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  • 南面白山にヒメギフチョウさんはやってこなかったが

    カモシカさんを見かける。雪の上に足跡も発見。4月最後の金曜日、晴れ予報だったため面白山高原駅から南面白山山頂を訪れる。写真記録はないが、たしか昨年の連休直後山頂を舞っていた二頭のチョウはヒメギフチョウではなかったのか、という思いに駆られていたので、早い春今年は、今頃ならばまた彼らに逢えるのではないか、という期待があっての訪問である。しかし残念ながら、山頂で出会ったのは、信州鷹狩山山頂と同様におなじアゲハ科のキアゲハさん一頭であった。それとタテハチョウ科のヒオドシチョウの一頭が三角点にじっとしていた。彼らの性別は不明だが、何か待ちぼうけをしているさみしい♂のような気がした。山で暮らすチョウの出会いの場所は山の山頂や見通しのいい広場だと確信するに至っているが、さみしいのはいつも♂に限っていると勝手に思い込んで...南面白山にヒメギフチョウさんはやってこなかったが

  • 2023春・安曇野展望旅行点描

    4.21大町市鷹狩山山頂展望台より北アルプスを望む右手(北方向)より、名前が出てくるだけで五竜岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳・蓮華岳・北葛岳・船窪岳・烏帽子岳・野口五郎岳・唐沢岳・餓鬼岳・有明山・左手(南方向)常念岳など北アルプス東面の山が霞んで雲が出ていたが一望できた。4月18日から21日までの山岳展望のいくつかを下記に留めおく。松本駅ホームから常念岳・横道岳安曇野穂高から常念岳山頂付近雪形「常念坊」が現れている塩の道千国街道より雨飾山(左)と金山・天狗原方向日本の原風景のような千国街道沓掛から雨飾山方向白馬村から白馬本山白馬村から白馬杓子岳・鑓ヶ岳白馬村森上付近からの鹿島槍ヶ岳白馬村森上付近から白馬乗鞍岳(右)から小蓮華岳の尾根白馬村森上付近から白馬から唐松岳への尾根白馬村から白馬鑓ヶ岳白馬村松川から唐松岳・...2023春・安曇野展望旅行点描

  • 愛するヤマガラさん

    今年は季節の時計が早く回るから、青葉の森には、きっとオオルリさんやキビタキさんたちの越冬組もそろそろ到着しているのではないか、そんな期待を込めてきのう10日ぶりに耳を澄まして歩き回ってみたが、かれらの気配はちっともしなかった。もしかしたら彼らは、周期的な南風にのって体力を奪われずに旅しているのかもしれない。昨日は、やや冷たい北西の風。週末に、また晴れて暖かくなったら通ってみよう。ちなみに信州小熊山では、姿は見えねど、キビタキさんたちのさえずるを聴いたので、数百キロ北の当地にはまもなく声便りが届くかもしれない。青葉の森はすっかり新緑の季節で、スプリングエフェメラルたちは長い眠りにつく頃だ。森の出口で、ハウチワカエデの花咲く樹上で、ヤマガラさんがこちらを見ていた。同じカラの仲間でもヤマガラさんは鳴き声も然り、...愛するヤマガラさん

  • にぎやかすぎた湖畔の星夜

    今回の安曇野行には、Ⅾ750くんも同行させたのでもっと星夜につきあって星景写真のトレーニングをやっておけばよかった。ちょうど新月の時期だったので、晴れてさえいれば信州の星はうんと輝いてくれるだろうと考え、20mと魚眼レンズまで持ち込んだが、Ⅾ750くんの出番はわずか30分程度だった。理由は、①昼の疲れとアルコールで寝入ってしまったこと②晴れて星が輝いてくれたのは三夜のうち一夜だけだったこと③止まっていた木崎湖畔からは北向きで、星の円周運動撮影にはもってこいであったが、正面の海ノ口集落の灯りが明るすぎたこと④周囲のアルプスの山影が入らず撮影意欲を欠いたことなどで、少し残念ではあるが、懲りずに次の撮影スポットを探そう。比較明合成用にと、20mレンズで20分間、ISO1600、10秒、F1.8で90コマ撮影して...にぎやかすぎた湖畔の星夜

