「泉」は、(出づ)+(水)であろう。 「水戸」は、(水)+(入口)であろう。 「汀」(みぎわ)は、(水)+(際)であろう。 「水面」(みなも)は、(水)+(…
配付と配布はよく似た言葉だが、少し意味が異なる。配付は一人ひとりに配るのである。将に付けてゆくイメージだ。これに対して配布は不特定多数の人に配ることである。…
「沽券(こけん)にかかわる」という表現がある。「自分の面子に差し障りがある」と言った意味である。「沽」は「売る」の意で、「沽券」は売渡の証文である。自分(他…
私は「ロクでもない」というのは「禄でもない」と書くのだと思っていた。「こんな少額ではとても給与とは言えない。もらってもしょうがない。もらわなくても同じだ」と…
我々は「三日」を「みっか」と読む。しかし「三日月」は「みかづき」と読んで、「みっかづき」とは読まない。何故だろうか。 実は古代の読み方・言い方が残ったのであ…
辺には辺境など中心から離れたところと言う意味がある。多角形を取り巻く線のことを辺と言うがこれも同じだろう。 上の側の辺は天辺(てっぺん)であり、中心から離れ…
「方」には四角という意味があるようだ。正方形と長方形の共通部分「方形」を考えてみると納得できよう。前方後円墳と言えば、前側が長方形で後ろ側が円形の古墳である…
蚕の繭と眉毛のマユは、同一の言葉ではないだろうか。
日本人が仏教を受け入れてから千五百年近く経とうとしている。日本的変容を遂げながらも、仏教は完全に日本に根付いたと言ってよいであろう。 ところが、仏教用語の中…
中国の北方ないし西北の地を胡という。この胡の地から輸入された物品には「胡」の字が付いているものが多い。特に食物に目立ち、・胡瓜(キュウリ)・胡椒(コショウ)…
初めから終わりまで、最初から最後までのことを何と言うだろうか。割にストレートな表現では「終始」とかその語順を逆にした「始終」と言ったところであろう。数字的表…
やった仕事量、進度、はかどり具合のことを「はか」と言う。「はかばかし」「はかどる」と言えば、仕事の能率が上がったことを言う。「はかが行く」という表現も同様で…
「おかず」は漢字で書くと「お数」である。数が複数あるから「お数」というのである。発想が面白い。「数」に「お」という敬語がつくところが面白い。食事関係はそうい…
次の漢字が読めるでしょうか?1凸凹2凹凸 正解は1が「でこぼこ」、2が「おうとつ」です。 「これは本当に漢字なのか? 単なる記号ではないのか?」と思った方も…
動詞は普通、動作や状態を表す(「行く」「住む」)。存在を表す動詞というのは特殊である。日本古典で言えば「有り」がこれに相当する。「有り」以外のすべての動詞は…
前の項目で「木魂」と「魂消る」を出した。「たま」というのは何と説明すればよいのだろうか。よくわからない。心の働きの主体であろうか。「木魂」や「魂消る」の他に…
最近「木の葉」を「きのは」と読む人が多い気がする。100%間違いだとは言えないにしても99%間違いではないのか。「木の葉」は「このは」と読む。この方が日本語…
ミジンコははるか昔、小学校の理科の実験で使った記憶がある。このミジンコは実は漢字である。「微塵子」(「水蚤」とも)と書く。「微塵」という言葉は現代ではそれほど…
人類の持続可能な発展のため二〇三〇年までに到達すべき目標として設定されたのが、SDGSである。このSDGSの二項目目に「飢餓をゼロに」がある。また十二項目目…
私が一番好きな古文単語は「くらぶ」(比ぶ)である。「比較する」という意味が当然ある。しかし同時に「仲良くなる。親しく付き合う」という意味があるのだ。比較した…
「様」という語は色々な言葉につくが、どのような言葉につくかをまとめていくと、そこに日本人の心性とも言うべきものが立ち現れてくるように思う。 最も注目されるの…
文人が作った造語や概念というとどのようなものを思い浮かべるだろうか。宮沢賢治の使うオノマトペであろうか。あれは独創的過ぎて一般人が使用するには至っていない。…
