先日、在ベンガルール日本国総領事館の中根総領事から晩餐のお招きを受けて、我々夫婦は総領事公邸へお伺いした。わたしは、先日の一時帰国時、自分のために購入し、「ナマステ福岡」でも着用した赤い京友禅サリーを選んだ。日本の色合いだな……と改めて思う。 昨年、わたしが急遽、コーディネートすることになったJWマ...
南インド🇮🇳バンガロール在住のライター、リサーチャー、セミナー講師など。MUSE CREATION (NGO) 主宰。Okaeri Ventures (Business)。
【着物と京友禅サリー展示会①】ファッションスクールの女学生40名を皮切りに、若き来訪者に語る
この2年間、京友禅サリーや着物の展示会を何度となく開催してきた。場所もコンセプトも、それぞれが、似て非なる。ブランド・アンバサダーとしてお手伝いをしている京友禅サリーにせよ、個人的に1年半前に目覚めた日本のヴィンテージ着物にせよ、1枚1枚に物語がある。 そして、インドと深い結びつきを持つ。 「テキス...
🌏民族の伝統や、愛国心や、地球愛がほとばしる究極の音楽。砂漠の、遊牧の、流浪の旋律、最高!
インドを代表する作曲家であり、環境保護活動家であり、国連親善大使でもあるRicky Kej。一昨日は、彼と彼の率いる魅力的なミュージシャンたちによるライヴを楽しんだ。 Rickyは、ラジャスターン州のマルワリと呼ばれるコミュニティ出自の父と、パンジャーブ州出身の母の間に、米国ノースカロライナ州で生ま...
🌍友人宅でランチパーティ。旅するような日常で、旅する我がライフを振り返る。
毎月のように国内外を旅していた昨年から転じて、今年は敢えて旅を控え、バンガロール滞在の時間を増やしている。時間にゆとりがあるので、友人たちとの集いやお誘いにも、積極的に参加している。 先日もまた、友人宅に招かれて華やかなランチ。既知の友、初めての友……。多様性の国インドでは、同じ地方の出自でも、宗教...
🇮🇳 Kimono & Kyoto Yuzen Sarees Exhibition/京友禅サリーと着物の展示会
I will be holding a three-day exhibition of “Vintage Kimono & Kyoto Yuzen Sarees Exhibition” on February 27th, 28th and March 1st. DM me if you are in...
🌳Roots & Route。ルーツとルート。ミュージアムで学ぶ、テキスタイルの歴史と現在
バンガロール中心部、UBシティのそばに数年前オープンしたミュージアムMAP (Museum of Art & Photography)。パンデミック時代の最中からオンラインでの催しが開始されていたが、開館後は常設、特設展示以外にも、さまざまなプログラムが企画されている。一昨日は、テキスタイルのシンポ...
✋A HUNDRED HANDSにて。福岡に連れて帰るお気に入りの手工芸品を仕入れる
バンガロールを拠点に、インド各地の職人たちによる多彩な手工芸品を販売するバザール、A HUNDRED HANDS。年に2、3回、催されるこのバザールには、これまで都合がつく限り訪れてきた。また、ミューズ・クリエイションで書道や折り紙のデモンストレーションをさせてもらったり、着物の展示をしたりと、関わ...
京友禅サリーに、和太鼓、茶道! 高知の魚もやってきて、楽しき日本の宴
先日、在ベンガルール日本国総領事館主催の天皇誕生日祝賀式典に招かれた。自分で撮影した写真はすでにシェアしたが、フォトグラファー&ヴィデオ・クリエイターのNikhilに依頼していた写真と動画が届いたので、ひとまず動画を最終編集し、Youtubeにアップロードした。 Nikhilに、初めて仕事を依頼した...
類は友を呼び、ご縁は続く。90年以上前の「新品」着物を着て、ランチの宴へ。
昨日は、年末のパーティで出会った韓国人女性Eunyoungのご自宅に招かれて、女性たちのランチ会。彼女はかつて、ソウルでシェフとしてケータリングのビジネスをされていた。フランスの外交官であるハズバンドがソウルに駐在されているとき、彼女が大使館でのパーティ料理を準備したことで出会ったというエピソードを...
【旅するテキスタイル】シルクロードとタゴールと。「絞り染め」ひとつをとっても、深い歴史が香るのだ。
記録するテーマを絞り込もうと思いつつ、やっぱりインドの日々は、伝えたいこと尽きず。過去、何度となく記してきたとはいえ、目にしていない人が大半であろうから、改めて説明したい思いに駆られる。 週に一度の女性の勉強会。昨日はトークではなく「懇親会」で、ドレスコードが「ピンク」だった。最初は手軽にピンクのド...
