「ふしぎ」金子みすゞ「ふしぎ」金子みすゞわたしは不思議でたまらない黒い雲から降る雨が銀に光っていることがわたしは不思議でたまらない青いクワの葉食べている蚕が白くなることがわたしは不思議でたまらないたれもいじらぬ夕顔が一人でパラリと開くのがわ...
和歌山にある西山浄土宗の檀林、総持寺です。 納骨のお寺として、たくさんの人の信仰を集めています。 仏教の教えや西山浄土宗のこと、そのほかにも様々な情報を発信しています。
「シロクマのことは考えないでください」と言われると、ついつい考えてしまうのが人間。そのように、やってはいけないことをやって罪を作り苦しんでいるのが人間です。見よと言われりゃ見たがらず見るなといえば、なお見たい。天の邪鬼な自分である自覚が大切です。
無一物となった者は、苦悩に追われることがない。これはお釈迦様の言葉です。人間はモノを手に入れるとそれに執着し、自ら苦しんでいます。また次、また次といって、際限がないのが人間の煩悩です。これらの煩悩を手放すことによって、真の心の安楽がおとずれるのです。
「春の種を下さずんば秋の実いかんが獲ん」弘法大師空海のことばです。春に種をまいたからこそ、秋に実りを獲ることができるのです。人も同じで何か結果を得たいならば行動しなければいけません。これを菩提心といいます。本当の菩提心とはどんなものでしょうか。
誰が電気をつけたのか?「自分が」という感覚。人は予測した結果と実際の結果が近いほど「自分がやった」と感じてしまいます。仏教では「自分が」という思いは捨てることを勧めています。目に見えない部分にある力のおかげであるということを忘れないことが大切です。
「あまりにも急いで恩返しをしたがるのは一種の恩知らずである」ラ・ロシュフコーのことば。贈り物は人と人をつなぐ大切なツールです。もらったときには急がずに、じっくり相手のことを考えてお返しすることが大切なのではないでしょうか。
稲盛和夫さんの体験から「利他」を学ぶ。稲森さんは65歳の時にお寺で修行をしていたときのこと。托鉢行の帰りに公園で掃除をする女性と出会いました。いかにも当然のように喜捨をしてくださる姿をみて、本当の利他行とはこの姿だと体感したのです。
稲盛和夫さんの体験から「利他」を学ぶ。稲森さんは65歳の時にお寺で修行をしていたときのこと。托鉢行の帰りに公園で掃除をする女性と出会いました。いかにも当然のように喜捨をしてくださる姿をみて、本当の利他行とはこの姿だと体感したのです。
「冷暖自知」という言葉があります。「人の水を飲みて、冷暖自ら知るが如し」と禅師の章にある禅語で、人は水を飲んでその水が冷たいのか温かいのかを知るように、悟りも実践によって気づいていくのです。学ぶだけでなく、実践していく所に本当の仏教があらわれるのです。
https://soujiji-kandori.com/sermon109-2/
「冷暖自知」という言葉があります。「人の水を飲みて、冷暖自ら知るが如し」と禅師の章にある禅語で、人は水を飲んでその水が冷たいのか温かいのかを知るように、悟りも実践によって気づいていくのです。学ぶだけでなく、実践していく所に本当の仏教があらわれるのです。
山村暮鳥の詩「雲」に、かざらない生き方を学ぶ。「雲」という詩はとても味わい深いものがあります。山村暮鳥は「詩が書けなくなればなるほど、いよいよ、詩人は詩人になる」といいました。自分を省みてかざらない生き方こそ、本当にいい生き方なのかもしれません。
「獅子身中の虫みずから獅子の肉を食らうが如し」獅子のような偉大な存在でも体の中の小さな虫によってその身を滅ぼされる。そのように、人間は煩悩によって自分自身を苦しめているのです。整えるべきは自分の心であります。
「美しいものを見るためには目が美しくなければならない」フランスの哲学者ガストン・バシュラールのことばです。世界がどう見えるかは、世界をどのように見るかと一つです。清らかな心で世界を見れば、清らかな世界がおのずと広がっていくのです。
「人」にはなるな「人間」になれ。人は人として生まれ、人と人との間に挟まれて、いいも悪いも経験して「人間」に成長していきます。人間になりきれなかった人のことを「間抜け」というのです。間抜けにならないように、気をつけていくようにしましょう。
「啐啄同時」とは、ひな鳥が卵の殻をつついて出てくるのと、親鳥がそれを外から手助けするのが同時であり、転じて絶好のタイミングを意味する言葉です。自然の流れに従ってものごとを見ていると、その時その時がすべて絶好のタイミングとなるのです。
お寺の掲示板『迷うことなくうたがうことなくただひたすら念仏すべし』
お寺の掲示板『迷うことなくうたがうことなくただひたすら念仏すべし』法然上人の一枚起請文には「ただ一向に念仏すべし」とあります。念仏とは、阿弥陀仏は私を救うと信じ信仰する心そのものです。自分の力ではどうにもならないことは任せてしまうところに、安らかな心があらわれてくるのです。
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「ふしぎ」金子みすゞ「ふしぎ」金子みすゞわたしは不思議でたまらない黒い雲から降る雨が銀に光っていることがわたしは不思議でたまらない青いクワの葉食べている蚕が白くなることがわたしは不思議でたまらないたれもいじらぬ夕顔が一人でパラリと開くのがわ...
