家を買ってはいけない夫婦も存在します。会話がない夫婦、幼稚な夫、理屈が通じない妻・・・お金の問題の前に、夫婦間のコミュニケーションを見直すべきです。
今回のテーマは 住宅のランニングコストのひとつ、「火災保険の掛け金アップ」は理解していますか? です。 昨今は住宅メーカーでも「ライフプラン相談会」「FP相談会」を行うことが増えています。しかしながら、住宅に全く詳しくないファイナンシャルプランナーも多く、将来の支出に「建物と土地のランニングコスト」が考慮されていないケースを散見します。 戸建て住宅を購入すると、毎年の固定資産税をはじめ、1屋根と外壁の塗り替え、コーキングの打ち替え、エアコンや給湯器の交換、太陽光発電のパワコン交換、蓄電池交換、床暖房システムの修繕、火災保険、団体信用生命の上乗せ金利など、膨大な出費があります。 これらをランニン…
本日のテーマは 自動車ローンの【残価設定ローン】は本当に不利なのか? です。 最近の自動車の価格はとても高くなっています。 どのくらい高くなっているかと言うと、たとえば「ホンダ・シビック」を例にとってみます。 かつてホンダ・シビックは、トヨタ・カローラに対抗するエントリーカー(廉価車)で、特に10代、20代の独身の若者に人気のあった車です。筆者も10代後半の頃に乗っていたのは中古のシビックでした。 このシビックの値段を調べてみました。 1989年モデルの最廉価グレード「23U」の本体価格は778,000円です。消費税の無い時代ですから税抜き価格です。 一方、2023年モデルの値段は、最も安い「…
本日のテーマは 最近のお葬式にお金はいくらかかる? です。 普段生活していると、お葬式にどのくらいの費用がかかるかなど考えたこともないでしょう。 身近な人が亡くなったことがあっても、その費用について身を持って知ったという人は意外と多くはありません。 30代、40代の世代では特に、お葬式の費用に現実感はないと思います。 「祖父母が亡くなったときにいくらかかったか知らない」 「親が亡くなったときも自分は支払いを担当しなかった」 という感覚でしょうか。 喪主が費用をむやみに言いふらすことは絶対にないので、家族でも葬儀費用は意外と知らないままなのです。 この記事ではお葬式にかかる一般的な費用を解説して…
今日のテーマは 「家は買うな」と主張する人たちはどんな人? です。 筆者はTwitterやYouTubeを毎日見るのが習慣となっていますが、結構な頻度でこんな主張をする人達を見かけます。 ・家は買わない方がいい ・賃貸が安全 ・家を買うのは情弱 ・貧乏になりたくないなら家は買うな まあ・・・多くの人は、そう決めつける人達の言葉に耳を傾けることはないと思います。 家を買った方がいい人、買わない方がいい人の二種類がいるというだけです。 あるいは、欲しいけど買えない人もいるでしょう。欲しくないけど買わざるを得なかった人もいるはずです。 全員が買うべきではないし、全員が買ってはいけないというわけではあ…
今日の話題は 自動車を買うときの予算の決め方 です。 筆者はかつて輸入車ディーラーで営業マン、営業管理職をしていた経験があります。それにプラスして、現在のファイナンシャルプランナーとしての立場を踏まえて、自動車を買うときの予算について簡単に説明したいと思います。 地方では、自動車は生活必需品に近いものになっています。公共交通機関が崩壊した地域も珍しくなく、自動車が移動手段となっているのです。 特に青森の田舎町では、バスは朝と夕方の2本だけ、しかもそれは学生の通学に使われるのみで、通勤や買い物には全く利用されない(できない)という光景が当たり前になってちます。 圧倒的多数はスーパーまで徒歩で30…
今日のテーマは 住宅ローンの金利はどうなる?2023年版 です。 2022年12月、日本銀行がイールドカーブコントロール(金利操作)の運用を見直すという報道がありました。 日本銀行は長期金利、短期金利を誘導し、日本経済にとって最適となるようにコントロールする政策取っています。これをイールドカーブコントロール(YCC)と呼びます。 この日本銀行のYCCは、住宅ローンの金利に大きな影響があります。 住宅ローンの金利はどのように決まる? そもそも住宅ローンの金利は何を基準に決められているのでしょうか。それが分かれば、今後の金利の動向が少しだけ予想できるかもしれません。 実は、極めてざっくり言うと住宅…
