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点の記録 https://achelou.hatenablog.com/

点と点をいつか線で結びたいと思っているが、一向に線を引くことができないでいる男の書評と日常。映画、音楽についてもこっそり。

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2021/05/07

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  • 社会は残酷と悟った人の本──ふろむだ『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』

    人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている 作者:ふろむだ 発売日: 2018/08/09 メディア: Kindle版 ハロー効果、利用可能性ヒューリスティック、後知恵バイアス、認知的不協和、一貫性の罠……などなど我々はどうやら、色眼鏡をかけて現実を認識しているらしいことが、認知科学や応用心理学、社会心理学などの成果によって分かっている。この手の本を読むとき、多くの場合は「自身の抱えるバイアス」について意識を向けさせ、現実を正しく認識するよう努めるべしと喝破する。 本書はそれらを利用して、自分の評価の底上げをせよと言う。そんな!反道徳的な!と叫ぶのはよろしいが、しかし人間はどう…

  • 次に読みたい小説

    世の中には、現実社会の現象に紐付けて、特定の作品の名前をぽんと出す本当の読書人が居る。自分はそういう人間にはなれそうもない。本を読んでは忘れる人間だから。 本を読んでいればいつしかそういう能力が身につくかもしれないと思っていたが、僕の脳はその機能を未実装のままで、この先もアップデートの見込みが立たない。ノンフィクションならともかく、小説で語られる哲学や思想、現代社会の抱える諸問題のメタファーを、実際の問題に関連付けて話せない。本の魅力を上手に伝えられるようになりたいという目標は、なかなか遠い。 そもそも根本的な問題がここにはある。ここ1年ほど、小説を読んでいないのだ。なら上記のスキルは育たなく…

  • あらゆる能動的な行動は評価されるまでは自己満足だ

    あらゆる能動的な行動は、評価の仕組みが現れる、あるいは仕組みに取り込まれるまでは、自己満足の領域を出ない。 そう考えると、いろいろ気分がラクになった。表現することが趣味だからだ。誰かから依頼されたりした表現物はこの限りではないが、能動的な表現や発信は、常に自己満足的な部分が入る。 「趣味の世界は自己満足で良い」という方向性を悟ったのは随分と前であるが、本当にそれで良いのか疑問だった。自己満足そのものができない状態が長く続いた。それは評価の仕組みを前提とした態度で表現するという態度を、拭い去ることができなかったからだ。 評価の仕組みを前提とした態度とは簡単に言えば、他人と比べることだ。比べに比べ…

  • 断定する人は科学的に怪しい──吉森保『LIFE SCIENCE』を読んで

    LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義 作者:吉森 保 発売日: 2020/12/17 メディア: Kindle版 一言で本書を説明するならば、細胞生物学とオートファジーの基礎的な知識を学べる書籍だ。しかし注目すべき点がある。第1章が丸々「科学的な思考とは」というテーマで書かれていることだ。 個人的にはこの部分を伝えるために、著者は本書を著したのではないかと思う。あとがきにもこうある。 私が本を書きたいと思ったのは、東日本大震災での原発事故や2020年のコロナ禍など、さまざまに起こる、科学が絡む出来事に「科学的に考えることや少しの科学的知識は、ふつ…

  • スマホは玄関においてから寝る──アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』を読んで

    引くほど睡眠改善した 『スマホ脳』という書籍を読んで、自分のスクリーンタイムを見たところ、休日に18時間とか使っていることが判明した。ちょっとやばいと思ったので、「寝る部屋にスマホを置くべからず」という書籍からのアドバイスを実行した。電源を切った状態で(重要)玄関に置くことにしたのだ。 スマホ脳(新潮新書) 作者:アンデシュ・ハンセン 発売日: 2020/11/18 メディア: Kindle版 すると、驚くほど睡眠が改善した。具体的に言えば、実践してからというもの、23時には眠り、6時30分には目覚ましもなく起床するという具合だ。 人生でもこれほどに眠れている経験は少なく、ちょっと驚いている。…

  • 生きること

    食事できた 風呂入れた 歯磨きできた 眠れた 本を読めた 書類を送れた 生きることができた。これでよし。それでよし。人の尺度は一先ずおいて、できることから一歩ずつ。 焦らずに牛となれ。

  • ADHDや「自分の不器用さ」に悩むあなたに寄り添う『発達障害サバイバルガイド』

    CAUTION この書籍に習って注意書きを書いておく。 あなたが発達障害の二次障害で、うつの底にいる場合、あなたがやることは「ただ休む」「横になる」ことである。ただ布団に寝そべりうつの底をやりすごすのは厳しいことだが、我々が抱える病の力はそれほどに恐ろしいものである。 それしかやれることが無いということは、裏を返せば、やるべきことをやっているのだ。 さらなる悪化を防ぐためにも、この書評にしては長たらしい記事すら読まず、ひらすらに休んでほしい。すこし元気を取り戻したら、紹介するこの本や、それを紹介しているこの記事を読んでみてほしい。 己を変えるのではなく外部要因を変えよ 僕は病気になってから、「…

  • 氏ん・ゑゔァソ毛りをンの感想(ネタバレあり)

    タイトルはTwitterのミュートワード避けである。誠に卑しい悪知恵であり、こんなタイトルをつける卑しい人間のエヴァ感想なんぞ卑しいに決まっているので、読みたくない人はブラウザバックを推奨する。 さらに言えば、「シン・エヴァ 感想」と検索すれば読めるような他の記事と同じような感想であることも予告しておく。 なお、シン・エヴァは一度しか見ていないし、それまでのシリーズも3周した程度なので、ガチガチのエヴァファンからすると間違いだらけだ!とか、解釈違い!などあるかもしれないことを断っておく。これは解説ではなく感想、日記なので、設定やストーリーの正確性については、各自資料を読まれたし。 あとこれがい…

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