『隣の席の、五十嵐くん』は漫画 瞳ちごさん、原案 ひなたさんの作品です。高校2年生になった椿は、五十嵐くんと隣の席になります。 五十嵐くんは色黒のイケメン。本人は寡黙系ですが、陽キャピープルには自分らの一員として認められているようです。 こ
『ガーディアン』はかずはしともさんの作品です。高校生の七海は転校先で舞と出会います。舞は、七海がクラスメイトに囲まれて質問攻めにあったり、担任の桐島先生の親しげな態度に困惑しているときにさり気なく助けてくれます。 自分たちはどこか似ている、
『営繕かるかや怪異譚』は原作 小野不由美さん、漫画 加藤和恵さんの作品です。営繕とは、建物を新築したり改修すること。営繕屋の尾端が、怪異と人が共存できるように営繕する6つのお話が語られています。 第三話は『雨の鈴』。いくつかの角を曲がった袋
『宇宙の卵』は程野力丸さんの作品です。第二次世界大戦終戦後のフィリピンマニラが舞台です。ゴミの山でゴミ拾いをする日本人の少年ルイは、周辺に迫害されています。 亡くなった祖父は、すべてを事象として捉えよとルイに言い残していました。だからルイは
『高校事変』は原作 松岡圭祐さん、漫画 オオイシヒロトさんの作品です。武蔵小杉高校2年生、東南アジア系移民の田代勇次はバドミントンの国民的ヒーロー。矢幡総理は政治パフォーマンスの一環で、学校にいる彼のところに訪問することになりました。 別の
『爪痕ーそれでも結婚、続けますか?ー』は原作 ななしなあめ子さん、作画 石川オレオさんの作品です。なつきとサヤカは高校時代からの親友。二人とも結婚していて、なつきには娘のゆいがいます。サヤカはまだ子供がいません。 なつきの夫は高校のときに告
『針の眼』は田村由美さんの短編で、1999年の作品です。憂子の彼氏はイケメンのモデル、灰原四季。ヘビースモーカーで、ひっきりなしにタバコを吸っています。 四季はいつもタバコをポイ捨てします。あなたは人の前に立つ人なんだから、と憂子がたしなめ
『ゾゾゾ変』は、原作 ゾゾゾ、漫画 タダノなつさんの作品です。ゾゾゾは、日本全国の心霊スポットを調査してホラーポータルサイトを作るという壮大な目標を掲げるホラーエンタテイメンㇳ番組で、この作品はその番組制作の顛末を漫画にしたものです。 発起
『魔法自家発電』は谷和野さんの短編作品です。自分を醜いけむくじゃらの動物だと思っている戸窓井くんは、電車の中で、大きな天使の羽を生やした美少女を見つけます。河原でネコを見つけた二人は「飼ってくれる人を見つけるまで」育てることにします。戸窓井
『ときめきのいけにえ』はうぐいす祥子さんの作品です。時は1989年。ノストラダムスの大予言で世界の終わりがくるといわれている年の10年前。神業寺マリは兄と弟、父母と家政婦さんの6人で屋敷に住んでいます。 マリは漫画オタクの陰キャです。イケメ
『僕が答える君の謎解き』は原作 紙城境介さん、作画 飛口芽衣さん、キャラクターデザイン 羽織イオさんの作品です。高校一年生の明神凜音はコミュ障です。卓越した考察眼を持ち、事件があるとその犯人を一瞬にして言い当ててしまいます。 伊呂波透矢は凜
『ブルース』は、著者 もんでんあきこさん、原作 桜木紫乃さんの作品です。左右の手に6本目の指を持ち、男なしでは生きられずでも男に長くは愛されない女の元に生まれ、崖の下の貧民窟で育った影山博人。 博人はまっとうとは言えないしのぎで平成の釧路の
『ないしょの話』は山本ルンルンさんの短編集です。表題のないしょの話を含め6つの短編で構成されています。ここでは『ないしょの話』と『空色のリリィ』の感想を書きます。 ケイトには8歳年上の姉のマユがいます。まだまだ子供のケイトに比べてマユはお年
『神様、僕は気づいてしまった』は、原作 岩城裕明さん、漫画 ウエマツ七司さんの作品です。喜怒哀楽をそれぞれ司る4人の来訪神が、祭りのときにある人間の元を訪れ、その人間にギフトを授けます。そのギフトを人がどのように使うのか。これは6篇から成る
