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2022/01/12

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  • 配信をやめた理由

    27日に配信をやめた。休止と言ったけど無期限なので、現状ではやめたのと同じこと。ちなみにツイッターもやめた。二つアカウントがあったが両方とも。記念に残しておく。死ぬ前に、お礼参りできるように。 ちょうどその日の朝、ワクチン会場の近くで弟と軽く散歩した。誰も自分の話を聞いてくれないと彼は言った。たしかに彼は定職にも就いてないし、もう大学生でもないし、民間の医療保険も入れない。誰もそんなひとに耳を貸そうとは思わない。彼になんと声をかけてあげればいいやら。 かくいう僕も似たようなものだった。医者は医者だけど取るに足らない医者だ。配信したって注目されない。大してひとは僕の話を聞きにやってこようとしない…

  • 本のタイトルの理由

    昨日18時ごろに本を書き終わった。今日から2週間くらいかけてしっかりと寝かせて、手直しして、誤字脱字がないことを確認して、来月に販売したい。文章には熟成期間が必要だ、みたいなことを『思考の整理学』で外山滋比古が言っていたが、これは建前だ。思いのほか体力とか生命力とかいろいろと奪われたので、まずは本から距離を置いて休息したいというのが本音だ。 前回の記事でご紹介したがふざけたタイトルだろう(ブログ記事を削除されたくないのでここではタイトルを書かない)。 もともと小此木啓吾先生の『自己愛人間』みたいな本を書きたかった。でも精神科医として三流の自分には書けそうもなかった。専門医もまともにとれるかわか…

  • BAN

    ツイキャスがBANになる夢をみた。とてもリアルだったので焦った。とはいえBANになるという現実的な危機が去ったわけではない。陰部を露出して永久Banになり本垢は未だにアカウントロックされている。2年前からIPアドレス、端末、アカウント全てに渡って使用不可となっている。都内に引っ越して新しいpc で全く新しいアカウントを作成してようやく使用できた。運営の目をかいくぐっているだけで、またいつバレるかわからない。バレたら即BANだろう。 念のため金品の授受はツイキャスでは一切やめておく。没収される恐怖に怯えながらそこに資産を置いておくことはできない。 ツイキャスのオンラインストアなどで書籍のデジタル…

  • リンク

    ■Twitch www.twitch.tv ■Twitter twitter.com twitter.com ■Youtube www.youtube.com ■Note note.com ■ふわっち whowatch.tv ■ツイキャス 工事中。 ■E-mail ao_hayao@yahoo.co.jp

  • ツイキャスに移転した理由

    去年の9月ごろからふわっちのフォロワー数に伸び悩んでいた。7月くらいからの1ヶ月で500名くらい増えた。当然1000人は一瞬で超えるだろうし、いったいどこまで大きくなるのだろうと期待した。放送に盛り上がっているように見えたし、定着しているように見えたし、手応えも悪くなかった。50-100名で安定してきた。しかし伸び悩んだ。日を追うごとにひとりまた一人と姿を消した。まるで神隠しみたいに。そこだけが解せなかった。荒らしがきて殺伐とし出したのは、タイミングとしてはそれよりもあとだったので、荒らしのほかに根本的な理由があるんじゃないかと不安だった。年明けると夜の11時台で視聴者が2名と1名を行き来する…

  • 罵倒した理由

    ベランダがハトのフンで汚染されていた。入居して長いことベランダの様子を見ていなかったせいもあるが、足の踏み場もないほどフンが乱れ落ちていた。室外機にも悪い影響がありそうだった。冬場になって体調が崩れがちだったのはこのせいではないかと思われた。とりあえず洗浄が終わるまでエアコンは止めて、床暖房か、厚着をして寒さを耐えしのぐことにした。それでも底冷えして予定より1時間も早く目が覚めた。まだ外は暗かった。部屋は静かに冷えていた。寒かった。寝汗のせいだろうか。 目覚めの間際に見た夢の内容をいまも克明に思い出せる。あまりいい夢ではなかった。僕が教習所の教官になって助手席に座り、汗ばんだ手でハンドルを握り…

  • WHY

    ニュースを見ようとしなくても、スマホにはロシアとウクライナの情勢を伝える報道に溢れている。戦争そのものの映像はなく、避難する住民の悲壮な姿と、今後のシナリオを予想する専門家の平板な解説が流れる。平和が軍事力の絶妙な均衡の上に成り立っていることをまざまざと見せつけられた。メンタリストはプーチンの側の加害者の被害者意識を取り上げている。それぞれの立場から戦争というものの悲惨さを噛み砕いているようだ。でも、僕にはそもそもプーチンの演説自体がディープフェイクの映像のように見えてしまい、なかなか感情的に入ってこない。こういうピリピリした時期に失言だけはしないように気をつけようと気を引き締める程度で、知識…

