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2022/07/22

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  • 古い書籍を探した後の花見

    古い天体暦を見て調べたいことがあり、札幌市天文台を訪問してきました。札幌市天文台では、天体暦のひとつである「ロシア暦」が毎年購入され、開台した1958年以降1980年ごろまでの数十冊が保管されていたはずですが、書棚に見当たりませんでした。天文台の管理は1981年から札幌市青少年科学館が行なっていますので、科学館の書庫を以前に見せてもらったことがあります。科学館でも「ロシア暦」が見当たらず、どうやら廃棄されてしまったようです。残念。天体暦というのは、GPS装置などが発明される以前は天体の位置を測ることで航海の経路を確かめるための必携書籍でした。海洋国家であれば国が威信を持って編纂発行し、日本では海上保安庁が2010年まで発行していました。太陽や惑星の毎日の位置など(動きが速い月に限っては1時間毎の位置など)...古い書籍を探した後の花見

  • 2023年きりん座流星群の突発出現?

    きりん座流星群というマイナーな流星群の突発的な出現があるかもしれないので、夜空が暗い石狩方面まで遠征してきました。光害が酷い自宅周辺だと流星観察には不向きですからね。2023年5月24日(水)、おおぐま座の銀河M101に出現した超新星を屋上で確認した後、急いで身支度をし自宅を出発したのは21時半ごろ。北上し石狩市厚田の道の駅に到着したのは22時半ごろでした。クマよけの鈴を鳴らし、大きな声で歌いながら息を切らして急な坂を登り、展望台に到着。石狩湾に月齢4.9の月が沈む様子を撮影。2023年5月24日23時09分、焦点距離12mm(24mm相当)、露出15秒、絞りF1.4、感度ISO3200、M116-7401三脚をセットし、撮影レンズに結露防止ヒーターを巻きつけ、撮影準備が完了。ミラーレスカメラをインターバ...2023年きりん座流星群の突発出現?

  • おおぐま座の銀河M101に出現した超新星2023ixf

    山形県在住の板垣公一さんが5月19日17時27分(=世界時、日本では20日2時27分)に、おおぐま座のM101銀河近傍で発見した新天体は、超新星と確定判断され、SN2023ixfと命名されました。発見時の明るさは14.9等級とのこと。どうやら少しずつ明るくなってきたようなので、少し大きめ望遠鏡だと眼視確認ができるかもしれません。5月24日(水)の札幌は晴れ。光害が酷い自宅屋上では4等星が見えるか見えないほどの明るい夜空です。M101のような星雲状天体は光害の影響を受けるので、望遠鏡を使ってもかなり淡くしか見えませんが、超新星のような恒星状の天体であれば、光害が酷い自宅屋上に設置した口径40cm反射だと13等級程度の天体はギリギリ見えるはず。20時少し前に口径40cm反射望遠鏡をM101に向けました。薄明が...おおぐま座の銀河M101に出現した超新星2023ixf

  • 2023年5月24日の火星と月の接近

    5月24日(水)も札幌は晴れ。昨日の23日に引き続き、夕方の月を見ました。ふたご座に輝く月齢4.8の月には地球照が綺麗に見えています。昨日の5月23日には、金星のすぐお隣に月が輝いていましたが、1日間で月はこのように移動してしまいます。5月24日20時16分、焦点距離72mm相当、露出1/4秒、絞りF2.8、感度ISO10000、M116-7379この日の夜は、おおぐま座の銀河M101に出現した超新星が望遠鏡で見えるかどうか確かめてみました。その様子は次回のブログで。2023年5月24日の火星と月の接近

