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  • 蔵王初夏 2023年 アオモリトドマツの再生を祈りながら

    先週末、蔵王ロープウェイが夏の営業を開始すると聞いて、山形側の蔵王温泉をスタートし、熊野岳の熊野神社と刈田岳の刈田嶺神社にお参りし、今シーズンの山での無事を祈ってから、蔵王古道を下る。ロープウェイの窓越しに、地蔵岳のアオモリトドマツ(オオシラビソ)の枯れ死した痛々しい姿を見るのは辛いけれど、山形新聞の記事によると、約2割の害をもたらしたガの仲間やキクイムシの被害も収まって、「樹氷再生会議」なる人為により再生が図られているということで、とてもオイラの目の黒いうちに再生の森を眼にすることはできないのだろうが、地蔵岳がこんもりとしたシラビソの緑に包まれて周囲がフィトンチッドの香りに包まれる日を夢見たい。山形新聞5月26記事例年よりずっと雪が少なくて、5月末の登山道にもはや残雪のなごりさえ見つからなかったが、熊野...蔵王初夏2023年アオモリトドマツの再生を祈りながら

  • 青葉の森にホトトギスやって来た

    なぜ、初夏にカッコウやホトトギスの初鳴きを聴くとうれしくなるのだろう。ウグイスやほかの夏鳥の初鳴きを聴くのとうれしさの質が異なる。だが、その理由を説明できない。今日、青葉の森で、そのホトトギスの初鳴き(あくまでオイラの耳での話)を聴いた。いつものように姿は見えない。カッコウならば低い木立のてっぺんなどで目にする機会が多いというのに同じ仲間のホトトギスやツツドリの姿を肉眼で、あるいは望遠カメラを通して目にしたことがない。よほど警戒心のつよいヤカラなのだろうか。青葉の森には、ホトトギスとツツドリはやって来ている。彼らの姿を映しだすことも今夏の目標にしようかな。ホトトギスは、ウグイスの巣に托卵するというが、ツツドリはセンダイムシクイだそうだ。ツツドリは、すこしハードルが高いか。センダイムシクイの鳴き音をまだ聴い...青葉の森にホトトギスやって来た

  • 天上から降る花~エゴノキ礼賛

    青葉の森のエゴノキや同じエゴノキ科のハクウンボクは花の終わりを告げているけれど、昨日お詣りした近所の観音堂や今日訪れた野草園のエゴノキは、満開の季節を迎えていた。真っ白な小さな花が数えきれないばかり咲いていて、樹下は落ちた花弁で真っ白の彩られている。木の下に赴くとなんだかいい匂いがして、とてもいい気持になってくる。さまざまな種類のハチがやって来て花の蜜を求め頻りに飛び回っていた。これだけ花があると、もう選り取り見取り、ハチたちもうれしくてたまらないのだろう。花の蜜はハナバチたちにくれてやり、葉の幾枚かはエゴツルクビオトシブミたち甲虫のゆりかごとなってあげ、秋までに熟すたくさんの実は、果皮にサポニンという毒素があるもののヤマガラやキジバトの好物なのだという。また、冬芽にはエゴノネコアシアブラムシが寄生しネコ...天上から降る花~エゴノキ礼賛

  • エゴノキのゆりかご

    青葉の森でエゴノキやハクウンボクなどエゴノキ科の白い美しい花が終わる季節、エゴノキはそろそろ白いまんまるな実をつけようとしている。ハクウンボクの花(先週)花が終わると実がふくらみ始め白い実が垂れ下がっている今日のエゴノキハクウンボクは、ブドウの房のようにたくさんの実をつけるのだというが、エゴノキはサクランボのように一個から数個の身をたらしている。そんなエゴノキを下からのぞいていると、なにやら葉っぱが半分から切り取られ、切り取られた葉っぱがくるくると葉巻状に丸められブラブラと釣り下がっているのを散見できる。ちょつと調べてみたらオトシブミという甲虫のなかまで、この虫は種類によっていろいろな木の葉をこのように丸めて中に卵を産みつけ、孵化した幼虫はこのおうちのような葉を食べながら成長するのだという。そして、今日出...エゴノキのゆりかご

  • 青葉の森の三名士たちの英語名について

    青葉の森でオイラが最も意中なのは、姿かたちや鳴き声が美しいオオルリ、キビタキ、サンコウチョウのオスたちで、「青葉の森の三貴公子」とでも名付けたいのだが、かれらの英語名が興味深い。オオルリ(大瑠璃)は、Blue-and-whiteflycatcher=青と白のフライキャッチャーキビタキ(黄鶲)は、Narcissusflycatcher=ナルシストのフライキャッチャーサンコウチョウ(三光鳥は、Japaneseparadiseflycatcher=日本の天国のフライキャッチャーという英名が付けられている。三羽とも「Flycatcher」、すなわち空を飛びながらムシをくちばしで捕まえることができる鳥ということだ。図鑑で調べるとこの名前が付されている野鳥は、サメビタキの仲間エゾビタキ(蝦夷鶲)Grey-streak...青葉の森の三名士たちの英語名について