  • 詰め込む理由

    だんだん体調が崩れる前の生活に戻ってきた。いい意味でも悪い意味でも。いい意味としては、体力や気力が戻ってきた。ワクチンの予診業務は基本的に座って話すだけの静的な仕事だ。楽な商売と思われがちだが、単調なだけにこれが10時間、週6日間も続くとなると話は変わってくる。想像以上に激しく体力を消耗する。家に帰ってきたら、もう何もしたくなくなる。筋肉が硬直し、節々のあちこちが軋むように悲鳴を上げる。体力が戻ってきたということは、この苦行みたいな生活にもそれなりに順応できるようになったということ。帰宅後の時間を、休養以外の別のものごとに充てることができるようになったことを意味する具体的には、配信や執筆、そし…

  • 本を書こう

    ワクチンの仕事のお昼休みに公園でベンチに腰掛けていたら、胸の内側から温かな気持ちが湧いてきた。いったん断念した執筆作業を、もう一度仕切り直して書いてみようと。自然とそういう気持ちになった。今朝、予定より早く駅に着いてしまって、近くのジムで軽く汗を流したのがよかったのかもしれない。清々しく心地よい気分だ。 なるべく文量を減らして、簡単にエッセイを書いてみたくなった。具体的にはまだ未定だが、なるべく紙の本だと形としていつまでも残るからいいなと思っている。ブログとの棲み分けはあまり意識していない。もちろん同じひとが書くわけだから本とブログと内容が重なるのは避けられない。それでもネットに散らばったアイ…

  • 整う理由

    このごろ睡眠時間はかなり余裕を持って確保できていた。しかし、目覚めがあまりよくなかった。たくさん寝ればいいというわけじゃない。朝起きたときに首周りの微かな疲労の跡があった。まるで何かの邪気を払うみたいにシャワーを当てて後頸部を重点的に流してみるが、効果はほとんどなかった。肝心なのは睡眠の質のほうで、思い立って夜間にフィットネスジムに向かった。無酸素運動を中心に1時間程度の筋トレを試してみたところ、翌朝、今度はスッキリ目が覚めた。例の邪気の痕跡もなかった。やっぱりな、と思った。おそらく眠っているときも余計な力が肩に入っていたのだ。筋肉をうまく弛緩できていなかったのだろう。筋トレはそう言った余計な…

  • 黙っていた理由

    日曜日も精力的にワクチンの仕事に取り組んでいる。お上のお達しでワクチン接種が推進されている。でも会場の数は増えないので、シンプルに医者の労働時間が長くなった。9時ー19時半が前提になっていることが多い。これまでの9時ー17時に比べて疲労度が全然違う。だいたい1日に550名を3人の医師でさばくとなるとなかなか大変だ。100人を超えたあたりから意識が薄らいでくる。あれ、さっきもこのお婆ちゃん見たな、みたいな錯覚に陥る。同じ人たちが会場を何周もしているのだろうか。ひとは1日に100人以上と会ってはいけないのかもしれない。いずれにしても今月、来月あたりが掻き入れ時だ。収入が安定しない。見通しのたたない…

  • お腹が空く理由

    昨晩あんなに胃袋がはち切れるくらい食べたのに、いやむしろその反動のせいなのか、今朝は胃袋が搾り取られるような空腹感で目覚めた。完璧な空白がこんなに重いものだとは思ってもみなかった。 とにかく大して動かないのに一日の終わりに強烈な疲れやすさを自覚している。数種類の薬を組み合わせて咳を鎮めているせいだろうか。もしくは二月に入って勤務時間が9:00-19:30と3時間延長されたからか。とにかくたかが予診とはいえと疲れ方が尋常でない。昨日はファイザーの会場だったので尚更だ。だいたい医師一人当たり100-150名の接種者を予診する計算だが、100名を超えたあたりから感覚がおかしくなってくる。あれ? さっ…

  • 硬くならない理由

    読書にも飽きた。来るはずもない接種希望者を待ち続けることほどつらいことはない。気分はあまりよくないし、何か頭を使わないことをやろうと思い立ち、スマホでパパ活アプリを弄るかたわら、ブラウザで検索に引っかかった中イキの体験記をいくつか漁って読んでいた。書き手は男性の場合もあれば女性の場合もある。個人ブログもあれば、なんかのラブグッズの宣伝だったり、出会い系アプリの誘導サイトの場合も少なくない。ネットを見渡せば真偽不明なテクニックや奥義のようなものがたくさん出てくる。そのほとんどが出来の悪い官能小説か何かのように僕には見える。もしくは男性を興奮させるために女性が仕掛けた嘘か。僕の人生にとって間違いな…

  • 『ソクラテスの弁明』を読んで

    ○本の紹介 弟子のプラトンによって書かれた、師匠の哲学者・ソクラテスが古代ギリシャで紀元前5世紀ごろに法廷で弁明した事実に基づいたフィクション。ソクラテスは神々を信じず風紀を乱したという理由で訴えられ、裁判員の投票によって僅差で死刑を命じられる(実際に死刑に処された)。弁明の中でソクラテスは「あなたがアテナイで一番知恵がある」という神託を受けたというエピソードを語る。しかし明らかに自分は無知であり神託の内容に納得できず、それに反駁すべく自分の無知を暴くために当時の政治家や詩人など賢者の元を訪ねて徹底的に議論を挑んだ。しかしながら、どんな相手と議論しても自分より知恵のある者は遂に現れなかった。彼…

