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人生は花鳥風月 https://saga135.hatenablog.jp/

自分の趣味であるギャンブルや読書、水泳、魚釣り、ゲーム、動画鑑賞等を中心に世相や人生観、様々な事を綴っています。 言ってみれば何でもありなブログです。

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2021/01/18

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  • まったく皺のないTシャツ 二十七章

    年末年始に十分休暇が取れた一哉は今年も更なる飛躍を目指し仕事に勤しむ。その姿はもはや嘗ての気の小さかった、いじいじとした優柔不断で何に対しても常に迷いがちだった彼ではなく、傍から見ていても実に頼もしい好青年といった気配を漂わす。 それは彼が今までの人生経験に於いて、まだ若いながらもそれなりの辛苦を味わって来た功績に他ならない。そして現時点ではまだ自分自身には負けていなかったのだった。 新春恒例の舞台では一哉は主役を張り大盛況を収めた。その後もとんとん拍子でドラマやテレビ出演、更にはCMのオファーまで舞い込み一哉の仕事は多忙を極める。 そんな折、一哉に1本の電話があった。その相手は中学の同級生で…

  • 人間の矜持とは

    おはようございます。 今日はハッキリ言って愚痴、いや寧ろ怒りの記事です。でもたまにはこういうのもいいかな~とも思うのですけど、何分ご容赦願いたいと思います^^ www3.nhk.or.jp 怒りの原因はこれです。 ボートレースに関心が無い方には下らないニュースかもしれませんが、コロナに関する事、まして税金に関係する事なので是非とも目を通して頂きたいと思います。 200/1600 不正受給した選手の人数は211人に及ぶと言われています。ボートレースでは何時の時代も常時約1600人もの現役選手がいます。その内何と211人もの数の選手が悪に手を染めていたと。全体の約1/8ですよね。数人程度ならいざ知…

  • まったく皺のないTシャツ 二十六章

    秋の終盤を迎え少し寒さを感じ出した頃、ドラマ撮影では主役である林との絡みがあった。一哉は自分に目を掛けてくれていた先輩俳優を通じて脚本家でもある監督とも話をつけ、また少し脚色して演技する了承を頂いていた。 林は何時の無く警戒心ムキ出しと言った顔つきで一哉を睨みつけていた。そんな事など一切お構いなしで一哉は自分なりの芝居をした。台詞を言い終えたらすぐさま監督が 「カット!」 と勇ましい声を上げ、共演者からは拍手が巻き起こる。林は呆気に取られ、一哉に対し文句を言う機会を逸してしまった。 袖に引いた一哉には多くの共演者から賛美が送られ照れた様子のその姿を林は恨めしそうな面持ちで眺めていた。 この時一…

  • キッズリターン

    キッズ・リターン たけし映画ではお決まりのヤクザものなのですが、この作品はそれほど濃い内容ではなく全体的にソフトタッチな印象を受けましたね。 北野武監督作品「キッズリターン」のレビューです。 あらすじ 落ちこぼれの高校生マサルとシンジは、高校が受験ムードになっても悪戯やカツアゲなどをして勝手気ままに過ごしていた。 ある日、カツアゲの仕返しに連れて来られたボクサーに一発で悶絶したマサルは、自分もボクシングを始め舎弟のシンジを誘うが、皮肉にもボクサーとしての才能があったのはシンジであった。 ボクシングの才能がないと悟ったマサルはボクシングをやめ、以前にラーメン屋で出会ったヤクザの組長のもとで極道の…

  • まったく皺のないTシャツ 二十五章

    一哉は深い海のような夢の世界に誘(いざな)われていた。 夢には二種類の意味があり、一つは将来実現させたいと思っている希望や願いを指す夢と、もう一つは睡眠中に観る観念や心像が齎(もたら)す幻覚という夢。 当然彼が今観ている夢は後者なのだが、そこに実際に知りうる人達が出て来るという事はやはり一哉本人の心の奥底に抱く自分でも理解し難い観念や心像の露(あら)われなのか。亦仏教的な観点から見ると、人間が寝ても覚めても自己に執着していると言われる唯識論でいう所の第七識、末那識に依るものなのか。 何れにしろ今回観た夢は一哉が観るべくして観た。と言っても過言じゃないほど現実味を帯びていた事は確かだろう。 その…

  • 月曜拒否症候群

    笑ゥせぇるすまん[完全版] 1 本当に月曜日は嫌ですね~、この考え方だけは何十年経っても変わりません 😢 先日書いたように土曜日は正に至福の時で一番好きなのですが、逆に月曜ほど嫌いなものもありませんね。 こういう人も多いとは思いますが。「よし、今週も頑張ろう!」と思えるような方は凄いと思いますね。尊敬します^^ 月曜拒否症候群とは これは別名「サザエさん症候群」とも言われ、日曜日の夕方から深夜、「翌日(月曜日)からまた通学や仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の、日本における俗称である。 同じような症例で「ブルーマンデー症候群」というのもありま…

  • まったく皺のないTシャツ 二十四章

    今や劇団でも看板俳優になった一哉は舞台にドラマ、バラエティー番組にも出るほどの売れっ子になっていた。それはとりもなおさずみんなのお陰であり一哉本人の実力でもある。2年前にこの養成所(劇団)に入ったばかりの一哉には考えられない事で母も大喜びしてくれていたが、相変わらず神経質な一哉はこれといって浮かれる様子もない。 それは一見良い事にも思えるのだが劇団員の中には嫉妬心からかこんな憎まれ口を叩く者もいた。 「あんた、これだけ売れて来たのに対して嬉しくないみたいね~、何? わざとそういう姿勢を保ってるの?」 「そんなんじゃないさ、俺は元々こういう性格なだけさ」 「ふ~ん」 高々2年の付き合いであるこの…