  • 2023年5月23日の金星と月の接近

    5月23日(火)の札幌は朝から快晴。この日は夕方の空で金星と月が近づいて見える日です。日没は18時59分。日没の1時間以上も前の17時半ごろ、月のすぐ傍に金星がポツンと光っているのが見えました。19時少し前から自宅屋上で観望開始。日没の4分後、19時03分の撮影です。金星と月の離角は約2.5度。焦点距離600mm相当、露出1/200秒、絞りF6.7、感度ISO800、M116-7308南の方から雲が徐々に押し寄せてきました。左下の山並みは手稲山です。19時27分にスマホで撮影。月齢3.8の月なので、地球照が綺麗に見え始めました。19時43分、焦点距離650mm相当、露出1/10秒、絞りF6.7、感度ISO6400、M116-7353残念ながら、19時50分過ぎに金星と月は雲に覆われてしまいました。気温10...2023年5月23日の金星と月の接近

  • 2023年5月20日の太陽面

    5月20日(土)の札幌は朝から晴れ。10時過ぎに屋上のスラィディングルーフを開けました。強い日差しで日焼けしそうです。コロナド90フィルターという太陽のHα線を通過するフィルターを口径15cm屈折望遠鏡の対物レンズ前に装着しました。全体の様子です。口径40cm反射は使わないので、主鏡に蓋をしてあります。2分間の動画から852フレームをスタック処理してみました。北を上にして掲載。コントラストを強調し過ぎました。左上(北東)の縁の近くの黒点周辺が白く光り輝いていました。2023年5月20日の太陽面

  • 昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その3)

    前回のブログ記事【昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その2)】からの続きです。薄曇りの5月18日(木)、手始めに両眼でパイプの見口を覗こうとすると、雲台のパーン棒に頬がぶつかってしまうことが判明。考慮不足でした。(汗)新たに130mm×50mmの厚さ3mmアルミ板を用意し、70mm左にシフトさせて雲台に固定する方法へ変更しました。また、上の画像は宵の明星(金星が太陽の東側)を見るための組立て例ですが、分度器の取付け位置を変えたことで、明けの明星(金星が太陽の西側)にも対応できるように改良しました。5月19日(金)の17時ごろから、ようやくスッキリとした青空が広がってきたので、屋上に補助具をセットし太陽に向けます。17時30分における太陽の方位角は約285度。金星の方位角は約256度なので、その差の29度...昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その3)

  • 昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その2)

    前回のブログ記事【昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その1)】からの続きです。昼間の金星を裸眼で見つけるための補助具を真面目に作ってみました。用意した主な部材です。左:外径28mm長さ150mmアルミパイプ2本(40cm反射を自作した際の残り部材)中:50mm角アルミアングル(ジャンクボックスにあった端材)右:コの字型アルミチャンネル(自作46cm反射解体時の端材)右下:分度器(新たに購入し、穴あけ加工済み)アルミパイプ内を艶消し黒の塗装後、仮組み立てしてみました。単眼よりも双眼のほうが金星の発見確率を高めると考え、私の眼幅67mmに合うようアルミパイプ2本を平行調整済みです。コダックフィルムのプラスチックキャップに直径8mmの穴を開け、接眼部に被せました。素通しパイプの実視界は約8度です。この補助具の...昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その2)

  • 昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その1)

    夕方の西空あるいは明け方の東空で輝く金星は、時々UFOと間違える人がいるくらい明るく輝きます。金星は昼間でも裸眼で見える場合があり、私の体験上、マイナス4.2等級よりも明るくなると日中でも慎重に探せば裸眼で見えるようです。しかし、昼間の眩しい青空の中にポツンと淡く光る金星を裸眼で探すのは、結構難しくコツが必要です。2023年春の空だと、青空が暗くなりつつある日没の少し前から徐々に金星が西空で目立ち始めますが、日没の1時間以上も前だと金星を見つけるのは至難のワザです。目をキョロキョロさせ広範囲に探しても、金星が見つからず徒労に終わります。私の自宅居間は2階の西向きで、2023年5月から7月ごろまでは日没前の金星を裸眼で探すのに、電線や電柱がいい目印です。日没の1時間ぐらい前であっても電線が目安となって金星の...昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その1)

