chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:1月12日の日経「高校無償化」は必要か?

    1月12日の日経に、高校教育の無償化の記事があった。大学も含めて高等教育の国公立の無償化については、基本的には推進すべきと考えているが、条件がある。条件の一つは私立への支援はホドホドにし、その変わりに国公立の学校を増やす事が必要である。この高校無償化は、大阪の維新の会が進めた政策なのだが、それを全国に広めようとしている。これは一見良い事に見えるが、私立については、多少の補助金を出す程度で十分だろう。問題の根本は二つあり、その一つは公立高校に行きたくても受験と定員の制限から行けない学生が多く居る事である。特に都会には私立の学校が沢山あり、その分公立高校の定員が少なくなっている。二つ目の問題は、私立の有名大学の付属校に行く事で、私立の大学にエスカレーション的に上れる事が、私立の高校に進学する事が親のモチベーシ...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:1月12日の日経「高校無償化」は必要か?

  • 壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:高額医療の自己負担額の増加について

    高額医療の自己負担額の増加について反対意見が世間を賑わせている。この反対意見には積極的には賛同しないが、維新が提案し自民が合意した医療費全体の削減目的に自己負担額の増加を決めた事には反対したい。そしてそもそも、健康保険制度を見直す必要がある。先ず負担額の増加について積極的に賛成しない理由は、物価の高騰に合わせて、負担額の増加も仕方がないと考えているからである。負担が増える事は誰にとっても喜ばしい事ではない。しかし、負担が増える事もある程度許容する必要があるのではないだろうか。この日本の健康保険制度には様々な問題点があり、それらを解決する事の方が重要である。その一つ目の問題は、日本での滞在期間がたった3ヵ月で健康保険に加入できる事である。この悪法は、民主党政権下で1年から3ヵ月に改定されたのだが、これが即刻...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:高額医療の自己負担額の増加について

  • 壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:1月11日の日経「ボランティアに災害地往復保持」の問題点

    1月11日の日経に「ボランティアに災害地往復保持」と云う記事があった。被災地に入るボランティア団体に交通費の一部を補助するとの事で、一見良い事に見えるが本末転倒である。本来国が行うべき事を行わないから、ボランティアが活動している事をなんとも思っていないのだろう。「昨年1月発生の能登半島地震などの災害救助法が適用された被災地で、今月10日から3月末までに活動する団体に対して、審査で認められれば1件当たり上限50万円を支給する」とある。そして坂井防災担当大臣は、「被災者支援活動が活性化し、復興の後押しになることと期待したい」と述べているらしい。腹立たしい発言である。繰り返すが、被災地の復興は、本来国が行う事である。しかし昨年の1月1日に発生した能登の地震の復興については、国は不十分なお金しか出していない。役人...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:1月11日の日経「ボランティアに災害地往復保持」の問題点

  • 壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:アメリカ副大統領のバンス氏によるドイツでの演説から考えるベキ事

    アメリカ副大統領のバンス氏がドイツで演説を行い、そこでEUでの現在の問題点を指摘したのだが、その問題はそっくりそのまま日本にも当てはまる。一つは「SNS規制を止めるベキ」と訴え、もう一つは「欧州が抱えている脅威はロシアでも中国でもなく、欧州の内側にある」と。この「欧州が抱えている脅威はロシアでも中国でもなく、欧州の内側にある」と云う言葉は大変重要で、この”欧州”と云う箇所はほぼ全ての国家や地域に当てはまる。この箇所を日本に変えれば、「日本が抱えている脅威はロシアでも中国でもなく、欧州の内側にある」であり、アメリカも同じ問題を抱えており、今イーロン・マスク氏率いるDOGEチームが、その元凶であるUSAIDの解体を始めている。このUAIDは、表向きは後進国の支援活動を行う組織であるが、その内情は、世界各国の世...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:アメリカ副大統領のバンス氏によるドイツでの演説から考えるベキ事

  • 壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:今の日本の大学の問題点とあるべき姿

    昨日まで3回に分けて、日経に掛かれていた大学教授の論文を元に、問題点を指摘してきた。それらを総括し、解決方法を纏めてみたい。過去3回のBlogのリンクは以下になります。1回目”https://blog.goo.ne.jp/s_and_m_consul/d/20250209”。2回目”https://blog.goo.ne.jp/s_and_m_consul/d/20250211”。3回目”https://blog.goo.ne.jp/s_and_m_consul/d/20250215”。今の日本の大学には、様々な問題点がある。先ずは大学の制度としての問題店を4個指摘したい。①大学入学時の学部選択:今の日本の大学に入学する際に、学部や学科を選択する必要があるのだが、これは高校生にとってとてつもなく高いハード...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:今の日本の大学の問題点とあるべき姿

  • 壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:1月6日の日経の論文「日本の大学よ変れ」の重要性(その3)

    1月13日の日経のこのタイトルの連載は、前回とは別の教授が書いている。これも良い内容なので、紹介したい。。記事へのリンクはこちらです。”https://www.nikkei.com/article/DGKKZO86019430S5A110C2CK8000/”前回のBlogはこちらです。”https://blog.goo.ne.jp/s_and_m_consul/e/8bda748dbcded708baea3328edf1de3a”1月13日の論文では、留学生の獲得に関する問題点の指摘である。この論文では、世界全体の留学生の45%が英語圏であるアメリカ、英国、オーストラリア、カナダの「ビッグ4」で学んでいるとの事だ。やはり、世界の共通言語として確率している英語圏に対抗する事は難しいであろう。若者が留学する目...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:1月6日の日経の論文「日本の大学よ変れ」の重要性(その3)