  • 土曜日の感想

    土曜日こそが至福の時。自分は昔から土曜日が一番好きな曜日でこの年になっても何故か気が逸ります。そんな人も結構いるとは思いますが、昨日の何でもない、取るに足りないエピソードでも綴ってみたいと思います。 まずはサウナ 土曜日恒例の銭湯へ行きサウナで一汗かくと。これはもはや今の自分にとっては無くてはならない絶対的なものになった訳ですけどその前に、金曜までの仕事の疲れもあった所為か昼前まで寝ていたので、食事に掃除などバタバタしている内に定刻の14時前になり慌ただしい中で銭湯に行く事に。 その影響で昨日はブログも1記事しか書けなかった訳ですが、ま~こんな日もあるでしょう 😒 でも土曜の昼下がり、ちょっと…

  • まったく皺のないTシャツ 二十三章

    我が道を 阻むは己が 心かな その後もとんとん拍子でドラマ出演のオファーは舞い込み、一哉は今や一端の俳優に成長していた。そこそこ食って行けるようにもなった一哉はもはやアルバイトも辞め俳優業一筋に専念するのであった。 しかし唯一気掛かりなのは沙希と奈美子、この二人の女の事であった。沙希にはあれから何度となく電話したが一向に出てはくれない。やはり先日の逢引きが最期であったのだろうか? 人間関係が不器用な一哉だったがこんな別れ方は些か腑に落ちない。沙也加の時のような自然消滅は嫌だった。その事が吹っ切れないまま次に進む事など出来ない、といった相変わらずの几帳面さはその人生にまで影を落とす。 でも一体ど…

  • まったく皺のないTシャツ 二十二章

    奈美子。一哉はこの風俗嬢の名前が忘れられなかった。 その具体的な理由は自分でも分からない。だが沙也加、沙希と今まで付き合って来た二人と比べ初めて自分の方から好きになったような気もする。一哉はまた新たなる恋物語を演じる事になるのであろうか。 暑かった夏も終わり、秋、冬と季節を巡る旅に一哉の演技力も増して行く。今や劇団のホープとも称賛されるようになった一哉は舞台で主役を張る事も屡々あった。 劇団に入って僅か1年の新入りが異例の早さで主役を張る事は珍しい。その事は勿論本人は言うに及ばず母も喜んでくれる。しかし脇役を演じたかった一哉には何か蟠りが残る。そんな一哉の様子を見ていた座長はこう言う。 「お前…

  • 元気な人は素晴らしい

    当たり前の話なんですけどね。人間というのは基本元気でなければ何も出来ない。特に人前では尚更かな。ただあくまでも人それぞれで性格の違いもあればそのペースも千差万別と。 低体温、低血圧、そして基本テンションも低い自分としては信じられないほど元気な人が少なくとも自分の周りに3人います。 今日はその方達に対する感想でも綴ってみたいと思います。 姪っ子 まずは姪っ子ですかね。弟の娘でたまにしか会う機会はないのですが、この子はとにかく元気で、何時見てもにこやかな笑顔を振りまいてくれます。 いくら子供とはいえ何故ここまで元気なのかと思ってしまうぐらいですね。はっきり言って自分が子供の頃はそこまででもなかった…

  • まったく皺のないTシャツ 二十一章

    次の稽古で一哉は思い通りの芝居が出来た。これは偏に沙希の陰である事は言うまでもない。勿論座長や先輩、同僚からも褒められる。一哉は有頂天とは言わないまでもその気持ちは昂り意気揚々と稽古に精を出す日々を送っていた。 しかしただ一つ気になるのは結構高いと思われる劇団の費用であった。実際に俳優に成るのはまだまだ先、いや成れるかすら分からない、仮に成れたとしても売れない舞台俳優では大した稼ぎにもならない。今の内からこんな弱腰ではダメだと思いつつも取り合えず何か仕事をしなくてはならない。一哉は駅の清掃員や建築現場での作業員、高校時生代にやってた新聞配達等、手あたり次第手を着け働き出すのであった。 色んな仕…

  • 古賀稔彦さん

    あんなに強かった古賀さんが亡くなってしまうなんて・・・・・・。 まだ53歳、早過ぎます・・・・・・。 訃報を記事にするなど不謹慎極まりない事とは存じますが、古賀さんには結構思い入れがっあたのでお許し願いたいと思います。 カッコいい 古賀さんはとにかくカッコ良かったですね。如何にも柔道家と言わんばかりの実に男らしい、凛々しい佇まいでバルセロナ五輪はテレビにかぶりついて観ていました。 古賀さんの顔が大好きでしたね。その引き締まった男らしい、正義感溢れる表情に言動、その歩き方、それでいて優しそうな笑顔と、全てが好きでした。 ~古賀さんの名言集~ 「夢の実現の為に大事なのは日常生活の中で挨拶をはじめ、…

  • まったく皺のないTシャツ 二十章

    あらゆる樹々の梢がそれぞれの新芽の色で朧に彩られる春の一日、人々が新生活をスタートさせると共に一哉の新しい人生も始まる。 もはや大学も辞めた一哉には、それは今までのような学生生活ではなく一端の社会人としての人生の幕開けでもあったのだ。 入所式を終えた一哉は溌剌とした面持ちで早速養成所の稽古に勤しむ。それは想像以上の厳しい世界でみんなは必死の形相で演技の稽古に励んでいた。 この中に試験の時会った人が数人いたのだが、特にその内の一人には見覚えがある。自分が一芝居した後必要以上に拍手をしてくれていた人だった。一哉はその椎名という人に挨拶をし、にこやかな顔で話かける。すると彼も朗らかな表情を泛べ 「宜…

  • ふたりはお年ごろ

    オルセン姉妹は可愛いだけじゃなく面白いんですよね。自分はどちらかと言えばメアリー・オルセンが好きだったかな。 海外ホームコメディドラマ「ふたりはお年ごろ」のレビューです。 あらすじ ライリー(メアリー=ケイト)と、クロエ(アシュレー)は、カリフォルニアのビーチハウスに住んでいる14歳の双子の姉妹。 恋におしゃれに積極的なクロエに対し、ライリーは何に対してもマイペース。2人はアメリカ西海岸マリブのハイスクールに通っている。 ライリーとクロエは、離れ離れに暮らす両親の間を行ったり来たり。 別居した両親に再び仲良く暮らすことを願っているがなかなかうまくいかない。 恋に私生活に家庭事情。常に問題山積で…