  • 冷たい理由

    地方に行けば行くほど冬場の便座は冷たい。もはや痛い。ちょっとした滝行くらい忍耐を強いられる。一切の妥協を許さない。もちろんウォシュレットなんて付随してない。ただのシンプルなトイレの形をした陶器だ。必要最低限の機能しか備えていない。流す。ときどき詰まる。以上。 今日の会場は不運なことに冷暖房もついていない。いまどきの日本で珍しい。予診ブースには据え置きタイプのヒーターがそれぞれ配備されている。これからケバブでも焼くのか? というくらい電熱線は橙色の強い光線を放つ。おかげさまで右半身だけがこんがりと焼けそうだ。今日の会場は昨日と違うが、モデルナしかない会場だからほとんど来場者はいない。僕はファース…

  • 薪をくべる理由

    ワクチンの会場は午前に繁盛し、午後になると閑散とした。今日はモデルナの会場だ。夕刻のいま、日が沈み、会場には接種希望者の姿が一人も見当たらない。他の医師は帰った。僕は何故だかいつも居残り。つい先日、「ファイザー→ファイザー→モデルナ」のほうが「ファイザー→ファイザー→ファイザー」よりも抗体価が上昇するという報道があったらしい。厚労省の資料に基づいているというのでさらに調べると、確かにLancet誌にそうした内容の論文が出たようだ。モデルナが副反応を理由に忌避される中、一石を投じることになりそう。この報道がなければ午前も閑散とするところだった。 あまりにも何もやることがないので、スマホのパパ活ア…

  • 引きこもる理由

    相変わらず咳がひどい。気管支のほうから続々と痰が湧き出てくる。経過からしてウイルス性の急性気管支炎でほぼ間違いない。マイコプラズマになったことが学生時代に一度あるその時は痰のない乾いた咳が2カ月くらい続いた。医者には通わなかった。ちょうど大学の授業に出席しなくなったころだったからそんなに不便はなかった。いま思えば痩せ我慢せずさっさと行けばよかった。この咳があのときと同じマイコプラズマ肺炎だったなら僕は迷わず受診して抗生剤をもらいに行っただろう。でも今回はどうやら症状や経過からそうじゃない。また、PCRは陰性だが最悪の場合オミクロンを拗らせた可能性もゼロではない。オミクロンか否か。いずれにしても…

  • 割れやすい理由

    鼻水や咳は薬でどうにかなったが、昼夜逆転した生活リズムを元に戻すのは難しい。寝不足のまま仕事に突入する。頭はぼんやりするし気分は最悪だ。こんな自分で本当にいいのだろうか? と自分のいまの在り方そのものを疑うようになった。胸に鉛が詰まったような感じがする。こんなものを抱えて患者の命を預かるのは負担が大きすぎる。患者の命にも関わるような咄嗟の判断を必ず間違える。現に、精神科の外来で主治医としてずっと曖昧な態度をとっていたことで、患者が勤める企業の産業医との間に軋轢が生じた。診断書発行の意義から僕が捉え違えていたことで、先日院長から注意を受けたばかりだった。別のベテランの医師から精神科医と産業医の関…

  • 辞めたい理由

    熱発して1週間が経ったが未だに咳は残っている。おそらく急性上気道炎が悪化して急性気管支炎になったのだろう。頑固な咳のせいでここまで生活に支障をきたしたことは滅多にない。いまの時期、オミクロンの脅威に怯えた現在、咳は一番目立ってしまう症状だからとても困っている。まず周囲からの視線が棘のように痛い。たとえば予診ブースで咳き込んだとき周りにいた看護師や案内のオバちゃんは誰も近づいてこない。バイキン扱いか。僕の思い込みかもしれないが、あの先生コロナなんじゃないか? というヒソヒソ話も漏れ聞こえてくる。その声の主のババアと明らかに視線が合うと、やはり後ろめたいのかそっと視線を外すかどこか別のところに行っ…

  • パパ活を続ける理由 後編 「愛ではなく罪悪感」

    このあと弟と散歩してくる。まだ咳が残っているが、完全な回復を待っていたら肝心の基礎体力の方が戻らなくなりそうだったので、どうせなら一緒に歩こうと弟を誘った。都内には歩くだけで心躍る道がある。もともと弟は身体障害者だ。100万人にひとりがなると言われる、国の難病にも指定される自己免疫性疾患のせいで手足の自由が奪われた。神経障害が心臓に及べば心停止して死亡すると主治医に宣告されたこともある。決死の覚悟で臨んだステロイドパルス療法が運良く著効して車椅子生活を脱したものの10代に歩けない期間がとても長かった。だからこうして弟と横並びで歩くことは僕らにとって特別な意味があった。ともにあの腐った家庭を生き…