『自伝板垣恵介自衛隊秘録〜我が青春の習志野第一空挺団〜』は板垣恵介さんの作品です。1977年に自衛隊に入隊し、1981年に除隊した稲垣さん。4年間の濃い自衛隊生活の思い出を綴っています。 たとえば、富士山1周100キロを、2夜3日で強行する
『スモウちゃんにさようなら』は小骨トモさんの作品です。発育がよいものの運動が苦手な5年生のスモウワカバは、ナワトビ大会が憂鬱のです。クラスメイトたちはワカバが飛ぶと胸が揺れるのをみて嗤うのです。 熱血教師風の小林先生は「胸が大きいのは本人の
『鵜頭川村殺人事件』は原作 櫛木理宇さん、漫画 河野那歩也さんの作品です。1979年6月にとある架空の村で発生した内乱事件を描いています。約900人の村で発生し、32人が死亡、187人が重軽傷という事件でした。 岩森明は、鵜頭川村で育った矢
『足掻く』は菊池直恵さんの作品です。中学生の幸人には2-3週間先の未来を見通す力があります。大学生の大地と一緒に行動している幸人は、みわの姿を見て、みわが自殺すると予言します。 苦学生のみわは何故か大地からくじの当たり券を貰うようになり、ピ
『上級国民スレイヤー』は外本ケンセイさんの作品です。タイトルのとおり、上級国民を殺すお話です。社会的に重要な地位にいる本人またはその家族であるが故に、犯罪を犯しても逮捕や投獄、処刑などの処置を受けることがない悪人を人知れず殺すお話です。 私
『弊社、死ね!』は眠ヰセン子さんの作品です。2話で完結し、そのお話でのサブキャラが次のお話のメインキャラになるシステムで、あとを引いてどんどん読んでしまう作品です。 最初のお話の主人公は井上政美。ブラック企業から念願のホワイト企業に転職して
『裏切りは果てるまでお前を責める』は尚騎ユウさんの作品です。ふと目を覚ました若い男。少女が自分の顔を覗き込んでいるのを見て「誰?」と尋ねます。 少女は安殊。祖父の八塩が、山で意識を失っている青年を助けて病院に運んだのでした。青年は記憶も失っ
『EXIT』は石川オレオさんの短編です。スナオは自他ともに認める怖がりです。スナオもそんな自分はイヤですが、いかんともしがたく毎日を過ごしています。 ただ、スナオは何でも怖いわけではなく、たとえばホラー映画は平気です。スナオが怖いのは自分を
『スパあんこうの胃袋』はあきばさやかさんの作品です。27歳の会社員さくらはお人好しです。今日の残業時間中も後輩に頼られてかかり切りで面倒をみますが、それが終わると後輩はあっさり「お先しま〜す」と帰っていきます。 それからやっと自分の仕事にと
『いじめるアイツが悪いのか、いじめられた僕が悪いのか?』は、原作 君塚力さん、作画 日丘円さんの作品です。相沢は中学生時代、鈴木を中心としたグループにひどくいじめられていました。20年後に行われた同窓会でも、鈴木は相沢に「いじめられる側にも
『GUILTY』は小林拓己さんの作品です。双子の高校生姉妹、里夜と里麻。小さい子供が見惚れるほど美しくそっくりな2人ですが、性格はまったく違います。しっかり者で頭のいい姉の里夜。くったくなくて自由でちょっと馬鹿な里麻。 しかし2人にはそれ以
『イチケイのカラス』は浅見理都さんの作品です。取材協力・法律監修は櫻井光政さんと片田真志さんです。武蔵野地方裁判所の第一刑事部に異動してきた坂間は、左陪審を勤めます。 部長の駒沢は今まで30件もの無罪判決に関与し、しかもそのすべてが再審で覆
『予知視』は滝智次郎さんの作品です。大学生の照彦は予知ができます。予知できるのはほんの数秒先の未来ですが、自分の行動でどんな結果になるのかを複数通り予測することができます。 照彦にこの力が備わったのは高校を転校した直後。照彦はこの力を、スク
『呪う女』は長崎さゆりさんの作品です。美保子は自分を非常に高く評価していて、自分より幸せそうな人を許せないタイプの女性です。 友人が彼氏の話をすると別れたほうがいいと主張し、大手デパートの採用試験に落ちると会社に抗議の電話をかけ、内定をもら