  • まったく皺のないTシャツ 十九章

    沙也加は相変わらずの冷静な面持ちで現れた。いくら進む道が違ったとはいえそんなに距離も離れていない二人が意図せずに今まで会わなかった事も不思議といえば不思議にも思える。一哉は取り合えず沙希に紹介した。 「幼馴染の沙也加だよ」 「沙也加です、宜しくね」 「初めまして、沙希です」 同じ『さ』で始まる名前に同じ字。一哉は偶然とはいえ奇妙な感じを受けていたのだがこの二人はどうだろう、少なくとも一哉ほど関心があるようには見受けられかった。 「で、沙也加、何しに来たの?」 「ただの散歩よ、あなた達は?」 言葉に詰まった一哉を於いて沙希がいち早く口を開く。 「デートよ、今から芝居の稽古をするの」 「芝居? 学…

  • 今年、学びたいことは?

    自分に持って来いのお題があったので、今日はこれに挑戦してみたいと思います^^ 小説の書き方 以前にも綴ったようにやはりこれですね。今の自分にはこれが全てと言っても過言ではないです。 とにかく小説の書き方を上達させたい、巧くなりたい、面白いものを書きたい。 でもそれをどう学ぶか? という話になって来るのですが、一応そういう本もいくらか参考にはしたのですが自分はやはり我流で書きたいのです。勿論最低限の作法、手法、文法等は学んで行きたいとは思っていますが。 或るサイトでこんな助言を頂いた事があります。それはもっと情景描写や、心理描写 を入れて行く事です。確かにその通りだと思いました。それまでの自分は…

  • まったく皺のないTシャツ 十八章

    俳優の世界とは、芸能界とは一体どんなものなのか? 少なくとも平凡なものではなかろう。テレビでは華々しく映るがその実情は外からでは分からない。確かに甘いものでもない、寧ろ厳しい世界であろう。そんな事ばかり考えていた一哉は大学での講義など一切手に着かなくなっていたのだった。 学校の帰り駅の売店で買った雑誌に俳優養成所の広告が出ている。一哉は電車の中でそれを真剣に読んでいた。その募集要項にはこう書いてある。 期間は2年間、週2~週3で1回辺り2時間~、受験料5000円、授業料月2万円、18歳~25歳の男女で未成年者には保護者の同意が必要と。 これを読んだ率直な感想は意外と高い料金だった事と保護者の同…

  • 三寒四温 牡羊座アリエスのシオン

    という事で今日はアニメ聖闘士星矢冥王ハーデス編のレビューです^^ あらすじ 海王ポセイドン編後、中国の老師は243年前の聖戦でアテナが封印した邪悪が蘇ってくるという気配を感じ取る。 冥王ハーデスと108の冥闘士(スペクター)は地上を支配する戦いを始めるだろう。新たなる聖戦の始まり~。 星矢達ブロンズ聖闘士は勿論、黄金聖闘士達はサンクチュアリに襲来して来たスペクターを迎え撃ち、ハーデスを倒すべく冥界に乗り込みます。 登場人物 ペガサス星矢 ドラゴン紫龍 キグナス氷河 アンドロメダ瞬 フェニックス一輝 城戸沙織(アテナ) 牡羊座のムウ 牡羊座のシオン 牡牛座のアルデバラン 双子座のサガ 双子座のカ…

  • まったく皺のないTシャツ 十七章

    ホテルに入った一哉はあまり気が進まなかった。この一哉の心の裡にある誰にも分からない真の感情、それは本人でさえ分からない心理の境地とでも言うべきか、この果てしなく続く人間生命の根源とも言える阿頼耶識。 一哉は仏教になど関心は無かったがふとそういう思いに駆られた事は確かであった。 沙希の冗談から始まった事とはいえ、今までは照れながらも自分が率先してホテルまで来た筈だったが、いざ部屋に入ると何処か暗鬱な表情を泛べる一哉を慮った沙希はこう言う。 「どうしたの? 何か気が進まないみたいだけど?」 「いや、そんな事ないけどさ」 でもここまで来て何もしないまま帰るのもおかしい、そういう漠然とした思いだけで一…

  • 人間の縁とは

    春雨の 桜を洗う 優しさよ(笑) 桜の開花が待ち遠しい時期ですね~。ま、早く咲いたからどないやねんっていう話とも思うのですが。 この早春の時期というのは夢を観易い時期とも思いますね。眠りが浅い自分はしょっちゅう夢は観るんですけどね^^ そこでその夢に出て来る人物や実際に付き合いのある人物との「縁」について考えてみたいと思います。 夢の話 取り合えず昨晩観た夢の話としてはやはり同級生が出て来ました。でもこの同級生とは大して仲が良かった訳でもなく今では接点自体がない状態です。 それなのに何故出て来るのか? それはさっぱり分かりませんね 😦 でもこの同級生は今までも度々夢に出て来た事があるのです。 …

  • まったく皺のないTシャツ 十六章

    一哉は大学に進学した。市内にあるこの三流大学は片道1時間くらい掛かる山の手にあったが、電車の窓から見える風景は美しく海までもが一望出来る。そんな風景に魅了された一哉は意気揚々と学生生活をエンジョイするのであった。 大学でも水泳部に入ったのだがここでの練習には余り力が入らない。でもその理由は一哉本人も良く分かっていた。今まで水泳で頑張って来たとは言ってもそこまで水泳が好きだった訳でもない、ただ団体行動が嫌いなだけで個人競技である水泳をしていただけなのだ。別に大きな大会に出て凄い成績を残すような志もない。となると大学でまで熱心に水泳に打ち込む理由もなくなり、ただ他にしたい事もないから泳いでいるだけ…