  • パパ活を続ける理由 中編「奉仕系エス」

    結局咳がひどくなってきて、派遣会社の担当者に連絡し、本日月曜から水曜日まで自主的に隔離することに決めた。PCR検査の陰性が必ずしもコロナ感染の否定を意味しないことと(偽陰性)、たとえコロナでないとしてもこの風邪は呼吸器症状が強くワクチン会場でアウトブレークさせたらまずいこと。あとはそもそも咳き込んでいる医者なんかに接種希望者は診られたくないだろうという至極当たり前のこと等を踏まえて自主隔離しようと決意した。担当者には日曜日にもかからずご迷惑をおかけした。担当者からは「なんだか面倒な医者」と思われたかもしれない。心象が悪いと次の仕事にお呼びがかからないかもしれないが、そうなったらまたその時考えれ…

  • パパ活を続ける理由 前編「神輿モデル」

    PCR検査で陰性と出たが、解熱後もひどい咳と鼻水と痰に悩まされている。どのくらいひどいかというと、咳込むたびに腹圧が上がるためか、胃液が喉元まで込み上げてくる。今朝はそれで目が覚めた。しばらく続いたので便器に首を突っ込んで吐いた。あまり心地よい目覚めではなかった。明日からいちおうワクチンの予診の仕事がはじまる。日曜日なので派遣会社の担当者は不在だ。リスケはできそうにない。とりあえず近くのドラッグストアでいつもの強い鎮咳薬を買い込んだのでそれで乗り切るしかなさそうだ。 流石にパパ活も自粛している。一人ひとりにメッセージを送り、体調が戻ったらまた今度会いましょうと詫びた。怒るひとは誰もいなかった。…

  • 体調が崩れた7つの理由

    月に1回くらいの頻度で扁桃腺が腫れて発熱してるという話を僕が配信ですると、「ワクチンを打ってから免疫がおかしくなったと思いませんか?」というコメントが必ず1日に1回は飛んでくる。たぶん陰謀論を信じているひとの目には、世界の事象は全てそういう意味ありげなものに映るのだろう。彼らはその問題の答えはおろか、それが複数回答可の問題であることさえ理解できていない。こういうひとたちは1)議論の前提となる知識が欠けていて、2)そのことに無自覚である。いわゆるリテラシーのないひとを相手にするのはもうやめにしよう。こういうひとは現実から目を逸らすために夢を見ているようなものだから自力で目が覚めるまでそっとしてお…

  • ぼーっとする理由

    喉のかすか違和感にはじまり、鼻汁・鼻閉・咽頭痛と症状が顕在化した。発熱や咳嗽や倦怠感は欠いていて、オミクロンを積極的に疑う所見はないものの気分はよくない。肉眼的に中咽頭粘膜の発赤あり、扁桃腺の腫大は軽度に留まり、白苔を認めず、年の暮れに患った溶連菌でもなさそう。特異的な症状もなく、平時だったら風邪による急性上気道炎との診断で対症療法で済ますことだろう。鼻水を啜りながら患者の前に出るわけにもいかないのでとりあえず市販薬を買ってきて飲んでいる。嚥下の度にまだ喉は灼けるように痛い。 気分にも大きく影響している。すべて億劫に感じられる。配信を始めてみるも、そこまで話したいことがない。喉をからしてまでし…

  • 牙を抜かれる理由

    東大前で17歳の高校生の男性が受験生らを刃物で刺した事件について、精神科医としての意見を聞かせてほしいと配信で頼まれることがある。ひとを殺すなんて絶対に精神異常者に違いないと決め打ちをして。その人だけでなく、おそらくだいたいの精神科以外の医者も素朴にそう考えるだろう。たとえば病院内で患者が暴れると、他科の医者がまず精神科に紹介状を書いて送ってくる。「行動化」とか「行動異常」とかいった言葉で切り取られて脳の問題に還元され、脳異常を扱う医者として精神科医が引き受けることが周囲から期待される。実際、あれはあまりにセンセーショナルな事件だったので、逮捕後、精神科医がどこかの段階で必ず関わってくるだろう…

  • フローからストックにした理由

    いつまでもカニを冷凍庫に寝かせておくわけにはいかなかった。総重量1.6キロのカニは狭い空間で圧倒的な存在感を発揮している。隙間にできたわずかな余白には薄っぺらい板の形をした保冷剤しか入らない。そういうわけで自宅に母と弟を招いて一気に平らげた。スッキリと空になった冷凍庫を見て、気持ちは晴れ晴れとした。そこにはカニの残像さえなかった。あまりの何もなさに呆気に取られた僕は来年もふるさと納税でカニを頼もうと心に決めた。 カニの話はさておき、2022年に入ってネットにおける自己表現の形式をフロー型からストック型に僕は大きくシフトチェンジした。フロー型というのは配信やライブの演奏みたいにその場のノリや盛り…