  • オオルリくんとキビタキくん登場の夏日

    気象予報は真夏日の予想であったが、青葉の森は登ると汗ばむものの、いまだ五月のさわやかな風が若葉を揺らしていた。天気がいいから、山形の蔵王古道でも歩こうかなと思ってはいたが、山形も30度をゆうに超える予想だったこと、クマニュースにいささか怖気づいていたこと、などで今週の蔵王行はやめにして、昨日に続いて青葉の森を歩く。今日は、青葉区の森(本来の青葉の森)まで足を伸ばす。そんな、消極的な選択がよかったのかもしれない。五月になっても、いつもなら姿を現さないのでヤキモキしていたオオルリくんの姿をやっと青葉区の森のやや薄暗い沢沿いで認めることができた。聞き覚えのある声を目で追ってしばらく立ち尽くしていたのが功を奏した。オオルリくんは、囀りながら少しづつポイントを変えるので、鳴き声がしていたらこちらは枯れ木のように立ち...オオルリくんとキビタキくん登場の夏日

  • クマさんが怖くてもう北海道の一人歩きは無理か・・・・

    登山ではないが、また北海道でクマとの遭遇死亡事故が発生した。このところ、毎年のようにアウトドアシーンで同様の事故が発生しているみたいだ。この事故の関連報道で知ったのだが、1990年ころまでは、道の政策により冬眠から覚めた春熊を駆除することで、北海道のヒグマの個体数を2000~6000頭の間に制限されていたということだが、自然保護の観点からそのような政策を止め、駆除を行うハンターも高齢化により減少したことも合わせ、現在は20000頭程度まで増えていることが、自己の増加の原因になっているということである。オイラは、1981年から3年ほど釧路と旭川に住んでいたが、まったくクマの脅威を感じずに、普通に一人で山を歩いてきた。当時は北海道の山の先輩から「1000日山歩きをしてもクマに会うことはないから心配はない」と教...クマさんが怖くてもう北海道の一人歩きは無理か・・・・

  • 流星群の撮影場所をどこにしようか

    こないだNHKBSの「コズミックフロント」を見ていて、ペルセウスやふたご座で有名な流星群がどうして現れるのかということを教わった。流星群は、太陽系を何十年に1回周回する「彗星」が母体となっていて、それらが放出するチリが「ダストトレイル」として太陽系惑星の軌道に交差しているとのこと。そして、地球が年に1度そのあたりに差し掛かると、地球の大気にチリが反応して光を放つということらしい。ペルセウス流星群はスイフト・タットル彗星、ふたご座流星群はハレー彗星を母体としていることらしいが、今年はこの流星群を山で観測し、撮影をしようかなと思っている。これまでは、夜は寒いといった理由や酒を飲んでいるからなど、ヤボな理由でネットのハワイ・マウナケア天文台の星空ライブカメラを家で見てたりしていたが、そんなに余生があるわけでもな...流星群の撮影場所をどこにしようか

  • 樹木の花々のことも忘れないで

    青葉の森も葉が繁りはじめ、地上は薄暗くなりつつある。スプリングエフェメラルのカタクリはすっかりその葉が地上に溶け、わずかに大きく膨らんで今にも弾けそうな蒴果だけを残して地上に痕跡をとどめている。弾けたカタクリのタネはアリが運んでくれるのだという。カタクリやスミレはそうやって領域を広げ、あるいは森を移動している。地上の草はこうして昆虫たちのお世話になりながら、種を生きながらえさせているが、森へ届く光を真っ先に享受する樹木たちは、タネの移動を小鳥たちにも託しているという。すなわち、果実を飲み込んだ小鳥はどこかへ飛んでいき、未消化のタネをフンとともに少し離れた地上へ落とす。そうやって樹木たちは種族の生存場所を拡げ、あるいは移動している。もちろん、草や樹木のタネの大半はネズミやリスのエサとなったり他の植物との競合...樹木の花々のことも忘れないで

  • 「銀河鉄道の父」を鑑賞してから「鑑真和上像」を拝観したハレの日

    駅前のTOHOシネマで封切られたばかりの「銀河鉄道の父」(成島出監督)をあさイチで2時間ほど鑑賞する。予想通り、観客は20人ばかりで、屈託のない2時間を過ごす。映画館でマスクなしで過ごしたのは3年ぶり。この作品の原作は読んでいないが、史実に添ってこれまで何度も作品化あるいはドキュメント化されている賢治さんのエピソードの域をでず、若干史実と異なるものの、もっと父親に焦点を当てたフィクションを期待したのだが、伝記物の域を出ず、ちょっと残念だったが、役所さん、菅田さん、森七菜さん熱演で満足。史実に忠実であっても、賢治さんと家族の物語は大いに感動をもたらすのだが、没後90年の間にもう何度も繰り返された感があって、そのような作品群の中では、オイラにとっては、昨年北上市で鑑賞した役者さんを岩手人で固めた吉田重満監督の...「銀河鉄道の父」を鑑賞してから「鑑真和上像」を拝観したハレの日

