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  • 行く年に寄せて。

    (来年こそは8111F@東武野田線・高柳駅)2023年の大晦日は朝から雨模様。基本的に大晦日なんてのは乾いた冬晴れになるのが関東地方の常なのですが、雨が降るというのは大変珍しい。調べてみたら2004年の12月31日に雪が降ったのが最後の降水記録らしく、1mm以上の雨(ないしは雪)の大晦日は19年ぶり。そうそう、この2004年の12月31日は南岸低気圧の通過で、北関東を中心に大雪になりましてね。大学のみんなと宇都宮競馬にとちぎ大賞典をクルマで見に行ったら、雪に降られてクルマが動かせずに帰れなくなったんでした。独身の時代は年末年始と言えども遊びに出かけて、それこそ水沢競馬に行ったり宇都宮競馬行ったり色々やってましたけども、家庭を持ってからは最近は正月休みに動くようなこともなく、31日は年越しそばを食べ、元日は...行く年に寄せて。

  • 霜月・山崎/師走・海芝浦

    (晩秋は黄金の輝き@玉野~山崎間)11月。・・・というか正確には12月の初めである。このブログでは触れていないのだが、12月の初めに、愛知県は稲沢市(旧祖父江町)に「祖父江のイチョウ」を撮影しに行った。小田原から豊橋まで新幹線、豊橋からは勝手知ったる名鉄の「まる乗り1DAYフリーきっぷ」で一宮へ。名鉄の尾西線は、一宮から津島に向かう名鉄の中では非常に地味な路線なのだけど、この時期だけは文字通り黄金の輝きを見せる。山崎から森上にかけての沿線にびっしりと植えられたイチョウの畑のなかを走る真っ赤な名鉄電車。個人的に、紅葉の中でもイチョウの葉の色付き(黄葉ですが)というものが非常に好きで、この「祖父江のイチョウ」には何年か前から行ってみたいなあと思っていたのですよね。黄色と赤のコントラストが非常に美しく、素直に「...霜月・山崎/師走・海芝浦

  • 長月・美濃高田/神無月・宇都宮

    (彼岸花咲く、西濃の土手@烏江~美濃高田間)9月。というか正確には10月の上旬なのだが、養老鉄道を訪問。8月のお盆過ぎから会社が忙しくなり、天候不順もあいまった9月はろくすっぽカメラを触っていなかったようだ。今回、改めて2023年の撮影成果のフォルダを眺めていたのだけど、いっちばん薄いのが9月なんですよね。連休2回もあったのに何があかんかったんだろうねえ。そうそう。この9月には5年連続で富山に行ってたんだよね。その記録も崩れてしまったんだよなあ・・・という9月の消化不良を抱えながらの養老鉄道。実は、そんなに積極的に行きたい!みたいな感じもなかったんです。富山になんとなく行きそびれて、その代替で訪問を決めたようなそんな感じ。それでも、近鉄や東急のオールドタイマーたちが活躍している姿を見るのは嬉しいこと。そう...長月・美濃高田/神無月・宇都宮

  • 文月・妙見ケーブル/葉月・秋鹿町

    (最後の夏を昇り降り@妙見ケーブル)7月は、三連休を利用して久々の関西遠征を。朝一番の新幹線に乗って、初日は7年ぶりくらいに神戸電鉄を訪問。新開地のホルモン屋でビールを煽って翌日は北条鉄道→能勢電鉄と回った関西2days。そうそう、このブログでは北条鉄道までしか触れなかったんですけど、能勢電が動かしている妙見ケーブルが年内で営業を終える・・・と聞いて、んじゃあ行くかってことで午後の三宮から「妙見の森きっぷ」を持って向かったんですよね。宝塚線の急行って名前ばっかりの急行なんで、十三から川西能勢口って案外時間がかかってしまい、能勢電を山下で乗り換えて妙見口の駅に着いたのが午後遅く。妙見ケーブルに向かうバスはとっくに終わってしまっていた。汗を拭き拭きカンカン照りの里山の道を歩くこと20分、兵庫県と大阪府の県境を...文月・妙見ケーブル/葉月・秋鹿町

  • 皐月・岩峅寺/水無月・西浦

    (自社発注車のご尊顔@岩峅寺駅)5月。GWは息子と一緒に一日だけJR東海の「休日きっぷ」と名鉄の「まる乗り1DAYフリーきっぷ」を使って熱田神宮やらセントレアやら犬山城なんかに行ったりしていた。割と2023年は中京地区・・・特に名鉄にお邪魔する機会が多かったように思う。神奈川県に住んでいると、割と名古屋近辺って新東名かっ飛ばしても新幹線乗っても近いよなあ。それに比べると、今年は割を食ったのが富山、ということが出来るかもしれない。ここんとこ年2~3回は行ってたんだけど、今年は1回しか行かなかった。自分的な興味が薄れている・・・と言うことでもないと思うのだが、さすがに行き過ぎた反動が出たということなのだろうか。理由を考えてみたのだが、なんとなく電鉄富山駅が高架工事中で以前のような雰囲気でなくなってしまったのと...皐月・岩峅寺/水無月・西浦