「だれが風を見たでしょう」クリスティーナ・ロゼッティ寒い日が続いています。頬が凍てつくような冷たい風が時折吹いて、思わず身をすくめてしまいます。落ち葉が風にあおられて高く舞い上がる様子を見ながら、「風」という詩を思いだしました。「風」クリス...
「石ころ」金子みすゞ「石ころ」きのうは子供をころばせてきょうはお馬をつまずかす。あしたは誰がとおるやら。田舎のみちの石ころは赤い夕日にけろりかん。田舎道の風景を描いた、とてもユーモラスのある詩です。石ころの転がっている田舎道を、元気に歩いて...
「星とたんぽぽ」金子みすゞ明治36年、今の山口県長門市仙崎に生まれた金子みすゞ。大正時代に活躍し、数々の詩を残されました。どの詩をとってみても、味わい深く、思いやりのあるものばかりです。なかには自然の風景やそのあり方を見つめ、もっと深くまで...
「しあわせ運べるように」阪神淡路大震災30年に思いをよせて平成7年1月17日、午前5時46分、兵庫県南部、深さ16キロを震源とするマグニチュード7.3の巨大地震が発生しました。震源に近い神戸市を中心に近畿圏内で大きな被害をもたらし、犠牲者は...
画像:ムービープラス「家族全員が無事に生きている、そのことが何よりもありがたかったのです」ハリウッドの名女優、永遠のスターであるオードリー・ヘップバーン。彼女は1929年5月4日、イギリス人のビジネスマンである父とオランダの貴族出身だった母...
画像:映画.com「時を超えた美しさの秘密」オードリー・ヘップバーンの愛した詩20世紀を代表する名女優、オードリー・ヘップバーン。不屈の名作「ローマの休日」など、世界中の人々から今なお愛され続けています。そんな彼女が愛した詩があります。「時...
「生けらば念仏の功つもり死なば浄土へ参りなん」私たち人間の最大の悩みは、「死」ではないでしょうか。死にたくなくても死ななければいけない。昔とくらべてだいぶ長生きになったとはいえ、それでもたった100年の命であります。死んだらそのあとはどうな...
画像:TSUKUBLOG「学問ははじめて見たつるはきわめて大事なり」法然上人が九歳の時、父親の漆間時国が夜襲に遭って非業の最期を遂げ、これを機に出家をしました。皇円上人のもとで修行をしていた法然上人は、十八才のときに比叡山西塔の黒谷に籠もっ...
画像:重要文化財「伝教大師(最澄)座像」「施す者は天に生まれ、受くる者は獄に入る」天台宗の祖である最澄は比叡山で12年の籠山行を行うにあたって、願を起しました。自分がこれから修行するにあたって、なぜ修行をするのか、どのように修行をしていくの...
画像:国宝 最澄像「道心の中に衣食あり、衣食の中に道心あり」天台宗の祖である伝教大師最澄のことばです。「道心の中に衣食あり、衣食の中に道心なし」道心とは仏教を学び実践し、悟りに向かう心のこと。言い換えれば、目標に向かって努力していく心のこと...
画像:高山寺HP「あるべきようは」和歌山県の有田川町で生まれた明恵上人は、華厳宗の中興の祖ともいわれている、鎌倉時代に活躍した僧侶です。京都の神護寺で出家をし、仏道に励みました。幼い頃から仏道を求める志はものすごく高く、周りからも一目置かれ...
画像:アートジェンダHP「いかにいわんや。下凡の初発心の人は利生に於いて障り多し」仏教では「他人のために」行動することを、よく求められています。自分の利益になることだけをするのではなく、他人の利益になることをしなさい。それは、日本で広まった...
画像:西大寺HP「我ヲ捨テ偏ニ他ノ為ニシテ私ヲ離ル也」日本の仏教教団は多種多様にあって、それぞれの教義に基づいてその宗派が建てられています。それは今も昔も変わらず、鎌倉時代にも、法相宗、三論宗、天台宗、真言宗、浄土宗など、それぞれよりどころ...
画像:奈良国立博物館HP「学問スルハ心ヲ直サン為ナリ」奈良の西大寺中興の祖といわれる、鎌倉時代の名僧に、叡尊上人という人がいます。のちに朝廷から「興正菩薩」の諡号を授かり、現在にまで広く知られています。叡尊の説法を弟子が記録して書き写し、伝...
