中学受験の家庭教師 鳥山と申します。先日、中学受験マンガ『二月の勝者』の感想記事として、「塾業界の裏話」を書きました。みなさん、塾については、色々と知りたいことがあると思います。たとえば・・・、「『二月の勝者』では、『下位クラスはお客さん』...
「下位クラスはお客さん」は本当か?元講師が語る現場のリアル【中学受験 塾講師の裏話2】
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。先日、中学受験マンガ『二月の勝者』の感想記事として、「塾業界の裏話」を書きました。みなさん、塾については、色々と知りたいことがあると思います。たとえば・・・、「『二月の勝者』では、『下位クラスはお客さん』...
【中学受験 国語と社会】カウンセリング授業(単発授業)のご案内
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、家庭教師の鳥山と申します。この度、「カウンセリング授業(単発授業)」のご案内をさせていただきます。※ 募集学年について、追記いたしました。【2025/06/01】カウンセリング授業の募集につい...
合格実績を信じるな。「受験者を増やして勝つ」塾のリアルな実態【中学受験 塾講師の裏話1】
こんにちは。中学受験の家庭教師 鳥山と申します。塾ごと(あるいは、塾の校舎ごと)の「難関校合格者数の比較」の話題は、常に注目を集めていますよね。親御様として気になるお気持ちもよくわかります。しかし、合格者数は、「その塾・校舎の教務力」の指標...
『四科のまとめ』が進まない子に。国語と社会の効果的な使い方と対策を解説【2025年最新版】
こんにちは。中学受験の家庭教師 鳥山と申します。四谷大塚『四科のまとめ』は、情報量が非常に多く、完成度の高い教材として多くの塾で採用されています。しかし、こんな声もよく聞きます。親御様「『四科のまとめ』をやらせても、全然進まないんです」子ど...
2025年度 & 2026年度 家庭教師の生徒募集について【5/29 更新】
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。家庭教師の生徒募集に関するお知らせです。本年度の家庭教師の生徒授業について【2025/2/28更新】2025年度のレギュラー授業については、募集を終了いたしました。【2025/...
ドルトン東京学園「思考・表現型入試」の実例と対策法【中学受験 総合型選抜】
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。以前、教え子がドルトン東京学園の思考・表現型入試で合格をしました。俗に言う「総合型選抜」、一昔前の言い方をすると、「AO入試」「一芸入試」です。指導当時は、ネット上にほとんど情報はなく、手探りの指導となり...
【中学受験 国語】選択肢問題を二択で外すのはなぜ? 考え方を解説
こんにちは。中学受験の家庭教師 鳥山と申します。「国語が苦手で、選択肢問題になるといつも二択で外してしまう」、そんな経験はありませんか?これは、設問に対する「思考の足場」が不安定なことに起因する、よくあるつまずきです。「あと一歩」のつもりで...
【中学受験】抽象的な説明文・論説文を読むには、「常識力」「イメージする力」が大事
こんにちは。中学受験の家庭教師 鳥山です。小学校高学年になるにつれて、国語の文章はぐっと難しくなります。特に説明文や論説文は、文章内容や、使われている語彙が抽象的です。低学年の頃はスラスラ読めていたのに、今は「話の内容が入ってこない」「何が...
二月の勝者 黒木の入試期間の対応は、「親ウケ」の切り札。元塾講師が語る
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。この作品は、業界人から見てもすごくリアルです。特に序盤〜中盤にかけては、「あるある」と思わされる場面の連続で、興味深く読んでいました。しかし、物語が終盤に向かうにつれ、子どもの視点が少なくなり、強く「保護...
【中学受験】うちの家庭、鳥山の指導に向いている? チェックリスト
こんにちは。中学受験の家庭教師 鳥山と申します。このページでは、私の家庭教師指導と相性が良いかどうかを、ご確認いただくためのチェックリストをご用意しました。家庭教師をご依頼いただく前に、私の指導に対する考え方を、少しでも知っていただけると、
【中学受験】地頭の差は本当にある? 地頭が悪いのは遺伝?-プロ家庭教師が答える
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。インターネットで中学受験界隈を除いていると、親御様たちの間でよく飛び交っているのが「地頭」という言葉。「うちの子は、地頭が悪い(だから、成績が伸びないのは仕方がない)」「あの子は、地頭が良い(だから、成績
【中学受験 国語】記述問題は〇〇だけ書ければOK! 家庭での添削のポイント
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。塾の宿題で記述問題が出された際、「この答案は、△なのか? ×なのか?」あるいは、「子どもに何を指摘してあげればいいのだろう」の迷ったことのある親御様は多いと思います。そこで、この記事では、記述問題の考え方
二月の勝者に見るメンタルの重要性。花恋の不安は超リアル。元塾講師が語る
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。昨年完結して久しい、中学受験マンガ『二月の勝者』。15巻(1月入試開始くらい)で読むのを放置していたのですが、この間、最後まで読みとおしたので、元 集団塾講師の視点から、2回に分けて、感想を語ります。漫画
【中学受験】国語の入試によく出る本や、出典予想の本を読むメリットとリスク
中学受験の家庭教師、鳥山と申します。入試が終わると、大手塾の入試報告会では、「今年の入試で出た本」を発表しますね。また、「来年の入試で出そうな本の予測」をする塾や先生方もいて、熱心に情報を集めている親御様もいると思います。考えてみていただき