  • 壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:1月6日の日経の論文「日本の大学よ変れ」の重要性(その2)

    9日にアップしたBlogの続きである。先ずはそちらを見て頂きたい。”https://blog.goo.ne.jp/s_and_m_consul/e/3cae9b5c6d77462850c94f5797e8fba8”記事へのリンクはこちらです。”https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD195PA0Z11C24A2000000/”4つ目の問題点は、教育課程の縦割りであり、これが日本の大学の一番の問題点であろう。アメリカでは通常全ての学部が同じキャンパス内にある為、教養課程は様々な学部の生徒が一緒に受講する。その為受講生の数が多くなり、複数の時間帯で授業を行っているので、選択肢が高まる。またこの時点では、学部を必ずしも選択する必要がない大学もある様だ。そして一旦特定の学部に...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:1月6日の日経の論文「日本の大学よ変れ」の重要性(その2)

  • 壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:1月6日の日経の論文「日本の大学よ変れ」の重要性(その1)

    1月6日の日経に大変良い論文が掲載されていた。その内容は現在の日本の大学教育の問題点を指摘しているのだが、納得できる事が大変多い。日本の大学は勉強する所ではなく、レジャー化していると昔から言われている事が、今の日本の国力低下に繋がっている。この良い論文については、3回に分けて紹介していきたい。筑波大学の教授が書いたこの論文の表題は「『教育の空洞化』克服を」で、サブの表題に「日本の大学よ変われ」とあるが、この論文を読んだ印象では、「空洞化」よりは「変われ」の方が重要なメッセージかと思われる。一つ目の問題点は、明治時代から始まった大学での”詰め込み教育”が、戦後も続いていると云う事である。明治から大正に掛けては、欧米に追い付け追い越せで、トニカク欧米の知識が技術を習得する事が最優先であった為、”詰め込み教育”...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:1月6日の日経の論文「日本の大学よ変れ」の重要性(その1)

  • 壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:12月30日の日経に記載されていた世界の大学の授業料の比較から見える問題点と記事の幼稚さ

    12月30日に世界の大学の授業料や収入の内訳を記載したページがあった。この紙面ではグラフなどの視覚的情報が沢山掲載されているのだが、授業料と奨学金の視点と、収入の内訳の2点での論評を行いたい。授業料は国によって様々だが、収入の見劣りが大きい。先ずは授業料に関してだが、国家によって考え方がかなり違う様で、授業料が実質無料のドイツやフランスと、公立と私立の差が少ないイギリス、そして公立と私立とで差がある日本やアメリカなど、国家の考え方の違いが大きく、比較のしようがない。ただ一つ言える事は、授業料が高い海外では、奨学金などの支援が手厚く、特に返還不要の奨学金が充実している所が日本との違いであろう。アメリカの場合、殆どの大学にはキャンパス内に学生寮が併設されており、生活費を抑える事が出来る。日本の学生寮の様に上下...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:12月30日の日経に記載されていた世界の大学の授業料の比較から見える問題点と記事の幼稚さ

  • 壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:12月30日の日経「選挙結果 Z世代が左右」の重要性と課題

    12月30日の日経1面に「選挙結果Z世代が左右」と云うタイトルの記事があった。昨年秋の衆議院選挙では、SNSの活用で若年層の支持を取り込み、躍進したとの事であるが、まだまだ不十分である。この記事には、高齢者向けと家族向け支出のGDB比を先進4か国と比較したグラフが載っていたのだが、高齢者向けはフランスを除けばほぼトップクラスである一方で、家族向けはアメリカの次に低い割合になっている。この情報から云える事は、日本では、若者向けにお金を使わず、お年寄りを中心に使っている傾向にある事が明確に分かる。但し、アメリカを除いてではあるが...。この高齢者向けの政策に偏る理由は、やはり日本の若者が選挙に行かない事が大きな原因の一つと考えるベキだろう。実際記事には、「最近の衆議院選挙の投票率は60%弱で、20~30歳代は...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:12月30日の日経「選挙結果Z世代が左右」の重要性と課題

  • 壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:12月29日の日経「民主義国 与党が全敗」の意味と日本との違い

    12月27日の日経に「民主義国与党が全敗」と云うタイトルの記事があった。昨年は主要国の内、7つの国家で選挙があり、与党が全敗したとの事だ。これは大変良い事なのだが、どのメディアも”欧州では右翼政党が台頭する”と書いている事に問題がある。この7カ国の中に、日本と韓国も含まれているのだが、残りの欧米の5カ国とは違った状況の様である。日本と韓国については、一応保守と云われている与党の敗北だが、欧米諸国は左翼またはリベラルの側にいる与党が敗北している。そういった意味では、日本人にもなじみが深いアメリカの民主党も、リベラルまたは左翼側の政党だと云える。その左翼政党から見れば、普通の人達は右翼に見えるのだろうが、極右と表現するのは如何なモノだろうか?韓国の場合は日本以上に左翼側に進んでおり、どちらかと云うと保守の与党...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:12月29日の日経「民主義国与党が全敗」の意味と日本との違い

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、まっちゃんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
まっちゃんさん
ブログタイトル
業務&ITコンサルタントのひとり言
フォロー
業務&ITコンサルタントのひとり言

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用