  • 今週のお題 ~外出

    今週のお題「祝日なのに……」 早春の 街角に見る 花の色(笑) いよいよ春分の日ですか。この前雛祭りだったと思っていたのですが。後1ヶ月も経てばまたGWと。本当に月日の経つのは早いです。 確かに祝日と土曜日が重なる事は頂けませんね。何考えとんやって感じですね。その為というのもおかしいですが昨日は休みを貰って久しぶりに半日外出していました。 ま~たかが半日とはいえ結構色んな事を感じましたね。下らない話ですが^^ まずは散髪 本当は年末に行きたかったのですがコロナの影響、というよりも単に寒いから、気が進まなかったから今まで行かなかっただけです。でも元々短髪の自分は5ヶ月も髪切ってない状態では前髪が…

  • まったく皺のないTシャツ 十五章

    一哉はとにかく沙也加が煙草を吸っている事に愕きを隠せない。 「お前、煙草なんか吸う奴じゃなかっただろ? 似合うわねぇよ」 「相変わらず神経質なんだね、人の勝手でしょ?」 「ところで何でここに来たんだよ?」 「ただの散歩よ」 「寒いのにな~」 「あなたまた悩んでるでしょ」 「・・・」 「恋の悩みね」 「何で分かるんだよ」 「女には直ぐ分かるのよ」 「・・・」 「多分その子とも巧く行かないわよ」 「そこまで言われる筋合いないよ」 気を悪くした一哉は愛想なしで家に帰った。 部屋で考え込んでいた一哉は沙希と沙也加、その二人の女に翻弄されている、いや寧ろ弄ばれているような気さえしていた。女が苦手な一哉に…

  • まったく皺のないTシャツ 十四章

    その後も二人は良い関係を保ったまま3年生になった。 紅葉の花が実に色鮮やかに咲き乱れるこの秋という季節は一哉が一番好きな季節であり、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、そして恋愛の秋と。 夏の総体を有終の美で終える事が出来た一哉であったが、それからも水泳部の活動にはたまに参加し、沙希と二人で仲良く泳いでいたのだった。 沙希の足はもはや完治でしていたが精神的なものまで治り切ったとは言えず一哉はひらすら沙希に寄り添う日々が続く。しかしただ寄り添っているだけでは治る筈もなく一哉も正直これ以上の回復は見込めないのかと諦めかけていた時もあった。 そんな矢先友人の一人が思いがけない事を口にした。 「お前、沙…

  • キン肉アタルに学ぶ真の友情とは

    いや~カッコいいですよね。言わずと知れたキン肉マンの兄、キン肉アタル。 自分ははっきり言ってこの人が最強なのでは? と思っていますけど。 という事でまたまた懐かしアニメなのですが、今日は「キン肉マン王位争奪編」のレビューをしてみたいと思います。 キン肉マン王位争奪編とは 日本で活躍する(!?)ダメ超人、キン肉マンは実は大キン肉星雲キン肉星に住むキン肉族の王子だった。超人オリンピック、宇宙超人タッグ・トーナメントと数々の戦いに打ち勝ったキン肉マンは、キン肉星の新大王となる事に成ったが、その前にキン肉マンを王位継承者として認めないという5人の邪悪の神々が現れた。 神々はキン肉マンが生まれたばかりの…

  • まったく皺のないTシャツ 十三章

    一哉の腹は決まった。沙希に傷を負わせた奴をぶっ飛ばす。それ以外に方法はない。そいつは沙希が今付き合っている奴に相違ない。これぐらいの事は誰にでも予想出来る事であった。 今年の夏は去年にも増して暑い。いくら温暖化が進んでいるとはいえこのまま暑くなり続けたら世界はどうなってしまうのだろう、地や水、風に火、そして人間に動物、植物、虫と、生きとし生ける者全てが崩壊してしまうのではないか? 相変わらず繊細な一哉はそんな自分が死んだ後の、気が遠くなるような先々の事まで思い悩むのであった。 だが沙希の事についてはもはや逡巡している場合ではない。そう思うと益々気が逸る。一哉は早速その事を沙希に確かめる。 昼休…

  • 早春の 廻る想いに 夢をかけ いや~、やっぱり夢はいいですよね。夢を持つ事ほど大切な事はないと今頃になってそんな思いに駆られています。 何故今更そういう思いに至ったのかと言えば今までの自分は余りにも無気力無関心な人生を歩んで来たからなんです。 でもそんな自分にも一応座右の銘みたいなものはあってそれは「志、心意気、心根、武士道、至誠、美」と6個もあるのです。はっきり言って時代錯誤な価値観でしょうね。勿論何一つ果たせていません、ただ思っているだけです(笑) 今日は夢について語って行きたいと思います。 子供の頃見ていた夢 まずこの時点で夢などほとんど見ていなかったですね。本当に情けない事です 😒 小…

  • まったく皺のないTシャツ 十二章

    夏休みに入った一哉は益々部活動に精を出し、日に日に逞しくなるその姿は心身共に凛々しく、眩しい陽射しにも負けないほどの燦然とした輝きを放つ。それは他の部員達とて同じでこれこそが若さの象徴に相違なかった。 夏休中の練習では先生がいる時といない時があり、一哉は先生がいない日に沙希を誘い一緒に泳ごうと画策していた。普通に歩く事は出来るのだから水の負荷が掛かるプールの中で泳げない筈がない。そう思い沙希を促して一緒に泳ぎ出す。しかし沙希は一抹の不安を払拭する事は出来ず、プールに入ったまではいいがなかなか先に進めない。このままではダメだと思った一哉は沙希の手を引いて取り合えず水中ウォーキングを始めた。 これ…

  • 隠れた名作 ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~

    ヴィックの本性は正義なのか悪なのか? その過激なやり方はアメリカでも通用しないのか? 少なくとも自分はヴィックは好きでしたね。当時アメリカではエミー賞最多ノミネートを受けておきながら日本ではあまりメジャーにはならなかった海外ドラマ「ザ・シールド ~ルール無用の警察バッジ~」洋画も含めて自分が一番好きな海外ドラマのレビューです。 作品概要 ロサンゼルスの架空の都市ファーミントン("the Farm":牧場)を舞台に、ギャング犯罪専門のタスクフォース、「ストライクチーム」の活躍を描く。 彼らのホームベースは、教会を改装して作られたファーミントン署。彼らは独自の正義感と行動理念で、時には署長の命に逆…