『中学受験生を見守る最強メンタル!』おおたとしまさ(著)中学受験界隈ではおなじみ、教育系ライターおおたとしまさ氏の本です。現 家庭教師、元 塾講師の視点から、この本の感想を書きます。著者:おおたとしまさ氏について以前、当ブログでは、同著者の
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。大手集団塾(中学受験 4大塾のうちの1つ)で5年間、大手個別指導塾で3年間の指導経験を経て、現在は東京都・神奈川県にて家庭教師をしております。こちらは、「鳥山の家庭教師指導の詳
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。今までたくさんのご家庭の国語のご相談に乗ってきましたが、「小4(または小5前半)までは、国語ができたのに、その後、成績が下がってしまった」というお悩みをよく聞きます。今回の記事では、そのお悩みにおこたえし
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。「中学受験では、親は子どもに勉強を教えてはいけない」という一般論をよく耳にしますが、今回の記事では、この言説について私見を語りたいと思います。時と場合によっては、親は「教えるべき」「中学受験では、親は子ど
【中学受験 国語】問題の正答率を上げるには? 設問文の読み方を解説
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。前回の記事(『頭を使わず、ラクするな! 国語の読解を得意にするたった一つの方法】』)では、「文章を通して、筆者が何を言いたいのか?」を常に考えながら読むことが大事である、と書きました。今回は、問題に正確に
頭を使わず、ラクするな! 国語の読解を得意にするたった一つの方法【中学受験】
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。前回の記事(『国語の勉強をしても、成績が上がらない理由』)では、国語の成績は、塾やテキストでは鍛えられない能力に左右されるんだよ、という話を書きました。そして、その能力として、「情報処理力(活字慣れ)」「
【読書】中学受験生におすすめの本(6)『きまぐれロボット』星 新一
中学受験生やその親御様に向けて、読書におすすめの本を紹介する企画、第6弾は、『きまぐれロボット』星 新一です。『きまぐれロボット』概要どんな小学生におすすめか?・ 小学校低学年~中学年の子・ 小学校高学年でも、読書経験が少ない子・ 文章を読
【中学受験】国語の勉強をしても、成績が上がらない理由(2025年版)
国語はとらえどころのない科目といわれています。成績が良くないとき、「何をしたらいいのか?」がわからないというお悩みを抱えるご家庭は、多いのではないでしょうか?今回の記事では、「国語の成績不振の背景にあるものは何か?」、「本当にやらなければな
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。大手集団塾(中学受験 4大塾のうちの1つ)で5年間、大手個別指導塾で3年間の指導経験を経て、現在は東京都・神奈川県にて家庭教師をしております。指導科目は、国語と社会です。メール
【中学受験】答え合わせはタブー?合否は伝える? 入試当日、親が気を付けること
当ブログでは、中学受験の家庭教師の立場から、「入試直前期~入試当日」において、親御様の参考になりそうな記事を書いています。過去記事は、以下のハイパーリンクにまとめていますので、興味がある方はそちらをお読みください。(※ 関連記事まとめ:「入
【中学受験】「入試当日」のヒヤリハット。持ち物や移動における注意点
中学受験の家庭教師の立場から、「入試期間( 2/1以降)」に気を付けると良いことを、2つの記事に分けて書きます。第一弾の今回は、「入試当日の持ち物や移動」について。「ヒヤリハット事例」をあげながら述べたいと思います。ちなみに、ヒヤリハットと
【2025年】新年のごあいさつと、受験生のいるご家庭に向けたメッセージ
新年あけましておめでとうございます。昨年中は当ブログにお越しいただき、誠にありがとうございました。皆さまのアクセス、メールでの温かいお言葉が励みになり、ついに総記事数が、100記事を超えました。昨年は個人的な事情もあり、執筆が滞りがちでした
中学受験 入試直前期の過ごし方 -過去問を使って攻めの学習姿勢を
前回の記事では、入試直前期に学校を休む際の注意点と、親御様ができるメンタルサポートについて述べました。今回は、「入試直前期(1月中)の勉強のやり方」について、気を付けると良い点を書きたいと思います。(※ 前回記事:『中学受験生の入試直前期、
中学受験生の入試直前期、学校は休む? 親にできるメンタルサポート
正しい努力が積み重ねられているのであれば、最後の最後は、「メンタル」「体力」がモノを言うのが中学入試です。2/1の本番まで、あと75日。ここまで、真剣に勉強をしてきた生徒ほど、精神的に不安定になりやすい時期といえます。親御様として、諸々の対
本の感想『中学受験 算数専門プロ家庭教師・熊野孝哉が提言する難関校合格への62の戦略』
『中学受験 算数専門プロ家庭教師・熊野孝哉が提言する難関校合格への62の戦略』熊野孝哉(著)算数専門の家庭教師 熊野孝哉先生のご著書です。開成中合格率79%、女子最難関中(桜蔭、豊島岡、女子学院)合格率84%といった高い合格率を維持されてい
塾無しで難関校は無理? 中学受験の家庭教師が「ゆる受験」について語る
大変お待たせいたしました。定期的なブログ更新を再開いたします。今回の記事では、「ゆる中学受験(ゆる受験)」という考え方について、元集団塾講師、現家庭教師の立場から語ってみたいと思います。「ゆる受験」の定義「ゆる中学受験」といっても、受験関係
【読書】中学受験生におすすめの本(5)『杯(カップ)-緑の海へ-』沢木耕太郎
中学受験生やその親御様に向けて、読書におすすめの本を紹介する企画、第5弾は、『杯(カップ)-緑の海へ-』沢木耕太郎(著)です。『杯(カップ)-緑の海へ-』概要どんな小学生におすすめか?・ サッカーが好きな子・ 「FIFAワールドカップカター
【中学受験】「自走」という幻想にすがっていないか? 勉強が上手くいかない原因は何なのか?