今日のテーマは 家を買う時のFP相談の本当の意味は? です。 家を買おうとするとき、FP相談(ライフプラン相談)をするケースが多いと思います。その大半は住宅営業マンからの紹介でしょう。 住宅営業マンはこのように言うはずです。 「安全な予算と返済の計画についてプロに相談した方がいいですよ」 そうか、自己流の予算だと間違いを犯すかもしれないもんな、プロに相談しようか・・・と思うので、ハウスメーカーのオフィスでFPと対面するわけです。 まともなFPであれば、そこでは住宅購入の予算や維持費のこと、税金のことを詳しく教えてもらえるはずです。そして安全な予算と、返済計画、繰り上げ返済の予定、団体信用生命保…
今日のテーマは 障害者手帳と障害年金は全くの別物 というお話しです。 団信の適用条件について 住宅ローンを借りると原則全員が団体信用生命保険(通称:団信)に加入します。 ご存じの人も多いと思いますが、もし債務者(借金をした人)が死亡した時にローン残高が0円になるという制度です。 この団信、高度障害と呼ばれる重い身体障害状態になった場合にも適用されるのはご存じでしょうか。死亡時だけではなく、次のような状態になってもローンは免除されます。(一例) ・両目の視力を全く永久に失った状態・言語またはそしゃくの機能を全く永久に失った状態・中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要する状態・胸…
本日のテーマは 意外と知らない!?変動金利の正しい使い方 です。 思えば15年ほど前、変動金利で住宅ローンを借りることに否定的な人がとても多かったように思います。 10年固定金利は当初1.9%、フラット35の金利も同程度という時代で、変動金利(適用金利)は1%程度でした。変動金利で借りた方が返済額が安く済むはずでしたが、当時は「これから金利が上がります!」と住宅営業パーソンだけでなく、一部の銀行員までが声高に主張していたのを覚えています。 変動金利のメリットを説いていたブロガーが炎上し、閉鎖に追い込まれたこともありました。集団ヒステリーとすら言えるほど、固定金利至上の風潮があったのです。 20…
今日のテーマは 地鎮祭は必要なのか? です。 地鎮祭とはなにか 地鎮祭が何かを調べてみると、「家を建てる前にその土地の守護神(鎮守神)を祀り、土地を利用させてもらう許しを得ること」とWikipediaにはあります。 工事が始まる前に、施主家族や神主、ハウスメーカーの担当者が集まって儀式を行う光景を見たことがあるのではないでしょうか。 あの儀式には神式と仏式がありますが、平たく言うと「不幸が起こらないように神様に拝みます」という意味のものです。 地鎮祭平均的に3万円~5万円の費用がかかります。この負担が高いのか低いのかという前に、そもそも地鎮祭は必要なのかと疑問に思う方が少なくありません。 地鎮…
本日のテーマは 相次ぐ値上げラッシュで家計はどうなる? です。 2022年10月現在、食料品や日用品の値上げが止まりません。 食料品、油脂、燃料、電気、建材など、あらゆるものの値段が上がっています。この背景にはコロナ禍での人件費と輸送費のコスト増、ウクライナ紛争、著しい円安、原油高などの事情が複雑に絡み合っています。 アメリカでは歴史的なインフレに陥っています。大谷翔平選手が所属するエンゼルスの球場でビールを注文すると、約1800円もするという報道もありました。ハンバーガーのランチセットは5000円を超えていて、もはや庶民には手が届かない高級料理になってしまったようです。 ただしアメリカのイン…