  • まったく皺のないTシャツ 十一章

    一哉の心は昂揚感で充たされていた。沙也加のように幼馴染でもない沙希と高校1年生のこの時点で早くも仲良くなり水泳に勉強、アルバイトと。全ての事象が澱みなく流れる川のように澄み切っていて美しく思える。神経質な一哉が待ち望んでいた光景はこれなのだ。これこそが皺の一つもない美しい光景であり情景でもある、本来世の中はこうでなくてはならない。もはや今の一哉には怖いものなど何一つない明るい世界が眼前に大きく現れていたのだった。 その一哉に味方するように降り注ぐ眩しい初夏の陽射しは自分一人だけではなく沙希と二人、いや、世界中の人々全てを幸福に導くものなのか。そこまで大袈裟に考えるのは正に根拠のない自信とも言え…

  • ベストキッド2

    ベスト・キッド2 ダニエルとクミコは生涯を添い遂げるのでは無かったのか!? クミコとは幻の女だったのか? シリーズの中でこの2にしか出て来ない謎の女クミコ、自分は映画のストーリー云々かんぬんよりもクミコが好きでしたね~^^ 「ベストキッド2」のレビューです。 ストーリー 前作のラストで空手選手権で優勝したダニエルは、師ミヤギの父の危篤の知らせを受け、ミヤギとともにオキナワへと発つ。 しかし、到着早々ミヤギのライバルでありオキナワを牛耳るサトウと出会う。実はミヤギとサトウの間には長きにわたる因縁があり、それを晴らそうとサトウは決闘を申し込んできたのだ。しかしミヤギは決闘を断り続ける。 一方のダニ…

  • まったく皺のないTシャツ 十章

    4月下旬、葉桜となって少し緑色を帯びたその花びらは風に揺らめきながら地面に舞い降りる。その一片が頬に触れた時、一哉はこう思うのであった。 何時か沙也加と公園で話をしていた時も桜の花びらが沙也加の頭に落ち、それを美しく思っていた事をつい最近の出来事のように感じる。もう沙也加の事は忘れた筈だったが未だにそんな事を懐かしむ一哉の精神は相変わらず繊細過ぎて、自分の身に起きた事象を流すような器用な技術は持ち合わせていなかったのである。 しかしこのまま何時までも思い悩んでいても仕方ない。取り合えず学校に行き勉学に勤しみ部活動に精を出す。そしてアルバイトも頑張ると。ただそれだけをしていたら良いだけなのだ。深…

  • 今週のお題~心の卒業

    今週のお題「〇〇からの卒業」 卒業ですかぁ~。卒業に進学に就職、様々な出会いがあって別れがあるこの季節というのは人間の感性が一番露骨に表れる時期ではないでしょうか。 と、ま~相変わらず硬い表現な訳ですけど(笑) でもそんな自分でもミーハーな考え方をする事も勿論あります。卒業に因んだ話ではAKBの卒業メンバーですね。はっきり言って自称硬派な自分はAKBなどほとんど興味ありません。唯一興味があったのは大島優子だけです。本当に可愛いですよね、美形ですね。こんな事言えば反感を買うかもしれませんがAKBというのは大島優子一人で持っていたんじゃないのかと思うぐらいで、他のメンバーには全く関心がないですね。…

  • まったく皺のないTシャツ 九章

    雨は結構勢いを増し、沙也加の家に辿り着いた頃には大粒の雨滴が容赦なく一哉の頬を濡らす。その雫は自然と頭から顔、顔から身体と流れ落ちて行く訳だが、それを冷たくは感じないまでも心に沁み込む様が実に切ない。一哉はただ黙って沙也加が出て来るのを待っていた。 暫くして沙也加と母御が表に出て来た。一哉は母御に気付かれる事なく沙也加に近づこうとしたのだがバレてしまう。慌ててタオルを取りに行く母御とただ見つめているだけの沙也加、一哉は己のした事を恥じたが優しく身体を拭いてくれる母御に心は慰められ感謝した。 「一哉君、一体どうしたの? こんなに濡れて、この傘あげるから差して行くのよ」 「有り難う御座います」 「…

  • 外見と内心の関係性とは

    今朝ニュースを見ていたらちょっと気になる記事が目に留まりました。 「ヤンキー支援隊」なるものがあるらしいですね。3.11東日本大震災を機に活動し始めたらしいのですが凄いですね、素晴らしい思います。 何が気になったかというと、その存在自体にはそれほど興味はないのですが避難所への立ち入りを拒否された事があるのだそうな。この記事を見た自分の第一印象としては何故拒否するのか? という話ですね。確かにいかつい連中が避難所をうろついていれば目障りに思う人、鬱陶しいと感じる人もいるでしょう。でも本当に悪い人間が避難所なんかにわざわざ来るでしょうか。世の中色んな人がいますから一概には言えませんがもし何か悪い事…

  • まったく皺のないTシャツ 八章

    翌日学校へ行くと先輩達は早速謝って来る。 「俺達が悪かったよ、許してくれよ」 「分かって下さったら、それでいいので」 よっぽど上からヤキを入れられたのだろう。だがそんな事は一哉には余り関心のない事であった。 今日も夏真っ盛りな晴天で陽射しは強く立っているだけでも汗が滲み出て来る。だが若い一哉は紫外線など気にする事などなく、その顔も身体も見事な小麦色に日焼けしている。もはや蝉の鳴き声も苦にはならない。勇ましいその鳴き声は寧ろ一哉を一段と活気付かせ来たるべく水泳大会に向けて意気揚々と練習に打ち込むのであった。 やがて8月も終盤になり待ちに待った水泳大会に臨む。みんなはヤル気満々で日頃の練習の成果を…