当サイトの「自走」に関する記事へのアクセス数は、一貫して多い傾向にあります。おそらく、中学受験の学習において、何かしら上手くいっていないと感じている方が、(例:親子の衝突が増えた、親御様が伴走することに疲れてしまった、勉強量に比して成績は上
中学受験をする意味とは? 公立中学と私立中高一貫校、両方を経験した筆者が考える
みなさんは、「なぜ中学受験するのですか?」と聞かれたら、どのように答えますか? なぜ唐突に質問をしたかというと、親御様にご自分の決断に自信を持っていただきたいからです。自分の意見・自分の判断に自信があれば、子どもが受験勉強する際、多少思わし
中学受験のプロ家庭教師が考える「高校受験のメリットとデメリット」
下記の「高校受験リベンジ」の記事がよく読まれているようです。高校受験リベンジは、高受のシステムやメリット・デメリットを調べ、子どもの個性や気持ちをふまえた上で(←ここが最重要)、検討することが大切です。それが無いままスタートしますと、子ども
【中学受験】読書をしているのに、国語の成績が伸びないのはどうして?
当ブログでは、中学受験生に「読書」を推奨してきました。まだ言語体験が少なく、幼児の延長線上にある小学生は、当人の成長の度合いによって、文章の理解力や処理スピードが大きく違ってきます。そして、それらをブーストさせるには、(1) 家庭での会話習
【中学受験】国語偏差値30~45から脱出する方法は、「読み聞かせ」しかない
国語偏差値 30台~40台前半の子の成績を上げるには、親御様の「読み聞かせ」が鍵です。この偏差値帯の場合、概ね「語彙力がない」という大きな課題点があります。塾の授業を受けることで、多少は語彙力がついてきているはずなのですが、中学受験のテスト
中学受験「良い先生」の条件とは? 個別指導塾・家庭教師の見極め方
当方は、2024年度の家庭教師募集は締め切っているのですが、未だにお問い合わせをいただいております。大変光栄なことです。本当にありがとうございます。メールで、個別指導塾や家庭教師に関する相談をいただくことがあります。そこで、私の考える「マン
中学受験 悪いテストの受け止め方-点数や結果ではなく、学習の過程を叱る
わが子のテストが返却されるたびに、ため息をついてしまう、という読者様もいるでしょう。今回の記事では、悪いテストの受け止め方について書きます。テストは、「課題を見つけるもの」として受け止めるまず、かなり基本的なことからお話をしますと、塾のテス
【読書】中学受験生におすすめの本(4)『バッタを倒しにアフリカへ』前野 ウルド 浩太郎
中学受験生やその親御様に向けて、読書におすすめの本を紹介する企画、第4弾は、『バッタを倒しにアフリカへ』前野 ウルド 浩太郎 (著)です。『バッタを倒しにアフリカへ』概要どんな小学生におすすめか?・ 昆虫が好きな子・ 将来、研究者になりたい
中学受験 合不合判定テストが解き切れない。「テストで時間が足りない」悩みの解決策とは?(2)
以前書いた『令和の中学受験国語は激ムズ。「テストで時間が足りない」悩みの解決策とは?』という記事へのアクセス数が増えています。おそらく、4/7の第1回 合不合判定テストの結果を受けて、お子様が「問題を全て解き切れなかった」ことにお悩みの方が
漢字が苦手な子、実は〇〇で覚えられます。同音異義語・同訓異字の学習法も紹介(中学受験)
中学受験生で、「漢字が苦手」という子は年々増えているように感じます。親御様世代の場合、漢字=反復学習で何とかなる、という認識の方も多いことでしょう。もちろん、今の子の中でも、練習量を多くこなす中で、漢字を覚えるコツを自分で習得できる子もいま
読解するための常識的知識を知ろう。その1:女子特有の友情編(中学受験 国語が苦手な男子必見)
以前、以下の記事で、「国語の文章を読むには、『常識的知識(俗に言う「スキーマ」)』が必要。大人と違って、人生経験・読書経験が少ない子どもは、常識的知識がないがゆえに、読解が困難になっている場合も多い」と書きました。常識的知識を身に着ける方法
本の感想『中学受験 奇跡を引き出す合格法則 予約殺到の東大卒スーパー家庭教師が教える』
『中学受験 奇跡を引き出す合格法則 予約殺到の東大卒スーパー家庭教師が教える』長谷川 智也 (著)ブログ『お受験ブルーズ』で知られる、家庭教師・長谷川智也先生のご著書 第三弾。タイトル通り、「(現状の成績が良くなかったとしても、)『奇跡』を
【読書】中学受験生におすすめの本(3)『Occult-オカルト-闇とつながるSNS』むくろ幽介
中学受験生やその親御様に向けて、読書におすすめの本を紹介する企画、第3弾は、『Occult-オカルト-闇とつながるSNS』むくろ幽介 (著)です。『Occult-オカルト-闇とつながるSNS』概要どんな小学生におすすめか?・ 怖い話が好きな
【読書】中学受験生におすすめの本(2)『推し、燃ゆ』宇佐見りん
中学受験生やその親御様に向けて、読書におすすめの本を紹介する企画、第2弾は、『推し、燃ゆ』 宇佐見りん(著)です。『推し、燃ゆ』概要どんな小学生におすすめか?・ 「推し」がいる子・ 感受性の高い子・ 大人向けの本を読みたい読書家の子・
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。大手集団塾(中学受験 4大塾のうちの1つ)で5年間、大手個別指導塾で3年間の指導経験を経て、現在は首都圏にて家庭教師をしております。こちらは、「鳥山の家庭教師指導の詳細ページ」
【中学受験 社会】入試傾向の変化に合わせた勉強法-高輪中&渋幕中を例に紹介
「社会=暗記教科」というイメージがありますが、近年の中学受験においては、「思考力」を試す問題が増えています。・・・こう書くと、情報感度の高い親御様は「既に知っていますよ」と感じられるかもしれません。ただ、そこから一歩踏み込んで、「今の入試問
中学受験 国語のテスト直しのやり方- 同じ問題は二度と出ない中で、何を学ばせるべきか
国語という科目は、一度解いたものと同じ問題は二度と出ません。ですので、国語力を高めることとは、すなわち、「長文を、初読でどれだけ頭に入れられるか?」「一回目に問題を解くときに、どこまで解けるか?」という初見の判断力を磨く、ことと同一となりま
【国語】家庭教師指導をお申込みいただく前に、必ずお読みいただきたい記事3選
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。このブログでは、家庭教師の生徒さんを募集しております。この記事では、国語の家庭教師の指導をお申込みいただく前に、「これは読んでおいていただきたいな」という記事を紹介いたします。
2024年度 中学入試総括 2 ― 「小学生は受験直前まで伸びる」はウソなのか?
