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  • 三岐宇賀川、爛漫に咲き誇り。

    (おめでたい駅、花咲く駅@大安駅)三岐鉄道・大安駅。大安と書いて「だいあん」。大安吉日っぽくてとてもおめでたい、縁起の良さそうな駅。駅に図書館と公民館みたいな施設が併設されていて、駅務を役場の職員さんみたいなおばちゃんが管理していた。駅前にはそれなりの広さのロータリーがあるものの、商店などの姿は皆無なのは保々の駅と変わらないですね。ってか、三岐鉄道を訪問する場合、電車で回ろうとするなら確実にどっかのコンビニでパンかおにぎりかくらいは仕入れておいた方がいい。どこの駅も駅チカで食事をするような場所がなく、コンビニもろくにないので、確実に飢える(笑)。1面1線のホームに黄色い電車が止まって去って行った、大安の昼下がり。駅から北に向かって2~3分歩くと、田んぼの向こうにきれいな桜並木と公園が見えて来ました。周辺市...三岐宇賀川、爛漫に咲き誇り。

  • 保々、ほぼ、西武。

    (ナッパ服、風に揺れて@三岐鉄道・保々車両区)三岐鉄道の保々駅前。車両区とCTCセンターのある主幹駅でもあります。主幹駅、といえども駅前にコンビニ一つなくて、本当に駅の機能の他には何もない。そもそも三岐鉄道、敷設された目的が藤原岳からの石灰石・セメント輸送の産業鉄道なので、あまり沿線にある街とか集落に配慮せずに建設した感じが強い。駅前に小さな商店街みたいなものがあってもいいようなもんだけど、その雰囲気すらない調整区域内にあって、住宅がある場所が遠く離れている。静かな車両区の事務所の軒先に、作業員たちのナッパ服が揺れる。庫内でメンテナンス中の101系。これも元・西武の401系。切妻でペッタンコの国電的風貌は素っ気ないけれど、私は三岐ではこの車両が好きです。風貌汚れたウエス、グリスの缶、竹ホウキ、雑然と詰まれ...保々、ほぼ、西武。

  • 春三岐、桜花録。

    (北勢・春の日。@保々駅)ちょっと懐かしめのエビ茶色の電車。西武線沿線のアラフィフの世代以上には懐かしいカラーリングでしょうか。いわゆる一昔前、西武電車が今のライオンズブルーとかレモンイエローになる前の「赤電」カラー。本家の西武鉄道でも、新101系のリバイバル赤電なんかがおりますけど、やっぱ赤電カラーは701系あたりの「西武顔」にこそ、という感じがあります。旅客車両の全部が西武OBの三岐鉄道ならではの、赤電カラーのリバイバル。春の光に包まれた保々の駅、西藤原行に子供たちが見送りの挨拶をすれば、警笛一斉。北勢の春の日にこだまして。保々の駅から北側、北勢の田園地帯を流れる朝明川の流れに沿って、きれいな桜並木が続いています。地元の老人会の面々か、桜の下では花見の宴。川沿いの桜並木と言えば、この前に訪れた埼玉の大...春三岐、桜花録。

  • 大落古利根、桜色プロムナード。

    (過ぎて行く春@大落古利根川橋梁)春雨は降ったり止んだりを繰り返して、満開の花と河川敷の草木を潤わせる。その代償として満開の花弁が、雨に打たれてハラハラと散って行く。埼玉の古利根水系沿いには、中川の上流の南栗橋辺りに権現堂堤公園ってのがありましてね。そこが観光雑誌に乗るくらいのかなり有名な桜並木なんですけど、ここ大落古利根川の桜並木も見事なものです。樹の勢いがいいのか花付きがいいのか、ともあれ、見事なものでしたね。少し錆びて古びた感じのガーター橋と、その橋を渡って行く新型電車。道行く男性一人、春雨のプロムナードを歩く。春雨じゃ、濡れて参ろう・・・ってか。桜色、車窓と水面に流れ行く。大落古利根、桜色プロムナード。

  • 物憂げな路地のモノローグ。

    (春日部の街、路地先ちらり@藤の牛島駅周辺)東武野田線・藤の牛島駅を降りて、大落古利根川の桜並木に向かう間、駅前通りの先に、ちょっと気になる店を見付けてふと立ち寄り。売ってるのはお好み焼きのようなのだが、今のご時世で一枚100円という恐ろしいプライシングと、メニューのバリエーションも謎過ぎる・・・思わず注文を乞うと、気の良さそうなじいちゃんが「今焼いててあと10分かかるけどいいかい?」と。古びたパイプ椅子に「お好み焼き」の赤ちょうちん。自動販売機の前のガチャガチャ。ガチャガチャの中身を見たら、「昔懐かしの人形の尻に火を付けたらウ〇コがニョロニョロと出て来るヘビ玉みたいなアレ」が入ってて、令和のこの時代にまだそんなもん生産してる工場があるんだねえ・・・という妙な感慨を覚える。何とも昭和の駄菓子屋然とした佇ま...物憂げな路地のモノローグ。

  • 淡い春をパステルに彩って。

    (東武のスタンダードヒーロー@大落古利根川橋梁)春雨そぼ降る春日部の街にて。花散らしの雨に乗って8000系。という事で、先月の越生線とかでも最近よく東武の8000系を撮影している。数を減らしたと言えどもまだまだ東武の主力車両で、越生線だけでなく舘林以北のローカル区間、そしてこの野田線では主役の座を譲っていません。そもそも、東武の8000系って今どれくらい残ってるんだろうね。ローカル用に2連になった800・850形みたいな派生形式を含めると、まだ相当残っているのではないかと思われるのだが。東武の歴史の中でも相当に大きな存在の車両なので、引退とか全廃とかなったらそれなりに騒ぎになりそうなのだけど、今のところまだそこかしこで走っているのであまり騒ぎにもならない。よくよく考えると、東武電車で残る唯一の通勤型の鋼製...淡い春をパステルに彩って。