  • 心残りの安曇野行 結局、ヒメギフチョウさんに会えていなかった

    少し霞んで雲も多少湧いていたが、春の安曇野最終日も晴れて後立山から常念山系まで見渡せた。大町の展望スポット山岳博物館から鷹狩山まで歩いた。鷹狩山で展望を楽しんでいると一頭の黄色のアゲハがタンポポの花を探しながら舞っていた。「おっと、またヒメギフチョウさんが会いに来てくれた!」と、追いかけていた何度もシャッターを押した。展望といい、花といい、チヨウといい、恵まれた旅だった。と感慨無量で宿につき心地よい眠りについた。今朝目覚めて、昨日の映像を振り返っていたら、「アレレ?昨日の鷹狩山のヒメギフチョウさん、何だか変だぞ」と心配になり、ネットでヒメギフチョウの図鑑で翅の紋様などを確認したところ「ア、チガウ…」、「マタ、やってしまった」ヒメギフチョウさんと思っていたのは、キアゲハさんだった!「マサカ…」と一昨日感動を...心残りの安曇野行結局、ヒメギフチョウさんに会えていなかった

  • 鹿島槍の鶴と獅子、小熊山のヒメギフチョウさんとの出会い

    木崎湖畔の小熊山ハイキングコースを仁科三湖の中綱湖まで歩く。爺ヶ岳と鹿島槍の大展望を期待してきたが、落葉樹に阻まれて、コース後半の鹿島槍スキー場までおあずけ。ただ樹間から鹿島槍の雪形「南峰の鶴と北峰の獅子」がはっきりと認められた。鹿島槍はスキー場からの雄々しい姿に感服した。今年の夏に南峰にも北峰に立ちたいと思った。叶うか!この日最大の収穫は、小熊山から猿が城峰までのあいだのパラグライダー場の草原で寝っ転がって休んでいたときにヒメギフチョウさんに出会えたこと。メス一頭をオス二頭がひっきりなしに追いかけていた。疲れて草原に休んでいたのは、負われて疲れたメスか、恋に破れたオスか、どちらにしても何だかかなしい。皆が悔いのない春を生きてほしい。木崎湖と安曇野を一望出来るすてきな草原でさあ明日はどんな出会いがあるのか...鹿島槍の鶴と獅子、小熊山のヒメギフチョウさんとの出会い

  • 塩の道から白馬のパノラマをいただく

    往復チケットの最終地点南小谷駅から白馬駅までの塩の道(千国街道)をのんびり歩く。昨日とちがって晴れて暖かだ。長野北部で700m前後と標高の高いだけあって、小谷村も白馬村も花盛りの浄土世界だ。途中小谷の小学校や保育園を横切るが、こんな世界で幼少時代を過ごしたら生き方も少しは変わっただろう。栂池高原からは、白馬三山から後立山までの残雪のパノラマが開け、白馬駅まで飽きることはなかった。白馬本山と小蓮華の鞍部に黒い代掻き馬が見てとれた。白馬(しろうま)の山名の元になった白馬(はくば)ではなく黒い働き馬だ。五月初旬から現れるというが、早くも労働に駆り出されお馬さんも大変だな!がんばれー!観音様のお陰であります。栂池百観音は白馬を見守ってくれていました。白馬三山白馬乗鞍岳から小蓮華までの稜線左白馬本峰、右小蓮華、その...塩の道から白馬のパノラマをいただく

  • 安曇野から常念坊が望めたよ

    午後から全線を伴った低気圧が通過するとの確実な情報のため、まだ晴れている午前の3時間だけレンタサイクルで安曇野の、あの田淵行男さんの旧宅があったという牧という集落まで往復し、1時間ばかりは柏矢町駅近くの「田淵行男記念館」ですごした。牧に向かう途中、雲にかすれ行く常念岳の山頂付近に田淵さんから教えてもらった黒い常念坊さんを望むことができた。牧の付近は、田淵さん当時の面影は失せただろうに、それでも桃の花やわずかに残った桜が美しかった。レンタサイクルのお兄さんは、今年はもう終わりに近いが安曇野が最も華やぐ時なのだという。明日は晴れかな?アルプスは輝いてくれるかな?有明山の麓は桜満開安曇野から常念坊が望めたよ

  • 安曇野行

    今年の春一番の旅は田淵行男さんの影を慕って安曇野行。いつもどおり、時間だけはタンとあるので、在来線往復の列車に乗る。チケットの目的駅大糸線南小谷(みなみおたり)駅はJR東日本最西端だろうか、片道601Kmを超えるので1割の往復割引となり、ジパング3割引と併合、4割引となる。この距離だと8日間の有効期限となり途中下車フリーなのでブラブラ転々と歩く旅にはもってこいだ。今回は、特定の山を目指さず、常念山脈から後立山から白馬にかけてのパノラマを展望することを第一目的とし、田淵さんの撮影ポイント付近を歩いて、あるいはサイクリングでまわろう。もちろん、風景ばかりではなく花やチョウや野鳥撮影、星景写真にもチヤレンジ!安曇野のギフチョウさんにも会いたいな。そのため、P950くんのみならず、P750くんとその交換レンズや三...安曇野行