2024年の中学入試を通して、感じたことを書いていく記事の第二弾です。今回は、「小学生は、入試直前まで伸びる」という一般論について語ります。この言説はよく耳にしますが、そもそもたった1ヶ月程度で伸びるのか? と疑問を持つ読者様もいるでしょう
2024年度入試総括 1 ― 中学受験はメンタルが9割。直前期は最悪を想定すべし ―
昨日、担当する生徒の受験が全て終わりました。2024年の入試を通して、感じたことを書いていきます。まず今回、第一弾の記事では「入試に向かう際のメンタル」について語ります。生徒の個人情報保護のため、ところどころをボカして書いているので、抽象的
【2024年】新年のごあいさつと、受験生のいるご家庭に向けたメッセージ
新年あけましておめでとうございます。このブログは、昨年3月に本格始動いたしました。当ブログにお越しいただきました読者様に、改めてお礼を申し上げます。私がブログを開設するのは、約15年ぶりとなります(ちなみに、以前に書いていたのは教育系のブロ
中学受験 失敗につながる親の特徴。読む過程・ 思考過程が追えているか?
最近、インターネット上の中学受験生の親御様の発言を見たり、リアルでも聞く話で、「親御様が熱心に勉強を教えているつもりで、逆に、子どもをスポイルしてしまっているな」と感じることがあります。その親御様のもとにいる子どものことを考えると、見ていら
【中学受験】「受験とゲームの共通点」「ゲームも真剣にやると力になる」って本当?(東大卒プロゲーマー補足記事)
前回、中学受験生の読書におすすめの本として、プロゲーマーのときど氏の著書『東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない』を紹介しました。この本には、「受験とゲームの共通点」「ゲームも真剣にやると力になる」という章があります。視点としては
【読書】中学受験生におすすめの本(1)『東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない』ときど
当ブログの新企画として、中学受験生やその親御様に向けて、読書におすすめの本を紹介する記事を書いていきたいと思います。第一弾は、『東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にかなわない』ときど (著)です。『東大卒プロゲーマー 論理は結局、情熱にか
清水義範『国語入試問題必勝法』から考える、小学生に読解テクニックを教える危険性
『国語入試問題必勝法 新装版』 (講談社文庫) 清水義範最近、上記の本を読みました。感想サイトを見ていると、「爆笑!」「抱腹絶倒!!」みたいに書かれているんですが、中学受験の家庭教師として、小学生を指導している立場から読むと、「怖~~・・・
国語 サピックス偏差値50以上を目指す子が身につけたい「文章全体を大きく掴む力」
サピックス偏差値50以上の学校を目指している子に身に着けてほしい力として、「文章全体を大きく掴む力」があります。この記事では、「文章全体を大きく掴む力」とは何か?について。また、その力の身につけ方を、『第3回 合格力判定サピックスオープン(
中学受験 論理的な読み方を身に着ける(2)―国語の読解テクニックを紹介
「国語の文章は感覚的に読むものでなく、論理的に読むものだ」「成績を上げるには、論理的に読めばいい」という通説があります。では、「論理的に読む」とは、一体どういうことなのでしょうか? ・ 「論理的に読む」とは法則的な繋がりを理解しながら読むこ
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。2024年 2月以降の家庭教師の募集を開始させていただきます。この度、毎週の授業を実施する「1. レギュラー授業」と、スポット授業を実施し、今後の家庭学習に関するアドバイスを行
サピックス本の感想記事の補足 & サピックス クラス分けの負の側面について
『SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること』という本の感想記事が、Googleのおすすめ記事に載ったようで、アクセス数が増えているので、補足の記事を書くことにしました。というのも、『SAPIXだから知っている(略)』に書いて
中学受験 自走できないのはなぜ? 我が子を「自走モード」にする方法
「自走」という検索キーワードで、当ブログの過去記事にお越しいただく方が多いです。成績が伸び悩んでいる。家庭学習を通して子どもと衝突してしまう。あるいは、親主導の管理型学習そのものに疑問を抱いている。そういった読者様に、以下の記事をお読みいた
中受 プロ家庭教師の探し方。個人契約なら、ブログやホームページを読みこむべし
当ブログの記事が50記事を超えました。今後、定期的に過去記事の紹介をしていきます。さて、小6生は入試まであと3か月を切りました。小5生においても4科目全体の難易度があがり、家庭教師をお探しの読者様もいらっしゃることと思います。「家庭教師選び
2/1の入試まで、あと3ヶ月を切りました。この時期になると、小6 受験生のご家庭では、「今の第一志望校のままで良いのか否か?」という話題がよく挙がります。この問いにお答えするならば、「本人 あるいは、ご家族様の受けたいように受ければ良い」と
中学受験 論理的な読み方を身に着ける(1)―国語の読解は、語彙と常識が9割