🇯🇵2685歳のお誕生日おめでとう、日本! 今日は紀元節、建国記念の日。
紀元前660年、神武天皇(初代天皇)が即位した日は、すなわち日本建国の日。今年で日本は2685歳。 写真は「日本国民の総氏神」とされる伊勢神宮(皇大神宮)。2018年11月に訪れたときのもの。天照大御神のお神札(神宮大麻)はその時に、購入した。
旅を重ねた昨年。翻って今年は意識的に、バンガロールで過ごす日常をも、大切にしようと心がけている。年を重ねるにつけ、一年がどんどん短くなっていく気がしてならない。5年前も、10年前も、30年前も、ついこの間のことのように。 📚 日曜日は、昨年末、デリーで開催されたIndia Japan Forumでお...
本日開幕! Aero India 2025🇮🇳 ヤラハンカ空軍基地の近所にある新居の屋根に上って観覧。最高!
英国統治時代から、空軍の拠点であり、航空宇宙産業の拠点でもあるバンガロール。ヤラハンカ(Yelahanka)の空軍基地では、2年に一度、航空ショー「Aero India」が開催される。 国際的な航空防衛見本市で、世界の航空宇宙産業が出展する大規模なイヴェントだ。2年前には70万人もの来場者があったと...
🇯🇵天皇誕生日の祝賀式典にて。京友禅サリーを展示して、日本とインドの友好を飾る。
2月23日の天皇誕生日に先駆けて、昨夜は在ベンガルール日本国総領事館主催のレセプションが開催された。わたしは来賓として招待されたのだが、それとは別に、京友禅サリーも展示させていただいた。 京友禅サリーについては、いつもわたしが主催する催しで写真&動画撮影を依頼している写真家Nikhilの仕上がりが届...
7姉妹と1弟。北東インドのライフを学んで、高まりし旅情……!
ほぼ毎週火曜日に開催されている女性たちによる勉強会。メンバーになって2年半、さまざまな学びを得てきた。 昨日のスピーカーは友人のJulie。北東インドはアッサム州の出身の彼女。伝統的なテキスタイルに精通、自らアーティスティックな織物を生むアーティストであり、ファッションデザイナーでもある。また、北東...
🌏旅と歴史と地球儀と。愉しき月光ライブラリ。ヒエログリフや朱印船に心躍りてシナプス連続発火の日曜
大人数で浅めに話すのではなく、小人数でじっくりと語り合う……にシフトしている今年。昨日の午後は、バンガロールで働く女性2人(日本人&インド人)をお招きして、コーヒーやお菓子を楽しみながら語り合う。 ご縁がある方とは本当に、ご縁があるものなのだ……ということを、昨日もまた実感。日本人の友人は、今年の4...
🌳バンガロールで最も好きな場所。歴史を刻んで由緒あるホテル、Taj West Endで過ごす1日
インド移住前の2004年、初めてこのホテルを訪れたとき、緑に満ち溢れた、コロニアル様式の建築物に、忽ち心を奪われた。「ガーデンシティ」の象徴のような場所だなと思った。 その一年後、今から20年前。バンガロール移住を決めたわたしたちは、住まいが見つかるまでの約1カ月をここで過ごした。だからこのホテルに...
⏳年が明けて、かつてなく、ライフを見直している。実践を始めている。
1月12日のジャパン・ハッバ(日本祭り)が終わるまでは、まだ切り替えが難しかった。しかし、終わってからは、じわじわと、しかし確実に、スイッチが、切り替わっている。今年やることを、削りつつ、優先順位を決めている。抱えるなかれ、欲張るなかれ。人生そのときどきのステージにあった生き方を選びたいとの思いを新...
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先日、在ベンガルール日本国総領事館の中根総領事から晩餐のお招きを受けて、我々夫婦は総領事公邸へお伺いした。わたしは、先日の一時帰国時、自分のために購入し、「ナマステ福岡」でも着用した赤い京友禅サリーを選んだ。日本の色合いだな……と改めて思う。 昨年、わたしが急遽、コーディネートすることになったJWマ...
日曜の夜、バンガロール市街東部のホワイトフィールドへ赴いた。目的地は、和食レストラン「Hachi by Tenya」。新規開店前日の試食会に招かれたことから、浴衣姿で参上した。有松絞りのぶどう柄が気に入っている。 「Hachi by Tenya」というからには、日本の「天丼てんや」と関係があるのかし...
