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泡沫の緋 https://ameblo.jp/emmi-2022/

お名前とイメージをお借りした非公式FF。 ホミン寄りホミンホです。

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emmi-2022
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2022/02/06

  • 電車の中でも、駅からユンホのマンションまでの道のりも、手を離さなかった。男同士で手を繋いでいるなんて、気がついた人はギョッとするだろうけれど、案外みんな自分の…

  • 赤 -後編

    久しぶりの交流は盛り上がった。学生時代はそれなりに衝突したこともあったけれど、それぞれ社会人になると、それも良い思い出だし程よい距離感で盛り上がれる。相変わら…

  • 赤 -前編

    『この間ウニョギヒョンと会って、今度、ウニョギヒョンの代の先輩達とみんなで飲もうって』キュヒョンから送られてきたグループメッセージを開いて、チャンミンはちょっ…

  • 青 -後編

    「ノンアルにします?目元が赤い」「……ん」曖昧なユンホの応えに頷いて、チャンミンはタッチパネルでソフトドリンクを頼んでくれた。相変わらず甲斐甲斐しい。ユンホの…

  • 青 -前編

    「そういえばこの間、キュヒョンに会ってさぁ」いつもの居酒屋、いつものメンバー。大学の同じサークルの同級生で、当時はべったり仲良しというわけではなかったのだけど…

  • 君の色 -6

    待ち合わせに指定された時計台の前で、チャンミンはソワソワと周囲を見回した。ユンホがどう思っているかは未だに確信がないが、とにかく家族ではない誰かと仕事以外で出…

  • 2023年4月

    ※いつものとおり、お話ではなく、ただの振り返りというか、言い訳というか、補足というか、です。4月もご訪問、読者登録、「いいね」、コメントをいただきありがとうご…

  • 天国に1番近い場所 -6

    「戻りました。では、ベランダの清掃いたします」昼の休憩が終わって戻ってきたシム・チャンミンは、やっぱり笑みを浮かべたまま、テキパキと掃除に取り掛かった。その姿…

  • 君の色 -5

    「俺と付き合ってくれませんか?」突拍子のないチャンミンの言葉に、ユンホは目を見開いて黙った。少しの間沈黙がその場を支配する。やってしまった。良いと思うと相手の…

  • いつか見た月 -6

    アニバーサリー夜中にふと目が覚めてユンホは暗闇の中でシパシパと瞬きをした。もう見慣れた白っぽい天井が見える。ここに来て暫くの頃は、夜中に目が覚める頻度も多くて…

  • 天国に1番近い場所 -5

    インターホンの音でユンホはハッとした。「SMハウスキーピングサービスのシムです!」相変わらず爽やかなような胡散臭いような笑顔を浮かべたシム・チャンミンが頭を下…

  • 君の色 -4

    「…あの、キュヒョンさんと、シム・チャンミンさん、ですよね?」暫くキュヒョンと2人して彼に釘付けになっていたらしい。2人とも間抜けな顔をしてただ目の前のキラキ…

  • 天国に1番近い場所 -4

    ノックの音で、ユンホはふと我に返った。いつの間にか随分集中していたらしい。気がつけばシム・チャンミンをキッチンに残して2時間ほど、経ってしまっていた。「チョン…

  • 君の色 -3

    「チャンミナ!」待ち合わせた行きつけのカフェに現れたキュヒョンに、チャンミンは緊張気味に手を挙げて応えた。「天下のシム・チャンミンが何キンチョーしてんの?」「…

  • 天国に1番近い場所 -3

    「……そのエプロン……」何となく押し切られたような形で、とりあえず今日は掃除だけ頼むことにした。自分で頼んだならともかく、誰が頼んだかも分からないまま、知らな…

  • 君の色 -2

    「まったく。そんなんで、次の仕事、大丈夫なの?」「え、あー…キラキラアイドル、すか?」次の仕事は漫画原作の映画の内定したいる。「そうよ!貴方のキャラクターの引…

  • 天国に1番近い場所 -2

    「改めましてSMハウスキーピングサービスのシム・チャンミンと申します」仕方なくリビングに通して対峙した男はニコニコと笑って挨拶した。「先月お申し込みいただきま…

  • 君の色 -1

    「主演のシム・チャンミンさんは、如何ですか?演じられたミヌのように、恋人にしてあげたいことってありますか?」まもなくスタートするドラマの会見で、司会者が窺うよ…

  • 天国に1番近い場所 -1