  • 金ローの 紅の豚 を見た

    要約 かつて戦争で名を挙げたアドリア海の飛行艇乗りの男性がある呪いを受けて豚になり、中年になった豚が金と女と名誉をかけてライバルと最後の決闘に挑むハードボイルドな物語。 評価 ★★★★☆ よき 第一観 絵がキレイ。アジトで豚がバカンスする最初のシーンは、小笠原諸島の秘境を思い出させた。物語もわかりやすい。豚になってしまうところを除けば。大きな謎として豚は最後まで回収されず残るところがいい。真似して言いたくなるフレーズがたくさん出てくる。女が良く働く。もののけ姫にもこういう活気のある女たちのシーンが描かれている。宮崎駿のお気に入りの原風景なのだろうか。女に色っぽさは描かれているがエロさはない。わ…

  • 仮想の力

    ワクチン会場で予診をしていると、せまく仕切られた予診ブースの壁の向こう側からさまざまな声が漏れ聞こえてくる。白い壁というか丈夫な板は仮設されたものなのでだいたい薄く立て付けはそれほど良くない。強く押したりもたれかかったりしたら簡単に倒れてしまう。接種開始直前まで、受付のおばちゃんやら手持ち無沙汰な年配の看護師やらが猛烈な勢いで喋り始める。誰かが大きい声を出すとそれを上回る声量で他の誰かが声を出すので、会場全体のボルテージは徐々に上昇していく。ミュージシャンの登場を待つライブ会場みたいに。僕の声はこういう騒がしいところではあまり通らない。自分でもそのことが嫌になるほどだ。居酒屋とかガヤガヤした雰…

  • ワクチン接種を促す2つの要請

    去年の11月ごろ配信でよく「第6波はくると思いますか?」と訊かれた。遅かれ早かれくると思います、と僕は答えたが、そのあと質問は飛んでこなかった。あのころ、ようやくコロナを克服できた、遂にワクチンの成果が出た、手洗いうがいの成果が実った、などという都合のいい甘美な幻想に日本人は浸っていたのだろうと思う。感染者数が減った理由がわからないのだから、同じ理屈でいずれ増えるだろうと思っていた。やっぱり諸外国にすこし遅れて日本でもオミクロン株が流行しはじめた。現在、過去に例を見ないほどの大流行の兆しを見せている。 僕の配信には「ワクチンを打つべきでしょうか?」という質問から「ワクチンを打つ奴はバカしかいな…

  • 自己愛領域と毒針分析

    吐けるだけ吐いて胃袋の中身を空っぽにしたら大泣きしたあとみたいにスッキリした。嵐が過ぎ去り、静かな凪を眺めているときのような落ち着いた心境に至った。38度に迫ろうかという急な発熱も1時間のうちに正常域まで回復した。空腹を感じて流動食みたいなものから摂取を始めた。もう吐き気はなかった。 オミクロン株の流行が都内でも懸念される中、発熱したとき今後どうしようかと焦った。結局pcrは陰性だったが以前にも発熱した時があって、関係各所に連絡を入れて仕事をキャンセルしてもらった。ただの派遣社員だから仕事に穴が空いたら有給制度はないし収入はゼロになってしまう。次からお仕事のお誘いもかからないかもしれない。フリ…

  • 激しく灼く

    胃部の不快感で目覚めた。仕事は午後からなので目覚まし時計はかけなかったが、7時ちょうどに目が覚めた。しばらく様子を見ていたが症状は変わらず、喉の奥に込み上げるものを感じたので便器まで行って指を突っ込んで吐いた。寝起きの嘔吐は人生で初めてかもしれない。勢いよく吐き出された胃酸が喉の粘膜を激しく灼いた。透明な液体の中に昨日のレバニラの残渣が浮かんでいた。その後もしばらく胃が絞られるように痛んだ。ワクチンの副反応みたいな倦怠感もあった。胃酸が抜けて体内のpHが狂ったのかもしれない。いちおう念のため体温を測ったら37.1度あった。反対側で測定した二度目は36.8度で、熱発といえるかどうか微妙なラインと…

  • 時間をかけて学んだこと

    昨年の6月くらいに正式にそれまで付き合っていた女性と別れた。その1年前からほとんど連絡を取り合っていなかった。5、6年間付き合っている中で大げんかしたことが何回かあって、そのつど会話しない冷却期間のようなものがあった。交流が途絶えて1年もの歳月が過ぎようとしていた。さすがにこのまま中途半端なままはお互いにとって良くないと思い、直に会って僕のほうから別れを切り出した。気持ちは最後まで揺らいでいた。吐きそうだった。なんだかんだ言ってずっと付き合ってきた、僕たちは何があっても乗り越えてきたんだ、という揺るぎない実績があったし、これを覆すのは難しかった。冷却期間の後は決まって優しい言葉で話すことができ…