花は、咲いては枯れる。 木々は、芽生えては朽ちる。 人間も、生まれては、死ぬ。 我々を取り巻くすべてが、一瞬とて同じ姿はなく、常に変化を続ける。インドにおいては、そのサイクルが身近で、故に、そこに暮らす人間は、頻繁に手を加えねばならない。労力を使って。 インドに暮らし始めて以来、この20年というもの...
日本からインドへ帰ってきて2週間余り。すでに、何人ものインドの友人知人らと言葉を交わす機会があった。 今回の長い一時帰国の理由を知る彼らの多くは、わたしが母のサポートのために帰国したことをして、「あなたは恵まれている」「いい機会だったわね」と、異口同音に、ポジティヴな言葉をくれる。 福岡の、家の中に...
旅人として初めてバンガロールを訪れたのは2003年12月。以来、20年余りのこの街の変貌の様子が、あたかも走馬灯のように脳裏を巡る昨今。ただ、誕生するだけではない。まさに躍るシヴァ神(ナタラージャ)の如く、破壊と創造が繰り返される景観。 新しいものが次々に誕生する一方で、古き良きものを守ろうとする動...
昨夜は、久しぶりに夜のチャーチストリート界隈へ繰り出した。遠い日のバンガローリアンがここを訪れたら、きっと驚くことだろう。20年前には想像もつかなかった、煌びやかに若々しい夜の街になっている。 かつては、おすすめのレストランを、簡単に選べたものだ。今となっては、すてきな飲食店が次々に誕生し、それと反...
ハッピー・イースター! 週末は市街北部、ヤラハンカの新居で過ごすことが多いが、今日の夜、街中が会場のパーティに招かれていることから、今週はコックスタウンの旧居にいる。しかし金曜日はわたし一人、新居に赴き、ゲストを迎えた。 デリーにて過去2回ほどお会いした彼女。これまでは簡単なご挨拶を交わすだけの「知...
気づけば4月下旬。バンガロールの盛夏は終盤。これから雨が増えれば、気温は落ち着き過ごしやすい時節となるだろう。日本から戻り、しかし日本での出来事をもう少し書き残しておきたいと思いつつ、すでに10日が過ぎた。日々はやさしく、しかし確実に過ぎてゆく。 🇯🇵 パンデミック明けより、日本を旅するインドの友ら...
自分の人生経験を通して、学び得た事柄と、神々の教えとされる聖典や、先人らの知恵とが、合致して腑に落ちることが多くなった昨今。 若いときに買って目を通したときには、心に引っ掛からなかった漠然とした教え。今読み返せば「なるほど」と膝を打ち、大いに共感を覚える。つまりは、わたしがこれを書いたとしても、共感...
昨日は、1カ月ぶりに新居へ。ドアを閉めていてなお、隙間から入り込んでくる工事現場の埃。ウィークエンドハウスにつき、メイドを雇っていないので、未だ、自分で掃除をする。数カ月に一度、ディープクリーニングを依頼しているので、清潔は維持できている。 無論、日頃の掃除も、外部に依頼しようと思えば可能。しかしわ...
バンガロールに戻ったら、たちまち「胡蝶の夢」のごとく、福岡の4週間が遠くてパラレルワールドを行き交っているかのような心持ちにさせられる。 すでにインドでの日常は始まっているが、心はまだ、福岡の余韻。 書ききれていない記録も多々あり、まずは「ナマステ福岡」の前日に、一人訪れた「香椎宮」のことを残したい...
🇮🇳 I’m home. Welcome home. Earlier today, I finally returned home to my husband and four cats waiting for me. My cats are, as always, unsympathetic. T...
4週間の福岡滞在を経て、ようやく今日、バンガロールへ帰る。今、成田空港のラウンジにて、長大な記録を書き上げた。その直後、パソコンの妙な不具合で、全部消えた。驚いた。 今日のところは、多くを語るなということだろう。なにしろ今、やや酩酊状態につき。 ゆえに、ナマステ福岡2日目の写真だけを載せておく。バン...
4週間の日本滞在、最後の2日間を飾るのは、『ナマステ福岡』。一時帰国を決めた後に、このタイミングで開催されることを知り、参加することにした。 今回は、福岡一色に染まる、わが日本滞在だ。 かつてミューズ・クリエイションのメンバーだった友人も手伝ってくれたほか、懐かしき元バンガローリアンの友人たちも来訪...
長いと思っていた4週間の一時帰国も、ついには残すところ数日となった。最後の週末、明日と明後日は、福岡市の中心地である天神で開催されるインドのイヴェント『ナマステ福岡』だ。 時間の合間を縫っての地道な準備も完了。インドでは、ミューズ・クリエイション、あるいは個人で幾度となくバザールや展示会をやってきた...
