先日の日経新聞のコラムに、ある企業の女性取締役が「男性は家事に本格参入せよ」と投稿していた。多くの女性がこの様に思っているだろうが、これは大変幼稚な考えである。何故なら、この様に考えているお母さん方の何割が、子供(特に男の子)に家事を教えているだろうか?多くの過程では、男性の家事への参加が少ない事は事実であろう。そしてこの事に対して不満に思う女性が多い事も十分理解できる。しかし、この不満を夫に向けている事については、女性全体としての責任転嫁としか思えない。子育てをしている家庭の中で、子共の家事を手伝わせている家庭は一体どの位だろうか?私の感覚では、大変少ないと思う。特に子共を学習塾に通わせている様な教育熱心な家庭になる程、家事を手伝わせている家庭は少ないだろう。その理由は家事の手伝いよりは勉強が優先である...壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:4月10日の日経「男性は家事に本格参入せよ」と云う考えの幼稚さ