた風味。パンチの効いたジョニ黒。スモーキーなスコッチウイスキーが飲みたいなら普段飲みの第一選択肢になっても良いコスパだと思う。
ドラゴン スタウト/Dragon Stout (Desnoes & Geddes)
スタウトとしては甘すぎずビターすぎず、ボディは中程度、各要素がシンプルにまとまっている印象。ロースト感は控えめなのでスタウトとしては飲みやすい。
ポートシャーロット 16年 2006 ロックンダール 02.2/Port Charlotte 2006 16yo Rock'ndaal 02.2
★ポートシャーロットらしい赤ワインの温かい甘さと籠ったウッドスモーク。ほぼ期待していた通りの出来。少し複雑さが足りず軽い気がするが、シンプルな方が好みの人もいると思うしこれはこれで悪くはない。
オメール トラディショナル ブロンド/OMER. Traditional Blond (Omer Vander Ghinste)
エールにしては派手さは無く素朴で骨太、ビターさが強めのゴールデンエール。もう少し華やかだと思っていたので意外だった。ベルギーらしいニュアンスもあるが、全体的には地味目。
ザ・リドラー/The Ryddler (Bowler's Brewery)
ビターでスパイシーなハーブや穀物感のある飲み口。ボディは結構重く、癖も強め。ライ麦の風味や特徴がかなり前面に出ていて、好き嫌いを抜きにするととても楽しい風味。
ブルックラディ 16年 2006 ロックンダール 02.1/Bruichladdich 16 Year Old 2006 Rock'ndaal 02.1
★ブルックラディらしいフローラルで繊細な風味。ソーテルヌ由来の甘さは結構はっきり表に出ているが強すぎず、ローストモルトやビターさのあるハーブとよく調和している。少し余韻が荒い気もするが、全体的には満足感ある出来。
ロールオーバー (ウィプラッシュ)/Rollover (Whiplash)
軽快なテーブルビア。度数も低く、IPAとしては癖が強すぎず、ホップ感もモルティさも複雑ながら軽快で飲みやすい。
アバフェルディ 18年 エクセプショナルカスク 2020/Aberfeldy 18yo Exceptional Cask 2020
★ねっとりしたポートワイン樽由来の甘さ。アバフェルディにしては少し棘があるがバランスが良い。良い感じの熟成感とやんちゃさで飲んでいて楽しく、置いていての味の変化も良い。
ボディ リドル (ウィプラッシュ)/Body Riddle (Whiplash)
★0.5 軽快でジューシーなエール。グレープフルーツ中心で酸味がやや強めのフルーティさと複雑なモルティさのバランスが良い。ヘジータイプであることも口あたりを良くしていて好印象。少し良い普段飲み用。
アベラワー 11年 オロロソシェリーカスク 2022/Aberlour 11yo Oloroso Sherry Cask 2022 Release
樽感がやや強いが雑味は出過ぎておらず、甘さは程よく、熟成年数相応の熟成感とパンチもしっかり。シェリー感は上品。ぼちぼち。
マ メール スペシャル/Ma Mère Spéciale (Brouwerij De Leite)
軽めのボディで、ベルジャンIPAにしてはホップはかなりはっきり目。悪くはないがこれを飲みたいというような個性も無い気がする。泡立ちは抜群で飲み心地は良いので普段飲みには良いと思う。
ラフロイグ 2011 シングルカスク #5944/Laphroaig 2011 Single Cask #5944
★★熟成年数ならではの荒さもあるが、シェリーのしっかりした風味とのバランスが良く、流石ラフロイグのOBシングルカスクという出来の良さ。満足感の大きい一本。
ジュース並みのハッキリとしたリンゴ味。ジューシーで甘く飲みやすい。ビールよりもジュース寄り。
「ブログリーダー」を活用して、ホームレス ドランカーさんをフォローしませんか?
フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
★★ホップ感が絶妙、プレモルよりフローラルさやフルーティさが上品で複雑。香りで特に感じるフレッシュでジューシーなフルーティさは何とは特定しにくいが余り無い感じで面白い。
★★この年数にしては完璧に近いボウモア。スモーキーさやビターさ、赤やダークフルーツの複雑な甘さが調和し、パンチがありながら刺々しさは無く、良い要素だけが出ている印象。ボウモアらしいフローラルさも憎い限り。甘さがやや単調で複雑さと奥行きが足りない以外は完璧。好き。
★蜂蜜9%添加と多めなので香りは蜂蜜感が全開だが、飲むとそこまで強くない。甘さの種類が普段飲むビールとは違う感じで違和感を感じるが、バランスはそこまで崩れていない。ハニービールとしてのバランスは良いと思う。
安定感ある旨味も、後味の柑橘ピール感が少し青臭い印象があった。モルティさはさっぱりして程よく香ばしいので良かったが、その分余韻が少し目立って邪魔な印象。
★柔らかいスモークとシェリー樽の甘さにパフューミーさ満点の風味。間違いなく80年代ボウモアがいると分かる。40年物だが芯の太さがあり、やや枯れ気味ではあるが滑らかさと飲みごたえが両立。個人的にはパフューミーな風味は好きなので★1だが、石鹸感が嫌いな人は厳しいと思う。
シャープでパンチがあるトリプル。少しアルコール感はあるが良い感じにフルーツとモルティさのバランスが取れている。ハーバルなビターさはやや強く、アルコールの嫌なニュアンスを消してくれている印象。
柑橘中心のサッパリ癖のない風味。甘さ控えめで軽いが、パンチはそこそこあるので軽すぎではない。低温発酵の恩恵か雑味は少ない。
★少しパンチの弱くなったアードベッグ19年トリーバンっぽい感じ。シェリー感はあまりないがさっぱりしたフルーティさとバニラのクリーミーさがあり飲みやすい。芯のあるアイラモルトで悪くない。
★ベルギースタイルのストロングエールらしい濃厚な風味。ダークフルーツの甘さは甘すぎず、ロースト感も程よい。少し単調ではあるが悪くはない。複雑な濃厚さが欲しい人には物足りないかも知れない。
ギリシャらしい穀物感強い風味。穀物と柑橘のシンプルな風味で、変な癖は無く飲みやすく、滑らかで香ばしい。しつこさや重さが無く飽きにくい風味なので普段飲みにしやすそう。
かなり荒々しいスモークや塩気、焦げ感がガツンと感じられる。フルーティさや甘さは控え目で、熟成感は18年ほど感じられない。イマイチ。
香りは発酵したような癖のあるトロピカルフルーツが目立ち、飲むとやや控えめになる物のそれでもやや独特の癖は感じる。ビールらしさとフツーティさの調和は取れている。
軽快、口あたり軽いパンやワインぽい雰囲気。フランスらしいおしゃれさが感じられる夏っぽい軽やかな風味も、余韻に少しえぐみがある。
樽感がしっかり出たスパイシーでオーキーな風味。甘さはキャンディ的なオレンジやリンゴ飴、ミントやバニラアイス感も薄っすら。少しオークスパイスが強すぎる印象があるが、ほどよい甘さとボディがあって飲み心地は良い。
軽快でフローラル、穀物感は軽いがクリーミー。アルコール度数が低い事もあり、食事とともに飲むのにも最適な風味。
★小麦やオーツを含むしっかり&ねっとり感のある穀物味が楽しめるトリプル。変な派手さはないが、ベルギーエールらしいフルーティさと濃厚な旨味が味わえる。重くない程度に分厚いトリプルが好きならオススメ。
香りはバーボン樽熟成っぽい素直なスプリングバンクだが、味は結構オーク感がバチバチに来る。ケイデンヘッド社ボトリングというと半分オフィシャルみたいなもんだが、オフィシャルとは違った尖り方があって楽しい。
しっかりしたロースト感にブドヴァルらしい軽快な飲み口のバランスが良い。ダークラガーだが飲みやすく、日本で販売されているダークラガーに系統は近いが、ロースト感はしっかり強め。
★★オーツが加えられているらしさの出た滑らかでクリーミーな穀物感とフルーツ、柔らかいハーブのバランスが非常に良い。分厚いボディに旨味が濃縮されている感じ。こってり目の風味が好きな人にオススメ。
芯がありつつ熟成感があり上品で飲みやすいブレンデッド。ダフトミルらしさがしっかり感じられる。これならダフトミルを飲んだ方が良いが、ブレンデッドとしてのバランスは良い。£135という価格を考えると買うのは少し躊躇するか。