『赤異本と黒異本』は、原作 外薗昌也さん、漫画 鯛夢さん✕呪みちるさんの作品です。ここでは鯛夢さんが漫画を描かれた『僕の家』についての感想を書きます。漫画家である「僕」は、売れなかった頃に遭遇した出来事について記します。 当時僕は一人暮らし
『キネマキア』はオオヒラ航多さんの作品です。キング・オブ・フィルムを目指す黒澤竜胆の手元に送られてきたのはオノオトコのマスターディスク。この映画はホラー映画の御大ロバート・スカイが予告した3分しか公開されていません。 そのディスクから現れた
『きみに恋する殺人鬼』はあきやまえんまさんの作品です。自己肯定感が低く、たやすく友達にマウントされ執拗に貶められながらも、その友人とつるんでいる龍斗。 その日もいつもどおり貶められている中で、胸が大きくかわいい顔をした心愛に出会います。 こ
『マーディストー死刑囚・風見多鶴ー』は原作 半田岬さん、キャラクター原案 灰染せんりさん、漫画 ゆととさんの作品です。ユニークな殺人方法で注目を浴び、一部マニアから、殺人とアーティスト者を合わせてマーディストと呼ばれる多鶴が、警察に協力する
『辱』(にく)は窪茶さんの作品です。オープニングは3人のかわいい女のコたちがいます。キャピキャピしていますが、やっていることは生きている男性の体の解体です。初めて解体を担当するという女の子を、調理担当の子たちがおだてながら作業をすすめさせま
『ROUTE END』は中川海ニさんの作品です。ベテラン特殊清掃員の春野太慈の近辺では最近、ENDと呼ばれる連続猟奇殺人事件が起こっています。殺害後、遺体が切り刻まれ、ENDの形に並べられることからこの通称がついています。 太慈もEND事件
『絶滅石』は倉薗紀彦さんの作品です。米国の高校生ミロは、それほど親しくない同級生ケントから夏休みにキャンプに行かないかと誘われます。 ミロは戸惑いますが、好意を持ってくれているらしいケントのフランクな態度にドキドキしながら誘いを受けます。
『覆面の羊』は船木涼介さんの作品です。病院の地下の施設で来訪者への面接を担当している案内人の美月。麗しい美少女ですが、面接の際には覆面をし、決して素顔を見せません。 美月は地下の施設しか知りません。ヤマダという老研究者が美月の身の回りの世話
『恐怖耳袋〜憑きもののはなし〜』は永久保貴一さんの作品です。43ページという短めの作品で、M美術大学の民俗学研究室で起こった出来事をレポートするものです。 研究室のメンバー13人は教授に指示されて「日本の憑き物」について取材を行います。 こ
『瑠璃宮幽幻古物店』は逢坂八代さんの作品です。瑠璃宮真央は、長い年月人に愛され今に至る品物を扱っています。 そういった品物は、不思議な能力を示すことがあるといいます。 ここから先は、完全ネタバレで、私なりにあらすじをまとめ、そのあと感想を述
『あとさん〜暗夜ニ巣食フ憑影〜』はiwoさんの作品です。時は昭和のはじめ。叔父に引き取られて都会の女学校に通う朔(はじめ)は、憑夜見(つくよみ)の眼を持っています。この世のものならざる妖である憑影の姿が見えるのです。 朔は憑影に憑かれた男に
『ミギとダリ』は佐野奈見さんの作品です。双子のミギとダリは、1990年、神戸市北区のオリゴン村の老夫婦のところに養子として入居します。しかし二人は夫婦の前では一人の少年を装い、秘鳥と名乗っています。 ミギとダリがこの街に来たのには理由があり
『帰郷』は冬虫カイコさんの短編作品です。数年ぶりに帰郷する美幸。帰郷の理由は従姉妹の真喜の弔いです。真喜は同い年。昔から吉野家の法事など集いの時には母たちの手伝いをさせられ、親族からは二人ひと組として扱われていました。 手伝いをさせられるの
『事故物件芸人のお部屋以外もいって視るんです!』はおがたちえさんの作品です。監修は育代さん、取材協力は松原タニシさんです。タニシさんは事故物件に住む芸人さんで、そのご体験を発表することで芸人として活動されています。 著書も多く、マンガ化もさ
『天使だったらよかった』は中河友里さんの作品です。夏瑚(カコ)と憂奈(ウイナ)と泰星は幼馴染。でも最近3人の関係に変化が訪れました。ウイナと泰星が付き合い始めたのです。 泰星をずっと好きだったカコはじっと耐えます。 ここから先は、完全ネタバ