昨日は、妹の運転で、母と3人、志賀島までドライヴした。 日本でも有数の陸繋(けい)島である志賀島。両側に海が迫る「海の中道」を通過して、島に至る。先日、バッグ作りを楽しんだ美砂さんのブティックがあるのは、志賀島に向かう途中の西戸崎だ。 志賀島を最後に訪れたのは、亡父の運転で、だった。日本に住んでいた...
4月だ。 日本に戻って瞬く間の20日間が過ぎた。今週末の「ナマステ福岡」に参加してのち、来週の火曜日にはインドへ帰る。フライトを変更し、滞在を延長して、当初の予定通り生まれ故郷の熊本などを旅したいという気持ちと、早くインドに帰りたいという気持ちが交錯する。 Missing home. わたしの居場所...
青空が広がった昨日の日曜日。しかし、少し暖かくなっていた気温が、再びぐっと落ちて、寒い。家のベランダから見下ろす多々良川沿いの桜並木は、まだ七分咲きといったところ。 名島神社へ桜を見に行くかどうか迷ったが、今日は母の眼科や歯科やわたしの整体もあり、そうこうしているうちに、瞬く間に日々は流れる。行ける...
当初は、「母の白内障手術に伴う1カ月の福岡滞在」だったはずが、日々、故郷再発見や大小の偶然が重なって、かつてない心の旅を楽しんでいる。 わたしの母は9人兄弟、父は4人兄弟。わたしには、いとこが20人いたのだが、ほとんどが離れて暮らしていることもあり、昔から疎遠だ。 そんななか、母の妹の長男であるタカ...
一時帰国。母へのお土産を買うために、DASTKAR Bazaar 最終日に滑り込み。 母はもう15年以上、インドの自然派ソープやローションを愛用している。オンラインでも買えるけれど、バザールでは新たな発見がある。ゆえに、足を運ぶ。 コーヒー豆や各種お茶、シャンプーなどはすでに注文済み。 わずか90分...
昨年11月、本格的に再稼働したミューズ・クリエイションのフェーズ3。振り返ればこの半年間、各種イヴェントや企画を実施して、なかなかに色濃い月日だった。 留学生やインターン生など若者らが中心のグループ、「ACT MUZ」は、わずか半年の間にも、メンバーの出入りが頻繁。常に小人数なれど、こうして同じ時期...
金曜日は、非常に有意義な1日だった。バンガロールの老舗ジュエリーショップ「C Krishniah Chetty & Sons」が運営するクリスタル・ミュージアムサロンにて、日本に関するプレゼンテーションをする好機に恵まれたのだ。 オーナー夫妻が友人だということもあり、以前もクリスタル・ミュージアムの...
🇯🇵明日、インドの人たちに向けて、日本の伝統や文化を語る。本来は、昨年の師走に開催した着物とサリーの比較展示会に加えて、雛人形や漆器など、日本的なものを展示しつつ、文化背景を説明するにとどめる予定だった。 しかしながら、せっかくの機会。主催者側もとても楽しみにしてくれているので、どこを切り取ってもい...
一昨日の夜、夫とともに、5月1日にオープンしたばかりの日本料理店「イザナギ」を訪れた。インディラナガールの100フィートロード沿い、TOITの北という便利な場所だ。 来週、某所で開催される、わたしの日本の伝統文化などに関するトーク・イヴェントにて、「イザナギ」がプロモーションを兼ねて、軽食を提供して...
***************************** “Poonam Bir Kasturi who transformed waste management in Bengaluru dies at 61” Concerned about the environmental impact o...
南インドとはいえ、標高900メートル超えの高原に位置するバンガロール。一年中、過ごしやすい気候だが、4月5月の盛夏はなかなかに暑い。その年によって暑さの度合いは異なるのだが、今年は格別に暑かった。普段であれば4月ごろ、マンゴー・レイン、もしくはマンゴー・シャワーと呼ばれる雨が降るのだが、今年はそれが...
金曜の未明にバンガロールへ戻って2日余り経つ。しかしまだ、正体定まらぬ心境でいる。肉体は、飛行機に乗ってバンガロールに戻ってきたけれど。エジプトで揺さぶられた続けた魂。そのひとかけらを、ナイル川の西に落としてきたようだ。 ギザのピラミッドの記録を書き終えて、今日はエジプトにおけるキリスト教徒「コプト...