  • 雲霧仁左衛門

    享保の頃、江戸市中はもとより関東、東海道、中仙道、上方にまで、縦横無尽に盗み働きをしていた盗賊一味があった。 一人も殺さず傷付けず、雲か霧の様に消えてしまうところから雲霧一党と人は呼んだ。その首領は仁左衛門。 対する火付盗賊改方の長官は旗本安部式部。二人の知恵比べとも言うべき斗いは、果てしなく続いていた…。 まずこのオプーニングのナレーションの時点でめちゃくちゃ渋いです。 自分が嵌った時代劇ベスト3に入る「雲霧仁左衛門」のレビューです。 ストーリー 享保年間。江戸を始めに、東海道、中山道、果ては上方まで「犯さず、殺さず、貧しき者からは奪わず」の盗賊の掟を守り、強欲な悪徳商人ばかりを襲う謎の大盗…

  • まったく皺のないTシャツ 七章

    それからというもの一哉は沙也加とは会わない日々が続いていた。沙也加からも連絡はない。無理に会おうとしても会ってくれない、或いは会った所で何か悲しい事を言われる感じがしていたのだ。一哉はそんな憂さを晴らすべく水泳に打ち込む。その上達振りは素晴らしく2年生になった今ではレギュラーメンバーになり試合の成績も常に上位であった。そんな一哉は当然学校内でも英雄視されるようになる。みんなは一哉の事を大いに持て囃していた。 しかし神経質な一哉は両手を挙げて喜ぶ事も出来ず何時ものように常に何かを心配している。その一つは沙也加の事でもう一つはまだ2年生の自分が余り調子に乗っていたらバスケットボール部の時と同様先輩…

  • 3.11~10年前の記憶

    東日本大震災から10年、本当に早いですね。現在の復興状況はどうなのでしょうか。最近はコロナばかりが目立っていてよく分からないのですが自分も地元神戸では26年前に震災を経験しましたのでその悲惨さは痛い程分かります。被災された方々には心からお見舞い申し上げると共に今なお復興に尽力されている皆様にも深く敬意を表します。 2011年3月11日自分は部屋で一人国会中継を見ていました。当時は民主党政権で管首相でしたね。その時地震が起きてテレビ画面はぐらつき始め急遽ニュース番組に変わり東北で大地震が発生したとの報道が成されていました。巨大な津波もありその被害は阪神大震災の何倍にもなったと言われています。そし…

  • まったく皺のないTシャツ 六章

    中学生時代というのは正に思春期真っ盛りな訳だが元々几帳面で神経質だった一哉にとっては人生そのものが思春期であり年などは関係なかったのかもしれない。 中学に進学した一哉には何の心境の変化もなく今までと同様ただ学校に行って帰って来る。そんなごく当たり前な日々が続いていた。 一哉は持ち前の運動神経を活かすべくバスケットボール部に入部した。一年生の頃は基礎的な練習ばかりで走り込みや筋力トレーニング、顧問の先生や先輩にしごかれるだけの厳しい日々だった。そんな或る日、事件は起こる。 先輩が真面目に練習していた一哉に向かってこう言ったのだ。 「おいお前、なかなか鋭い目つきしてんな」 「・・・」 「訊いてんの…

  • 鉄の王 キム・スロ

    ファンオクとアヒョ、どっちが好きかと言えば自分は断然ファンオクですね。 このソ・ジヘさんは日本の女優に勝るとも劣らないぐらいの美人だと思うし、特にこのファンオクは一番好きでしたね。 スロ役のチソンも男前でこの二人が結ばれるラストは感動しましたね。 僅か1世紀、遙か昔の朝鮮半島南部の物語「鉄の王 キム・スロ」これも自分が嵌った韓流時代劇の一つです。 あらすじ 狗耶(クヤ)国は優秀な製鉄技術によって栄えているが、9つの村の部族長たちの合議制で成り立っていて王がいない国だった。 北方から来た子が王になるというお告げを受けた祭司長イビガは、乗った船が難破して流れ着いたチョンギョンがそのお告げに関係する…

  • まったく皺のないTシャツ 五章

    年は明けいよいよ一哉は小学校を卒業する事になる。まだ春寒の残っている冷たい空気の中に芽や花の匂いが混じっているこの季節には春の到来を待ちわびていた人々の歓喜の心と、前年度を振り返り各々を評価したり懐かしんだりする思い等が錯綜する。 天真爛漫な子供達はそこまで深く考える事もなかったが、少なくとも一哉と沙也加の二人には感慨深いものがあった。 卒業式当日は実に晴天で澄み切った空を飛び回る雀の鳴き声が心地良く心に響く。みんなは晴れ晴れとした顔つきで式に臨んだ。 校長先生から祝辞が述べられ卒業証書を受け取る。これは何処の学校でも当たり前の事だがこの小学校では今回から特別にその後児童は振り返ってみんなの前…

  • 今週のお題

    今週のお題「花粉」 心地よく そそぐ風にも 花粉かな 春は花粉症の季節でもあるんですよね。自分は今のところ花粉症はないので長年花粉症に悩まされている方には恐縮なんですが、それに似た症状が結構あるのでこのお題にも参加させて頂きたいと思います。 鼻炎に苛まれる毎日 子供の頃から鼻炎だった自分は未だにその症状が無くなる事はありません。風邪を引いている訳でもないのに鼻水が止まらなくトイレットペーパーを沢山使ってしまいます。ティッシュペーパーよりも安いしトイレに流せるのでゴミを減らす事も出来きますよね。貧乏くさい話ですけど(笑) 多い時は一日で半分ぐらい使ってしまう事もあります。本当に鬱陶しいです 😒 …