  • 初夏のシャクナゲに想う

    二週間に一度程度は、お散歩がてら野草園を歩いて移ろう季節の草花や樹木の成長を見守りたい。2023年の春は、平年よりも二週間も早く進行する春。四月の半ばだというのに、すでに初夏五月から開くべき花たちが咲き誇る。いまシャクナゲ、シラネアオイが美しい。シャクナゲと言えば、薄紅色のアズマシャクナゲと白色のハクサンシャクナゲ、そして北海道など高山に這いつくばうように咲いている黄色のキバナシャクナゲしか知らないが、野草園は園芸種や混合種も競うように咲いており何が何だか混乱してくるが、本州と北海道を歩いてきた者にとっては、上の三種さえ押さえておけばいいのだろう。山歩きに出会った思いでいっぱいだ。心残りは、あの屋久島の山上に五月から六月にかけて咲くヤクシマシャクナゲの群落と作家の井上靖さんが処女詩集「北国」で「そこは遥か...初夏のシャクナゲに想う

  • 青葉の森からのいただきもの

    黄砂警報の4月13日、マスクをして青葉の森に入るが、途中目がチカチカしてきたので花やチョウの観察はやめといて、「今が旬」(といっても1週間は早いか)のコシアブラ、ウルイ、ミツバ、サンショウ(木の芽)、リョウブ、コフキを摘んで2時間ばかりで退散する。ミツバが少し汚れていたのは、昨日降った雨に黄砂が混じっていたからに違いない。よく洗っていただこう。乱獲を戒めて、この森から、山の幸の饗応にあずかるのは今年は今日限りとする。すこしだけ、山の精を感じるだけでいい。汗ばんできたので、なんだかソーメンを山の幸を具材として食いたくなり、コンビニに立ち寄り仕入れる。コシアブラは少し多かったので、半分は白だし漬けとして保存、その半分はおひたしで、ウルイはすべておひたしで、木の芽は木の芽味噌に、残りはすべて湯がいて細かく刻んで...青葉の森からのいただきもの

  • 蔵王山ろく青麻山のヒメギフチョウたちを寿ぐ

    2023年4月11日、好天の予報だったため、青麻山に出かける。昨年の4月末に憧れだったヒメギフチョウ(以下ヒメギフさんという)さんに山頂で初めて出会った山。今年は、2週間も春が早いので、今頃だったらまた再開できるのではと期待した。昨年は南面白山山頂でも5月の初めにヒメギフさんに会えている。きっと、彼らの生息する山のてっぺんは彼らの恋の成就の場所。三角のお山は山頂に行くほどデートスポットが限定されていくので、てっぺんが一番マッチングチャンスの多い場所と、彼らのDNAはそう引き継いできたものと、勝手に推測する。なので、今年も青麻の山頂でまた彼らのデートシーンを目撃できるかもと。だが、昨日の青麻登山は三つの理由でかなわなかった。一つ、登山の途中でP950くんのレンズ保護のため取り付けていたプロテクターレンズ付き...蔵王山ろく青麻山のヒメギフチョウたちを寿ぐ

  • スプリングエフェメラルのチョウがまた現れてくれた

    2023年4月10日、狂った時計のようなこの地球の「二週間早い春」なので、愛しいスプリングエフェメラルの花やチョウたちもいのちのサイクルを速めているのだろう。晴れてあたたかくなりそう。太白山自然観察園のギフチョウの成虫たちとお別れしようと青葉の森の小径をたどる。金剛沢地区の小径に、一昨日であったスプリングエフェメラル「コツバメ」さんとまた出会う。同じ個体ではないだろうから、彼等の仲間を容易に発見できる環境にあるのだとホッとする。だが、青葉の森を歩いていたら、もう彼らの食草の一つである山ツツジのツボミが真っ赤にはちきれんばかりであった。彼らの卵からかえる幼虫たちは、このツボミを食べて育つのだという。もう咲いてしまうではないか。「コツバメさん大丈夫か、もう母親は卵を産みつけたのかな、ツツジ咲いちゃうよ!」とい...スプリングエフェメラルのチョウがまた現れてくれた