今日のテーマは 住宅を買おうとしているけれど、情報が多すぎて訳が分からなくなる原因 です。 これから住宅を買おうとしている人にありがちなのですが、情報過多になって何も判断できないと感じるケースがあります。 A社では太陽光発電が標準装備だと言い、B社では太陽光発電は今はデメリットしかないから勧めないと言い、C社ではローコスト住宅にしたほうが安全だと言い、D社では高気密高断熱の高性能住宅にしないと建物の寿命が縮むと言い・・・ 何を信じていいのか分からない、という心理に陥る人達が結構いるのです。 何を信じていいかと言われても、自分が判断するしかないのですが、真面目な人ほど数多くのハウスメーカーを見学…
本日のテーマは なぜ国は投資を推奨するようになったのか です。 ここ最近、積み立てNISAなど国が投資に対して税の優遇をするなど、やけに投資を推奨しているように感じませんか? これに対して陰謀論じみたことを言う人もいます。 「公的年金が破綻することが分かっていて、国民に自己責任で用意させるために投資させようとしている。」などという意見です。 しかし実際にはそうではありません。 もっと深い事情があるのです。 そもそも日本人は世界でも珍しい「貯蓄」を好む国民です。これは明治時代以降、国が戦費調達のために国民に預金を奨励した結果と言われています。 その習慣は現代でも続き、日本人の現預金による資産は5…
今日の話題は 3500万円の家を買うためには年収はいくら必要か です。 年収が高いのに住宅ローンが払えないことも 2022年8月現在、建材価格の高騰を始め物価高の影響を受けて住宅価格がどんどん高くなっています。 地方都市であっても、土地込み3500万円という資金計画は決して「高すぎる」わけではないのが現状です。 弊社の相談会では、地方都市にも関わらず5000万円~6000万円という資金計画もよく見かけるようになりました。 3500万円はごく平均的な予算かと思います。 ではこの3500万円の物件を住宅ローンを使って買うためには、いくらの世帯年収が必要でしょうか。 銀行での審査を予測すると、おおよ…
本日のテーマは 副業をすべきか否か です。 コロナウィルス、異常な円安、世界的な物価高、光熱費の高騰、ガソリン価格の高騰、などこの数十年で最も深刻な経済状況になっています。 まだ危機として実感がない方も多いかもしれません。 しかし賃金の上昇を伴わない物価高は、確実に私たちの生活をより貧しくなる方向へと向かわせています。 物価が高くなると、同じ額面の給料をもらっていたとしても、実質的な「お金の価値」は減っているのです。 5000円で入れられるガソリンの量で考えると分かりやすくなります。 1リッター170円とすると、5,000円で入れられるガソリンは29.4リッターです。 多くの普通自動車では満タ…
本日のテーマは 住宅ローンを借りられる金額と、実際に返せる金額の目安 です。 住宅購入を検討している人は、こんな言葉を耳にしたことはないでしょうか。 「住宅ローンを借りられる目安は、年収の6倍まで」 聞くのは6倍であったり7倍であったりしますが、実際のところそのような目安はありません。 正しくは、次のような計算式があります。 借入可能金額=(税込み年収×30%)÷12÷(①表の数字)×100万円 ①表 例えば年収350万円の会社員で、35年返済、自動車ローンなどの借入は無しの場合、 (350万円×30%)÷12÷4428×100万円となり、借入可能額は1976万円です。 税込みの年収の約5.6…
本日のテーマは 「ミニマリスト」という言葉に踊らされてはいけない です。 ここ数年、ミニマリストという言葉をよく耳にするようになりました。 ご存じかと思いますが、ミニマリストとは「必要最小限の持ち物でコンパクトに暮らすスタイル」のことです。 『フランス人は服を10着しか持たない』という本がずいぶん前に流行ったこともありました。 フランス人が全員10着しか持たないわけが絶対にありませんが・・・どうも日本人は家の中の物を少なくすることに憧れるようなのです。 それはなぜか? 日本は戦後、アメリカに次ぐ大量生産・大量消費のライフスタイルの中で経済成長をしてきました。 自動車、洋服、家電製品などありとあ…