  • 冬タイヤから夏タイヤへの交換作業

    降雪時の自動車運転には冬タイヤが必須です。1980年ごろまではスパイクタイヤが一般的でしたが、粉塵などの公害対策のためにスタッドレスタイヤへ徐々に変わっていきました。積雪地では冬タイヤと夏タイヤの交換作業が必要になります。私の場合、1973年から自動車を運転していて、当初の数年間だけはガソリンスタンドにタイヤ交換作業をお願いしていました。新車を購入した1976年からは自力で交換作業を行うようになり、今年の2023年で48年目の交換作業になります。5月11日(木)にワゴンRの冬タイヤを夏タイヤに交換。作業時間は30分ほどです。私の場合、北海道内の峠道を通ることもあることから、夏タイヤへの交換時期は遅めで、冬タイヤへの交換時期は早めです。交換作業は、タイヤの偏摩耗を避けるためタイヤローテーションを守り、ボルト...冬タイヤから夏タイヤへの交換作業

  • 準惑星 Ceres を眼視で見る

    国際天文学連合(IAU)の定義によると準惑星(dwarfplanet)とは、①太陽の周りを公転し、②十分な質量を持つためにほぼ球状で、③その軌道付近から他の天体を排除しておらず、④衛星ではない天体です。2006年のIAU総会で定められ、2022年末現在、準惑星に分類されているのは、Ceres、冥王星、Haumea、Makemake、Erisの5天体です。2006年から冥王星は惑星とみなされなくなりました。5個の準惑星のうち、Ceres(日本語読みでケレス、あるいはセレス)のみが双眼鏡や小さな望遠鏡で見える唯一の準惑星です。札幌市内の自宅屋上のように4等星が見えない光害が酷い夜空だと、5倍20mmの双眼鏡ではケレスは見えず、8倍50mmのファインダーだとかろうじてケレスが見えました。夜空が暗い郊外であれば、...準惑星Ceresを眼視で見る

  • 2023年5月2日の金星

    前回のブログ記事に書いたように、5月2日(火)の午前中に青空に浮かぶ二重星アルマクを見た後、金星を望遠鏡に導入しました。望遠鏡を東天の金星に向け、その様子をスマホで撮影すると、太陽から尾が!実は、スマホのレンズが汚れていたせいです。レンズを拭いて撮影。昔のデジタルカメラでこのような撮影をすると、太陽の眩しい光で撮像素子が焼き付いてしまい跡が残ったものですが、最近の撮像素子は優秀ですね。この画像を撮影した10時の時点では金星は東側の屋根に少し邪魔されていて、30分後の10時半から撮影を開始しました。スマホで金星を連写した16枚をスタック処理しました。スマホで強拡大し過ぎたせいで画像が荒れてます。北を上にし掲載。少し露出オーバー気味で大気の揺れが大きかったものの、スタック処理で金星の形がある程度再現できました...2023年5月2日の金星

  • 昼間のアルマク

    アルマクというのは、アンドロメダ座のγ(ガンマ)星の固有名で、天文ファンには有名な二重星です。5月2日(火)の札幌は快晴で透明度も良かったことから、青空に浮かぶアルマクの伴星が見えるかどうか確かめてみました。望遠鏡を使えば昼間でも明るい恒星を見ることができるのです。朝9時ちょうどに屋上の望遠鏡をスタンバイ。朝の9時過ぎに目盛環を使い、口径15cm屈折望遠鏡をアルマクに向けます。口径40cm反射は大気の揺れに敏感ですし、昼間の星を見るにはコントラストのいい屈折望遠鏡の方が有利です。目盛環で慎重に望遠鏡を向けると70倍で0.6度の視野内にアルマクの主星が確認できました。夜間のピント合わせはピント位置がかなりずれていても恒星の存在がわかるのでピント合わせに苦労することはないのですが、昼間の恒星を見るにはピント位...昼間のアルマク