『カイロスの猟犬』は長田龍伯さんの作品です。春道はクラスメイトたちの前で幼馴染の双葉に告白しますが見事に振られてしまいます。が、教室の外で双葉に会うと、嬉しくて動揺してしまったと言われ、結局うまくふたりは付き合うことになります。 浮足立った
『クモノイト〜蟲の怨返し〜』は荒巻美由希さんの作品です。小学校のクラスの中でみんなが蜘蛛が気持ち悪いからコロせと騒ぐ中、忠義は「お前、キレイなのにな」とつぶやいてそっと外に放ちます。 そんな忠義も今や立派な浪人生。親元を離れ安アパートで暮ら
『靴shoe cream (1)』(シュークリーム)は画 尾々根正さん、原作 大鳥居明楽さんの作品です。商店街の中に新しくオープンしたのは Shell's Repair。少女に見える25才、海愛(カイア)が店主の靴修理屋です。 カイアは姉の
『名状しがたい彼女と、あの頃臆病だった私の話』はむらきたまりこさんの作品です。真由はクラスでは伊之瀬に目をつけられて孤立しています。伊之瀬の父の運転する車にひかれかかったことを「当たり屋」と揶揄されているのです。幼馴染の義信が気を遣ってくれ
『しょうもないのうりょく』は高野雀さんの作品です。人々は「異能」と呼ばれる才能を持っており、それを重視する会社、しない会社があり、星野の会社は重視していません。 総務の星野の異能力は、書類を崩さずに積み上げる能力。でも、星野には周囲に秘密に
『蛍の扉』は原作 富沢義彦さん、漫画 金平守人さんの作品です。小説家の夢を持つ葉介は取材先の名古屋から東京に戻るのに深夜バスを使います。待合室で会った女の子ボータンとマネージャーらしき男の会話を聞くともなく聞いていると、どうやら彼女は歌にこ
『真綿の檻』は尾崎衣良さんの作品です。紗英は夫である聖司の姉の榛花について、地味で、共働きのくせにモラハラな夫にやすやすと支配されて家事をやらされている薄幸の女として、聖司と一緒に見下しています。 榛花の母の泰枝は、榛花のことを、自分と同じ
『SNS狂の女』は漫画 もうりみつこさん、原作 乙葉一華さんの作品です。自己顕示欲の強い若い女のコがSNSを使って承認欲求を満たそうとするお話です。まだ続いていますが、一連のストーリーがまとまっているところで感想を書かせていただきます。 ユ
『もろびとこぞりて』はウチヤマユージさんの作品です。キリスト教の洗礼名がガブリエルの亮介は学校でガブスケと呼ばれ、軽いイジメをうけています。ガブスケの隣りに一家が引っ越して来るところから物語は始まります。 家族構成は両親と娘。大島という表札
『死んでから本気出す』は橋本くららさんの作品です。いじめられっこの高井はトラックに轢かれて死んでしまいます。死んだ高井の前に現れたのは霊界の案内人ファミリア。ファミリアは、高井には幽霊の才能があるといいます。 生きている人を脅かして「恐怖の
『こびとと靴屋とその妻と』はかずはしともさんの作品です。かずはし童話とされるシリーズのうちのひとつです。グリム童話の『こびととくつや』をベースにしていますが、ホラーなお話です。 靴屋のジャンは真面目に働いてきましたが生活は向上せず、ついに材
『奇妙な晩餐会』は藤井みつるさんの作品です。原作脚本は安江渡さんです。遠くから仕入れたという9つのお話が、晩餐会のご馳走で、着飾った賓客らに出されます。短いプロローグとエピローグに挟まれて、趣向の違うお話が提供されます。 最初のお話はJIB
『キクミミ〜耳から聞こえる、あなたの心〜』は川口まどかさんの作品です。4年前、夫の浩介に離婚を切り出された岩波未々。しかし浩介は離婚前に発病し、1年ほどで息をひきとります。 未々は子供の幸花と諒には、離婚話がでていたことを話してはいません。
『僕だけがいない街』は三部けいさんの作品です。売れない漫画家の悟には特殊能力があります。子供に危害が及びと思われるシチュエーションにあうと、時間が巻き戻る『リバイバル』が発生し、悟はその間に子供を被害から救うための動きをとることができるので