  • 時間をかけて伝える理由

    前回の記事を読んで僕のことをイヤなやつと思ったり礼儀正しいやつと思ったり、読者の間で賛否両論あると思うけれど、僕だけではなく相手の時間という資産を守ることこそが誠意だと信じている。あなたがこの文章を読むのだって時間がかかるわけで僕はあなたから寿命の一部をいただいているわけだし、書くことに妥協はしない。もちろんなるべく平明な言葉で書いているつもりだ。他方で、無駄にに長いし決して読みやすいブログとはいえないかもしれない。でも、結局のところ僕に時間を割こうと思うひと、本当に僕のことを応援しようとしてくれるひとにだけ届けばいい。あなたがこの文章を読むだけでそういう形であなたの誠意は僕の元にちゃんと届い…

  • 時間を奪うことは少しだけ殺すことである

    白衣を着ていない先生がいらっしゃるというご報告もあがっております。いま一度ご確認をお願いします。 このような文面のメールがワクチン会場の運営の担当者から一斉送信された。白衣を着ていない先生というのはきっと僕のことだ。いや、他にも着ていない医者は何人かいた。前にも言ったように白衣を着ないことで医療的には全く問題ない。むしろ、着ることでヒラヒラな裾が汚れたり緊急時に動きづらかったっりとデメリットのほうが大きいと僕は思う。そんなことは運営スタッフはお構いなしで、着てください、ルールなので。白衣を着ていない医者もいて気になったと接種希望者からの投稿もございます、と念を押されるのでいちおう白衣を着ること…

  • 豚にならない理由

    この冬場にエアコンが壊れてしまい修理までの2晩を寒い中で過ごした。パーカーの上にダウンジャケットを着て、さらに首にマフラーを巻いて眠ったが、気づいたらマフラーやら毛布やらが全て外れていて極寒で3回くらい目が覚めた。おかげで昨日の当直の疲れもしっかりと残っている。だいぶ不機嫌ななか、しかも今まさに僕の隣りで業者がエアコンの取り付け工事をして騒がしい状況下で何を書こう。 不機嫌ついでに僕が最も不機嫌になる状況を言うと、なにかの行列の最後尾に並ばされるときだ。僕は行列に並ぶのが苦手だ。というか相手の都合で待たされることに怒りを感じやすいようなのだ。想像してみてほしいが、そこかしこに行列なんていくらで…

  • 白衣を着ない理由

    僕は医者として患者の前に出るときいつも白衣を着ない。このことでこのあいだワクチン会場の運営スタッフから注意された。医者なんだからちゃんと着てくださいと。医学部時代のポリクリ(病棟実習)のときはオーベン(上級医)の目もあったしそこは大学病院という魔界だったので正装として無難に白衣に袖を通していたが、研修医のころから現在に至るまで基本的に着ない主義を貫いている。その代わりスクラブで過ごすことが多い。なぜ? と面と向かってその理由を尋ねられることはなかった。周りもそういうひとばかりだったから。いちいち着るのが煩わしいし、体を動かすとよく汗をかく体質なので数日も同じ白衣を着ていたら不衛生だと思えた。そ…

  • ふわっちの通報の仕方

    配信で荒らされることが増えたので、視聴者の皆さん向けに通報の仕方をレクチャーします。ぜひ僕の配信が荒らされたときはもちろんですが、ほかのお気に入りの配信者さんが荒らされていたときは、変なコメントを通報してあげてください。ちなみに、僕は下記の方法で僕の配信に執拗につきまとう荒らしユーザーを永久BANに追い込むことに成功しており、それ以降、一切その人物から荒らされなくなりました。 ▽ふわっち通報の仕方 PCの場合は荒らしコメントの右下に表示される「︙」というボタンを、スマホの場合は荒らしコメントを長押ししてください。次に「通報する」をクリックし、以下の文面を参考に各自の責任で通報してください。※虚…

  • 楽観論に思う

    新型の変異株が流行の兆しを見せている、そういう内容の記事をヤフーで読んでいると、「専門家は感染拡大すると脅しているだけでそんなことなら誰でもできる」という専門家ディスや、「ようやく弱毒株が広がってきてただの風邪になりましたね」という楽観論が広く散見される。もちろんこれはあくまで僕の見たままの感想だけど。 医者を含め医療専門家と称するものたちがオオカミ少年化しているのは否めない。ただ、そもそも医療というのは最悪のシナリオを防ぐように動機付けされているものなので仕方ない側面はある。例えば医者はガン告知の際には余命をすこしだけ短く伝えるものだ(もし長く伝えて短命だったとき裁判沙汰になるから)。もし宣…

  • 死ぬよりはまし

    新年にYahoo!ニュースのトップニュースに後輩が取材を受けた記事が載っていた。医局のグループラインに情報が流れてきて、リンク先を見たらやっぱり立派な記事だった。とても誇らしい。努力は報われると。でも記事を読むことにはなぜだか抵抗があった。きっと立派なことが書かれているんだろう。希望に溢れた未来にある種の眩しさを感じる。闘いに勝手に破れてフリーターみたいなことをしている僕は。 今日もスポットの仕事に向かう。指定された場所と時間に間に合うか少し心配しながら。給料体系は違うけどいわゆる派遣社員ということには違いない。こんな姿は恥ずかしくて後輩には見せられない。死にたいと思うこともたびたびある。そん…

