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  • 寒の戻り、花やチョウたち心配

    本日、現在11時の気温は7℃。最高気温は10℃の予測。予定では、太白の森にヒメギフチョウさんを観察に行く予定であったが、しり込みをしてしまい、明日以降に延期する。果たして10℃以下の外気温でチョウたちは花を飛び回るのであろうか。もうカタクリの花は一部咲いているのだから、蜜を求めることはできるだろうが、チョウやアブたちの体は動いてくれるんだろうか。二週間天気予報によると、気温が15℃を超えるのは週末の土曜日ころからとなる。その間、生まれいでしスプリングエフェメラルたちはどうやって生を伸ばすのだろう。このところの極端な気温の高低差に、なしかしらこれまでの体験とは異なる不気味さというものを感じる。話は変わるが、ミャンマーでのマグニチュード7.7の地震で数多くの建物や施設が破壊され、いまだ犠牲者、不明者は判然とし...寒の戻り、花やチョウたち心配

  • 未踏の名峰ひしめく北関東・上信越エリア

    三百名山未踏峰空想(共有)登山は、北関東・上信越エリアに行きついたが、このエリアの百名山・二百名山・三百名山はざっと数えて58座あるが、未踏峰は25座もある。なかでも上信越エリアは、雪国でもあり比較的標高の低い山にかかわらず、山上が低い笹や草地に覆われ、そのため展望に優れ、おそくまで残雪が残り、夏は高山植物が咲き誇り、秋は錦のにぎやかさを装い、ふもとは魅力的な温泉があちこちに点在し、お米や酒もうまいと、登山愛好家を引き付けてやまない魅力あふれる地域である。越後駒ケ岳や谷川岳、そして妙高・火打とを歩いて、若かりし時はこのエリアに足しげく通いたいなと考えてはいたのだが、如何せん仕事の関係であちこちと住まいを転々とする人生になって、とうとう多くの未踏峰を残したままになっている。これから約ひと月にわたって若いYo...未踏の名峰ひしめく北関東・上信越エリア

  • もうスプリングエフェメラルたち、登場してますよ!

    今年はじめて青葉の森に入る。どんな低山でも森に入るということは何かしら異界に入るような厳かな心地になる。多様な生物たちとの交信が始まるからなのだろうか。どのような生物、それが虫や鳥や植物であっても、彼らなりの意識というものがあって、入山してくる異界のホモサピエンスに対して警戒だの、興味だの様々な電波を発信してくるのをビリビリと感じる。早春の森に入って、まずぐるっと樹間を見渡す。期待していたマンサクの愛すべき黄色の花たちはこの日観察できなかった。もう終わったのか。例年だと、まだいっぱい花をつける個体があちこちに見られるのだが、まだ早いというのか。代わりにキブシの花があちこちに垂れ下がる。この日樹木の花といえばキブシと早咲きの梅ぐらいだった。コブシはまだ銀白色の産毛のツボミのままだ。陽だまりの径に小さな紫のチ...もうスプリングエフェメラルたち、登場してますよ!

  • 北アルプス、思い残しの場所

    今日の毛勝山をもって北アルプスエリアの空想(共有)登山を終える。この登山の動機は、山と渓谷新年号の付録「2025日本百名山・二百名山・三百名山地図帳」を手にした時に「この地図帳を眺めながら、まだ登っていなかった108座ほどの山を全国のYoutuberのお世話になりながら、空想で訪れてみよう」と決意したからであった。以来、この232ページもある大部の地図帳を毎日のように見開いては地図に赤字で書かれた登山ルートを動画を見ながら辿って楽しんでいるという生活である。(あまりに安易ではあるが。)そして、この安易な登山を遂行することで未踏峰も半分以下になって、やっとアルプスの山旅も終えようとしているわけであるが、どういうことか急に元気づいて、50年前の青年期に一度訪れた場所をこの足でもう一度歩いてみたい、あの場所にも...北アルプス、思い残しの場所

