泥船

先日、久しぶりに、家から一番近い喫茶店に行ってきました。 バーやカフェ、喫茶店やレストラン、クラブやライブハウスと、非日常的な空間を訪れることは、とても楽しい時間ではありますが、「ここを行きつけにしたい」と思うような出会いは、経験していないように思います。 お料理がおいしかったり、音楽の趣味が良かったり、店主や店員さんが素敵だったり。 でもまだまだ、自分が未熟だから、飽きっぽいからか、自分にぴったりの場所には出会えていないのです。 灯台下暗し、この喫茶店はでも、また行ってみようかな、と思えるような、珍しく気に入った空間でした。 店員さんもフレンドリー過ぎず、店内もおしゃれ過ぎず、お料理もおいし…

机の下のオアシス

ツリーハウスやトレーラーカーに憧れはあるものの、何かを所有するということは、支払いや責任や法律が絡んできて、それが大きなものであればあるほど、融通が効かず、変更することもままならず、自由とは言い難いよなぁ、となかなか実行できずにいます。 そこである時思いついたのは、机の下に隠れ家を作ること。作業でしか使わない、だだっ広い板の下は、人間一人が隠れるのには丁度いい大きさで、実際に潜って横になると、子供の頃のわくわくした気持ちが甦ってくるのです。 小さい頃、家の片隅にあった電子オルガンの下に、お気に入りのぬいぐるみや絵本、おもちゃを並べて、母親が用意して敷いてくれていたお昼寝布団をワッセワッセと持ち…