  • 藤の街の桜、春の日に濡れて。

    (春雨に濡れて@東武アーバンパークライン・春日部~藤の牛島間)今年の桜は、東京で早目の満開宣言を迎えた後、一週間程度の菜種梅雨に入ってしまいました。春には三日の晴れはなしとは言いますけれども、桜を楽しみにしていた人々をあざ笑うかのような雨、雨、雨・・・。まあ、そういう天気ならそういう天気らしく撮るしかないってんで、わざわざ東武電車に乗って埼玉くんだりまで出掛けて来ました。乗り換えの春日部の駅で東武らーめんのワンタンメンを食べて準備万端。目指す駅は東武アーバンパークラインの藤の牛島駅。春日部と藤の牛島の間にある大落古利根川(おおおとしふるとねがわ)に続く見事な桜並木を愛でに。春雨の中で素晴らしい花付きを見せていました。藤の牛島で東武60000系を降りる。野田線に投入された新車というだけでも存在が貴重。野田線...藤の街の桜、春の日に濡れて。

  • 中野通り、春、夕映え。

    (春の中野通り@西武新宿線・新井薬師前~沼袋間)都内桜巡り。この日に丁度満開の発表があった東京の桜を、荒川二丁目から飛鳥山、面影橋、そして高田馬場へ歩いて最後は西武新宿線の新井薬師前へ。夕暮れ迫る中野通りの桜並木、クルマの波と人の波を遮るは二条のレールと踏切の遮断器。西武電車特有のサイレンチックな踏切警報音が鳴ると、クルマと人がその動きを止め、ライオンズブルーの電車が右へ、左へ。そして風にささめく桜の花びら。桜の中を滔々と駆けては流れて行く電車たち。NRAの小江戸号、池袋~秩父線からは撤退してしまったものの、新宿線に限ってはまだまだ主軸の活躍。シルバーの車体に赤いライン一筋、レッドアローの愛称の名残りである。しかし、この踏切を望む事の出来る歩道橋、なかなか有名な撮影地なので結構な人だかりで、度々地元の方が...中野通り、春、夕映え。

  • あの頃の、面影を探して。

    (かつての超高層ビルを仰いで@学習院下~面影橋間)山手通りと新目白通りの交わる、高戸橋の交差点から東池袋方面を見上げる。これも都電では非常に有名な構図ですかね。早稲田を出た都電は、高戸橋の交差点で北に向きを変え、神田川の橋を渡って山の手の台地を東池袋に向かって登って行く。坂道の向こうに聳えるはサンシャイン60。高さ240m、地上60階の東洋一の高層ビルも、現在は第1位の「あべのハルカス(大阪・300m)」から数えて日本の高層ビルランキングではトップ10圏内にも入ってない(12位)のだそうで。都内でもサンシャインより高いビルは東京都庁を始め結構出来てしまいましたけど、やっぱり我々世代には「日本一の高層ビル」と言えば池袋のサンシャイン60(サンシャインシティ)。今は「空飛ぶペンギン」で有名なサンシャイン水族館...あの頃の、面影を探して。

  • 花の飛鳥山。

    (花の飛鳥山@北とぴあ展望台より)柔らかな花曇りの午後、東京の桜の名所でもある飛鳥山公園を、北とぴあの展望台から眺める。この時期の北とぴあ展望台は、眼下を走る新幹線を眺めに来た春休みの鉄道キッズでいっぱい。無料の公共施設でここまで撮影条件の揃っているところもなかなかないのでは?という恵まれた場所にある。この日の飛鳥山の咲きぶりは線路側の東斜面が七分から満開、公園内が五分から七分という感じ。そんな春景色の東京を背に、北へ向かうはやぶさ・こまち編成。南側の王子駅前方面の展望が、駅前に建設されたタワマンのせいで狭まってしまったのが惜しい。北とぴあの展望台を降り、都電の王子駅前から飛鳥山への階段を登れば、花見に興じる人、人、人・・・コロナ禍から三年目の春、流石に世の中も感染症を気にして閉じ籠っているよりも、外へ出...花の飛鳥山。

  • 今年の桜は早過ぎて。

    (今年の桜、撮り初め。@都電荒川線・荒川二丁目電停)今年の桜は記録的な早さで咲き始め、東京都内では3月の15日過ぎに開花、そして20日に満開の発表がありました。だいたい関東で桜が咲く頃なんてえのは、仕事も年度末進行でクッソ忙しいのに加えて「花曇り」だとか「菜種梅雨」みたいな話で何でだか天気が安定せず、自分の仕事の都合と開花予想と天気を見てはヤキモキヤキモキする時期でもあります。鉄道写真×桜ってのは、この趣味やっている人からすると永遠のテーマみたいなもので、桜前線が日本列島を駆け抜けるこの時期は撮り鉄には一年一回の祭り。あそこの桜をああ撮ろう、こちらの桜はこう撮ろうと撮り鉄諸氏の頭の中が桜色になるそんな季節に、私は今年の桜を都電荒川線で始めてみました。三河島浄水場の桜ほころぶ荒川二丁目の電停。都電荒川線は、...今年の桜は早過ぎて。

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