  • 春あらし

    当地は夕刻にかけて暴風警報が発令されていて、在来線は運転見合わせが相次ぎ、新幹線も泊まっている様子。俳句の世界では、「春あらし」、「春疾風・はるはやて」などと春の季語となっているようだが、愛媛や岡山で続いている山火事の事を思うと、風流に句を詠む気にもならん。昼頃から、窓を閉めていても物凄い風音がしてきた。気温は18℃まで上がる予定で、青葉の森のスプリングエフェメラルたちの動向を観察つもりが、今日はあきらめた。生まれたてのチョウも、今日は草葉の陰でじっとしているのだろう。三百名山未踏峰空想(共有)の旅もあっという間に北アルプスを通過しようとしている。この旅は若者を中心としたYoutuberさんらのお世話になりながら進めているのであるが、温暖化のためか8月になると日本三大雪渓の針ノ木雪渓の雪が消えていたり、立...春あらし

  • 野草園の早春の花たちに会ってくる

    3月24日、今年の花は早いのか、遅いのか、それを確かめるため開園したばかりの野草園に行ってくる。昨年は3月25日にはすでに青葉の森のカタクリは開花を始めていたが、野草園のカタクリはまだ葉を伸ばし始めたばかり。予想通り、今年の冬が寒かったので4,5日は遅いようだ。桜の開花予想も当地では4月5日なのだという。野草園には自生のものとは異なるが、カタクリよりもっと早咲きのバイカオウレン、フクジュソウ、アズマイチゲ、ミスミソウなどが顔を出していた。ミズバショウの仲間のザゼンソウも顔をのぞかせていたな。中でも、雪国ではユキワリソウと呼ばれる色とりどりのミスミソウの会えることは、太平洋側に暮らすものにとって、なによりうれしい。チョウの姿は見られなかったが、すでに近所のお堂の庭に薄紫の小さなチョウが舞っていたのを確認して...野草園の早春の花たちに会ってくる

  • 高天原温泉と雲ノ平の思い出

    北アルプス深奥の地にある雲ノ平とそこから半日ほど歩いて到達する高天原温泉は、北アルプスに足を踏み入れたものにとってはあこがれの場所であり、「一度は訪れたい場所」なのである。赤牛岳の動画を提供いただいた「走れ!エブ子」さんの行動を見て、彼女が赤牛岳から下った高天原温泉に屈託もなく湯あみする様子を見て、その高天原温泉と雲ノ平のことが思い出された。その「一度は訪れたい場所」に、自慢するわけではないがオイラは三度も訪れている。それだけお気に入りの場所ということである。一度目は、もう50年も前の学生時代。山岳愛好会の夏の合宿ということで、富山の有峰湖口から入山し二日目に雲ノ平に幕営し、たしか翌日日帰りで高天原温泉に下り、当時は立派な湯小屋があったが、その湯船に気持ちよく湯あみした記憶がある。今でも記憶が鮮明なのは、...高天原温泉と雲ノ平の思い出

  • See you again !

    NHKBS「K2西壁ふたりの軌跡平出和也と中島健郎が挑んだ空白地帯」を視聴。NHKさん、このお二人の挑戦をドキュメンタリーにするため、BC(ベースキャンプ)にスタッフを待機させていたんだね。そのため、昨年7月お二人が遭難するまでの貴重な映像を残してくれていたんだ。なぜ、危険を冒してまでチャレンジするのか。という究極の登山家に向けられた永遠の問いに、なんだかお二人は答えているような気がした。平出和也さんもさんも、その奥様も、中島健郎さんも、その奥様も、この映像では笑顔でインタビューに応じてくれた。見ているこちらのほうに涙は訪れなかった。その代わり、なんだか澄み切った潔い心地になった。このようなお二人が地上に存在したこと、そのお二人を追い続けたNHKが現地の厳しくも美しい映像を残してくれたことに感謝せずにはい...Seeyouagain!