2024年4月23日未明、バンガロール発ガルフ航空 (Gulf Air) のフライトで、バーレーンを経由しエジプトのカイロへ。そこからアスワンに飛んで始まった、わたしたちのエジプト旅。 本当に、濃密な時間だった。それは、心身魂ひっくるめての、時間旅行でもあった。 クルーズ旅などを経てカイロに戻り、5...
実質9日間のエジプト旅。今回は主に観光名所を訪れるにとどまったが、本来であれば、ゆっくりとカイロの街を散策したかった。ガイドツアーを終えて夕刻。ホテルで一息ついた後、夕食までのひととき、カイロ市外の西、ザマーレク (Zamalek) を歩いた。 友人に勧められたブティックで綿製品を購入したり、ふと目...
壮大なるガーマ(モスク)でコーランの響きに聞き入ったあと、今度はしばし車を走らせて、別のガーマへ。道中の光景が、まだ高層ビルディングの少なかったころのムンバイのそれに酷似していて見入る。ムンバイを知っている人なら、納得されることだろう。 さて、次にガイド女性が案内してくれたのは、エジプトのイスラム教...
イスラム教徒が大多数を占めるエジプト。当然のことながら、街の随所にガーマが見られる。午前中に訪れたコプト地区と同様、カイロのイスラム地区にある建築群もまた、その多くが世界遺産に指定されている。 時間的にも体力的にも、多くを巡る余裕はなかったので、ガイドの案内に従い2箇所のモスクを訪れた。最初に訪れた...
4月30日の最終日は、コプト地区で教会を訪問した後、今度はイスラム地区へ赴き、ガーマ(モスク)を訪れた。その記録を残す前に、気分を変えて、ヒエログリフの話題を。 ヒエログリフとは、古代エジプト語の象形文字(アルファベット)のこと。ギリシア語で「神聖」を意味するヒエロスと、「刻む」を意味するグリュペイ...
1枚目の写真は、聖ジョージ教会の外観。2枚目以降は引き続き、聖セルジウス教会(アブ・サルガ)の写真。 なお、コプト地区では、シナゴーグ(ユダヤ教会)などにも立ち寄った。最後の写真がその入り口あたり。シナゴーグ内部の写真は撮影禁止だったが、そこもまた、非常に見応えのある場所であった。
エル・ムアッラカ教会を訪れたあとは、徒歩圏内にある聖セルジウス教会(アブ・サルガ)へ。5世紀創建の、エジプトで最も古いコプト教会の一つだ。ローマ帝国マクシミヌス帝の治世下、303年にシリアで殉教した聖セルジウスと聖バッカスに捧げられた教会だという。 この教会が立つ場所は、聖家族と深い関わりを持ってい...
コプト地区で最も有名なエル・ムアッラカ教会。ローマ時代に建造されたバビロン城の南門の上に建立されていることから「吊るされた」という意味のアラビア語「ムアッラカ」と呼ばれるようになったという。英語名はハンギング・チャーチ。7世紀に創建されたのち、破壊、再建、改修を繰り返したとのことで、かなり複雑な構造...
4月30日。グループツアーの5日目にして最終日でもあった。ナイル川を挟んで首都カイロの西側に隣接するギザの町にあるピラミッドやスフィンクスを見学したあと、ホテルに戻る。 友人らとともに、ホテルのジュエリーショップで買い物などをし(この話題は別途記す)、最後のパーティで主催者やスタッフらを労い、またし...
実質わずか9日間のエジプト旅なのに、すでに33回目の投稿。そしてまだ、あと10回以上は続きそうな勢いだ。時間的な制約もあり、わたしにしては文章量をかなり抑えて記しているが、本当は掘り下げて調べ綴りたいことが無尽蔵。なにしろ歴史が濃すぎる深すぎる! 旅の数日前までは、エジプトのことをほとんど知らなかっ...
サッカラには、ジェセルの階段ピラミッドの周辺に複数の遺跡が点在している。中には、腰を屈めて歩かなければ頭をぶつけてしまう低い通路もある。腰痛を気にしつつも、さほど長い距離ではないので、潜ってみる。得も言われぬ地球のエナジーが、しんしんと、静かに染み渡ってくるような石の静謐。 中でも印象的だったのは、...
ピラミッドといえば、巨大な四角錐の建造物を思い浮かべる。中でもスフィンクスと調和するギザの三大ピラミッドが有名だ。しかしながらエジプトには、ナイル川に沿い1500km以上もの広範囲に亘り、形状が異なる大小のピラミッドが130以上も点在しているという。 我々グループは、早朝、ナイル川の東岸に位置するカ...