  • 致命傷

    通年で月1回の頻度で開催される精神分析系の勉強会があった。無事に参加できていれば僕は今年の3月に修了予定だったが、年の暮れにメンタルの不調に襲われて、主催者の先生にお詫びのメッセージをいれてドロップアウトさせてもらった。もうこの世界で長く経験を積んだ臨床心理士で分析家の先生である。先生から温かなメッセージをいただいて初めて気づいたのだが、いつも勉強会が行われる先生のオフィスにどうやらペンを置き忘れてしまったようだ。「このボールペンはこちらでお預かりしています。いつかお返しできることを信じて」という静かな励ましの文言が添えられていた。こちらが勉強したいと頼み込んでおいてこんな結末でなんだかとても…

  • 医者の適性とは

    僕は医者に向いていなかったのではないか、とたびたび思う。どんなときにそう思うかというとだいたい壁にぶち当たって思い悩んでいるときで、僕の場合、それは深夜の当直中に病棟に呼び出されてムッとするときや当直あけに意識が朦朧とした状態で患者と話してムッとするときだ。いずれにしても医者の適性とは何か? というのは答えのない永遠のテーマと言える。医者になる前は、他人の幸せを優先できる優しさだったり手先の器用さ、頭の良さ、あるいは勤勉さなどを真っ先に思い浮かべたものだが、それは適性というより医者になるための前提だ。前提とは、たとえば旅客機のパイロットになるためには失明していたらなれませんといったものであり、…

  • 嘘を見破る3つのコツ

    前回の記事でワクチン陰謀論に浸ってしまうひとたちにはひとを見る目がないことを指摘した。すると、今度は「じゃあお前にはひとを見る目があるというのか? お前は神様か?」と意地悪な反論というか嘲笑が飛んできそうだったので、飛んでくる前に打ち返そうと思う。 精神科医の僕がいうのだから間違いないが、僕にはひとの性格や真贋を瞬時に見極める能力がない。そんなものがあるなら今すぐ精神科医を辞めて、その特殊能力だけで世界中を渡り歩いて大金を稼ぎたい。もちろん、その辺に寝転がっている普通のひとに比べたら多少ものごとを慎重に見極めようと努力はしているが、精神科医とはいえ簡単にひとに騙されてしまう。困った。そう、詐病…

  • 陰謀論者の悲哀

    昨日が2022年の初仕事だった。ワクチンの予約数が思いの外すくなくて待機しているだけの暇な時間を過ごした。おかげさまでブログも書けたし、1時間くらい配信もできた。テレビにも退屈しはじめたリスナーがたくさんきて、新年の挨拶をしてくれた。とても有意義な時間を過ごした。そんななか、やはりオミクロン株やワクチン接種の話題にも触れることになった(今の時期、2人以上の人間が集まると、天気の話と同じくらい必ず一度はこの話題に触れることになる)。都内の感染者も増えてきた。海外に目を向けると、YouTuberのひろゆき氏が住むフランスでも1日の感染者数が20万人を超えて大きな衝撃が走った。おそらく日本でも感染者…

  • パパ活という営み

    まずこういう不道徳な話をすると、けしからん! と怒鳴り出すひとや、いかがなものでしょう? と諌める風紀委員が必ず湧いてくる。彼らは単なる文字列の刺激に脊髄反射を起こす。もし心当たりのある方はここから先は読まない方が身のためだ。心臓の弱い方が絶叫マシンに乗車できないように。そもそも倫理や道徳が学びたいなら教科書を読めばいい。もちろん僕は男だが医者でもある。ある程度、社会人として模範的なふるまいが世間から期待されていることは否めない。だから、チャラチャラした感じではなく、真面目にパパ活について語る。というか、パパ活に寄与している僕自身について語る。ちなみにチャラチャラした感じというのは、具体的には…

  • 正を刻め

    去年大学病院を退職して以降、コロナワクチンの予診のバイトをちょこちょこ頂きながら生活している。バイトといっても医者のバイトなので生活には全く困窮していない。いくら医者が溢れた都内でも時給1万円くらいは保証されている。コロナワクチンとなると国策なので相場よりやや高めに設定されていて時給1.5ー2万円は期待できる(年明けから値下げ競争が起きているようだが)。大学病院の給料が額面で20万くらいだったので、それに比べると5ー10倍は貰っている計算になる。 取り分はぐっと増えた。それならみんなバイトだけしていればいいじゃないか、と医者じゃないひとたちは眉をひそめることだろう。たしかにお金持ちになりたいな…