    ピンポーン、という軽やかなチャイムにユンホは睨んでいたキャンバスから目を離した。ユンホはフリーの画家だ。元々は有名商社に勤めていたのだけど、事故を機に退職した…

  • 2023年3月

    ※いつものとおり、お話ではなく、ただの振り返りというか、言い訳というか、補足というか、です。3月、あっという間に去りましたね。3月もご訪問、読者登録、「いいね…

  • 花筏

    『春雷』の続きです。『春雷』中編『妖怪たちのいるところ』のミンホさんです。『妖怪たちのいるところ -1』まだ書き上がってないのですが、多分ミンホです。逢魔時。…

  • 君の色 -0

    『主役のハン・ドンジュを演じられたシム・チャンミンさん、初主演のご感想をお願いします』『主演だからと言って、違う気持ちはないです』『…あ、…そうですか……では…

  • 天国に1番近い場所 -0

    「ユノ、どうかしら?」試着室のカーテンを開けて顔を出したマリアは繊細なレースがあしらわれた純白のドレスを纏い、輝くように美しい。「いいじゃん。綺麗だよ」「また…

  • 春は短し、恋せよ青年

    「なんすか、それ。なんか聞いたことあるようなフレーズですけど」「語呂が良くない?」チャンミンの呆れたような視線を物ともせず、ユンホがニコニコ笑う。この、ただた…

  • 春雷

    中編『妖怪たちのいるところ』のミンホさんです。『妖怪たちのいるところ -1』まだ書き上がってないのですが、多分ミンホです。逢魔時。仕事を早めに終えたユンホは、…

  • いつか見た月 -5

    ほんの数ヶ月前のことなのに、なんだか懐かしい夢だったなと思ってユノは目を開けた。チャンミンも子供たちも出かけた家はしん、としている。それを静かで寂しいと思うく…

  • いつか見た月 -4

    子供の支度に慣れていないチャンミンがやれ、あれがない、これを忘れたなどと大騒ぎしながらユンホとチャンミニを連れて出て行って、ユノは漸く仕事に集中できた。キリが…

  • いつか見た月 -3

    「……まま?」夜中にチャンミニの目が覚めたら不安だろうからとリビングで寝ると言ったチャンミンに付き合うように、ダイニングで仕事をしていたユンホは、小さな声が呼…

  • いつか見た月 -2

    「で?」「…でって?」とにかく寝てしまっている小さい方を、客間に敷いた布団に寝かせて、起きていた大きい方に風呂を案内してから同じく客間を案内して、疲れたように…

  • いつか見た月 -1

    「……ダメだ。全然進まない……」パソコンを前に、ユノはショボショボする目を擦り、項垂れた。「仮眠しよ」ケータイでアラームをセットしてソファに横になるとすぐに押…

  • キラキラ -後書

    『キラキラ』お付き合いいただきありがとうございました。10月から書き始めて、ちょこちょこお休みいただいたこともあり、4ヶ月ちょっともかかって、話数も1番多いお…

  • キラキラ -38(完)

    ホジュンのカフェから電車でユンホの家に移動する。ユンホが最初に住んでいた部屋は、事務所所属の他の俳優やアーティストも同じ棟にいてプライベートがなかったので、チ…

  • キラキラ -37

    しばらく集中していて、チャンミンはふっと顔を上げた。どのぐらい時間が経ったのか時間を確認しようと店内の時計を見ようとして、チャンミンは自分の前に人が立っている…

  • キラキラ -36

    何気なくつけていたテレビにユンホの姿が映し出されてチャンミンは手を止めた。『本日は、新たにオープンする劇場のこけら落とし公演の演出を手がける、舞台俳優のチョン…

  • 2023年2月

    ※いつものとおり、お話ではなく、ただの振り返りというか、言い訳というか、補足というか、です。怒涛の2月が過ぎましたね。2月もご訪問、読者登録、「いいね」、ラン…

  • キラキラ -35

    キラキラ -35パスワードは①ユノさんIGアカウントに入っている数字②チャンミンさんIGアカウントに入っている数字③この世界の英字3字(小文字)を続けて入力で…

  • キラキラ -34

    キラキラ -34パスワードは①ユノさんIGアカウントに入っている数字②チャンミンさんIGアカウントに入っている数字③この世界の英字3字(小文字)を続けて入力で…

  • キラキラ -33

    舞台の千秋楽は思ったよりもあっという間にやってきた。週末ということもあり、満員御礼らしい。チャンミンの席は上手側の後方だった。早めに席について開演を待つ。客席…

  • キラキラ -32

    ユンホの仕事は順調で、確実に知名度が上がっている。まだ舞台が始まったところだというのに、今度はドラマのオファーが来たそうだ。ユンホはあくまで舞台にこだわりがあ…

  • シェリー -6(完)