本日のテーマは 住宅メーカーでの「FP相談」の多くは、実は投資の勧誘です というお話です。 住宅メーカーから「ファイナンシャルプランナーをご紹介します」と言われた経験はないでしょうか。 ファイナンシャルプランナー、つまりお金の専門家に家づくりの資金のことを相談できますよと言われるので、ぜひ聞いてみたいと思う方も多いことでしょう。 ところが、実際にファイナンシャルプランナーに会い、名刺を受け取るとあることに気づきます。 「生命保険会社のひと・・・?」 住宅メーカーで紹介されるファイナンシャルプランナーのほとんどは、保険会社の営業マンというのが実情です。 話を聞いてみると、どうやら様子がおかしい。…
本日のテーマは 「妻の将来の収入をどう想定すべきか?」 です。 弊社でライフプランのアドバイスをするときは必ず、「収入の額」そして「それはいつまで想定しているのか?」ということを質問しています。 例えば28歳の現時点で夫の収入が420万円、妻の年収が320万円とすると、この収入は何歳まで維持できるのか?という意味です。 世帯年収が下がれば、住宅ローンの返済は出来ても老後の貯蓄が不足することもありえます。世帯年収によっては生き方そのものを変える必要も出てきます。 特に妻の年収についてはよく考えておくべきポイントです。 28歳の女性であれば、正規雇用でフルタイムでボーナスも退職金もある、という状況…
本日のテーマは 円安にウッドショック、ウクライナ紛争にコロナウィルス、今は住宅購入を控える時期なのか? です。 最近、ウッドショックという言葉を聞く機会が増えました。これを簡単に解説すると、北米や中国での住宅需要と世界的な人件費の上昇などの影響を受け、木材価格が高騰している現象です。 2022年からのウクライナ紛争によりロシアの木材の輸出に影響が出るため、今後はさらに高騰が加速する予想です。 これにより住宅の建設価格も上昇しています。 国土交通省が発表している「建設工事費デフレーター」によると、2015年1月期を基準(100)とすると2022年2月期は(117.6)と、17.6ポイント上昇して…
本日のテーマは 住宅メーカー選びは営業パーソン選び! です。 住宅を購入するとき、特に注文住宅を建てる時には必ず営業パーソンと接触することになります。 住宅展示場や住宅メーカーのオフィスを訪問すると、必ず営業パーソンが接客をし、建物や契約手続きについて説明をしてくれるのが通常です。 この営業パーソンの能力と質、ひいては人間性が、私たちが住宅購入に成功するかどうかのカギとなるのは言うまでもありません。 もっとはっきりと言うと、出会う営業パーソンの質が悪ければ、住宅購入は失敗します。 思い通りの建物にならない、希望通りの予算に収まらない、頼んだことが伝わっていない、コミュニケーションが何もかもうま…
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家を買ってはいけない夫婦も存在します。会話がない夫婦、幼稚な夫、理屈が通じない妻・・・お金の問題の前に、夫婦間のコミュニケーションを見直すべきです。
2024年3月、日本銀行がマイナス金利の解除を発表しました。 この報道に注目したのは、もしかしたら金融業界や不動産業界の人、投資家だけかもしれません。 失われた30年とも言われる日本経済の、大きな転換点になる発表です。 道のりは相当険しいものになりそうですが、マイナス金利の解除によって、これからの日本はやがて「金利のある世界」になっていくはずです。つまり「銀行に預金すれば利息がつく」ということです。 しかしそれと同時に、「銀行からお金を借りると利息が今まで以上につく」ということでもあります。 住宅ローンを抱えている私たちの生活は今後どうなるのでしょうか。 マイナス金利の解除ってどういう意味? …
債務整理をした後で住宅ローンを借りることは可能でしょうか。理屈上は可能ですが、現実は限りなく不可能に近いのです。その理由を解説します。
ライフプラン相談会とはなにか?その解説と、参加すべき理由を独立系FP事務所が解説します。「無料ライフプラン相談会」のカラクリと避けるべき理由も紹介。