病気が治った場合、次のうち正しい表現はどちらだろうか。 1)病気回復 2)健康回復 こう聞かれると意外に戸惑う人が多かったのではないだろうか。答えは 2…
「理」(ことわり)という古文単語がる。道理といった意味だ。語源的には(事割り)である。物事は割って行くと、分解・分析して行くと、その意味がわかってくるものだと…
旅行に行って竹細工体験をした。竹細工で鉛筆立てを作るのだ。指導してくれた人が「竹細工をすると,その人の性格がよくわかる。竹を割ったような性格とか、性格を竹で…
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「泉」は、(出づ)+(水)であろう。 「水戸」は、(水)+(入口)であろう。 「汀」(みぎわ)は、(水)+(際)であろう。 「水面」(みなも)は、(水)+(…
漢文では「如何(いかん)」と「何如(いかん)」は用法が異なる。前者は手段・方法についての疑問であり、後者は状態についての疑問である。(現代語の)国語辞典を調…
副詞「さ」(前に出たものを受けて「そう」の意を示す)は多く分けるとA 「さ」+ラ変「有り」系Bその他に分けられると思う。 A のグループには・さらば(「そう…
私は若いころ、生け花を習っていたことがある。これは大変いい経験だったと今でも思う。生け花の流派は大変多くその消長は激しく変転極まりない。しかし盛花に関してご…
「うつつ」は漢字では「現」と書く。現実のことを言う。「うつつ」の反対語は何か。「夢かうつつか」とか「夢かうつつか幻か」などと言うから「夢」「幻」あたりが反対…
古文で過去のことを「来し方」(やってきた方。「し」は過去の助動詞「き」)という。未来のことを「行く末」という。セットで「来し方行く末」と使うが、半ば無意識的…
昔の時間の数え方で一刻を四等分し、一ツ、二ツ、……と数える数え方がある。その数え方で八ツ時(午後三時)に食べる間食が「おやつ」である。 一方、無関係の人にま…
「未必の故意」という言葉を『広辞苑』で引くと [法]行為者が、罪となる事実の発生を積極的に意図・希望したわけではないが、自己の行為から、発生するかもしれな…
鳥のトビは何故「トビ」という名前になったのだろうか? 動詞「飛ぶ」の連用形の名詞化だと考えると、面白い想像ができる。ほぼ全ての鳥が飛ぶ中で、あえて「トビ」と…
女性週刊誌に「遣り繰り上手の奥様」と書いてあった。思うに「遣る」というのは「自分から遠い方向へ移動させる」(お金を使う)ことだろう。「繰る」というのは手元に…
数字の桁は一、十、百、千、万、億、兆、京、……と進んでいく。十まで来ると「十中八九」とか「十分」とか「十全」とかいうように、一応大きな数を表すようになる。 …
因果とは原因と結果である。人ごみに出てインフルエンザに罹ったといった関係である。しかし人ごみに出た人が全てインフルエンザにかかるわけではない。たまたま体調が…
「威張る」など「-ばる」は、その状態・性質が隅々まで広がっている様子を形容する言葉だと思う。適用範囲はかなり広い。・くたばる・へたばる・形式ばる・こわばる・…
「立つ」という言葉の本質は何だろうか。・言い立てる・弁が立つ・声を立てる・聞き耳を立てる・目立つ・顔を立てる・腹を立てる・身を立てる・戸を立てる・お茶を立て…
地図や地球儀には経度と緯度が書かれている。縦が経度で、横が緯度である。 『般若心経』や『法華経』あるいは四書五経は「~経」で終わる。時代を貫いて流れる聖なる…
料理の味を確かめる意の「あじみ」を漢字で書いてくださいと言ったら書けるだろうか。「あじ味」と書いてから「あじ」を漢字にすると「味味」になって「あれっ?」と思…
「井守(イモリ)」というのは、漢字の当て方からもわかるように淡水に住む。昔の人には井戸や水を守っているように見えたのであろう。だからイモリ(「モリ」は「防人…
海にいるヒトデは人の手に似ているからヒトデという。五角形をしているわけだから、指の数としても五本である。上手いところに目をつけるものだ。 紅葉が美しいカエデ…