  • 大事に履いていこう、幸福の青い鳥色≒ウクライナ国旗色のアルトラ

    なんと高知県のスポーツ店からアルトラのトレランシューズ「LONEPEAK6」が届いた。LONEPEAKシリーズは、トレランをやっていた頃だから、もう7,8年前になるか、3代目の「LONEPEAK3」を御徒町のアートスポーツでたまたま試着して、その足入れの柔らかさに惚れて防水のを1足購入して以来、同じ型式のトレランシーズ(非防水)をもう1足、そして同じアルトラ製のランニングシューズを2足購入するなど継ぎ足して、ランニング系のシューズはもうアルトラ以外は履きたくないとさえ思うようになっていた。アルトラのランニングシューズは、足先の前方、とくに、つま先部分の足指を包む靴の形が異常に広く扁平で、運動していても足指に負担がかかることが少なく、かつ足底のクッションが厚くないのにとても柔らかくて、歩いていても気持ちがい...大事に履いていこう、幸福の青い鳥色≒ウクライナ国旗色のアルトラ

  • 声はすれども姿は見えず 青葉の森

    GW、八木山のヒトゴミはあまり目にしたくないけど、明日から(6日から)しばらく晴が見込めないので、青葉の森を昼まで歩く。森の入り口から、聞きなれたオオルリの声がしたので、期待を込めて歩いたが、結局この日、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウ、クロツグミ、(ときどきかまびすしいガビチョウ)の高らかな声を聞いただけで、聴こえる場所でしばらく立ち止まって頭上を見渡したが姿を目に留めることができなかった。また、黒い過眼線と黄みを帯びたヤブサメあるいはセンダイムシクイらしい小さな姿が藪の中から目の前に現れたが、すかさずどっかに飛んで行ってしまった。「声はすれども姿は見えず、姿は見えれどさえずりもせず」、でも夏鳥たちがこのGWを境に、長い旅からこの森に辿り着いてくれたことがとてもうれしくなった。(どうしてあの小さな体だ...声はすれども姿は見えず青葉の森

  • 星座を点と線で表現する

    GW連休中は出歩かないことにしている。ヒトゴミに出くわしたくないからだ。ニュース番組やモーニングショーで繰り返される渋滞情報や観光地の人出情報、などのイベント情報とも無縁なので、このところ報道番組で以上のようなテーマがあれば必要がない情報なのでチャンネルを切り替える。報道で画面にくぎ付けになるのはウクライナの反転攻勢情報とと谷の活躍くらいだ。「勤労者」時代は、あれだけ連休や休暇が貴重だったのだが、今や逆転、連休や盆正月のシーズンはOFF状態。なにか、世間とパラレルワールドを生きている別国籍、異星人みたいな感覚だ。よって、ことしも連休明けの天気予報やキャンプ地情報などを調べながら、図書館で借りてきた写真集など乱読しながら、騒がしい時が過ぎるのをじっと待っている。その借りてきた本に、ー星でつづる「銀河鉄道の夜...星座を点と線で表現する

  • 六月の尾瀬はどうなっているのか

    尾瀬には、七月と八月と九月に三度ばかり訪れているが、江間章子さんの詩にあるような「水芭蕉の花が咲いている夢みて咲いている水のほとり♬」に立った経験はないので、「そうだ、今年は水芭蕉の季節に行ってみようか」という気持ちになった。尾瀬には、一昨年の2021年に尾瀬沼にキャンプをした際に、尾瀬沼や大江湿原から望んだ燧ケ岳の風景がとても気に入って、今度は尾瀬沼から北にそびえる燧ケ岳の星景写真を撮ってみたいなと思っていたので、沼山峠までのバスや尾瀬沼のキャンプ場は五月末にスタートというから六月早々出かける計画を練っている。「もしかしたら池のほとりや尾瀬ヶ原の水芭蕉が星たちといっしょに写り込んでくれるかもしれない」と期待をはせた。が、今年は以上に尾瀬の雪が少ないとの情報もあり、通常五月下旬から六月上旬がシーズンと言わ...六月の尾瀬はどうなっているのか

  • 賢治さん没後90年の記念に何をしようか

    1933年(昭和8年)に宮澤賢治さんは37歳の若さでこの世を去ったが、時代を超越するような輝きを放つ膨大な詩や童話を私たちにのこしてくれた。2023年は彼の没後90年なのだ。そういえば、NHKBSPが4月になって再放送ではあるが「業の花びら~宮澤賢治父と子の秘史」という番組を流してくれたし、Eテレは,こころの時代で「シリーズ宮澤賢治久遠の宇宙を生きる」というテーマで6回シリーズの特集を先週の土曜日からはじめてくれた。また5月5日(金)は直木賞受賞「銀河鉄道の父」を原作とした同名の映画が上映される。と、なにやら賢治さんを巡る話題が賑わいはじめた。昨年の秋には、北上市で自伝めいた「愁いの王宮澤賢治」という力作長編映画を鑑賞できたが、NHKの報道や新作映画により、アニバーサリーイヤーを期に改めて賢治さんの宗教観...賢治さん没後90年の記念に何をしようか

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