  • アイラップを使った水蒸気炊飯

    登山関係のYouTubeを眺めると、耐熱120℃のポリ袋、イワタニの「アイラップ」を利用し、お米を「湯煎」して食べる方法は、食器を汚さないので、テント泊にも.災害時にも便利だとする動画が散見される。だが、オイラの経験上この「湯煎」よりも「水蒸気炊飯」のほうがおいしくいただけるし、炊飯時間も「湯煎」の30分程度に対して、「水蒸気炊飯」は15分程度で済む。(むらしは10分程度)今日はシェラカップに半分程度切ったアイラップを敷いて100gのお米と110ccのおミスを入れて「水蒸気炊飯」してみた。やや硬めに炊けたが、コメが立つように炊けでおいしかった。沸騰したら、ふたが浮き上がらない状態で、弱火には変わりがないがやや強めの火力で炊き蒸気を吹き上がらせるのが「水蒸気炊飯」のコツかな。アイラップをかぶせて食べるのはや...アイラップを使った水蒸気炊飯

  • なごり雪、そして週末から春を探しに行こう

    今日は、朝から細かな雪が舞っていたが、積もることもなく昼頃にはどこかに消えた。なごり雪かな。明日まで気温10℃程度だが、週末からの予報は連日15℃をこえている。まず、青葉の森を歩いて、スプリングエフェメラルたちの様子をうかがいに行こう。あと1週間もすれば、カタクリの花が開き、それを合図にヒメギフチョウさんが太白の森に姿を現すだろう。昨年、青葉の森のカタクリの開花は3月25日、ヒメギフチョウの初見は4月5日だったな。寒かった冬を終えた今年はどうなのだろう。興味が尽きないな。2024年3月25日青葉の森のカタクリ2024年4月5日太白山山ろくのヒメギフチョウグレートトラバース3「両神山」から秩父側からの両神山は巌の屏風のようだかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山鉢盛山(はちもりやま)・2447m・日本三百...なごり雪、そして週末から春を探しに行こう

  • ご当地梅満開、すこしだけ若菜摘む

    気温10℃とやや冷たくも空晴れわたり梅花ことごとく輝けり春の野に萌いでし野カンゾウとヨモギわずかに摘み取りて夕餉の酒のあてとすかくしてことしの春は来ぬグレートトラバース3「御座山」からシルエットかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山鉢伏山(はちぶせやま)・1929m・日本三百名山(№244)百名山の霧ヶ峰や美ヶ原の西側、諏訪湖の北側といえば地理的位置が分かるだろうか。この山に連なる高ボッチ山のほうが有名かもしれないが、美ヶ原に負けず劣らずアルプス大展望の山だ。山頂一帯が短い笹原なのは山容が平らかで冬に風が強いからだろうか。ただ残念なのは、公共交通機関派にとっては、登山口にバスが通じていないことだ。ただ、美ヶ原にはバスが通じているから、美ヶ原ロングトレイルから鉢伏山(鉢伏山荘泊は必要か)高ボッチまで足を伸...ご当地梅満開、すこしだけ若菜摘む

  • 「わが愛する山」の愛する紀行~御座山(おぐらさん)

    深田久弥さんの山岳紀行文集「わが愛する山々」所収の紀行文で、オイラが好きなのは「笊ヶ岳」(ざるがたけ)と「御座山」(おぐらさん・おぐらやま)である。三百名山未踏峰空想(共有)登山が八ヶ岳周辺に進んできて、まず二百名山の「御座山」に行きあたって、改めてこの深田さんの御座山紀行を読み返してみた。深田さんら三人の山おやじは、そのころすでに登山は大衆化していて、人気の山の人込みを避ける「避集登山」を実行すべく、人の歩かないような山とルートを選んだ。山旅はユーモアあふれる会話を交わしながらの楽しいもので、天気に恵まれたこともあって思う存分に山岳展望を楽しむ姿は、読者をこのうえない愉快な気持ちにさせてくれる。「アンリ・ルソーの雲だね」と茂知君が空を見上げながら呟いた。「税関吏(ドアニエ)の雲か」と不二さんは応じる。い...「わが愛する山」の愛する紀行~御座山(おぐらさん)