    シェリー -6パスワードは①ユノさんIGアカウントに入っている数字②チャンミンさんIGアカウントに入っている数字③この世界の英字3字(小文字)を続けて入力です…

  • シェリー -5

    また週末がやってきた。金曜日の夜はやはり客も多い。開店と同時に、今日、彼は来るだろうか、と考えている自分に気がついてチャンミンは首を振った。結局先週、ユンホは…

  • キラキラ -31

    ユンホの次の舞台が始まった。今回は前回ほどネームバリューのある俳優ばかりでないから、今度こそ、チャンミンも初日と千秋楽のチケットをちゃんと買うことができた。昔…

  • ショコラティエの秘密

    ここは『Chocolatier rouge』。ボンヤリしていたら通り過ぎてしまうくらい、閑静な住宅街の一角にひっそり佇む、知る人ぞ知る、小さなショコラティエ。…

  • シェリー -4

    チャンミンはチラリと隣で眠る人物を見遣った。自分なんかのことが欲しいなんて言って簡単に身体を差し出すのに、しっかりと雄の匂いを漂わせたままの、不思議な人。チョ…

  • シェリー -3

    金曜日の夜、ユンホはまたチャンミンのいるバーのドアを開けた。カラン、という音に反応してバーテンダー達がユンホを迎えてくれるのに、にこやかに応えながら空いている…

  • キラキラ -30

    キラキラ -30パスワードは①ユノさんIGアカウントに入っている数字②チャンミンさんIGアカウントに入っている数字③この世界の英字3字(小文字)を続けて入力で…

  • キラキラ -29

    ユンホの憧れの監督の元での初公演は成功裡に終わった。千秋楽の後は関係者で打ち上げが行われて、ユンホは一緒に暮らし始めてから初めての朝帰りとなった。連絡をもらっ…

  • シェリー -2

    ユノさんお誕生日おめでとうございます!シェリー -2パスワードは①ユノさんIGアカウントに入っている数字②チャンミンさんIGアカウントに入っている数字③この世…

  • シェリー -1

    ホミンさんお誕生日お祝い短編です。2月5日、22時。ユンホは通い慣れた道を通って、小さな路地を曲がる。賑やかな看板に隠れるようにしてひっそりと掲げられたサイン…

  • キラキラ -28

    ユンホの初めての大きな舞台の公演が始まった。前評判どおり質の高い舞台になっていて、連日大入りらしい。チャンミンも無事に仕事の調整をつけて劇場に足を運んだ。ほと…

  • キラキラ -27

    あの後、キュヒョンからハルに会ったと連絡があった。ハルは海外で夢を叶えてそれなりに成功していたけれど、激しい競争に疲れてこちらに帰ってきたらしい。まだ家がない…

  • 2023年1月

    ※いつものとおり、お話ではなく、ただの振り返りというか、言い訳というか、補足というか、です。先日年が明けたと思ったばかりなんですが、もう1月が過ぎましたね。最…

  • キラキラ -26

    ユンホに引っ張られるまま、部屋の前についていた。ガチャン、と少し乱暴にドアが開閉されて、ドアが閉まるのと同時にユンホの腕がチャンミンの身体を抱きしめた。「ユノ…

  • キラキラ -25

    公園からの道のりを並んで歩く。この辺りはこの時間になると、人通りが少ないからこっそり手を繋いだ。それだけで特別な気分になって、チャンミンはそっと笑った。僅かに…

  • キラキラ -24

    ユンホの言葉はチャンミンの中にストンと収まった。あれからハルは姿を見せないまま2週間になる。ハルとのことは何も解決していないけれど、それで悩むことはやめて、ユ…

  • キラキラ -23

    「……すみません、こんな話。面白くないですよね」「………うん、でも」「…?」「この部屋に入ったのが、チャンミン以外は俺が初めてなのが分かって良かった!ホッとし…

  • キラキラ -22

    チャンミンが、自分が周りと違うことに気がついたのは中学生の時だった。周りの友達が女の子の話をして盛り上がるあいだ、密かに目で追っていたのはクラスメイトの男子生…

  • キラキラ -21

    『ハル、って人、知ってる?』ユンホの言葉に、チャンミンは金縛りにあったみたいに身体が緊張するのを感じた。「知ってる、んだよね?」チャンミンの様子に確信を得たら…

  • キラキラ -20

    昼休み、プライベート用のスマホが震えて着信を告げて、チャンミンはつと目を遣る。相手はユンホからで、仕事中に電話してくるなんて珍しくて、何かあったのかと少し焦る…

  • キラキラ -19

    思ってた以上に間が空いてしまいましたが、再開です。時間が経ってしまったので、前回のお話貼っておきます。『キラキラ -18』ユンホのオーディションは、とりあえず…

  • 同じ月を見ている -0

    AM7:00。連載中の月刊誌の原稿を締切ギリギリ超過で入稿したユノは、そのまま仕事部屋で力尽きた。寝室まで行くのすら面倒くさい。このままここで寝てしまおうと仕…

  • ワンダーランド -後書

    お付き合いいただき、ありがとうございました。新年突発中編、完結です。何か新年らしい話、と考えていて、今年は卯年だな〜と思ったところから、ウサギといえばユノさん…

  • ワンダーランド -7(完)