クレジットカード会社に付帯している無料保険。あれはどういう仕組みで無料なのでしょうか。そこには業界の闇はありませんが、マーケティング上の仕組みは存在します。
本日のテーマは 夫婦の別管理家計、間違いが目立っています です。 「家計のことはうちの嫁さんに任せているから」と言う男性 それってアンコンシャスバイアスでは? FPは常にアンコンシャスバイアスを感じている 家計は妻管理すべきというバイアスで苦しむひとたち 別管理という呼び名の無責任家計になっていませんか 「家計のことはうちの嫁さんに任せているから」と言う男性 40歳から上の世代でよく聞く言葉がこれ。 夫は家計のことに口出しせず、妻からお小遣いをもらって生活するスタイルの夫婦が非常に多い印象です。 妻に任せていれば安心だからと夫は言うのです。実際にライフプラン相談会で食費や光熱費について質問して…
こんにちは。 住宅専門ファイナンシャルプランナーの長岡です。 本日のテーマは 新築一戸建ての登記費用の相場は?1分で分かるように解説! です。 ネットで検索すると司法書士が書いた頭良さそうで長い文章ばかり。 分かりにくいわ!と筆者でも思います。 タイパが大切な現代です。1分で分かるように解説していきますね。 登記費用費用を解説!これだけ覚えれば十分 新築一戸建ての登記とは? ここはどこ?=建物表題登記 だれの持ち物?=所有権保存登記 借金して買った?=抵当権設定登記 登記費用の相場!計算方法! 建物表示登記の場合 所有権保存登記の場合 抵当権設定登記の場合 注意 登記費用費用を解説!これだけ覚…
こんにちは。 住宅専門ファイナンシャルプランナーの長岡です。 あけましておめでとうございます。 2024年1月2日より、弊社のホームページのリニューアル作業をしております。そのため一切の表示を停止しています。 再開は2024年1月16日を予定しています。 新しいホームページは、企業案内やライフプラン相談会の内容のことだけではなく、こちらのブログも移設し、オウンドメディアとして再開する予定です。 それにしたがい、こちらは2024年3月中旬に閉鎖いたします。 大変ご好評いただいている弊社のライフプラン相談会を、より多くの方に知ってもらえるようになればいいなと思っております。 いましばらくお待ちくだ…
こんにちは。 住宅専門ファイナンシャルプランナーの長岡です。 本日のテーマは 無料でライフプラン表を作成するサービスを始めました です。 FPに相談するのは少し抵抗がある・・・ 個人情報不要、面談一切不要で、ライフプラン表を作成するサービスです 無料だからクオリティは低めじゃないの? 無料ライフプランの注意点 無料ライフプランの依頼方法 FPに相談するのは少し抵抗がある・・・ 住宅専門のファイナンシャルプランナーとして業務を初めて15年ほどになりますが、今も昔も、こんな声を聴くことがあります。 住宅資金や人生設計のアドバイスをもらいたいけれど、ファイナンシャルプランナーに予約を入れて面談するの…
こんにちは。 住宅専門ファイナンシャルプランナーの長岡です。 本日のテーマは、 住んでいるだけで財産を目減りさせる家とは? です。 寿命が短すぎる日本の住宅 住宅の寿命が短い理由 高温多湿の気候 間取りが悪い 中古住宅市場が未成熟 住宅資産を733兆円分も捨ててきた日本・・・ 経済大国なのに生活感覚は豊かではない日本 住宅を値段で選ぶのは要注意 住宅を買う時に絶対意識すべきこと 日本の住宅が、築後何年で解体になるかご存じですか? 「え?100年くらいは持つでしょ?」 そう思っている人がほとんどかと思います。 違うのです。日本の住宅はびっくりするくらい寿命が短いのです。 寿命が短すぎる日本の住宅…
こんにちは。 住宅専門ファイナンシャルプランナーの長岡です。 本日のテーマは その「FP相談」は保険の勧誘ですよ です。 保険屋さんのFP相談会が増えている 本来のFP相談会のプロセスとは そのFP相談会が自分が望むものなのか迷ったら 最近、SNSなどで「FP相談」「ライフプラン相談」などの広告を見かけることが多くなってきました。 弊社でもファイナンシャルプランナーを名乗ると、どうも誤解を受けることが増えた気がします。 「FPって保険の勧誘でしょ?」 「保険のことしか熱心になってくれないじゃん」 「保険のこと以外は無知なのに何のアドバイスができるの」 という感じです。 保険屋さんのFP相談会が…