  • 若菜の季節

    広瀬川沿いのの土手にノカンゾウの芽が3,4センチほどに伸びてきた。あと1週間?、いや4,5日もすれば「若菜摘む」ほどに育ってくれるだろう。いよいよ、里山に「山の幸」の季節がやってきた。ノカンゾウヨモギフキノトウノビルツクシタンポポことしは、どうやっておいしく食べようか。土の神様の1年に1度だけの恵みをいただく、早春の祭事だ。グレートトラバース3山岳展望集農鳥岳からかぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山乾徳山(けんとくさん)・2031m・日本二百名山(№159)奥秩父前衛の鋭鋒である。国師ヶ原までは女性的、そこからは男性的なスリリングな岩山の対比が面白い山だが、高所恐怖症気味のオイラは動画を見ているだけで足がすくむので、もう満腹です。晴れた日にはさぞや展望に快哉を上げるだろう。うらやましか。乾徳山Wiki...若菜の季節

  • 新緑の奥秩父縦走

    三百名山未踏峰空想(共有)登山は関東周辺の山々に差し掛かっているが、このエリアの未踏峰は少なく、今日の和名倉山の後は乾徳山を残すばかりの急ぎ旅である。このエリアは学生時代に登ったほか、50を過ぎてからハセツネや富士山1周トレイルなどを経験しているため知らずと二百名山、三百名山のピークを踏んでいる。まあ、登山というイメージではないが未踏ではないので再登山はしないことにした。それよりも、ヨレヨレにならないうちに、もう一度奥秩父の山々を縦走したいと思った。東京の雲取山から山梨の金峰山までのロングトレイルをテントや山小屋利用で1週間、ゆっくり歩けたらと思うようになった。この山域を歩いたのは、もう半世紀ほど前になるが、山脈のほぼ中間地点にある雁坂峠から眺めた新緑の峰々の雰囲気が忘れられない。山また山が新緑で沸き立つ...新緑の奥秩父縦走

  • 図鑑たち集まれ!

    年のせいにはしたくないが、このところ山で出会う植物や野鳥やチョウの名前がすぐ出てこない。その原因は、おおむね植物ならば花や新緑の樹木や採取対象の山菜といったように、彼らとは1年の上半期に出会う機会が多く、同じように野鳥ならばルリビタキのような夏鳥、チョウならばヒメギフチョウなどのスプリングエフェメラムを中心とした春に飛び回るチョウを追いかけてばかりいるので、1年の下半期はもう出会う機会がなく、そのため記憶力が薄れてしまうからなのではないか、と思っている。昨年などは、秋から初冬にかけてはキノコばっかり追いかけていた節があるので、悲しいかな、わが薄っぺらな脳裏にキノコの名前が上書きされてしまい、せっかく覚えた春のスミレや高山植物などの名前がなかなか出てこないようになっている。今年も、あっという間に春の生き物の...図鑑たち集まれ!

  • さまざまな春を祈ってマーラーを聴く

    年が明けてまだ三月もたたないのに、1月の能登半島地震、阪神淡路大震災、3月の東京大空襲、東日本大震災、福島第一原発のメルトダウン、地下鉄サリン事件、・・・と苛烈極まりのない災害、事件の記憶がメディアによって呼び覚まされる。能登や東日本ではいまだ再生には至らぬ多くの人がいることを知らされ、追い打ちをかけるように大船渡では大規模森林火災が発生し、ふたたび絶望の淵に追いやられる人もいる。ようやくロシアとウクライナは停戦に向かうのだろうか。といっても、夥しい命が奪われてしまっているし、その責任はどう見てもロシアにあるのだが、米国のトランプによってその責任のありようがグジャグジャにされ、この世に「正義」という言葉が定義さえできなくなっていて、決してウクライナのヒトビトが歓ぶような停戦にはならんだろう。日本も世界も気...さまざまな春を祈ってマーラーを聴く

  • 3.11のマーラー

    昨夜NHKで放映された「感想戦3.11のマーラー」を視聴。そんな出来事があったことにまず驚いた。そして、あんなふくよかで美しいアダージェットがあの夜に東京の「すみだトリフォニーホール」に響いていたことに驚いた。あの東日本大震災が発生した夜に、新日フィルはハーディングの指揮でマーラーの第5交響曲を演奏した。演奏できたのではない。演奏する意思をもって演奏したのだ。会場にやってこれてこの奇跡の演奏会を聴くことができた観客はわずか105人。全席完売していたということだったが、いかにあの夜の東京も混乱していたか明らかだ。それでも彼らは、演奏して奇跡的な音を作っていた。一人でも観客が来れば演奏したのだという。奇跡的な名演だったという。映像と音響が残されていてよかった。番組なので一部しか聞けなかったが、イヤホンでではあ...3.11のマーラー