  • 弥生・藤の牛島/卯月・桐生球場前

    (弥生・春雨の大落古利根川@藤の牛島~春日部間)桜三月散歩道。三月は花の季節。初旬は梅で、下旬は桜。この時期は、天気はともかく花に合わせて動きまくっていた。晴天に恵まれた桜の三岐鉄道、宇賀川の桜も良かったけど、今回はあえて東武野田線・藤の牛島の桜を。満開の桜咲く大落古利根川のプロムナード。駅の近くで買った謎のお好み焼き屋のお好み焼きを齧りながら眺めた桜並木。8000系が元気に活躍する姿を映しておきたくて・・・なんて思いもあって撮影しに行ったのだけど、半年後に南栗橋で眠っていた8111Fが11年ぶりに本線に復帰するとは思わなんだ。ちょっとタイミングが合わなくて撮りに行けてないんだけど、今一番関東でアツい案件は東武野田線だと思う。来年の大落古利根川、8111Fと満開の桜を狙ってものすごい数のカメラが並びそうで...弥生・藤の牛島/卯月・桐生球場前

  • 睦月・夜間瀬/如月・東吾野

    (走れ!僕らのヒーロー@夜間瀬~上条間)おまっとさんでした、ということであっという間に2023年も12月となりまして、来年のカレンダーを作りながら今年を振り返って行こうという恒例の企画。こないだの土曜日あたりは半袖でもいいくらいの暑さで、とても年末なんて感じもしなかったのですが、それから二日三日であっという間に最高気温が10℃以下。あまりにも寒暖差が激しすぎて嫌になる。日本は夏と冬しかない「二季」の国になったなんて言われますけども、その二季が一週間の中で行ったり来たりするのはさすがに異常だと思う。私の写真のモットーは、なるべく風土と季節を上手に取り込みながら、見た人に「あ、ここ行ってみたいな」と思ってもらえるような・・・フワっと言うなれば「旅心をそそる」ような写真なのですが、このままでは季節もへったくれも...睦月・夜間瀬/如月・東吾野

  • 野岩の魅力と聖地化と。

    (野岩国境を往く@中三依温泉~上三依塩原温泉口間)会津西街道の山里に日暮れの訪れは早く、既に藍を流したような夕暮れが迫っていました。鬼怒川の上流に当たる男鹿川の源流部の河原に三脚を立て、列車の登場を待つ。寒いのと、クマでも出てきたらたまらないので、通過までは安全を期して車内にて待つことに。列車が湯西川温泉の駅を出た頃合い、時計を見計らって外へ出る。男鹿川を斜め一直線に渡って行くリバティ会津。車内の明かりに河原のススキが光る。新藤原駅の静かな夜に、野岩鉄道・61102Fを眺める。東武6050系、首都圏と会津のリレーランナーとして、平成時代を駆け抜けた会津快速の最後の末裔であります。野岩鉄道サイドも、この車両の今後の活用方法を模索する中で、クラウドファンディングを募って現在休車になっている61101Fの復活を...野岩の魅力と聖地化と。

  • 法衣、三依の帰依。

    (歴史の碑、秋に眠る@中三依温泉駅前)既に初冬の雰囲気のある、冷たい風の中三依温泉駅前。人跡未踏の山岳地帯を往く野岩鉄道の駅の中では比較的集落の中にある駅なんですが、駅前のロータリーの片隅に、ひっそりと植え込みに覆われた石碑がありました。「野岩鉄道会津鬼怒川線開通記念碑昭和六十一年十月九日中三依駅祝賀行事実行委員会」とある。当時は「温泉」はついてなくて、中三依温泉駅は中三依駅、お隣の上三依塩原温泉口駅は下野上三依駅という名前でした。野岩鉄道開通当時の時刻表を見ると、新藤原始発はなく、新栃木発や下今市で分割された東武電車がそのまま野岩鉄道まで乗り入れてくるダイヤだったようです。そして、中三依折り返しが一日3本。この辺りまでは沿線住民の乗車需要が高かったということなのだろうか。ただこんな石碑を残すくらいだから...法衣、三依の帰依。

  • 陰と陽。

    (山影に沈む@川治温泉~川治湯元間)午前中に撮影した川治湯元駅手前の第一鬼怒川橋梁。川治ダムの展望台から望む大俯瞰の構図。三年前の秋に訪れた際、素晴らしい紅葉の大パノラマを手中に収めたとてもいい思い出があり期待をしていた場所。しかしながら、秋の日は釣瓶落としとも言いますが、午後のそんな遅い時間ではないものの早くも山影に沈みかけていた。日の短い時期の山間部での撮影、晴れていた方が当然紅葉は映えるのでありますが、そうなるとどうしても本当に狙った光線で撮れる時間は短くなる。割と撮影の際は色々な場所で手数を出して行きたいタイプなので、こういうシチュエーションはいっそのこと曇ってしまった方が楽。いっそのこと、な川治ダム俯瞰。山の端から差す光線は紅葉の山々には届かず、僅かに橋の天板を照らすのみ。陰と陽のコントラストが...陰と陽。

