なるほどね、うまくはいかないものだよ。 バルムンクの生み出す闇の中で、ジョルジュ・ベルリオーズは呟いた。朝
私のオリジナル小説「セイレネス・ロンド」本文および関連情報・設定などを徹底的に網羅すべく作ったサイトです。常時成長中。まだまだ増築構想があります。是非覗いてみてください。
小説の作り込みとかそういうのを作者自らがとっことんマニアックに語っています。作品で語り尽くせなかったわけではなく、作品を読んだ上で更に楽しんでいただけるようにということから手元の設定を「読み物」に変換しました。
がんばれ、わたし! ヴェーラはシミュレータの暗い筐体の中で気合いを入れ直す。 ヴェーラとレベッカの訓練を
この子たちが……!? ヴェーラ、レベッカと対面したヴァルターの心の中の第一声はそれだった。 「その顔も無理はない」 例の面会室に椅子をニ脚追加しつつ、エディットは言う。 「この子たちこそセイレネスである、とも言えるのだからな」
ver.11.2(下半身もちょっと入れてみようシリーズ)の7枚目は、眼鏡っ娘代表、レベッカ・アーメリングさん。
ver.11.2(下半身もちょっと入れてみようシリーズ)の6枚目は、我らがヴェーラ・グリエール。 ■2023/
ver.11.2(下半身もちょっと入れてみようシリーズ)の5枚目は、マリア・カワセ。 ■2023/01/14
ver.11.2(下半身もちょっと入れてみようシリーズ)の4枚目は、「静心」における百合番長にして名言製造機、アルマ・アントネスクさん。
ver.11.2(下半身もちょっと入れてみようシリーズ)の3枚目は、我らがマリーことマリオン。
エディットとヴァルターが面談してから一週間が経過した。 エディットの根城である参謀部第六課の作戦司令室に、
ヴァルターは露骨に身構えた。エディットはその顔から笑みを消し、機械の瞳でヴァルターを捕捉する。ヴァルターは視線を逸らすことができなくなる。 「何かの協力というのは……?」
ver.11.2(下半身もちょっと入れてみようシリーズ)の2枚目は、カティです。 ■2023/01/09
ver.11.2(下半身もちょっと入れてみようシリーズ)の1枚目は、イザベラ様で。
ver.11.1(通称おっぱいシリーズ)の7枚目は、カティさんで。 ■2023/01/03
ver.11.1(通称おっぱいシリーズ)の6枚目は、ベッキー(レベッカ)で。 ■2023/01/02 いかにお
ver.11.1(通称おっぱいシリーズ)の5枚目は、ヴェーラで。2023年最初の1枚です。 ■2023/01/
待遇は悪くはない。いや、むしろ良すぎる。 ヴァルターはソファに座って、ヤーグベルテの国兵放送を眺めている。
最強の飛行隊として呼び声も高かったマーナガルムは、いまやたったの三名だ。隊長であるヴァルターが撃墜され、ヤー
ver.11.1(通称おっぱいシリーズ)の4枚目は、レニーこと、レネ・グリーグさん。 ■2022/12/30
ver.11.1(通称おっぱいシリーズ)の3枚目は、アルマさん。 ■2022/12/29 ここはやっぱりアルマ
ver.11.1(通称おっぱいシリーズ)の2枚目は、レオン。 ■2022/12/28 とりあえず顔面が正義に仕
ver.11.1(通称おっぱいシリーズ)の1枚目は、マリオン。後ろにサンタマリオンもつける。 ■2022/12
これ、夢? かな? レベッカは周囲を見回す。何もない、色もない。強いて言えば真っ白な空間だ。どこまでも同じ
ヴェーラの視界から敵性体のマーカーが急速に消えていく。ヴェーラは容赦なく再度主砲を斉射する。レベッカも阿吽の
ver.11.0の5枚目は、劇中では(なんと)顔が出てこないイザベラ様。
ver.11.0の4枚目は、ミステリアスなことで定評のあるマリア・カワセ大佐。 ■2022/12/20
ver.11.0の3枚目は、「空の女帝」ことカティ・メラルティンです。この容姿だと二十代後半くらいの時ですかね
ver.11.0の2枚目は、ベッキーことレベッカ・アーメリングのブラッシュアップショット。メガネあり、なし両方
ver.11.0の1枚目は、おなじみヴェーラ・グリエールさんのブラッシュアップショット。 ■2022/12/1
ver.10.2の15枚目(ラスト)はバージョン10とかじゃない気がするけど、そんな感じで。ヴェーラさんのセク
不思議な感じだ。 ヴェーラは味わったことのない感覚に戸惑っている。セイレネスの起動自体はいつもどおりに実行できた。シミュレータ訓練や実戦補助の経験値の賜である。 しかし、起動してからの感覚は、今までとはまるで別物だった。今までがノイズ混じりの無線を使ってセイレネス・システムとコミュニケーションをしていたのだとしたら、今はまるで対面で会話しているかのようにクリアだった。感覚的な距離が非常に近い。今なら何でもできるんじゃないか――そんな万能感さえ感じられる。
2023.1.1 謹賀新年
「ブログリーダー」を活用して、一式鍵さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