「国語の文章は感覚的に読むものでなく、論理的に読むものだ」「成績を上げるには、論理的に読めばいい」という通説があります。では、「論理的に読む」とは、一体どういうことなのでしょうか? 辞書的な意味でいえば、「論理に読む」とは法則的な繋がりを理
本の感想『SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること』
『SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること』 佐藤 智 / SAPIX小学部今さらながら読んでみました。書かれている内容には、実に納得する限りです。このブログで私が書いてきたことと、被っているような内容もありましたね。この本
本の感想『「考える力」を育てるためにSAPIXが大切にしていること』高宮敏郎
『「考える力」を育てるためにSAPIXが大切にしていること』 高宮敏郎最近、出版されたSAPIX YOZEMI GROUP共同代表の高宮敏郎氏の本です。サブタイトルは、「最難関校合格者数全国No.1進学塾の教育理念」。タイトル&サブタイトル
国語の書き抜き問題は難しい?2023年 四谷大塚 10月組分けテスト(小5)
中学受験生の親御様で、「この問題はカンタンなのに、なんで解けないんだろう?」「塾や家で教わっているはずのことが、テストではできないのはなぜ?」、このような疑問を感じたことがある方は多いことでしょう。特に国語という教科においては、中学生や高校
【中学受験 国語と社会】プロ家庭教師 鳥山の「オンライン指導」の考え方
私 鳥山は生徒さんにやむを得ない事情がある場合にのみ、オンライン授業を承っております。すなわち、日常的にオンライン指導は実施しておりません。その理由ですが、「対面指導のように、完璧には生徒の学習状況を把握できない」という点にございます。対面
中学受験「勉強しているのに、成績が上がらない」お悩みに本音でこたえます!
ネット上でよく見かける「勉強しているのに、成績が上がらない。勉強の方法が間違っているのではないか? 何かもっと良いやり方があるのではないか?」というお悩み。今回の記事では、このお悩みについてホンネでこたえます。塾や家庭教師のウソ? ホント?
中学受験の国語、得意な子は「読書量」が違う。子どもを本好きにする方法
このブログでは、小学生の読書習慣の重要性を繰り返し語ってきました。読むスピード・語彙力・思考力といった、塾では身につきづらいベースの能力が身につくという理由で、読書を推奨しております。もちろん、読書が国語の成績に直結するわけではありません。
令和の中学受験国語は激ムズ。「テストで時間が足りない」悩みの解決策とは?
中学受験の国語における「制限時間内に文章が読み切れない(あるいは、全ての問題に手がつけられない)」という悩みは、多くの子どもが抱えています。今回の記事では、その原因や解決策について書きます。模試や入試問題を「8割」の制限時間で解いてみてくだ
【中学受験 国語】「接続詞」の穴埋め問題の意外な落とし穴とは?
中学受験の国語における定番の「接続詞の空欄補充問題」。お子さまが安定して正答できないことで、お悩みの読者様もいると思います。今回の記事では、接続詞問題のつまずきの原因と、考え方のポイントを解説します。大人が思いもよらないところでつまずいてい
【中学受験 国語と社会】プロ家庭教師 鳥山-授業料に含まれるものについてのご説明
こんにちは。『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。このブログでは、家庭教師の生徒さんを募集しております。私の「1時間 6,600円」という指導料金は、大手家庭教師センターと比べれば圧倒的に安価ですが、個人の家庭教師としては決して安く
机上の勉強だけでは合格できない。最近の中学受験生の「常識力」について
私が塾業界に入り、中学受験生を教えはじめてから、約10年が経過しました。指導しはじめの頃と、ここ数年の子どもたちを比較したときに変化を感じることがあります。それは、日常生活の中で「これは経験しているだろう」ということを経験していなかったり、
本の感想『中学受験を考えたときに読む本 教育のプロフェッショナルと考える 保護者のための正しい知識とマインドセット』
矢萩邦彦氏 編著 『新装改訂版 中学受験を考えたときに読む本 教育のプロフェッショナルと考える 保護者のための「正しい知識とマインドセット」』のレビューを、元 大手集団塾講師、現役家庭教師の視点から書いていきます。一言でいえば、かなり面白か
朝比奈あすか『翼の翼』-元 大手塾講師・現 家庭教師の視点からの感想
言わずと知れた、朝比奈あすか氏の中学受験小説『翼の翼』のレビューを、元 大手集団塾講師、現役家庭教師の視点から書いていきます。今回は、大きく分けて2つの感想を書きます。一つ目は、この本の「個別エピソード」に関して。一つ一つのエピソードはおそ
国語の記述答案の「抽象化」は、サピックスのテスト(マンスリーテスト、組分けテスト、サピックスオープン)、また、難関校の入試問題(御三家中や駒東など)で求められます。将来的に難関校を受けるのであれば、必ずできるようになっておきたいポイントです
【中学受験 国語必勝法】問題の答えを、超簡単に一言で言ってみる(四谷大塚 小6 組分けテスト)
このブログでは繰り返し述べていることなのですが、小学生は言葉の発達が途上にある段階です。そのため、その子の語彙力、感受性、常識的知識を見極めた上で、国語指導に当たる必要があります。大学受験の現代文は、18歳という成熟した大人が取り組むもので
中学受験 個別指導・家庭教師を選ぶポイントは、「一般論」を言わないこと