  • コツバメさんもスプリングエフェメラルだった

    2023年4月8日、青葉の森入り口の小さな公園でいつもの通り、ザックからカメラを取り出したり靴ひもを締めたり準備をしていると、キタキチョウさんだろうか黄色のチョウがヒラヒラ舞っていた。この公園は、小さいながら周りに色々な植栽が施されているからだろうか、意外とチョウや野鳥が訪れている。この時、このキタキチョウさんを追いやるような小さな黒い蝶がやって来て、草むらのこの葉の上に止まった。雲間からのぞきはじめたお日様を浴びているようでジイっとしている。すかさずカメラを向けて記録したが、オイラにとっては初めて出会ったような小さなシジミチョウの仲間だ。この仲間は小さいながらオメメが大きく可愛いなと思っている。まるで、西洋童話に出てくる妖精のようなオメメと言ったらよかろうか。名前の分からないチョウは、いつものように家に...コツバメさんもスプリングエフェメラルだった

  • 青葉の森のささやかなごちそう

    4月3日に青葉の森を歩いたときは、まだ早春の風情を留めていたたはずだが、なんだか落葉の林は新緑の気配を帯びてきていて、どの個体も示し合わせたように枝先から初々しい芽を吹き出していた。リョウブの芽がもうあんなに伸びている。まるでシャンデリアに灯るたくさんのろうそくの炎のように天をむいている。少しだけ芽を摘んでいって、ご飯を少し焚いて「リョウブ飯」としよう。道端にはすでに、ウルイ(ユリ科ギボウシ)やヤマブキショウマ(バラ科)の若い葉が伸びだしている。彼らも少しだけ生え際をナイフで切り取って「おひたし」にしよう。そして、大好きなウコギ科の木の芽たちも皆ふっくらとしてきている。コシアブラはあと4,5日か。少し太いトゲトゲのハリギリのてっぺんの芽がちょうどいい具合に伸びだしていたので、恐るおそる幹を曲げて三本ばかり...青葉の森のささやかなごちそう

  • ヒナスミレの咲く森

    ヒナスミレ(雛菫)朝ドラのモデル牧野富太郎先生が名付けたとか。春の森を歩いていて、目に入った美しい花やチョウたちにレンズを向ける。カタクリのようによく見知った者たちならば一番輝く姿を撮ってやりたいと思いシャッターを切るが、名前が出てこないものたちに出会うと後で図鑑やネットで調べようと、できるだけさまざまなアングルで撮ろうと時間をかけるようにしているし、チョウなら翅の表と裏を合わせて撮りたいと思うが、チョウの場合、なかなか表裏の翅を一度に見せてくれないし、すぐにどこかに飛んで行ってしまう。花はそんなことはなく、図鑑で分からなければ、「はなせんせい」のようにネットの検索サービスにつなげば、半日もしない間に詳しい方が教えてくれるのだが、スミレの仲間はなかなかむつかしいらしく、今回上の1枚目の写真を添付して「この...ヒナスミレの咲く森

  • ヒメギフ記念日

    カタクリに彼女がとまってくれたから4月3日はヒメギフ記念日 俵万智さんをパクッて、思わずこんな歌をつくった。青葉の森のカタクリ満開の2023年4月3日、ひと尾根越えた太白山のふもとにある太白山自然観察の森に足を伸ばした。入り口からまもなく、カタクリが咲いている遊歩道わきの草原を1頭のヒメギフチョウさんが舞っていた。昨年、蔵王の青麻山で出会っているので、飛んでいても、その大きさ、飛翔速度、色合いからすぐにヒメギフチョウさんと分かるようになっていた。眼で追っていると、カタクリの花にとまってくれて、ながいこと蜜を吸っていた。思わずp950くんのカメラをバードモードにして連写をした。まだ吸っていたので動画にもしてみた。この個体は、蜜を吸ってお腹がいっぱいになったのか、木道脇の落葉にとまってじっとして少し近づいても...ヒメギフ記念日

  • 春の野をいただく

    2003年も4月に入った。ほぼ2週間も早い当地のサクラの開花にならって、2週間も早い4月と呼ばせてもらおう。だから、季節のカレンダーも2週間早めにセットしよう。近所の広瀬川の土手にノカンゾウが大きく伸びだしていたが、まだおいしくいただける葉の長さなので、20株ほど根元にナイフを入れて採取する。ノカンゾウの仲間はこのようにしないと葉がバラバラになる。家に帰って、根元を中心によく洗って土や砂をていねいに落とし、さっと湯がいて酒のあてとして酢味噌とマヨネーズでいただく。甘く、癖のない、少しぬめりのある食感で、春の山菜ではウルイ(ギボウシ)、コゴミ(クサソテツ)らとならんで酢味噌やマヨネーズでいただく「癖がなく優しくおいしい」野草だ。春の山菜と言えば、個性派たち、例えばウコギ科のタラノメ、コシアブラ、ハリギリ、ウ...春の野をいただく

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