  • まったく皺のないTシャツ 四章

    二日目の旅程は鳥羽水族館で可愛いラッコを見た後、真珠の養殖、取り出し方、アクセサリーを作る工程等を見学する。アコヤ貝から採取された真ん丸なその玉は正に海底に沈む財宝といった感じの神秘的なホワイトパールの色彩を帯びて神々しいまでの輝きを放つ光には人の心を浄化させる力を感じる。一同はただ黙ってそれを見つめ感動していた。 そしていよいよ旅のメインである伊勢神宮に赴く。 お社の入り口には威風堂々とした大きくて精悍な鳥居が一行の心を魅了する。一哉はこの鳥居を何時までも眺めていたかったが時間がそれを許さない。ここに立っているだけで涙が溢れて来るような心持になったいた。 中に入るとこれまた立派なお社が立ち並…

  • 昨日の競馬から学ぶ人生観

    夢を観る 高配当は 競馬かな(笑) いやはや、いきなりギャンブルの話で恐縮ですが昨日の競馬win5は4000万ですかぁ~・・・。 勿論自分は外しましたが4000万はいいですよね~。ちまちまボートなんかしてるのがアホらしくなって来ますわ 😒 ま、たった36枚(3600)円しか行ってないですけど。何時かは高配当をゲッツしたいものです (*´▽`*) 自分の競馬必勝法 ま~必勝法というか予想の仕方なんですけど、取り合えずは普通に出走表を見て成績、タイム、馬体重や調子、その日の馬場状態、騎手等々、一応の事は考えますがやはり競馬で一番の決め手になるのは「馬の名前」ですね。 そこで昨日のwin5、勝ち馬の…

  • まったく皺のないTシャツ 三章

    三章 運動会も終わった10月下旬、秋の深まりも頂点を極めようとする頃、街路では風に吹かれた紅葉の花は地面に落ちた後も尚美しく旅情をそそる。一同は待ちに待った修学旅行へ向かう。 駅のホームでみんながざわつきながら汽車の到着を待つ間、一哉は一片の紅葉の花びらを手にとって眺めていた。黄色が混ざった赤色の紅葉は枝から離れてもその綺麗な色彩を失わず生き生きとして亦、哀愁に充ちている。一哉は秋という季節が一番好きであった。 みんなはやっと到着した汽車に大はしゃぎで乗り込んで行く。一哉は願っていた窓際の席に着く事が出来て一安心していた。 旅先は三重県でお伊勢さん巡りがメインであった。地元からは片道約2時間掛…

  • (祝)1000アクセス これからの抱負

    ブログ始めて約1ヶ月半、気が付けばアクセスは1000を超え頂いたスターもちょうど1000、読者も100人を超えました。コメントは少ないですけど(笑) ベテランから見ればこんなのは全然大した事じゃないかもしれませんが自分のような無知無能な人間にとっては嬉しい限りです。こんなクソ下らないブログでも読んで下さる方々に対しては本当に感謝の念に堪えません。有り難う御座います^^ 心境の変化 前回のブログ1ヶ月でも縷々綴ったのですがやはり気持ちにも変化は出るものですね。自分で書くのは勿論面白いですけど色んな人のブログを拝見していても面白いし勉強にもなります。改めて世の中色んな人がいるんだなと思いました。 …

  • まったく皺のないTシャツ 二章

    二章 小学生になった一哉は相変わらず沙也加とは仲良しこよしでよくお互いの家に行ったりして遊んでいた。 鯉のぼりが蒼空に泳ぐ季節、春の心地に心が柔らかくなった人々の顔には何処となく優しさを感じる。それは子供とて同じでみんなは快活に学校生活を楽しんでいた。 学校の授業では簡単な読み書きや絵を描く事が多かったが元々聡明だった沙也加はすらすらと字を覚えてクラスでも成績は常に上位だった。一哉は沙也加の家に行き読み書きを教えて貰う。すると沙也加は本を読みながらこんな事を言い出した「私は将来、一哉君のお嫁さんになります」と。それを訊いた一哉は照れながらも「何言ってんの?」とすかした。一哉はこの頃はまだ女の子…

  • 北斗の拳の矛盾点&感動シーン

    前回まで北斗の拳のおかしな点と感動シーンについて縷々紹介して来ましたが、今日は締め括りとしてそれらをまとめた最終章です。 北斗好きには必見ですのでヨロシク 😉 ケンシロウには先見の明がないのか? 第38話カサンドラ編にてウィグル獄長が蘭山紅拳のベラに母親を救う条件としてケンシロウを倒すよう命じます。 ベラは言われるままにケンシロウに闘いを挑みますが勿論負けます。負けたといってもケンシロウの情に絆され闘いを放棄するのですが。そしてあろう事かケンシロウはベラに「サラバだ」とだけ言い置いてその場を立ち去ってしまいます。すると人質として囚われていたベラの母親は殺されベラもやられます。甘いですよね~ 😒…

  • まったく皺のないTシャツ 一章

    一章 一哉は部屋の壁をボケーっと眺めていた。 「何で壁はこんなにも平らで皺一つないんだろう? 本当に綺麗だ、それに引き換え人間はどうだ、心身ともに皺だらけではないか、ほんとに醜い生き物だよ、勿論俺もだけど」悲嘆に暮れながらそう呟いていると奈美子は何時ものように人を小馬鹿にしたような顔つきで 「ま~た独り言言ってんの? 私いい加減あなたのような男とは別れたいんだけど?」と言って煙草の煙を一哉が眺めている壁に向かって吐きかける。 「そんな冷たい事ばかり言うなよ、俺にはお前しかいないんだよ、分かってるだろ、死にたくなるような事言わないでくれよ」 「じゃあ死んだら?」 冬の寒空の中、エアコンをつけてい…

  • 検温で体温が低めに出るのは仕方ないのか?