個別指導の先生や家庭教師を選ぶのは、難しいことです。以前にも個別指導塾に通った/家庭教師を雇われたことがあれば、そのときの先生を軸にして、[いい先生(逆も然り)の基準]ができると思います。ですが、お願いするのが初めてという場合は、「あれ?」
『中学受験から撤退しました!』記事から考える、塾講師の説明責任
『中学受験から撤退しました!』中学受験から撤退しました! ママライフを、たのしく、かしこく。- mamaco with こんにちは、ツインズママです。以前このブログで中学受験の話も書きましたが、実は昨年秋で双子が中学受験から撤退しました
小5後半、サピックス国語の難易度上昇について(物語文の注意ポイント)
中学受験の国語のテストは、小5の後半(二学期以降)、急激に難しくなります。特にサピックスにそれが顕著です。 算
小5後半で、サピックスの国語の難易度は急に上がる(説明文・論説文編)
中学受験の国語のテストは、小5の後半(二学期以降)、急に難しくなります。特にサピックスにそれが顕著です。 算数
中学受験 「酷語」からの脱出。国語の成績には何故ムラが出るのか?
「国語の点数が、テストによって急降下するときがある」「成績のムラを無くしたい。どうすれば無くせるのか?」という
こんにちは。『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。 大手集団塾(中学受験 4大塾のうちの1つ)で5年間
中学受験 語彙力アップの方法とは? 効果的な語彙力強化ドリルの使い方
中学受験を目指すご家庭から、「うちの子、語彙力がないんです」とはよく受ける相談です。 市販の教材をやらせてみた
家庭教師は見た! 中学受験で成績が伸びる子のリビングルームとは?
仕事柄、たくさんのお宅を訪問していますが、「今後、この子は(少なくとも文系科目は)伸びるだろうな」というのは、
小6 国語のテストは、「設問解釈」で差をつけよう(その2:合不合判定テスト 第一回)
先週末に行われた『合不合判定テスト 第一回』はいかがでしたでしょうか? 「基礎的なことはできていると思うけれど
小6 国語のテストは、「設問解釈」で差をつけよう (その1:サピックス マンスリーテスト&組分けテスト)
中学受験も、小6以降になると、テストの問題が難しくなります。テキストの基本問題においては、それなりの正答率であ
暗記じゃない中学受験社会:武蔵中の社会は「物事のウラオモテを見抜く力」で勝つ(2023年 入試問題解説)
暗記科目といわれる社会科。実は、難関校の入試問題ほど、問題を解く際に細かい知識暗記は必要としない傾向にあります
先日、麻布中学 2023年社会の分析記事を書きました。その中で、麻布合格に必要な力として、論理的推測力を挙げま
暗記じゃない中学受験社会:麻布中の社会は「探求する力」「論理的推測力」で勝つ(2023年 入試問題解説)
暗記科目といわれる社会科。実は、難関校の入試問題ほど、問題を解く際に細かい知識暗記は必要としない傾向にあります
暗記じゃない中学受験社会:筑駒の社会は「読解力」で勝つ(2023年 入試問題解説)
暗記科目といわれる社会科。実は、難関校の入試問題ほど、問題を解く際に細かい知識暗記は必要としない傾向にあります
中学受験家庭教師が、佐藤ママの功罪を斬る『「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方 』
『「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方 』 佐藤亮子 中学受験におけるお母様たちのカリスマ、佐
中学受験 いかに子どもを自走させるか?(後編)-親が子どもの勉強に関わるべきタイミング
このブログでは、中学受験生の自走の大切さを書いてきました。ですが、難易度の高い中学受験。全てを子ども任せにして
中学受験 いかに子どもを自走させるか?(前編)-親の心構えのススメ
以前、入試の思い出記事において、「自走の大切さ」を書きました。今回の記事では、子どもに自走をさせる際の親御様の
中学受験 プロ家庭教師の探し方&良い先生とマッチングしやすくなる条件とは?
新学年になってから、初めてのテストを終え、中学受験の家庭教師を探している保護者様もいらっしゃることと思います。
『勇者たちの中学受験』 3:コズエ編-元 大手塾講師・現 家庭教師の視点からレビュー
おおたとしまさ氏の著書『勇者たちの中学受験 わが子が本気になったとき、私の目が覚めたとき』のレビューを、元・大
2023年度の入試から、1ヶ月強が経ちました。今回は、入試に関する思い出話をしたいと思います。 「まさか」は、
『勇者たちの中学受験』 2:ハヤト編-元 大手塾講師・現 家庭教師の視点からレビュー
おおたとしまさ氏の著書『勇者たちの中学受験 わが子が本気になったとき、私の目が覚めたとき』のレビューを、元・大
『勇者たちの中学受験』 1:アユタ編-元 大手塾講師・現 家庭教師の視点からレビュー
お久しぶりです。大杉玄白と申します。少しずつ、ブログの更新を再開していく予定です。どうぞよろしくお願いいたしま
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中学受験の家庭教師 鳥山と申します。先日、中学受験マンガ『二月の勝者』の感想記事として、「塾業界の裏話」を書きました。みなさん、塾については、色々と知りたいことがあると思います。たとえば・・・、「『二月の勝者』では、『下位クラスはお客さん』...