こんにちは。 住宅専門ファイナンシャルプランナーの長岡です。 本日のテーマは 新築一戸建ての登記費用の相場は?1分で分かるように解説! です。 ネットで検索すると司法書士が書いた頭良さそうで長い文章ばかり。 分かりにくいわ!と筆者でも思います。 タイパが大切な現代です。1分で分かるように解説していきますね。 登記費用費用を解説!これだけ覚えれば十分 新築一戸建ての登記とは? ここはどこ?=建物表題登記 だれの持ち物?=所有権保存登記 借金して買った?=抵当権設定登記 登記費用の相場!計算方法! 建物表示登記の場合 所有権保存登記の場合 抵当権設定登記の場合 注意 登記費用費用を解説!これだけ覚…
税務署からやってくる「お尋ね」の手紙 無申告の現金を隠し持っている原因 親から贈与されたお金を無申告 夫婦間での贈与も課税されると知らない 事業所得を無申告 お尋ねを無視したらどうなる? お尋ねが来たらこうする 現金一括がいいか、住宅ローンを使う方がいいか まとめ 現金一括で家を買う・・・なんて多くの会社員にとっては夢のまた夢です。 三井住友信託銀行が2022年に行った調査によると、家を買う人の78.6%が住宅ローンを利用しています。 しかし残り21.4%、5人に1人は現金一括で購入していることになります。 現金一括なんて退職金をもらった高齢者だけだろうと思いきや・・・なんと20代では25.2…
今日のテーマは ファイナンシャルプランナーに相談するのは危険?怪しい?やめたほうがいい? です。 結論から言います。 ファイナンシャルプランナーによっては相談をやめたほうがいいケースがあります 筆者もファイナンシャルプランナーであるため、決して中傷をしているわけではありません。 ファイナンシャルプランナーは本来、相談者の人生設計にとって有益な存在になります。 しかし中には目的が異なるFPに相談してしまい、気分を害してしまうことが非常に多くあります。 今日はファイナンシャルプランナーとの不幸なマッチングを避けるために、ファイナンシャルプランナーについて徹底解剖していきたいと思います。 ファイナン…
本日のテーマは 資産運用は本当に必要なのか? です。 最近、つみたてNISAやiDeCoなど、資産運用の必要性を説くネット記事を多く見かけるようになりました。 株式の配当所得だけで毎年数千万円を得ている人や、30万円の資金から数億円の資産を持つまでになった人のことを紹介する記事を見かけることも増えています。 そういう情報に接するたびに「羨ましい、これは自分もやらないと損だな」と、欲を刺激されていませんか? 少し冷静になって考えてみてください。 会社員の自分にとって、資産運用は本当に必要ですか? 必要だとしたら、なぜですか? 結論から言います。 ファイナンシャルプランナーとしてこんなことを言う人…
今回の記事のテーマは 「捨てない」「買わない」生活のすすめ です。 この記事を書いているのは2023年8月22日です。 連日35℃を超すような猛暑が続いています。近年ここまで気温が上がった年は思い出せません。 地球温暖化という言葉に真実味を感じている方も多いのではないでしょうか。 「夏が暑い」ということをもって、すぐに地球温暖化と結びつけるわけにはいきませんが、地球の気温上昇は私たちの子孫へと引き継いでしまう最悪の負の遺産であることは間違いありません。 地球温暖化は、海面の上昇、生態系の破壊、食糧不足、水不足、自然災害の増加、土地などの財産の消滅、難民の増加、貧困化による政情の不安定化(内乱、…