「所以(ゆえん)」「所縁(ゆかり)」「所謂(いわゆる)」は面白い言葉だと思う。漢字と日本語の読みが微妙に関係するような、しないような感じである。 「所謂(い…
「尖る」という漢字は面白い。「大」の字の上に「小」の字が乗っていて、端に行くほど小さく(とがる)意味を表しているようである。このような字を誰が考えついたのだ…
「泉」は、(出づ)+(水)であろう。 「水戸」は、(水)+(入口)であろう。 「汀」(みぎわ)は、(水)+(際)であろう。 「水面」(みなも)は、(水)+(…
漢文では「如何(いかん)」と「何如(いかん)」は用法が異なる。前者は手段・方法についての疑問であり、後者は状態についての疑問である。(現代語の)国語辞典を調…
副詞「さ」(前に出たものを受けて「そう」の意を示す)は多く分けるとA 「さ」+ラ変「有り」系Bその他に分けられると思う。 A のグループには・さらば(「そう…
私は若いころ、生け花を習っていたことがある。これは大変いい経験だったと今でも思う。生け花の流派は大変多くその消長は激しく変転極まりない。しかし盛花に関してご…
「うつつ」は漢字では「現」と書く。現実のことを言う。「うつつ」の反対語は何か。「夢かうつつか」とか「夢かうつつか幻か」などと言うから「夢」「幻」あたりが反対…
古文で過去のことを「来し方」(やってきた方。「し」は過去の助動詞「き」)という。未来のことを「行く末」という。セットで「来し方行く末」と使うが、半ば無意識的…
昔の時間の数え方で一刻を四等分し、一ツ、二ツ、……と数える数え方がある。その数え方で八ツ時(午後三時)に食べる間食が「おやつ」である。 一方、無関係の人にま…
「未必の故意」という言葉を『広辞苑』で引くと [法]行為者が、罪となる事実の発生を積極的に意図・希望したわけではないが、自己の行為から、発生するかもしれな…
鳥のトビは何故「トビ」という名前になったのだろうか? 動詞「飛ぶ」の連用形の名詞化だと考えると、面白い想像ができる。ほぼ全ての鳥が飛ぶ中で、あえて「トビ」と…
女性週刊誌に「遣り繰り上手の奥様」と書いてあった。思うに「遣る」というのは「自分から遠い方向へ移動させる」(お金を使う)ことだろう。「繰る」というのは手元に…
数字の桁は一、十、百、千、万、億、兆、京、……と進んでいく。十まで来ると「十中八九」とか「十分」とか「十全」とかいうように、一応大きな数を表すようになる。 …
因果とは原因と結果である。人ごみに出てインフルエンザに罹ったといった関係である。しかし人ごみに出た人が全てインフルエンザにかかるわけではない。たまたま体調が…
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「立つ」という言葉の本質は何だろうか。・言い立てる・弁が立つ・声を立てる・聞き耳を立てる・目立つ・顔を立てる・腹を立てる・身を立てる・戸を立てる・お茶を立て…
地図や地球儀には経度と緯度が書かれている。縦が経度で、横が緯度である。 『般若心経』や『法華経』あるいは四書五経は「~経」で終わる。時代を貫いて流れる聖なる…
料理の味を確かめる意の「あじみ」を漢字で書いてくださいと言ったら書けるだろうか。「あじ味」と書いてから「あじ」を漢字にすると「味味」になって「あれっ?」と思…
「井守(イモリ)」というのは、漢字の当て方からもわかるように淡水に住む。昔の人には井戸や水を守っているように見えたのであろう。だからイモリ(「モリ」は「防人…
海にいるヒトデは人の手に似ているからヒトデという。五角形をしているわけだから、指の数としても五本である。上手いところに目をつけるものだ。 紅葉が美しいカエデ…
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「尖る」という漢字は面白い。「大」の字の上に「小」の字が乗っていて、端に行くほど小さく(とがる)意味を表しているようである。このような字を誰が考えついたのだ…