『十角館の殺人』は原作 綾辻行人さん、漫画 清原紘さんの作品です。大学のミステリー研究会の仲間が、先だって殺人事件があった孤島に泊まりに来るところから物語は始まります。 『Another アナザー』でタグを組んだお二人による本格ミステリーで
『レッド 1969〜1972』は山本直樹さんの作品です。いわゆる学生運動と言っていいのでしょうか?共産主義に走った若者たちが、どうやって身内を粛清するに至ったのかを描く漫画、だと私は思いました。 若者たちは既に指名手配され、交番という交番に
『座敷女』は望月峯太郎さんの作品です。ヒロシは大学生。古いアパートに住んでいます。ある夜、隣の山本くんの部屋をしつこくノックする音が気になってヒロシはドアから顔をだします。 そこには背が高く髪の長くレインコートを着た地味な女が訪ねて来ます。
『墜ちる』は菊池直恵さんの作品です。検察官の女性が売春中に殺された。そんなショッキングな出来事から時間が遡ります。11年前。高校生のはるかは同級生たちから憧れられていると思っています。 かわいい顔。高い成績。素敵な彼氏。ただ、はるかには不満
『怪しい世界の歩き方』は海東鷹也さんの作品です。1990年代に海外を満喫した海東さん。当時の海外旅行の三大トレンド、①粋でおしゃれなエクスペリエンス②探検隊みたいなアドベンチャー体験③貧乏バックパッカーの、すべてを合わせた旅を愉しんだという
『後ハッピーマニア』は安野モヨコさんの作品です。ハッピーマニアの続編で、高橋と結婚して月日が経ち、45歳になったカヨが、高橋から離婚を切り出されるところから物語は始まります。まだ連載中です。 理由は、高橋に好きな人ができたから。カヨが浮気し
『殺人予告はあの頃』は伊藤イットさんの作品です。中学生の頃に「虚構人間」というBBSを作った彼方。ここに書き込みをすると虚構人間が願いを叶えてくれるという設定の冗談サイトです。 当時書き込みをしたのは彼方の親友、大和、景、司の4人です。 こ
『狂蝕人種』は室井まさねさんの作品です。風戸と美紗は友人らとともに6人で南国の島に観光に来てバカンスを満喫しています。その島には軍の研究施設があり、感染すると化け物になってしまうウイルスが出現します。 研究していたのはサルコ博士。風戸たちが
『ナナシーナくしたナにかのさがシかたー』は原作 藤野晴美さん、漫画 片山悠さんの作品です。中学生、ナナシ(ナナシマ)とハルの物語です。ハルはその頃不思議なものが見えるようになってきていました。それは、霊です。多分、ナナシと一緒にいるうちに影
『アグリッパ AGRIPPA』は内水融さんの作品です。ガリア人側から見たガリア戦記です。最強の部族の族長候補ヴェルチンが、バラバラだったガリア人をひとつの勢力にまとめ上げ、ローマ人に対して圧倒的に優勢な状況をつくりあげる様が描かれています。
『兎が二匹』は山うたさんの作品です。兎は獲物として数えるときは一羽二羽ですが、愛玩動物としては一匹二匹と数えるそうです。すずは398歳、咲朗は19歳です。379歳差の2人は、骨董屋の2階で同棲しています。 不老不死のすずは毎日咲朗に自殺を手
『よふさぎさま』は、オヅカヅオさんの作品で、『魔法はつづく』に収録されています。夜走る女、知子のお話です。 高校3年生のある夜、走る知子の目の前にワニが現れます。亜矢子にその話をすると、それは夜走る女の前に現れて人生の転機を知らせるおふさぎ
『死にぞこないの青』は原作 乙一さん、作画 山本小鉄子さんの作品です。マサオはこれといって目立つところがない、と自覚している小学生です。親に心配をかけまいとしている優しい子です。 担任の羽田先生は若くてさわやです。マサオは、先生と親しくでき
『ゴミ屋敷とトイプードルと私 港区会デビュー』は池田ユキオさんの作品です。前作は、ゴミ屋敷に住みSNS映えのためにトイプードルを飼ってキラキラ女子を装っていた34歳の女性が没落するお話でした。『港区デビュー』はその後輩24歳のサ