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、家庭教師の鳥山と申します。この度、「カウンセリング授業(単発授業)」のご案内をさせていただきます。※ 募集学年について、追記いたしました。【2025/06/01】カウンセリング授業の募集につい...
こんにちは。中学受験の家庭教師 鳥山と申します。塾ごと(あるいは、塾の校舎ごと)の「難関校合格者数の比較」の話題は、常に注目を集めていますよね。親御様として気になるお気持ちもよくわかります。しかし、合格者数は、「その塾・校舎の教務力」の指標...
こんにちは。中学受験の家庭教師 鳥山と申します。四谷大塚『四科のまとめ』は、情報量が非常に多く、完成度の高い教材として多くの塾で採用されています。しかし、こんな声もよく聞きます。親御様「『四科のまとめ』をやらせても、全然進まないんです」子ど...
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。家庭教師の生徒募集に関するお知らせです。本年度の家庭教師の生徒授業について【2025/2/28更新】2025年度のレギュラー授業については、募集を終了いたしました。【2025/...
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。以前、教え子がドルトン東京学園の思考・表現型入試で合格をしました。俗に言う「総合型選抜」、一昔前の言い方をすると、「AO入試」「一芸入試」です。指導当時は、ネット上にほとんど情報はなく、手探りの指導となり...
こんにちは。中学受験の家庭教師 鳥山と申します。「国語が苦手で、選択肢問題になるといつも二択で外してしまう」、そんな経験はありませんか?これは、設問に対する「思考の足場」が不安定なことに起因する、よくあるつまずきです。「あと一歩」のつもりで...
こんにちは。中学受験の家庭教師 鳥山です。小学校高学年になるにつれて、国語の文章はぐっと難しくなります。特に説明文や論説文は、文章内容や、使われている語彙が抽象的です。低学年の頃はスラスラ読めていたのに、今は「話の内容が入ってこない」「何が...
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。この作品は、業界人から見てもすごくリアルです。特に序盤〜中盤にかけては、「あるある」と思わされる場面の連続で、興味深く読んでいました。しかし、物語が終盤に向かうにつれ、子どもの視点が少なくなり、強く「保護...
こんにちは。中学受験の家庭教師 鳥山と申します。このページでは、私の家庭教師指導と相性が良いかどうかを、ご確認いただくためのチェックリストをご用意しました。家庭教師をご依頼いただく前に、私の指導に対する考え方を、少しでも知っていただけると、
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。インターネットで中学受験界隈を除いていると、親御様たちの間でよく飛び交っているのが「地頭」という言葉。「うちの子は、地頭が悪い(だから、成績が伸びないのは仕方がない)」「あの子は、地頭が良い(だから、成績
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。塾の宿題で記述問題が出された際、「この答案は、△なのか? ×なのか?」あるいは、「子どもに何を指摘してあげればいいのだろう」の迷ったことのある親御様は多いと思います。そこで、この記事では、記述問題の考え方
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。昨年完結して久しい、中学受験マンガ『二月の勝者』。15巻(1月入試開始くらい)で読むのを放置していたのですが、この間、最後まで読みとおしたので、元 集団塾講師の視点から、2回に分けて、感想を語ります。漫画
中学受験の家庭教師、鳥山と申します。入試が終わると、大手塾の入試報告会では、「今年の入試で出た本」を発表しますね。また、「来年の入試で出そうな本の予測」をする塾や先生方もいて、熱心に情報を集めている親御様もいると思います。考えてみていただき
『中学受験生を見守る最強メンタル!』おおたとしまさ(著)中学受験界隈ではおなじみ、教育系ライターおおたとしまさ氏の本です。現 家庭教師、元 塾講師の視点から、この本の感想を書きます。著者:おおたとしまさ氏について以前、当ブログでは、同著者の
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。大手集団塾(中学受験 4大塾のうちの1つ)で5年間、大手個別指導塾で3年間の指導経験を経て、現在は東京都・神奈川県にて家庭教師をしております。こちらは、「鳥山の家庭教師指導の詳
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。今までたくさんのご家庭の国語のご相談に乗ってきましたが、「小4(または小5前半)までは、国語ができたのに、その後、成績が下がってしまった」というお悩みをよく聞きます。今回の記事では、そのお悩みにおこたえし
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。「中学受験では、親は子どもに勉強を教えてはいけない」という一般論をよく耳にしますが、今回の記事では、この言説について私見を語りたいと思います。時と場合によっては、親は「教えるべき」「中学受験では、親は子ど
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。前回の記事(『頭を使わず、ラクするな! 国語の読解を得意にするたった一つの方法】』)では、「文章を通して、筆者が何を言いたいのか?」を常に考えながら読むことが大事である、と書きました。今回は、問題に正確に
