私たちは みんなつながっている ここが 平和で 温かな食べ物があるとしても ほんの少し 生まれる場所が違えば 生き抜くことさえ 困難な大地 暖かく 安全な場所にいて 狭い思考に 蝕まれないで 生きることは こんなにも難しい
狂おしいほど 人を欲したことはありますか 胸を搔きむしられるような 寂しさを感じたことはありますか 今離れたばかりなのに もう会いたくてたまらないことはありますか いくら想っても 叶わないことを知っているのに ただ空を見上げて 涙を流すことしかできない経験をしたこと ありま...
ずっとこのままでも いいと思っていました 想いが通じることはなくても 大切にあなたを想い続けていけると でも そんなのは大嘘 あなたの気持ちが私に無いこと それを見せられる度に 片想いの終止符を打つ決心をします 戻りたい 自分の気持ちに気付く前の私に 何度もそう思っては ま...
お願いがあります あなたの寝顔を見たいんです 好きなだけ見つめたい そっと頬に口づけしても 起きてはだめ 私は照れ屋だから もし目を覚ましても 眠ったふりをしていてね あなたの心はどう頑張っても覗けないから せめて愛しいその姿だけは 目に焼き付けたいのです 夢の中だけでもい...
自分のことはよくわかってるつもりで、気付いていないこともあります。 最近はほとんど言われなくなりましたが、私は時々どこか遠くを見ている感じがするらしいです。 子供のころはおそらくかなりひどかったのではないかと思います。 何を考えているのかわからない子供だと言われてましたから...
4月23日に、めいちゃんが亡くなりました。 4月初めに狂犬病の予防接種を受ける際に、心臓がだいぶん弱っていると言われていました。 あと3週間ほどで満15歳になるところでした。 吠えないし、誰にでもフレンドリーで、とぼけたところのある、食いしん坊のかわいい女の子でした。 子供...
昔幼いころ 大人になると 辛いことばかりだよ 子供のうちが 一番いいなんて言われて そんなの嘘だ だってあたしは辛いこといっぱいある そんなふうに思ってた 子供の頃が 幸せだったなんて 言えないけれど でもやっぱり 辛いこと たくさんある大人になった どうすることもできなく...
「じゃあ、先生、お願いします」 理沙は2歳の息子に手を振る。 一年前、保育園に通い始めたばかりのころは、毎朝むせるほど大泣きしていたのだが、今では、手を振り返すこともなく、仲良しの子のほうへ走っていくことのほうが多い。 以前出産まで働いていた会社は家からかなり遠かったのと、...
音は聞こえているのに、意味が理解できないという状態を、理沙は初めて経験していた。 警察からの電話。 夫が、どうしたって言ったんだろうか。 耳に入る言葉は、ただ音になるばかりで、意味を成さない。 即座に頭に浮かんだのは、夫がどこかの駅で倒れている映像。 胸の鼓動が激しくなり、...
特別な人。 自分の人生にとって特別な人。 私には何人かすぐに思い浮かぶ人がいます。 それは、とても幸福なことだと思います。 なかでも特に大切な人が二人います。 一人は、子供のころに出会った人。 ほめられたことのなかった私を初めてほめてくれた人です。 自信がなく、劣等感だらけ...
特別な人だと 意識するよりも先に 心の臓が勝手に鳴り出した あの遠い日 別れの日が すぐそこに来ていました あなたは元気に暮らしていますか 私は元気です 相変わらず荒波に揉まれて それでも生きています あなたに出会えたこと 今でも感謝しています あなたの優しさで 救われたあ...
子供のころは両親と弟との四人暮らし。 父とは会話らしいことをした記憶はなく、些細なことで殴られたり怒鳴られたりで、大嫌いでした。 母はなんでも器用にできる人で、不器用な私をふがいなく思っていたようです。 弟は喘息がひどくなり転地療養のため、少し別居していた時期があります。 ...
大切に扱われたことのない人は 自分を大切にする術を知らず 誰かをうまく愛することもできない 今がどんなにひどい状況でも あなたを大切にしてくれる人が 必ずいるということに気付いて いつかあなたが愛を知ったなら 周りの誰かを大切にして 大切にされて 愛は育つもの
あなたの額から落ちた ひとしずくの 透明な それに 私は なりたい あなたから 生まれ落ちて 空に還り また大地に落ちて ひとしずくの 水になり あなたを 潤して あなたの 一部に なりたい けれど そしたら あなたの姿を 見られないね ひとしずくの宝物 やっぱり私は 人で...
私は 自分が老いたことも 美しくないことも 知っている けれどもし 私にほんのひとかけらでも 女としての魅力が残っているとしたら それは 残らず すべて あなたのもの この世に別れを告げて 目を閉じる その瞬間まで 私は あなたのもの
少しだけましな人間になりたい こんなに心の狭い人間ではなく こんなにずるい人間ではなく こんなに弱い人間ではないもの 誰かのことをうらやんだり 他の人と比べたり 自分だけを哀れんだり そういうものにはなりたくない もう少しだけましな人間になるために もがいてもあがいても 生...
あなたに出会ってしまった私は 荒海に漕ぎ出てしまった 不安定な小舟 過ぎた時間が元に戻せないように 岸へ戻ることも 叶わない あなたのたった一つの些細な言葉で 激しく揺すられ あなたの何気ない行いに 至福の凪を見る 自分の心さえ 思い通りにならず 溺れて 息もできない 波に...
私に与えられた教本は とても難しくて 解けずに日々苦悶し 度々間違えては バツの字をつけられて 消すこともできず 無理に落とそうとこすっても 赤く字が滲むばかり やり直すことも 進むこともできぬまま 解けない項に 泣きながら顔をうずめて眠る日々 なぜ私にこのような難しい教本...
グループホーム入所にあたっては、最初は一泊二日、次は一週間、というように、少しづつ本人が慣れていけるように、様子をみることが多いようです。 これは、グループホームに慣れる、ということ以外に、他の入居者と一緒に生活できるか、ということのチェックでもあるようです。 駿宇が入るこ...
閉ざされた冬の心のままに うなだれて歩いていては 何も見えない ほんの少しだけ顔を上げて 広がる若草色の春を見て 鮮かに連なるつつじの花が 明るく揺れる山吹が 青空の下で笑いさざめく どんなに悲しい日が続いても どれほど病み衰えても 春はちゃんとやってくる 果てしなく広がる...
この春21歳の息子がグループホームに入所しました。 息子は重度の知的障害を伴う自閉症です。 三人兄弟の末っ子で、これまで、私と次男とヘルパーさんでケアしてきました。 平日昼間9時半から3時半まで生活介護施設に通い、週末に空きがあるときは日中ショートステイや短期入所を利用。 ...
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