訳者によるクセを補完する為の説明 その3【知とは何か】

訳者によるクセを補完する為の説明 その3【知とは何か】

知:他者から仕入れた言語に由来する概念 現代人は「他者から情報を仕入れる事」をもっぱら良い事として扱うが、これを疑う。天動説と地動説くらいギャップがあるかと想定するが、これを前提にして話を続ける。知識は便利なものだが、自分の仁の邪魔をしかねないし、他者との距離感が近すぎる。このデメリットが、孤独相にとっては致命的である為、制御すべきものであるとする。 言語と人類は切り離せない。言語を使えるからこそ、人間は人間と定義できるだろう。ここでいう「知」は、実体験に基づかない概念の事であり、言語とイコールではない。「私とあなたで二人です」と「1+1=2」は同じ。ただ具体的か抽象的かが違うだけ。文章も計算…