  • 山食研究 高たんぱくと野菜の摂取

    日曜日に手にしたテント泊の山食候補。①トップバリューPBの「エネブーストプロテイン」・・・タンパク質15gにカフェインとアルギニンが入って行動中に向いたチョコレート菓子②クノール「たんぱく質が多く摂れるスープ・コーンクリーム」・・・1袋にタンパク質が8g、朝食にプロテインバーと一緒に撮れば、あとはコーヒーを飲むだけ③日清食品「高たんぱくプロ・カップヌードルシーフード」・・・たんぱく質15g、低糖質と体の冷えた晩飯にいいかも④エースコック「ヌードル春雨・3分の1日分の野菜・うま辛チゲ」・・・野菜不足対策と144カロリーなので酒の肴でも罪悪感がない?NHKBSグレートトラバース3からいただいた絶景(気に入った風景を記録しておこう)色鉛筆仕様檜尾岳方面から見る空木岳と南駒ヶ岳かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)...山食研究高たんぱくと野菜の摂取

  • 山頂の憩い

    2018年から2021年までNHKBSで放映された「グレートトラバース3」の録画は、アルプスエリアと関東以北シリーズは比較的残っている。南アルプスと中央アルプス周辺の分を、今、未踏峰空想(共有)登山を終えるにあたり、再び視聴する。こう言ってはお世話になっているYoutuberの皆さんに申し訳ないが、さすがNHKの画像は美しくダイナミックすぎてツイツイ見とれてしまう。今日は空木岳、南駒ケ岳・越百山、安平路山の3放送分を視聴したが、残雪を少しいただいた6月の空木岳や南駒ヶ岳が何とダイナミックで美しかったことか。ハイマツの褥を敷いた緑の越百山の何と美しかったことか。越百山から安平路山にいたる道なき笹尾根を苦闘しながら突き進む田中陽希さんを捉えたドローンからの映像が何と美しかったことか。空木岳から安平路山までの激...山頂の憩い

  • 木曽谷の思い出

    空想(共有)登山は、三百名山の南木曽岳を登ったが、南木曽(なぎそ)とは懐かしい響きである。オイラは、たしか2014年8月末に御嶽山のふもとの町、木曽福島町を起点とし周囲の町村を巡るKISOトレイル100Kというウルトラマラソンに参加し、翌日はレンタカーを借りて野麦峠を越えて乗鞍高原の温泉で疲れを取り、その晩はJR中央線の南木曽駅(なぎそえき)で降りて、そこから少し歩いた場所にある中山道の宿場町「妻籠宿」の民宿に泊まった。当時は、この南木曽駅や妻籠宿のすぐ近くに三百名山の南木曽岳が聳えているとは思いもよらなかったが、もし知っていたとしても、ウルトラマラソンの疲れがあり登る気にはならなかっただろう。そして、疲れは残っていたが、翌日は半日をかけて「馬籠宿」までの街道を、まるで江戸時代の旅人になったつもりで歩いた...木曽谷の思い出

  • 深田久弥さんが「美しい」と言ったから登ってみたい山

    「深田久弥選集.百名山紀行」(ヤマケイ文庫)の「木曽山脈縦走」という紀行文を読んでみた。深田さんが1938年(昭和13年)8月、35歳の時に大学時代の先輩と案内人の3名で、越百山から木曽駒ケ岳へ3泊4日の縦走をした紀行である。そして、まず最初に登った越百山については、「越百山というのは実に美しい山だ。森林帯を抜けると一面の匐松(はいまつ)で、なだらかな線をした山がまるでビロードに覆われたようである。こんなきれいな山はちょっと類がないだろう。綺麗な、といってもいろいろあるが、ここのは全山が褥(しとね)のような物軟らかい優しい美しさだ。」と最大級の賛辞を送っている。その日、次に登った南駒ヶ岳については、山頂付近のハイマツと花崗岩の岩と白い砂礫の織り成す風景が気に入ったらしく、「南駒の頂近くまで来た時、そういう...深田久弥さんが「美しい」と言ったから登ってみたい山

