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  • 日本語雑記37 配付と配布

    配付と配布はよく似た言葉だが、少し意味が異なる。配付は一人ひとりに配るのである。将に付けてゆくイメージだ。これに対して配布は不特定多数の人に配ることである。…

  • 日本語雑記36 沽券にかかわる

    「沽券(こけん)にかかわる」という表現がある。「自分の面子に差し障りがある」と言った意味である。「沽」は「売る」の意で、「沽券」は売渡の証文である。自分(他…

  • 日本語雑記35 ロクでもない

    私は「ロクでもない」というのは「禄でもない」と書くのだと思っていた。「こんな少額ではとても給与とは言えない。もらってもしょうがない。もらわなくても同じだ」と…

  • 日本語雑記34 三日月

    我々は「三日」を「みっか」と読む。しかし「三日月」は「みかづき」と読んで、「みっかづき」とは読まない。何故だろうか。 実は古代の読み方・言い方が残ったのであ…

  • 日本語雑記33 辺

    辺には辺境など中心から離れたところと言う意味がある。多角形を取り巻く線のことを辺と言うがこれも同じだろう。 上の側の辺は天辺(てっぺん)であり、中心から離れ…

  • 日本語雑記32 方

    「方」には四角という意味があるようだ。正方形と長方形の共通部分「方形」を考えてみると納得できよう。前方後円墳と言えば、前側が長方形で後ろ側が円形の古墳である…

  • 日本語雑記31 蚕の繭と眉毛のマユ

    蚕の繭と眉毛のマユは、同一の言葉ではないだろうか。

  • 日本語雑記30 悪い意味になる仏教語

    日本人が仏教を受け入れてから千五百年近く経とうとしている。日本的変容を遂げながらも、仏教は完全に日本に根付いたと言ってよいであろう。 ところが、仏教用語の中…

  • 日本語雑記29 胡

    中国の北方ないし西北の地を胡という。この胡の地から輸入された物品には「胡」の字が付いているものが多い。特に食物に目立ち、・胡瓜(キュウリ)・胡椒(コショウ)…

  • 日本語雑記28 初めから終わりまで

    初めから終わりまで、最初から最後までのことを何と言うだろうか。割にストレートな表現では「終始」とかその語順を逆にした「始終」と言ったところであろう。数字的表…

  • 日本語雑記27 はかばかし

    やった仕事量、進度、はかどり具合のことを「はか」と言う。「はかばかし」「はかどる」と言えば、仕事の能率が上がったことを言う。「はかが行く」という表現も同様で…

  • 日本語雑記26 おかず

    「おかず」は漢字で書くと「お数」である。数が複数あるから「お数」というのである。発想が面白い。「数」に「お」という敬語がつくところが面白い。食事関係はそうい…

  • 日本語雑記25 凸凹と凹凸

    次の漢字が読めるでしょうか?1凸凹2凹凸 正解は1が「でこぼこ」、2が「おうとつ」です。 「これは本当に漢字なのか? 単なる記号ではないのか?」と思った方も…

  • 日本語雑記24 存在の動詞

    動詞は普通、動作や状態を表す(「行く」「住む」)。存在を表す動詞というのは特殊である。日本古典で言えば「有り」がこれに相当する。「有り」以外のすべての動詞は…

  • 日本語雑記23 たま(魂・霊)

    前の項目で「木魂」と「魂消る」を出した。「たま」というのは何と説明すればよいのだろうか。よくわからない。心の働きの主体であろうか。「木魂」や「魂消る」の他に…

  • 日本語雑記22 「木の葉」の仲間

    最近「木の葉」を「きのは」と読む人が多い気がする。100%間違いだとは言えないにしても99%間違いではないのか。「木の葉」は「このは」と読む。この方が日本語…

  • 日本語雑記21 ミジンコ

    ミジンコははるか昔、小学校の理科の実験で使った記憶がある。このミジンコは実は漢字である。「微塵子」(「水蚤」とも)と書く。「微塵」という言葉は現代ではそれほど…

  • 日本語雑記20 賞味期限と消費期限

    人類の持続可能な発展のため二〇三〇年までに到達すべき目標として設定されたのが、SDGSである。このSDGSの二項目目に「飢餓をゼロに」がある。また十二項目目…

  • 日本語雑記19 比(くら)ぶ

    私が一番好きな古文単語は「くらぶ」(比ぶ)である。「比較する」という意味が当然ある。しかし同時に「仲良くなる。親しく付き合う」という意味があるのだ。比較した…

  • 日本語雑記18 「様」(さま)の付くもの

    「様」という語は色々な言葉につくが、どのような言葉につくかをまとめていくと、そこに日本人の心性とも言うべきものが立ち現れてくるように思う。 最も注目されるの…

  • 日本語雑記17 文人の作った言葉

    文人が作った造語や概念というとどのようなものを思い浮かべるだろうか。宮沢賢治の使うオノマトペであろうか。あれは独創的過ぎて一般人が使用するには至っていない。…

  • 日本語雑記16 回復の思想

    病気が治った場合、次のうち正しい表現はどちらだろうか。 1)病気回復 2)健康回復 こう聞かれると意外に戸惑う人が多かったのではないだろうか。答えは 2…

  • 日本語雑記15 「割る」思想

    「理」(ことわり)という古文単語がる。道理といった意味だ。語源的には(事割り)である。物事は割って行くと、分解・分析して行くと、その意味がわかってくるものだと…

  • 日本語雑記14 几帳面

    旅行に行って竹細工体験をした。竹細工で鉛筆立てを作るのだ。指導してくれた人が「竹細工をすると,その人の性格がよくわかる。竹を割ったような性格とか、性格を竹で…

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