中学受験の家庭教師 鳥山と申します。前回の記事(『国語の勉強をしても、成績が上がらない理由』)では、国語の成績は、塾やテキストでは鍛えられない能力に左右されるんだよ、という話を書きました。そして、その能力として、「情報処理力(活字慣れ)」「
当サイトの「自走」に関する記事へのアクセス数は、一貫して多い傾向にあります。おそらく、中学受験の学習において、何かしら上手くいっていないと感じている方が、(例:親子の衝突が増えた、親御様が伴走することに疲れてしまった、勉強量に比して成績は上
みなさんは、「なぜ中学受験するのですか?」と聞かれたら、どのように答えますか? なぜ唐突に質問をしたかというと、親御様にご自分の決断に自信を持っていただきたいからです。自分の意見・自分の判断に自信があれば、子どもが受験勉強する際、多少思わし
下記の「高校受験リベンジ」の記事がよく読まれているようです。高校受験リベンジは、高受のシステムやメリット・デメリットを調べ、子どもの個性や気持ちをふまえた上で(←ここが最重要)、検討することが大切です。それが無いままスタートしますと、子ども
当ブログでは、中学受験生に「読書」を推奨してきました。まだ言語体験が少なく、幼児の延長線上にある小学生は、当人の成長の度合いによって、文章の理解力や処理スピードが大きく違ってきます。そして、それらをブーストさせるには、(1) 家庭での会話習
国語偏差値 30台~40台前半の子の成績を上げるには、親御様の「読み聞かせ」が鍵です。この偏差値帯の場合、概ね「語彙力がない」という大きな課題点があります。塾の授業を受けることで、多少は語彙力がついてきているはずなのですが、中学受験のテスト
当方は、2024年度の家庭教師募集は締め切っているのですが、未だにお問い合わせをいただいております。大変光栄なことです。本当にありがとうございます。メールで、個別指導塾や家庭教師に関する相談をいただくことがあります。そこで、私の考える「マン
わが子のテストが返却されるたびに、ため息をついてしまう、という読者様もいるでしょう。今回の記事では、悪いテストの受け止め方について書きます。テストは、「課題を見つけるもの」として受け止めるまず、かなり基本的なことからお話をしますと、塾のテス
中学受験生やその親御様に向けて、読書におすすめの本を紹介する企画、第4弾は、『バッタを倒しにアフリカへ』前野 ウルド 浩太郎 (著)です。『バッタを倒しにアフリカへ』概要どんな小学生におすすめか?・ 昆虫が好きな子・ 将来、研究者になりたい
以前書いた『令和の中学受験国語は激ムズ。「テストで時間が足りない」悩みの解決策とは?』という記事へのアクセス数が増えています。おそらく、4/7の第1回 合不合判定テストの結果を受けて、お子様が「問題を全て解き切れなかった」ことにお悩みの方が
中学受験生で、「漢字が苦手」という子は年々増えているように感じます。親御様世代の場合、漢字=反復学習で何とかなる、という認識の方も多いことでしょう。もちろん、今の子の中でも、練習量を多くこなす中で、漢字を覚えるコツを自分で習得できる子もいま
以前、以下の記事で、「国語の文章を読むには、『常識的知識(俗に言う「スキーマ」)』が必要。大人と違って、人生経験・読書経験が少ない子どもは、常識的知識がないがゆえに、読解が困難になっている場合も多い」と書きました。常識的知識を身に着ける方法
『中学受験 奇跡を引き出す合格法則 予約殺到の東大卒スーパー家庭教師が教える』長谷川 智也 (著)ブログ『お受験ブルーズ』で知られる、家庭教師・長谷川智也先生のご著書 第三弾。タイトル通り、「(現状の成績が良くなかったとしても、)『奇跡』を
中学受験生やその親御様に向けて、読書におすすめの本を紹介する企画、第3弾は、『Occult-オカルト-闇とつながるSNS』むくろ幽介 (著)です。『Occult-オカルト-闇とつながるSNS』概要どんな小学生におすすめか?・ 怖い話が好きな
中学受験生やその親御様に向けて、読書におすすめの本を紹介する企画、第2弾は、『推し、燃ゆ』 宇佐見りん(著)です。『推し、燃ゆ』概要どんな小学生におすすめか?・ 「推し」がいる子・ 感受性の高い子・ 大人向けの本を読みたい読書家の子・
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。大手集団塾(中学受験 4大塾のうちの1つ)で5年間、大手個別指導塾で3年間の指導経験を経て、現在は首都圏にて家庭教師をしております。こちらは、「鳥山の家庭教師指導の詳細ページ」
「社会=暗記教科」というイメージがありますが、近年の中学受験においては、「思考力」を試す問題が増えています。・・・こう書くと、情報感度の高い親御様は「既に知っていますよ」と感じられるかもしれません。ただ、そこから一歩踏み込んで、「今の入試問
国語という科目は、一度解いたものと同じ問題は二度と出ません。ですので、国語力を高めることとは、すなわち、「長文を、初読でどれだけ頭に入れられるか?」「一回目に問題を解くときに、どこまで解けるか?」という初見の判断力を磨く、ことと同一となりま
こんにちは。ブログ『中学受験の解体新書』の筆者、鳥山と申します。このブログでは、家庭教師の生徒さんを募集しております。この記事では、国語の家庭教師の指導をお申込みいただく前に、「これは読んでおいていただきたいな」という記事を紹介いたします。
2024年の中学入試を通して、感じたことを書いていく記事の第二弾です。今回は、「小学生は、入試直前まで伸びる」という一般論について語ります。この言説はよく耳にしますが、そもそもたった1ヶ月程度で伸びるのか? と疑問を持つ読者様もいるでしょう
昨日、担当する生徒の受験が全て終わりました。2024年の入試を通して、感じたことを書いていきます。まず今回、第一弾の記事では「入試に向かう際のメンタル」について語ります。生徒の個人情報保護のため、ところどころをボカして書いているので、抽象的