『空中飲茶飯店』はかまたきみこさんの作品です。翅膀と呼ばれる羽、飛翔器具をつけた茶運師(サウジ)が高価な茶を命がけで運び、飲茶飯店で「来客」と呼ばれる茶師が、茶葉を引き立てる極上の技術で茶を淹れ、その価値を決定します。 日本人のクロダの甥、
『秘密のサイコさん』は橘裕さんの作品です。主人公の高校1年生、近藤一巳はコワモテ。しょっちゅう何かにつまづくのと家事が得意なこと以外は普通の子なのに、外見で誤解されます。そんな一巳が唯一親しくしているのは、学校一のモテ女、樫倉早絵子。 早絵
『民間科学捜査員・桐野真衣 殺人初心者』は、原作 秦建日子さん、漫画 瓦屋根さんの作品です。ダニ向け殺虫剤の研究をしていた真衣は婚約を破棄され、会社もリストラされます。 元婚約者の妹である有能な科捜研のスタッフゆかりに紹介された民間科学捜査
『投票げえむ あなたに黒き一票を』は、原作 ごぉさん、構成 CHIHIROさん、作画 たつひこさんの作品です。高校2年生になった鷹山修介は、仲の良いの若葉、和人と同じクラスになります。和人はそこでクラスの親睦を深めるための投票ゲームを始めま
『死刑島』は原作 剣名舞さん、作画 日野入緒さんの作品です。死刑島と呼ばれる孤島に集められた男女8人の死刑囚。彼らの記憶は細工されていて、何故自分が死刑囚になったのかは忘れています。 モニターにはハングマンと名乗る仮面の男が映し出され、部屋
『三億円事件奇譚 モンタージュ』は渡辺潤さんの作品です。小学生のヤマトとミクは、学校帰りに深い傷を負った人物に出会います。彼はヤマトに「お前の父親は3億円事件の犯人だ」「誰も信じるな」と言います。 ヤマトとミクは警察に届けますが、3億円のこ
『ホラー シルキー マジメに占ってもらいました4 Over60の未来予想図』は、オカルト・ホラー漫画家の永久保貴一さんが、仲村健史さんに占ってもらった様子を描いた18ページの短い作品です。 シリーズで、他にも亜月亮さん、楠木圭さん、大橋薫さ
『転校生のサチコさん』は坂元勲さんの短編作品で、『あけまして、御愁傷様です』に収録されています。リオのクラスにサチコが転校生として編入してきました。リオはサチコがすごく怖いと感じるのですが、皆はなんともないみたいです。 クラスの自称霊感少女
『アラフォー花道』は長崎さゆりさんの短編作品です。表題作では、40になった珠樹が友人の和江と美智子と飲んでいると、ふたりからそれぞれ結婚すると報告されます。焦った珠樹は自分も結婚すると宣言します。 珠樹は長年、裕二と同棲しているので、裕二と
『ある日、ブスになった。 転落した元美人は手に負えない』は和田海里さんの作品です。生まれながらの美人で何もしなくても肌もきれいなみちるは性格はいいのですが、美人ならではの天然です。 美人ばかりが揃う合コンに悪気なくブサイクな友人、文香を誘っ
『零 影巫女』は原作 天樹征丸さん、漫画 hakusさん、原案 コーエーテクモゲームスの作品です。射影機で霊を撮影すると霊を鎮めることのできる影巫女の沙羅は故郷を離れた大学で近代建築を学んでいます。 ある日、超常現象カメラマンが沙羅を訪ねて
『結婚できないにはワケがある。』は邑咲奇さんの作品です。30までにどうしても結婚したくて、イケメンで仕事も性格も申し分なくて近所に住んでいる後藤課長に「つきあってください!」と言ってみた、まりこのお話です。 なんと後藤課長はあっさり承諾して
『鬼灯の聲 昭和連続射殺事件』は稲垣みさおさんの作品です。昭和29年、網走番外地で8人きょうだいの6番目として5歳を迎えた森昭男。長女シズ子が弟妹の面倒をみており、母は子供たちに冷淡です。 シズ子は妊娠しますが、弟妹の面倒を見させたい母は強
『アンラッキーヤングメン』は作画 藤原カムイさん、原作 大塚英志さんの作品です。Tが書いたシナリオをもとに、現金輸送車から3億円を強奪するお話です。 学生運動たけなわの時期の出来事です。 ここから先は、完全ネタバレで、私なりにあらすじをまと