  • 柚子の香ほのか、藤原の町。

    (野岩の拠点・野岩の要衝@新藤原駅)野岩鉄道、秋の臨電が新藤原のホームに憩う。一往復目の中三依温泉への行路が終了した61102Fが、今度は会津高原尾瀬口行きの二往復目の出発待ち。閑散としたホームに人影はなく、たまに起動するコンプレッサーの音だけが、昼下がりの駅に響いています。そうそう、そもそも野岩鉄道の車両って今までは野岩・会津持ちの6050系をひっくるめて東武の新栃木検車区でメンテの面倒を見てたはずなんだが、今後はどうするのだろう?日常の検査は新藤原でやって、重要部検査だけは新栃木とか南栗橋まで行ってやるのだろうか。もともと、野岩鉄道は運行や車両整備については東武と一心同体の会社なので、そこら辺の機能をほとんどアウトソースしてしまっているんですよね。駅舎に近い行き止まりのホームと、上下線がそれぞれの方向...柚子の香ほのか、藤原の町。

  • 龍王鬼怒の流れに遊ぶ。

    (シャンパンゴールドの競演・・・@龍王峡駅)秋の龍王峡にて。名もなき沢のせせらぎポイントでもう少し頑張ってみる。このせせらぎの横を通るハイキングコースは、紅葉狩りをする多くのハイカーがたくさん。沢に降りて三脚を構えている自分のことを、ちょっと興味本位で眺める人、私も撮ってみようかなんて、同じようにスマホを取り出し撮影をしていく人。お昼になって、トップライトに近づいて行く光線が明るく森を彩る。苔生す岩の間を流れる清冽な水と、小網トンネルを抜けて来た特急リバティ。どちらもシャンパンゴールドの色を成して流れて行きます。小網トンネルからひょっこりと顔を出す野岩鉄道の6050系。先ほどせせらぎで見送った中三依温泉行きが折り返してきたようだ。国鉄の新線計画の中で開業するはずだった野岩線は、鉄建公団の建設により福島県と...龍王鬼怒の流れに遊ぶ。

  • 黄金の淵に水湛え。

    (龍王峡・黄金のせせらぎ@龍王峡~川治温泉間)野岩鉄道は、何度もお話させていただいている通り鉄建公団が建設した高規格路線でありますが、趣味者における鉄建公団線の問題点というのは、とにかくルート上の障害物に関してはトンネルと高架橋でなんでもクリアしてしまうので、撮影する場所が極めて限られるということにあります。とにかく踏切を極端に避ける傾向と、住宅がある場合は人工掘割か地下に潜ってしまうし、山が近づけば勾配で交わそうとせずに長いトンネルを掘ってしまうし、川や谷に関しては高い高架橋で一跨ぎ。通常の鉄道路線のような「レベルの目線」で撮影出来そうな場所がほとんどないのだ。そうなると、実際に撮影できる場所というのは非常に限られていて、自由なアングルは組みにくい。取りうる手段と言えば、駅で撮影するか、高い場所から見下...黄金の淵に水湛え。

  • 土木と自然のマリアージュ。

    (野岩国境、天空を渡る@川治温泉~川治湯元間)川治向トンネルを抜け、川治ダム直下部の第一鬼怒川橋梁を渡る会津田島行きの特急リバティ。鬼怒川の刻む谷にかかるT字のやじろべえのようなPCコンクリートの高架橋、谷底からの高さはいかばかりか。野岩鉄道は、新藤原から会津高原尾瀬口までに三回鬼怒川を渡りますが、橋梁の附番やトンネルの番号は会津高原側を基準に付けられています。鉄道の「上り・下り」とかもそうだけど、基本的には首都圏基準でモノを考える鉄道会社の整理の仕方としては珍しい。建設が会津側から始められたことも要因なのだろうか。野岩鉄道は、国鉄の「野岩羽線」構想を元にした計画により国鉄新線として計画され、実際に着工も始まっていましたが、国鉄再建法に基づき新線の計画が差し止められ計画が凍結。全国に同様の未成線が多数発生...土木と自然のマリアージュ。

  • 川治湯元の秋景色。

    (温泉場の駅@川治湯元駅)野岩鉄道に唯一残る、東武6050系の忘れ形見61102編成が、まっすぐな高架橋を渡ってやって来ます。2017年まで、長年に亘り浅草~会津田島間の通称「会津快速」に充当される車両として、一都三県を跨いだ活躍を続けて来ました。東武・野岩・会津の三社を一気通貫で結んでいたため、その走行距離と輸送規模などを勘案し、東武6050系モデルを野岩が3編成・会津鉄道が1編成を持ち合い、全体としては一括の運用で使用されていました。このように、相互乗り入れにかかる車両の貸出料金を相殺するために、お互いに同一形式の車両を持ち合ったりリースしたりというのは珍しくなくて、京成-北総-住都公団とか、南海-泉北とか、相互乗り入れに絡んで色々な事例があります。野岩と会津の6050系は、それぞれが60000番台を...川治湯元の秋景色。

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