  • 中央アルプスの思い出

    三百名山未踏峰空想(共有)登山も、南アルプス周辺を過ぎ、中央アルプス周辺にまでやってきた。このエリアでオイラが足跡を残したのは、中央アルプスの百名山、木曽駒ケ岳・空木岳、それから周辺の百名山、恵那山・御嶽山である。空木岳登山だが、大学の友人と50年前にテントで登った記憶があるが、お隣の南駒ケ岳や越百山、北側の檜尾岳まで足を伸ばしたのかどうか記憶があいまいだ。当時はまだ尾根上にテントを張れたので、二泊ならその可能性があるのだが、どうも思い出せない。そのため、来年南アルプスを縦走できる体力まで向上したのなら、来年か再来年、あらためてこれらの山域に足を伸ばし、中央アルプスという存在をわが脳裏に確たるものとしてインプットしよう。と思い始めた。また山渓オンラインのお世話になるが、中央アルプスは、比較的尾根の距離が短...中央アルプスの思い出

  • 山食研究 アルファ米活用

    むかしから縦走登山などでお世話になっている「尾西のアルファ米」だが、今年計画している横尾山荘テン泊展望登山は無洗米持参でよいとしても、来年夏に予定している南アルプス南部テン泊縦走は、6泊7日であるためアルファ米持参による徹底した軽量化を今から研究していく。そのアルファ米は、1日1袋として最低6袋は持参したいが、今日白米を袋ごと軽量したら117gであった。117g×6=702gである。袋から米だけを取り出してアイパックのポリ袋にいれると105gであった。105g×6=630gであり、袋ごと持って行くより72gも軽くなるほかゴミも軽減できる。食料は全体で2kg以下を目標としているので72gの軽量化は大きい。このアルファ米だが、やはり無洗米を炊くのとは食味において劣るのは否めない。今朝がた布団の中で「アルファ米...山食研究アルファ米活用

  • 山食研究・・大豆麺・・おいしい

    昨日の山食研究で、キッコーマンの大豆麺は「おいしくない」的なコメントをしたが、今日山でゆでることを想定して、30gだけ300mlのお湯で5分ゆで、よく水でぬめりをとって、このところ夕食の定番の「もやしあんかけスープ」に入れて食してみたら、マルタイラーメンとそん色のないほどのつるりとしたおいしさだった。水の豊富な山以外は、持って行かないが、高たんぱく、低糖質なのでダイエット食として重宝しよう。かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山アサヨ峰(あさよみね)・2799m・日本三百名山(№254)鳳凰三山と甲斐駒の中間点の尾根上の高峰で、山名の由来については、朝日が最初に当たる山なので「朝夜」なんだという説と、朝日の日の字から一画目の縦棒が抜けちゃって「朝ヨ」なんだとする珍説もある。お隣の栗沢山と並んで、甲斐駒の...山食研究・・大豆麺・・おいしい

  • 山食研究・・大豆麺

    スーパーで「大豆麺」なるものを見つけ、何種類か買ってみた。1食分60gでたんぱく質が18gもあり、低糖質なので、山に持って行き、乾燥野菜や乾燥わかめなどを入れて、晩餐のお酒の友としてラーメンの代わりに食すれば、あまり罪悪感はないであろう。ただ難点は、60g茹でるのに水を800gが必要とあり、実際茹でてみたが水の量が少ないとドロッとなってしまうようだ。また、茹でたあとの湯切りの徹底と、できれば別に沸騰させたお湯に通すとおいしいとあり、水を節約すべき山の上では意外とやっかいか。ちなみにお味の方だが、山に持って行く定番となっている「マルタイラーメン」よりは食感が少しもさっとして、付属のスープもいまいちなのである。スープは液体で重いので、粉末スープの「マルタイラーメン」にやはり軍配が上がるか。もう少し、調理方法を...山食研究・・大豆麺

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