『黒脳シンドローム』は石川オレオさんの作品です。高校一年生の体操選手雪村ヒロトは自分の身体を完全に管理している完璧主義者ですが、事故にあってしまいます。 目覚めると雪村は女性の身体になっており、スピーカーから流れる声に、「誰にもばれずに今日
『黒の探偵』は日丘円さんの作品です。パフェを頼んだ十色新の前に運ばれたのはオムライス。僕が我慢すればいいや、とオムライスを食べ始めた新でしたが、オムライスを頼んだ黒葉杳の前にパフェが運ばれたことで、杳に「君の気遣いはみんなにとって逆に迷惑だ
『ブラック・オペレーション』はかずはしともさんの作品です。スーパーパートの大剛寺さんが暗躍するシリーズものです。 大剛寺さんはちょっと怖い顔。沖縄のリゾートホテルが舞台のときは、シーサーなんて言われていました。 ここから先は、完全ネタバレで
『マーダー・インカネーション』は、原作 菅原敬太さん、作画 稲光伸二さんの作品です。人が亡くなったとき目の前に現れて「あなたが24時間以内に人を3人殺せば亡くなった方を蘇らせます」と言うのは美国麻夜です。 最初にそう言われたのは柏原弓香です
『切子・殺』は本田真吾さんの作品です。『切子』の続編です。希望に燃えて就職した佐倉美波は早速同期の冬馬と親しくなります。社長がまず「全員で笑おう」と指導するなど、会社の様子はちょっとヘンです。 配属されると、美波はさっそくお局の黒輪に激しく
『私の顔にさようなら』は函岬誉さんの作品です。まだ連載中ですが、1話にあたるお話の感想をかきます。1話は美冬が主人公のお話。美冬は同窓会に参加しますが、その外見は同級生の舞美になっています。整形したのです。 仲のよかった美加と美菜樹は、雰囲
『エリカ』と『エリカ ふたたび』は、楠木哲さんの作品です。体臭がきつく、みんなになじめずに浮いている存在、それがエリカです。 最初の作品である『エリカ』で、エリカは祖母と一緒にゴミ屋敷に暮らしている高校生です。 ここから先は、完全ネタバレで
『虐殺ハッピーエンド』は、原作 宮月新さん、作画 向浦宏和さんの作品です。高校生の草壁真琴には妹がいます。妹の詩織は病に倒れ、意識もなくドナーを待つばかりです。 父は詩織に保険金をかけており、詩織の死を待つクズ人間です。 ここから先は、完全
『横浜線ドッペルゲンガー』は玉木ヴァネッサ千尋さんの作品です。2003年、横浜線沿線で殺人が起きる「横浜線彫刻家連続殺人事件」が起き、主人公の剣崎マコトは冤罪で犯人とされます。 それから11年後、剣崎は冤罪を訴えたまままだ見ぬ真犯人を恨みな
『にくをはぐ』は遠田おとさんの作品です。父が狩猟し千秋が獲物を捌きますが、千秋は捌く模様を配信し、それで生計を立てています。 千秋は性同一性障害。女性の体ですが心は男です。 ここから先は、完全ネタバレで、私なりにあらすじをまとめ、そのあと感
『昼間のパパは光ってる』は羽賀翔一さんの作品です。大規模公共事業に従事する土木家の生沼は、家族の元を8年間も離れて、ダムの建設に一課係長として赴任します。 こういった大規模事業では複数の企業から人が集まります。いままで縁もゆかりもなかった人
『臨終の要塞』は吉田薫さんの作品です。特別老人養護ホームで働く実松は、実は担当する老人を虐待しています。そんな彼がある日、郊外の富裕層向け老人ホーム羽部園の実務研修に誘われます。 現地に行くと、園長の羽部八郎が迎えてくれます。 ここから先は
『あたらしいひふ』は高野雀さんの作品です。高橋は服装に構わない女性でした。でも、好意を寄せている先輩から、もう少し気を配ったら、とアドバイスされ、黒を貴重に自分なりのファッション定義を編み出します。 やっと先輩にも褒められるようになったので
『ガンニバル』は二宮正明さんの作品です。供花村に赴任した駐在、大悟には妻の有希、娘のましろと一緒に暮らしています。 山で後藤家のばあさんの遺体が見つかります。後藤家の連中は熊にやられたと言いますが、大悟は遺体に人の歯型がついているのを見つけ
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