アークティック・モンキーズ(主にアレックス・ターナー)の沼にハマったOLが、感傷に浸りながら歌詞を和訳したりするブログです。
Only Ones Who Know / Arctic Monkeys【和訳】
近頃じゃ本当のロマンスなんて、なし得ないものというけれど。若き恋人たちよ、君たちは手に入れられたかい? それは恋する二人のみぞ知る。 ーOnly Ones Who Know こんばんは、ベラドンナです。この記事を書いていたら、10年来の相棒の型落ちMacBook Airが異音を立て始め、ついにその寿命を終えました。今回はピカピカのニューカマーで初めての投稿。全体のコンパクトさは変わらないまま、画面はより大きく、より高画質になってライブ動画視聴がやめられません。アレックスの顔が近いこと近いこと。本日は、前回の'505'に続いてアークティック・モンキーズの2ndアルバム「Favourite Wor…
すれ違いばかりの遠距離恋愛。別れた方がいいって分かってるけど、君の涙を見たら、笑顔を見たら、とても別れられないよ。まだ俺はちゃんと、君のことを好きなのかな。とにかく505に帰らなきゃ。 ー505 こんばんは、ベラドンナです。春を求めて散歩に出かけてみたら、夏の日差しに不意打ちに遭いました。我が春はいずこへ。今夜は、最近TikTokで流行ったらしく、Spotifyのチャート上位に浮上しているアークティック・モンキーズの15年前の名曲、'505'を和訳します。2007年リリースの2ndアルバム「Favourite Worst Nightmare」のラストを飾る曲です。最近の若者(←こんな老害めいた…
俺のことは買えないって事実をウリにして、「高潔さ」と名付けた香水を売る。見かけだおしの輝く街で。観戦スポーツみたいな人生で。 こんばんは、ベラドンナです。花が散り、新緑が眩しい季節になりました。この時期になると聴きたくなるのが畠山美由紀の「若葉の頃や」。作曲がキリンジの堀込泰行、作詞がEGO-WRAPPIN'の中納良恵という豪華なコラボレーションです。美しくてアンニュイなメロディに、穏やかな多幸感と胸を締め付けられるような切なさが同居する歌詞、そして包みこまれるような、落ち着いた大人の色気があふれる声。多くを語るのも野暮ですが、「今、幸せ」と思うことって、実はすごく切ないことかもしれないと気付…
From the Ritz to the Rubble / Arctic Monkeys【和訳】
昨晩酔ってる時には意味があるように思えた馬鹿騒ぎも打ち明け話も、朝になったらもう何の意味もないんだ。しこたま飲んでオールした朝って、街が妙に違って見えませんか? ーFrom the Ritz to the Rubble こんばんは、ベラドンナです。ワクチン副反応でベッドから動けないまま、今年の16回目の貴重な土曜日も終わってしまいましたが、コーチェラフェスティバルの配信を見られたことは大収穫でした。まさにアレックスが"She Looks Like Fun"で「パーティを頭蓋骨にプラグインした」と歌っている状態なわけではありますが。"She Looks Like Fun"の歌詞はこちら。 今回の…
The Dream Synopsis / The Last Shadow Puppets【和訳】
夢と現実。切り離せない相反するイメージたち。夢のあらすじを歌にしたら、夢はきっと、ただの夢ではいられない。 ご機嫌よう、ベラドンナです。昨日は史上最悪の悪夢を見て一日中ブルーだったので、下書きに夢の仔細を書いてみました。でも今朝になってみたら、途方に暮れるくらいに自分でも読むに耐えなかったので、全消去しました。それなのになおも語るかという感じですが、具体的には「過去の幸福な自分」の夢でした。悪魔的なまでにディテールに凝った夢で、途中まで本気で、現実の続編を生きている気に。まるで、自分が蝶になった夢を見ているのか、蝶が自分になった夢を見ているのか分からなくなった胡蝶の夢みたいに。アークティック・…
The View from the Afternoon / Arctic Monkeys【和訳】
期待すると失望するのが常。それを知っても期待してしまうのが常。今夜こそは、このバンドこそはいつもと違うんじゃないかって。衝撃のデビューアルバム、最高に熱くて醒めてて挑発的な1曲目。 Good Afternoon、ベラドンナです。普段は深夜に執筆していますが、この曲は夜になる前、明るいうちに書かなきゃいけないんです。それも休日の。本当は土曜日の午後に鑑賞するのがベストな曲なのですが、休日はすぐに溶けて指を擦り抜けてしまうもの。あっという間に日曜になってしまいました。また労働の月曜日が始まります。2006年にリリースされるやいなや、英国のアルバム最速売上記録を更新してしまった伝説的なデビュー作「W…
She Looks Like Fun / Arctic Monkeys【和訳】
「おはよう、チーズバーガー」「誰かが見てるみたいに踊ろう、だって見られてるし」SNSに生活を侵食されているというナンセンスについて ーShe Looks Like Fun ご機嫌よう、ベラドンナです。春の嵐ですっかり桜も散ってしまいました。久々に晴れた朝に浮かんだのは「ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ 」という一句。百人一首で一番好きな歌です。こんな穏やかな光に包まれた春の日に、どうして桜だけが慌ただしく、儚く散ってしまうんだろう。千年の時を越えて、平安貴族と同じ切なさの感覚を…ちょっと嘘をつきました。そんな朝を迎えたかったという夢想です。年度初めの業務多忙、連日の深夜残業に…
My Mistakes Were Made for You / The Last Shadow Puppets【和訳】
女の無邪気と傲慢。男のねじ曲がった真心。よくある恋の過ち、最も美しくない恋愛の真実。ーMy Mistakes Were Made for You ご機嫌よう、ベラドンナです。桜が一斉に咲いて散っていくこの時期って、綺麗だけど必要以上にエモーションを強いてくる季節だなとも思います。卒業や異動はいつでも想像していたよりも呆気なく通り過ぎ、慌ただしく次なる日常になだれ込み、気づけば呆気なく適応してしまいます。東京の桜は明日で見納めだとか。この時期になるといつも浮かぶのがKIRINJIの「時間がない」(2018)という曲の歌詞。本当に本当に、歳を重ねるごとに実感が強まってくるのが”サヨナラなんて「なん…
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