頑張って生きてきた、その先の幸せへのために 終活とは、残りの人生をどのように生きるかを前向きに考え、老後の生活を豊かにするための取り組みです。 そのためには、身の回りの物の整理や、医療介護の希望、財産分与など、しておかなければいけないことが
生きづらさの原因とは 社会は日を追うごとにめまぐるしく変化していってます。 とくにインターネットやSNSの発達によって、その変化のスピードについていくのがやっとです。 そんな中で生きて行くためには、効率をいかにあげていくかが問われています。
『幸せのお守り』 心あたたまるお話を紹介します。 『幸せのお守り』 「もう死にたい…。もうやだよ…。つらいよ…」 妻は産婦人科の待合室で、人目もはばからず泣いていました。 前回の流産の時、私の妹が妻に言った無神経な言葉が忘れられません。
後悔する人しない人 用事でお寺から外へ出て行こうとしたときのことであります。 お寺の門をくぐって、本堂の前までやって来たご年配の方が、何やらうろうろとされていました。 本堂にお参りをするのかと思えば、そういうわけでもなさそうです。 じゃあ事
親思う心にまさる親心 高校を卒業してすぐ、本山の修行で僧侶を目指す仲間とともに共同生活を始めました。 その後は大学へと編入し、二年ほどひとり暮らしをしながら学校へと通い、そして本山職員としてふたたび住み込みの生活をしてしばらく過ごしました。
「われ必ずしも聖にあらず。かれかならずしも愚にあらず。ともにこれ凡夫のみ。」 先日、友人とケンカをしてしまいました。 お互い、相手の意見に納得ができず、自分の意見も曲げることができず、ついつい言い合いになってしまったのであります。 昔はケン
自分の力の発揮 先日、小学校4年生の授業参観があったので、見にいってきました。 その日は算数の授業したが、見ている私も一緒に問題を解いたりして、なかなか楽しい授業でありました。 息子の様子はというと、私が思っているよりも一生懸命に手を挙げて
「たった3,000円」で とあるニュースで、知人と話が盛り上がりました。 ニュースによると、2月11日にその事件が起こりました。 病院に勤めている39歳の男性が、休日に市内のセルフ式のガソリンスタンドに立ち寄りました。 そこで給油をしようと
生徒たちが涙した卒業式「最後の授業」 九州ルーテル学院大学の元客員教授の大畑誠也さんの記事を紹介します。 大畑さんは、それまでにもいろいろな学校で校長先生を歴任され、学校の現場で活躍をされてきました。 こうした経験をもとに、各地でご講演を行
人と人との出会い 6月9日付の日経新聞のコラム、春秋を紹介します。 よく行くコンビニがセルフレジに変わった。顔なじみの店員さんとは、たわいない言葉を交わす程度だったが、一抹の寂しさを感じた。たまにしか行かないカレー屋ではマニュアルなのだろう
くしゃみの由来と習慣について紹介します。昔は、くしゃみは霊魂が飛び出してきたり悪霊が憑いたことによって起こると考えられていました。そこでくしゃみをしたときには長生きや幸せを祈る言葉を唱えられています。どのような習慣があるのでしょうか。
殺生せずには生きられない 夏が近づき、気温が高くなってくると、必然的に蚊が飛ぶようになってきます。 庭で草抜きをしていると、耳元にブンブンと音を立てながら、何匹もの蚊が寄ってきます。 片方の手で払いながら、片方の手で草を抜いていきますが、こ
なぜ紫陽花の花の色は変わるのでしょうか。それは土が影響しているといわれています。花の持っているアントシアニンという色素が、土のアルミニウムと反応して赤から青に変わるといいます。まるで私たち人間のようでもあります。
「貴いのは足の裏である」坂村真民の詩であります。足の裏のように、見えないところでも、しっかりと自分の役割を果たしていく。これこそ、本当に大切な事なのではないでしょうか。
「キサーゴータミー」子どもを亡くした母親のはなしを紹介します。キサーゴータミーは子どもを亡くし、大変悲しみました。その悲しみから、どのように立ち直っていったのでしょか。
お寺の掲示板『順調に行っている時ほど自分の力は小さいものだ』
言葉と行動 言葉と行動 人と人がコミュニケーションを取るためには、言葉は大切なものです。 時代によって新しい言葉が生み出されたり、同じ言葉でありながら違う意味が付け加えられ、あるいはそれらが完全に別の意味で使われるようになったり。 言葉で他
もしかしたら自分の思い込みでものを見ていないでしょうか。私たちは、見たり聞いたりした出来事を、心の中に記憶として蓄積していきますが、それを取り出す作業をする時に自分の都合に思い込んで、自分の都合のいいように記憶を改ざんしてしまうのです。
総持寺の境内で実った仏手柑 境内にある「仏手柑(ブッシュカン)」の実がなりました。 仏さまの手の形に似ていることから「仏手柑」とよばれ、幸福を呼ぶとして縁起のいい柑橘種といわれています。 ところで、仏手柑とはどんなものなのでしょうか。 「仏
お寺の掲示板『一日一日の言動が自分の人生を築いていく』 最近、自分の年のことを考えるようになりました。 朝にはきちんとご飯を食べなければ、日中は思うように体が動きません。 夜に食べ過ぎると、次の日は胃がもたれて調子がよくありません。 適度に