今日の話題は 住宅ローンの金利は今後どうなる?【2023年8月版】 です。 2023年7月28日、このような報道がありました。 www.bloomberg.co.jp とても難しい記事なので簡単に解説します。 YCC政策(イールドカーブコントロール政策)とは、日本銀行が長期金利を誘導する政策のことです。 日本銀行は市場にある国債を買い入れることで、10年国債の金利を政策に合わせて誘導しています。 なぜそんなことをするのかというと、次のようなメリットが考えられるからです。 国債の金利が低くなる ↓ 銀行は国債を保有することが不利になる ↓ 銀行はお金の行き場所がない ↓ 企業に低金利でお金を貸し…
今回の記事のテーマは ダブルインカムの世帯なのに自己破産する人がいるのは何故なのか? です。 貯蓄ゼロで毎月お金が足りない状態 毎月決まった額の収入がありながら、住宅ローン以外の借金があり、貯蓄はゼロ。それどころか毎月の支払いが多すぎて生活費が足りなくなる状態。 生活費が足りなくなると文字通り生活ができなくなってしまいます。そのためクレジットカードを利用し、その翌月はさらに支払額が多くなります。そしてさらに家計収支が圧迫されていく負のループ。 そういう状態になると、毎月の支払方法に小細工をするようになります。引き落とし口座を分けて、「優先順位が低い」と考えている支払いをわざと遅らせるのです。住…
今日の記事のテーマは ハウスメーカーをどうやって選ぶ? です。 ハウスメーカーや工務店を選ぶ方法はいくつかあります。 一括資料請求サイトを使う これは自分が希望するハウスメーカー数社から一括で資料を請求する仕組みですが、そもそも自分の地域にどんな会社があるか知らなければ選びようがありません。 そもそも住宅購入を考えていなければ、ハウスメーカーの名前など全く分からなくて当たり前です。せいぜい、テレビコマーシャルで大手メーカーの名前くらいは知っているというところでしょう。 しかしハウスメーカー、工務店は日本全国どこにでも数多く存在します。大手メーカーはもちろん、地元の中小規模の企業、個人で経営して…
20代、30代の方は全く想像がつかないかもしれませんが・・・ 頑張ってこんな想像をしてみてください。 実家は地方の、それも僻地とも言える立地。 子供たちはみな都会や、近隣の都市部で就職、そしてそれぞれ持家を購入したとします。 実家の父母が亡くなった後、その実家の土地と建物はどうなっていくでしょうか。 まず、誰がその不動産を相続するか悩むと思います。そもそも子供全員が持ち家を所有しているわけですから、実家をもらう必要がありません。しかも不便な僻地。相続してしまうと固定資産税の支払いが毎年あります。空き家の火災保険料は非常に高額です。 建物というのは人が住まなくなると一気に劣化が加速するものです。…
今回のテーマは 住宅のランニングコストのひとつ、「火災保険の掛け金アップ」は理解していますか? です。 昨今は住宅メーカーでも「ライフプラン相談会」「FP相談会」を行うことが増えています。しかしながら、住宅に全く詳しくないファイナンシャルプランナーも多く、将来の支出に「建物と土地のランニングコスト」が考慮されていないケースを散見します。 戸建て住宅を購入すると、毎年の固定資産税をはじめ、1屋根と外壁の塗り替え、コーキングの打ち替え、エアコンや給湯器の交換、太陽光発電のパワコン交換、蓄電池交換、床暖房システムの修繕、火災保険、団体信用生命の上乗せ金利など、膨大な出費があります。 これらをランニン…
本日のテーマは 自動車ローンの【残価設定ローン】は本当に不利なのか? です。 最近の自動車の価格はとても高くなっています。 どのくらい高くなっているかと言うと、たとえば「ホンダ・シビック」を例にとってみます。 かつてホンダ・シビックは、トヨタ・カローラに対抗するエントリーカー(廉価車)で、特に10代、20代の独身の若者に人気のあった車です。筆者も10代後半の頃に乗っていたのは中古のシビックでした。 このシビックの値段を調べてみました。 1989年モデルの最廉価グレード「23U」の本体価格は778,000円です。消費税の無い時代ですから税抜き価格です。 一方、2023年モデルの値段は、最も安い「…