  • 無視ではなくブロックで

    年末に母とすこし話した。この1年の間に溜まりに溜まった不満を聞いた。というか聞かされた。やれやれ。どうしてこうも女性は延々と愚痴を言い続けられるのだろうと感心した。その内容の大半は、友人らに対するものだった。「〇〇」などと空気の読めないことを言われた、ねえ、おかしくない? どう思う? という調子。たとえばこんなものだ。友人Aと16時にお茶の待ち合わせをした。母は5分以上前に着いていたが、友人の姿はないし、一向に現れない。やや時間が過ぎてこのようなラインがあった。「30分遅れます」 そのあたりで道草食ってようやく現れた友人に反省や謝罪の色はなくこう言う。「煮物の準備してたの。〇〇さん(母の名前)…

  • 目標は

    今年の目標は? と聞かれることはないし、そもそも僕の周りにはひとがいない。だから目標なんて考える必要もなかった。だけど、テレビ番組のインタビューで誰かがそういう類の質問に答えているところを見ると、自分だったら何て答えるだろうと考えてみることがある。今年の目標は? 考えてみたけれど、インタビュアーが期待して待っている答えはなんだろう、という思考、いわばサービス精神のほうが先走ってしまって、結局なんだか自分でもわからない。極論を言うとたぶん僕には意見というものがない。良かれと思い嘘をつく。すると言説が勝手に独り歩きを始める。僕のいうことは正確に言えば僕ではない。きっとこのような僕がみんなに期待され…

  • 大晦日に振り返り

    母宅から帰りの電車にて。2021年を簡単に振り返ると、とても悔しい思いのする一年だった。新しいことにチャレンジしたけれどいずれも結果に繋がらなかった。医者として目指していたところから滑り落ちた。配信者としてもいまいちパッとしない。変なやつに絡まれて、少しだけ哲学する時間はもらえた。お陰で余計なことに気を揉む時間がたくさん増えた。少しだけ機嫌も悪くなった。恋愛に関しては殺し合いを起こさずに平和に終わらせることができたことにホッとしたけれど、ふと我に帰ると数年もかけて何のためにこんなに身を削ってきたのだろうと少しだけ虚しい気持ちになった。いまも頭の回転はいまいち。いや、これが本来の僕だったのかもし…

  • 人前で歌わない理由

    僕が人前で歌わないのは、そもそも目立ちたくないというのと、あと一般受けしている曲をほとんど知らないからだ。つい昨日のこと。お酒も入って上機嫌になって、珍しくカラオケ配信した(伴奏は著作権の問題で流さなかったので正確にはアカペラ)。そのときも、やはり懸念していたことが起きた。リクエスト曲を募ったところほとんど知らない曲ばかりだった。僕以外の、その場にいるひとは全員知っていたようだ。なかには、これを知らない方がおかしいと公然と無知な僕を批判するひともいた。あれは率直に不快だったな。相手も酔っ払っていたのだろうか。全然笑えないし、酔いが覚めたいまもはっきりと思い出せる。マジョリティに属しただけの優越…

  • ツトムをアカウント停止にした理由

    配信でもたびたび取り上げられる「ツトム」というのは、僕がふわっち配信ではじめて公式に認定した荒らしのことである。11月ごろにあらわれ、10個以上のアカウントを駆使し、おそらく4台の端末から同時に荒らし行為を行っていた。何回ブロックしても別のアカウントで入り直してくるのでしばらく配信に集中するのが難しくなった。ちなみに名前の由来は、「なんかおまえ宮崎勤みたいな考え方してるな」というコメントにちなんでいる。 ※宮崎勤とは過去に実在した連続殺人を犯した死刑囚。 12月14日にその場に居合わせた熱心なリスナー数名と僕が共同してふわっち運営にツトムの荒らし行為を通報し、それ以降、荒らし行為は見られなくな…

  • ブロックする理由

    〇〇な理由、という形式のタイトルに味をしめた。読み手の好奇心を刺激するし、書いている本人も文章の着地点(なぜなら〇〇だから)があらかじめ見えているのでとても助かる。 今回は前回すこしだけ触れた、いわゆる「荒らし行為」について。言うまでもなく、それは配信活動を妨害する行為の総称であり、その行為の主体を「荒らし」と呼ぶ。考えただけで腹立たしいので手短に述べる。たびたび「それはあなたの気にしすぎなのでは」と、配信者の側の過剰反応を指摘する鋭い意見をいただくけれど、そのご指摘はまったく芯を食っていない。というのも、「気になるのでやめてください」と率直にこちらの側の感じ方を伝えてもなおその行為がやむこと…

  • 顔出ししない理由

    僕が11年間ものあいだインターネットの配信で顔出ししない理由はひとつではないが、最初に思いつくのは、僕個人を特定されないためだ。言うまでもなく顔は個人を特定するための最重要証拠なのである。配信では肉親にも話せないようなプライベートなことを垂れ流している。もちろん自分の患者にもだ。そんな秘密がどこかに漏れたら医者として、息子として、兄貴として生きていくことにいくらか支障をきたすだろうし、もしかしたら信頼を失いかねない。そこに僕の弱みを見抜いたつもりなのかわからないけれど、ネットには明確な悪意をもった一部のひとが僕個人を特定しようと躍起になっている。10年以上にもおよぶ僕のインターネットの旅は、見…

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