  • 2023年5月3日未明の幻月

    幻月というのは、幻日と同じ仕組みで見える大気中水分の光学現象で、月の両側にやや明るく見える光斑のことです。月の周囲の光輪は22度ハローとか内暈などと呼ばれ、内暈の左右にある光斑が幻月(太陽の場合は幻日)です。星仲間の吉田直子さんが、5月3日(水)の未明に幻月を撮影されたので、画像の提供をしていただきました。中央は月齢13の月です。3日後の5月6日(土)が満月で、6日の明け方前には半影月食という現象が起こりましたが、札幌では悪天候で見ることができませんでした。画像に写っている月の位置や恒星から、撮影日時は5月3日午前2時ごろと推定。月の左側には「おとめ座のスピカ」が写っていて、計算すると月とスピカの離角は19度ほどです。内暈あるいは幻月が月から約22度の位置に出現するので、幻月に間違いないと思います。目撃す...2023年5月3日未明の幻月

  • 2023年春の天文指導員OB会(オーロラ遠征報告会)

    昭和から平成時代の天文指導員OBからオーロラ遠征の報告会をしてほしいという依頼?がありました。天文指導員というのは1974年に札幌市天文台が育成を始めた天文ボランティアの名称です。1981年に札幌市青少年科学館が開館する1年ほど前から札幌市天文台の管理運営を科学館が行うようになってからは科学館が天文指導員の育成を担っています。科学館が開館した当時の育成担当が私でした。天文指導員OBの何人かと私は今でも交流があり、私がアラスカまでオーロラ遠征したことの報告会はどうですかという連絡を受け、5月3日(水)に報告会の実施となりました。乾杯〜!集まったのは私を含めて7人。1人遅れて参集し2度目の乾杯だったので、すでに半分以上飲んでいる人もいます。(笑)報告会とは言いながら、昔の話などで盛り上がり、なかなかオーロラの...2023年春の天文指導員OB会(オーロラ遠征報告会)

  • 2023年GWの初日に札幌市天文台を訪問

    札幌市天文台は観測室リニューアル工事のため、2023年3月13日(月)から3月24日(金)まで臨時閉台中でした。リニューアル後の札幌市天文台がどうなったか気になり、4月29日(土)の午前中に訪問してきました。中島公園内の小高い丘、岡田山に設置された札幌市天文台です。1958年から65年間ここで天文普及活動を続けてきた札幌市所有の施設です。2023年の札幌は、例年よりも2週間ほど早く桜が満開となり、中島公園の桜も見事でした。曇りがちの天候だったのが残念。10時過ぎに中に入ると、1984年に更新された五藤光学製の口径20cmF12アポクロマート屈折望遠鏡で太陽を観望中でした。対応している天文台スタッフ林さんの丁寧な対応が相変わらず見事です。GW中の来客者増に備え、札幌市青少年科学館職員の本田さんが応援で案内業...2023年GWの初日に札幌市天文台を訪問

  • 日本星景写真協会の5月号コラムを執筆

    2023年3月下旬にアラスカ州フェアバンクスまで一緒に遠征した池田さんから、日本星景写真協会のコラムにオーロラ遠征記を書いてみませんかというお勧めがありました。私は協会の会員ではありません。しかし、旅の思い出になればと5月号のコラム執筆をお引き受けしました。拙ブログに14回連続投稿した概要版ともいうべき内容で、同行した星景女子3人から素晴らしいオーロラ写真の提供を受けています。下の画像をクリックすると日本星景写真協会のホームページに飛びます。(同協会の理事さんからリンクokの承諾をいただいています)私が書いたコラム記事の直接リンクはこちら。【日本星景写真協会2023年5月号コラム記事】ところで、コラムとブログの両方に掲載し忘れた画像を1枚掲載します。薄雲の中、北斗七星を覆い隠すように明るめのオーロラが揺れ...日本星景写真協会の5月号コラムを執筆

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