本日のテーマは 最近のお葬式にお金はいくらかかる? です。 普段生活していると、お葬式にどのくらいの費用がかかるかなど考えたこともないでしょう。 身近な人が亡くなったことがあっても、その費用について身を持って知ったという人は意外と多くはありません。 30代、40代の世代では特に、お葬式の費用に現実感はないと思います。 「祖父母が亡くなったときにいくらかかったか知らない」 「親が亡くなったときも自分は支払いを担当しなかった」 という感覚でしょうか。 喪主が費用をむやみに言いふらすことは絶対にないので、家族でも葬儀費用は意外と知らないままなのです。 この記事ではお葬式にかかる一般的な費用を解説して…
今日のテーマは 「家は買うな」と主張する人たちはどんな人? です。 筆者はTwitterやYouTubeを毎日見るのが習慣となっていますが、結構な頻度でこんな主張をする人達を見かけます。 ・家は買わない方がいい ・賃貸が安全 ・家を買うのは情弱 ・貧乏になりたくないなら家は買うな まあ・・・多くの人は、そう決めつける人達の言葉に耳を傾けることはないと思います。 家を買った方がいい人、買わない方がいい人の二種類がいるというだけです。 あるいは、欲しいけど買えない人もいるでしょう。欲しくないけど買わざるを得なかった人もいるはずです。 全員が買うべきではないし、全員が買ってはいけないというわけではあ…
今日の話題は 自動車を買うときの予算の決め方 です。 筆者はかつて輸入車ディーラーで営業マン、営業管理職をしていた経験があります。それにプラスして、現在のファイナンシャルプランナーとしての立場を踏まえて、自動車を買うときの予算について簡単に説明したいと思います。 地方では、自動車は生活必需品に近いものになっています。公共交通機関が崩壊した地域も珍しくなく、自動車が移動手段となっているのです。 特に青森の田舎町では、バスは朝と夕方の2本だけ、しかもそれは学生の通学に使われるのみで、通勤や買い物には全く利用されない(できない)という光景が当たり前になってちます。 圧倒的多数はスーパーまで徒歩で30…
今日のテーマは 住宅ローンの金利はどうなる?2023年版 です。 2022年12月、日本銀行がイールドカーブコントロール(金利操作)の運用を見直すという報道がありました。 日本銀行は長期金利、短期金利を誘導し、日本経済にとって最適となるようにコントロールする政策取っています。これをイールドカーブコントロール(YCC)と呼びます。 この日本銀行のYCCは、住宅ローンの金利に大きな影響があります。 住宅ローンの金利はどのように決まる? そもそも住宅ローンの金利は何を基準に決められているのでしょうか。それが分かれば、今後の金利の動向が少しだけ予想できるかもしれません。 実は、極めてざっくり言うと住宅…
今日のテーマは 家を買う時のFP相談の本当の意味は? です。 家を買おうとするとき、FP相談(ライフプラン相談)をするケースが多いと思います。その大半は住宅営業マンからの紹介でしょう。 住宅営業マンはこのように言うはずです。 「安全な予算と返済の計画についてプロに相談した方がいいですよ」 そうか、自己流の予算だと間違いを犯すかもしれないもんな、プロに相談しようか・・・と思うので、ハウスメーカーのオフィスでFPと対面するわけです。 まともなFPであれば、そこでは住宅購入の予算や維持費のこと、税金のことを詳しく教えてもらえるはずです。そして安全な予算と、返済計画、繰り上げ返済の予定、団体信用生命保…
今日のテーマは 障害者手帳と障害年金は全くの別物 というお話しです。 団信の適用条件について 住宅ローンを借りると原則全員が団体信用生命保険(通称:団信)に加入します。 ご存じの人も多いと思いますが、もし債務者(借金をした人)が死亡した時にローン残高が0円になるという制度です。 この団信、高度障害と呼ばれる重い身体障害状態になった場合にも適用されるのはご存じでしょうか。死亡時だけではなく、次のような状態になってもローンは免除されます。(一例) ・両目の視力を全く永久に失った状態・言語またはそしゃくの機能を全く永久に失った状態・中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要する状態・胸…