なるほどね、うまくはいかないものだよ。 バルムンクの生み出す闇の中で、ジョルジュ・ベルリオーズは呟いた。朝
カティは純白の空間に立っていた。一面の白だ。それはセイレネスの生み出す論理空間の中だった。 「やぁ、カティ」
くそッ! カティは思わず計器類を拳で叩いた。頑丈なハードウェアたちは鈍い音で抗議し、カティの拳に鈍い痛み
敵艦隊を殲滅し、母艦リビュエに着艦するや否や、カティは 艦橋《ブリッジ》へと急いだ。 「状況は! 状況はどう
エディタたち五名の V級歌姫《ヴォーカリスト》と C級歌姫《クワイア》たちは、クララとテレサを先頭に押し立て
薄紙を破るかのように、 C級歌姫《クワイア》たちの小型艦艇が粉砕されていく。マリオンとアルマの PTC《完全
二〇九九年一月一日未明――。 イザベラ率いる反乱軍と、マリオンとアルマに率いられた討伐艦隊は、ほんの三十五
混乱している、と言っても良いだろう。イザベラは半ば呆然と、モニタの中のマサリク大統領を見つめていた。 マサ
二〇九八年十二月二十二日――第二艦隊撤退より一週間後。 マリオンとアルマは航空機によって統合首都へと帰還さ
闇《バルムンク》の中にて、その戦いの一部始終を見下ろしている姿がある。銀髪に赤く輝く左目の持ち主、ジョルジ
闇《バルムンク》の中にて、その戦いの一部始終を見下ろしている姿がある。銀髪に赤く輝く左目の持ち主、ジョルジ
レオノールはエディタとの約束通り、 V級《ヴォーカリスト》および全ての C級《クワイア》を統率していた。エデ
イザベラの号令一下、第一艦隊の火砲が 猛《たけ》る。轟音と共に放たれた弾丸は正確にアルマとマリオンの 制海掃
二〇九八年十二月十五日――。 あと三十分というところか。 イザベラは督戦席から立ち上がり、艦長に右手を上
レオノールが隣接の士官学校にあるシミュレータルームに着いた時、エディタを初めとする残存 V級歌姫《ヴォーカリ
その日の夜、レオノールはエディタたちを引き連れて、マリオンとアルマの部屋を訪ねた。二人と、そしてレニーは、士
エディタは小さく咳払いをする。純白の論理空間の中に、ロラ、ハンナ、パトリシア、そしてレオノールが、それぞれに
エディタの呼びかけにより、残った V級歌姫《ヴォーカリスト》の全員がシミュレータルームに集っていた。エディタ
レベッカ姉様……! マリアの声にならない叫びが、闇の中に消えていく。マリアは、セイレネス・シミュレータを経
セイレーン EM《イーエム》- AZ《エイズィ》とウラニアが、持てる火砲のそのすべてを撃ち放つ。極至近距離で
レベッカは統合首都にて、静かに《《その時》》を待っていた。ガラスの向こうのシミュレータルームには黒い棺のよう
《《生首の歌姫》》が口を開いた。響いたのは絶叫だ。 イザベラはそのあまりの音圧に圧倒される。至近距離で、し
レネ・グリーグが操る戦艦ヒュペルノルと合流した第一艦隊は、アーシュオンの三個艦隊と正対していた。イザベラはセ
第七艦隊旗艦、航空母艦ヘスティアの提督席にて、クロフォードは小さく唸る。ヘスティアの展開する隠蔽システムの傘
二〇九八年十一月末――。 アーシュオンは驚くべき作戦を展開した。アーシュオン本土を縦断するように、巨大なト
それから三日後。 エディタは暗いセイレネスシミュレータの筐体に乗り込むと、大きく息を吐いた。エディタが部屋
そこまでして、命を捨ててまでして、いったい何が得られるというのですか――エディタが掠れた低い声で尋ねる。イザ
二〇九八年、十一月も間もなく終わる頃――。ヤーグベルテ統合首都の秋は足早に過ぎ去り、間もなく初雪が観測される
床も、壁も、天井も、ない。色もない――黒や白の感覚もない。上下左右の概念すら消失してしまっているこの場所は、
バルムンクの創り出した闇の中から、アトラク=ナクアは「あらあら」と戸惑うカティを眺めていた。アトラク=ナクア
無事に着艦を済ませ、艦上に降り立った時の疲労感は、今まで感じたことのないほどのものだった。水の中にでもいるの
この、一方的な力が、セイレネス!? カティの一撃で空域が焼け焦げた。それを目にした瞬間に、カティは寒気を覚
翌日正午過ぎ、カティはさっそくエキドナに搭乗していた。移送と慣熟飛行を兼ねた無茶なプランだったが、カティには
イザベラが人間弾頭を処理した戦いから三日後、十一月も中旬に差し掛かり冬の前触れのような寒風がヤーグベルテ統合
目まぐるしく動く状況の推移を確認しながらも、イザベラは艦首 PPC《粒子ビーム砲》の発射シーケンスを進めてい
二〇九八年十一月上旬、訓練航海を終えたイザベラの艦隊は補給を済ませるなりアーシュオンとの中間海域へと取って返
二〇九八年十一月上旬、訓練航海を終えたイザベラの艦隊は補給を済ませるなりアーシュオンとの中間海域へと取って返
まったく、きみってやつはさぁ――イザベラも手近な椅子に腰を下ろして足を組み、頬杖をついた。 「ベッキー、きみ
レベッカがよろめきながら入った室内には、マリオンが一人、座っていた。その顔は、目の下に濃い影を作っていた。出
第二艦隊旗艦ウラニアの 艦橋《ブリッジ》の窓際にて、レベッカは物思いに 耽《ふけ》っていた。照明すらほとんど