程よいコクと発酵感ある麦汁や黄色いフルーツ。特別感は無いが、飲みやすい癖の少ない風味。普段飲み用だが、淡白な食事だと邪魔かもしれない。
コースタル感ある塩気を纏ったスモークにピリッと刺すようなスパイシーさ、甘さはシンプルなリンゴやオレンジ、余韻にかけてクリーミーなカスタード。バランスは良いがまだ粗削り。
クリスマスエールではあるが一般的なクリスマスエールとは少し毛色が違い、むしろクアドルペルに近い。ジュニパーらしいベリー感はあるがそこまで特徴的ではない。悪くは無いが印象に残らない味。
スタンダードでクセがなく、穀物も程よくコクあるラガー。結構良い。度数も低く特に食事との相性がとても良く、普段飲みのビールとしては優秀。少し★を付けるか迷った。
★フレッシュなリンゴのフルーティさ、蜂蜜やマーマレードのねっとりした甘さ、奥にバニラ、しっかり骨太な麦芽感や藁っぽいスモーキーさと、全体のバランスと風味の移り変わりが良い感じ。
★★甘さはまったり濃厚で複雑だがしつこくなく、しっかりとしたモルティさが主体。スパイス感も程よく、度数ほどはアルコールの棘は感じない、飲み心地の良いストロングエール。
ねっとりしたスモーキーさとややはっきり目の原酒感。ラムの風味もしっかり感じるが、正直個人的に短熟ウイスキーとの相性は悪いと思っていて、原酒の悪い癖も増強されている印象。ハーブ感とスモーク感の組み合わせが好きな人なら行ける。
★度数を感じさせないスッキリしたながら、ベルギービールらしいフルーティさとフローラルさはしっかり感じられる。余韻のハーバル感が強く、グルートらしさを味わえる。インフェルノという名前とは対照的に上品なバランス。
飲みやすいアンバーエール。かなりサッパリした風味で飲み疲れない反面、個人的にはもう少し飲みごたえやパンチが欲しい。
★素朴な麦芽中心の骨太な骨格をしっかり残したまま、熟成感は程よくあってクリーミーなバニラの甘みもちょうど良い。特別良いわけでは無いが安心できる風味。★0.5くらい。
★~★★ほどよいスモーク感とキャラメルや黒蜜、やや強めのイチゴジャムのような甘さ。とは言えスモーク感とも調和していて下品な甘さでは無い。飲み心地がよく、かなり好みの風味。
アップルパイのような香ばしさもあるフルーティさと程いいスモーキーさは調和している。メロン的な青いフルーティさやスパイシーさもピート香との相性は良い。特にこれと言った個性が無いのが残念ではあるが悪くはない。
穀物感が強く、そこに黄色いフルーティさと酵母のフローラルさが広がる。少しコーンっぽい軽さも感じられる。余韻は柑橘ピールのビターさが強く続く。元祖だから当たり前と言えば当たり前だが、ベーシックな風味のトリプル。
★★しっかりした熟成感と複雑さが合いまった旨いオクトモア。ボディも分厚くパンチ十分。樽感はバーボン樽がメインで、奥にワイン樽を感じる程度。少しピークを過ぎた印象もあるが、変な癖は出ておらずまだまだ。
★★しっかりしたピーチの甘さとカルダモンのスパイシーさとミント感、ランビックらしい酸味のバランスが良く、素晴らしい飲みやすさ。出来の良いビアカクテル。余韻に少しビールらしさはあるが変なえぐみは無い。かなり好み。
えぐみはそこまで出ていないが、少し荒さが悪目立ちする。青いフルーツや草っぽい風味が中心で、甘さは下品では無いが余り調和は取れていない印象。
★~★★アイラモルトっぽいどっしりとしたスモーキーさと麦芽の深い風味、コーヒー系のビターさが織りなす落ち着いた風味。変にベタベタした甘さも無く、飲んでて安らぐ。個人的に好きな風味で★1.5くらい。
(1)特徴 (2)テイスティング (1)特徴 ・クワレモント ブロンド/Kwaremont Blond ・デ・ブラバンデール醸造所(ベルギー)/Brouwerij De Brabandere ・6.6% ・ブロンドエール デ・ブラバンデール醸造所はベルギーのウェスト=フランデレン州にある1894年設立の家族経営の醸造所。BavikやPetrusブランドのビールも生産しています。 今回テイスティングしたクワレモント ブロンドは、ベルギーの有名な自転車レースであるツール・デ・フランドルのオフィシャルビールです。商品名もツール・デ・フランドルの難所「オウデ・クワレモント」から取られており、オウデ・ク…
例年よりも少し磯感が強めな印象で、ねっとりした風味。シェリー感は穏やか。個人的な好みとしてはやや劣るが、完成度の高さは相変わらず。