    「……うるっさい!!」久しぶりに腹の底から出したチャンミンの声に、大きな音の波はピタリと止んだ。「どいつもこいつもうるっせえんですよ!アンタ達に関係ないでしょ…

  • ワンダーランド -6

    目の前にどこかで見たことがあるような宮殿が聳え立っている。「ここ、どこ?」「パレス」ユノぴょんが答えたところでファンファーレが鳴り響き、パレスの扉が開き、バル…

  • ワンダーランド -5

    森の中を走っていたはずのチャンミンは、いつのまにか、どこか、大きな広間のような場所に立っていた。前にシウォンに写真を見せてもらったことがある、社交界の紳士淑女…

  • ワンダーランド -4

    どのくらい進んだのか、また視界が拓けてチャンミンは立ち止まった。ステージみたいな場所に、卵が乗っている。いや、卵じゃない。卵にしては大きすぎる。あ、こんなくだ…

  • ワンダーランド -3

    控室を出ると、景色はすっかり変わって、オレンジとグリーンのやや毒々しい森が広がっていた。チャンミンのセンスにはない色使いにやや気圧されながら歩き始めると、木々…

  • ワンダーランド -2

    例え、童話もどきの世界にいるのだとしても、童話の主人公のように物語に巻き込まれるつもりはない。ということで、チャンミンは元いた控室に戻ってソファに腰掛けた。こ…

  • ワンダーランド -1

    目が覚めて、あぁこれは夢だなとチャンミンは思った。だって先程までチャンミンは事務所で、仕事をしていた。トラブルだかで誰かの到着が遅れていてミーティングが始まら…

  • 感情方程式4

    とうとうシリーズ出ししてしまいました…人気のない研究棟の廊下に、チャンミンの草臥れたスニーカーの音が響く。ほんの数時間前に年が明けたばかりの構内にはほとんど人…

  • 2022年12月

    ※いつものとおり、お話ではなく、ただの振り返りというか、言い訳というか、補足というか、です。あっっっっという間に2022年も最後の1日になりました。皆様どのよ…

  • I'm in love 2

    『I'm in Love』続編です。(タイトルは相変わらず思いつかなかった…)『I'm in Love -前編』到着ロビーを抜けた時、いつもの場所に停車してい…

  • ミントグリーン

    『カモミール』の2人です。『カモミール』駅前の商店街から1本外れた閑静な通りにあるヘアサロンEvergreen。見た目は美容院で、長年近所の床屋に世話になって…

  • アニバーサリー

    ユンホは少し久しぶりに使う合鍵をキーケースから取り出した。自分の家のは何回か落として付け替える羽目になっているのだけど、この家の鍵だけは何故か失くしたことがな…

  • プレゼント -後編

    この辺で1番大きな店に行ってみた。店員に頼んで探してもらって、なんとか目当てのものを見つけることができた。プレゼント用に包装してもらって、大事に鞄にしまう。ス…

  • プレゼント -前編

    人の賑わう百貨店で、チャンミンは途方に暮れた。事の始まりは、いつものように週末を過ごしたチャンミンの部屋でユンホが放った言葉だった。「そういえば、クリスマスは…

  • 年末年始お知らせ

    ※タイトルのとおりお話ではなく、年末年始の更新についてのお知らせです。Time flies.すっかり年末モードですね。12月に入ったと思ったら瞬く間に3週間が…

  • キラキラ -18

    ユンホのオーディションは、とりあえずベストは尽くせたらしい。結果は後日らしいので、チャンミンとユンホは日常に戻った。「あ、チャンミン」「ごめん、待たせちゃいま…

  • キラキラ -17

    チャンミンはいつものとおり6時過ぎに身体を起こした。ユンホの部屋はまだ物音はしない。よく眠れているだろうか。カーテンを開けてもまだ外は暗かった。窓に水滴がつい…

  • キラキラ -16

    「でね、結局最後は全員水かけられて叩き起こされたの…はい、流すから目、瞑って」素直にチャンミンが目を閉じると、ユンホはザパーンと思い切りよくお湯をチャンミンの…

  • キラキラ -15

    男が2人横になっても十分な大きさのベッドに寝転んで話していたはずなのに、いつのまにか寝ていたらしい。ふと目覚めて、枕元の時計を確認すると6時過ぎだった。いつも…

  • キラキラ -14

    キラキラ -14パスワードは①ユノさんIGアカウントに入っている数字②チャンミンさんIGアカウントに入っている数字③この世界の英字3字(小文字)を続けて入力で…

  • キラキラ -13

    「……ん、…っふぅ、……」ユンホから掠れたような、色を含んだ声が漏れて、チャンミンは自然を装ってふ、と身体を離した。「…チャンミン?」ユンホが少し追いかけるよ…

  • キラキラ -12

    チャンミンはチラリと壁の時計に目を遣った。いつのまにか資料の読み込みに集中していて、定時を過ぎている。慌てて資料をしまってデスクを片付けた。「お疲れ様です。お…

  • キラキラ -11

    「…俺、チャンミンが、好きだ。好きに、なっちゃってた」一瞬、ユンホの言葉を理解できなくて、チャンミンは瞬く。それから直ぐにブワッと身体が熱くなる。「な、に、言…

  • キラキラ -10

    「ユノ、今日ゴミの日なんで、ゴミ回収しますよ。部屋、入っていい?」洗面所で寝癖と格闘中のユンホに声をかける。「はーい!ってか、チャンミンの部屋なんだから勝手に…

  • キラキラ -9

    「…おはよーございます」「おはようございます」まだ眠そうに目を擦りながらリビングにやってきたユンホに挨拶を返す。普段は砕けた喋り方なのに、挨拶だけは敬語になる…

  • キラキラ -8

    「ほーお」「……なに?」キュヒョンの意味ありげな視線に、話したのはマズったかなと思いながらチャンミンは返事をする。今日は随分久しぶりにキュヒョンと食事に来てい…

  • キラキラ -7

    最後の洗濯物を干し終えて、チャンミンはベランダの扉を閉めた。今日は土曜日で、チャンミンは仕事が休みだけれどユンホは稽古があるらしく、朝から出かけている。帰りは…

  • キラキラ -6

    『次の舞台、役もらえた^ ^夕飯は和食がいいな。この間作ってくれた生姜焼き食べたい!』昼休み、プライベートの方のスマホに通知を見つけて開くと、ユンホからのメッ…

  • 2022年11月

    ※いつものとおり、お話ではなく、ただの振り返りというか、言い訳というか、補足というか、です。11月もあっという間に過ぎてしまいましたね。そして師走!年末!!歳…

  • キラキラ -5

    ユンホは翌日、僅かな荷物と共に戻ってきた。例の彼女とは、昨日落ち着いて話をできたらしい。まだ気まずさはあるようだが、前向きな話し合いができたらしく、スッキリと…

  • キラキラ -4

    週末でもチャンミンの起床時間はあまり変わらない。6時過ぎに目が覚めて、体を起こした。若い頃は、休みの日など昼近くまで寝ていられたが最近は目が覚めてしまう。寝る…

  • キラキラ -3

    青年を部屋に案内して、風呂場に押し込んだ。触れた手があまりに冷たくて、服が思った以上にびしょ濡れだったのだ。「なんか、何から何まですみません。ありがとうござい…

  • キラキラ -2

    終業時間を回ったところで、チャンミンはサッとフロアを見回した。メンバーはそれぞれ自身のタスクをこなしていて、手が止まっていそうなのはいない。「私は先に失礼しま…

  • キラキラ -1

    「チャンミン!」パッと振り向いたユンホが眩しくて、チャンミンは目を細めた。*『まぁ、シムさんがそう言うなら』「ありがとうございます。いただいた時間で、最高の企…

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