    このコロナ渦、病院は勿論、スポーツクラブ、飲食店、携帯ショップ等、様々な所で検温されますよね、はっきり言って鬱陶しいです。でもこればっかりは仕方ないですね。一刻も早いコロナの終息を願うばかりです。 そこでこんなニュースを目にしたので今日はコロナについて少し触れてみたいと思います。 news.yahoo.co.jp コロナの影響で嫌な思いをした経験 皆さん多かれ少なかれあるとは思うのですが取り合えずはこの検温ですね。自分が通っているプールでも検温は勿論、氏名、年齢、電話番号、体温等の記入が毎回義務付けられています。いくらスタッフと顔見知りになってもこればかりは免除してくれません、当たり前ですよね…

  • 極道女子高生 最終章

    最終章 朝起きて窓を開けると晴れ渡った空に一筋のヒコーキ雲が天高く流れている。誠二は「あや、ヒコーキ雲が出てるぞ」と言うと、あやは「そうか! 今日もいい日になりそうだな」と上機嫌で笑っていた。 誠二の母はあやが一晩泊まっていた事には勿論気付いていてその上で「誠二、朝ご飯よ~」と快活に声を掛ける。三人は無言で食事を済ませ二人は共に学校へ行く。母はその後ろ姿を心配そうな表情を泛べながら何時までも眺めていた。 学校ではこの前二人を嵌める陰謀に失敗した三人の同級生が性懲りもなく姦策を施そうと奈美に近づく。だが奈美はもはやそんな小賢しい手が通じない事を十分承知しており全く相手にしようともしない。三人は潔…

  • 峰竜太の誠意

    今やボートレースはこの男を除いて語る事は出来ない、と言っても過言ではない名実ともにスーパースターの「峰竜太」(芸能人の方ではない)この峰選手が浜名湖競艇場で開催されているG1「開設67周年記念 浜名湖賞」に出走していたのですが初日(3月2日)の5Rで全艇フライングという大アクシデントが起きました。 ボートレースに関心がない方には何が大惨事なのか分からないかもしれませんが、ボートではスタートでフライングや1秒以上の出遅れがあるとその選手は失格になりその選手を絡めた舟券を買っていた人には購入金額がそのまま返還されるシステムになっています。つまり主催者は損する事になり選手は競走会、運営側から叱責され…

  • 極道女子高生 十四章

    十四章 修学旅行はスキー旅行だった。 道中で渋滞が酷かったとはいえ大型バスで片道10時間も掛けてやっとこさ着いたその場所は寒風が吹きすさぶ見渡す限り一面が雪に覆われた絶景が夜目にもはっきりと分かる。バスから降りた一行は意気揚々として宿までの坂道を歩き出した。 宿に着いたら直ぐに晩御飯になった。みんな疲れていたのでその日は取り合えず各々の部屋に入り休む事になる。明日もスキーを楽しみに眠りに就いたのであった。 翌朝食事を済ませた一行は先生とインストラクターに誘われスキー場に向かう、燦然と晴れ渡る太陽に照らされた雪の地面が眩しい。みんなはその景色に改めて感動していた。 あやもスキーは初めてであったが…

  • 今週のお題

    今週のお題「雛祭り」 あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花五人ばやしの 笛太鼓 今日はたのしい ひな祭り いよいよ雛祭りがやって来ましたね、この日を待っていたんです(笑) 3月といえば雛祭りですよね。嬉しい限りです (*´▽`*) 未だに「ぼんぼり」の意味とこの歌の2番目以降を覚えようともしないナマクラ者で困ったものですが 😢 でもこの神聖な行事には春の到来を感じさせてくれるものがありますし正に「花鳥風月」を思わせる日本の原風景がありますよね。発祥は中国らしいですけど。 雛祭りはだいたい女の子の行事で印象としてはあの人形が可愛いなと思うぐらいですかね。自分には子供はいないの…

  • 極道女子高生 十三章

    十三章 あやと2回目の契りを交わした後窓を開けて空を眺めると見事な満月が出ている事に気付く。満月の夜は不吉だなどという迷信に少しは動じながらも誠二は全てを話すべく改めてあやの顔を真剣に見つめた。 「何だよ改まって」 「さっきは悪かった、未だに夢に出て来るんだよ」 「誰が?」 「奈美さ」 「で、お前まだ迷ってんのか?」 「いや、もう吹っ切れた、いや吹っ切れそうなとこまで来ている」 「全然吹っ切れてねーじゃんか」 「そうでもないよ」 「そっちの方は相変わらずか~」 「あやはどうなんだよ、昇司さんの事どうするつもりだよ?」 「そうだな~私も流石に迷ってるかな」 そう言ったあやはまた誠二の身体に凭れか…

  • 天人五衰

    言わずと知れた三島由紀夫の最終作「天人五衰」今日はこの作品のレビューに挑戦しようと思うのですがはっきり言って自信はありません。まず自分のような凡人が三島作品について語る事自体烏滸がましいのですがその素人目線で率直な感想を綴ってみたいと思います。 天人五衰とは まず天人五衰そのものの意味としては天人五衰(てんにんのごすい)とは、仏教用語で、六道最高位の天界にいる天人が、長寿の末に迎える死の直前に現れる5つの兆しのことで 、以下のものとされています。 1-衣裳垢膩(えしょうこうじ):衣服が垢で油染みる 2-頭上華萎(ずじょうかい):頭上の華鬘が萎える 3-身体臭穢(しんたいしゅうわい):身体が汚れ…

  • 極道女子高生 十二章

    十二章 年が明けて早や3月。寒さも幾分緩和して辺りには桃の花が美しく咲き乱れている。 実はこの梅、桃、桜の花は共に薔薇科桜属の植物で見た目が似ていても仕方なく、その違いは花の付き方と花びらの形に依るものである。 3月中旬、あやの一家では定例幹部会が行われていた。 そこには名だたる直参の親分衆が列席していて昇司の姿もあった。昇司は何時ものように渋い佇まいで少し俯き加減で顎を引いて威風堂々と坐っている。あやの父親はそんな昇司を見て、やはり自分の後釜はこの男を置いて他にはないと確信していた。 幹部会ではそれぞれの組織の近況報告と次期執行部の人選が行われており親分は昇司を若頭に推した。 だがこれには結…

  • 3月といえば

    正月の 想いも抜けぬ 弥生かな いよいよ3月になりましたか。本当に1月2月は早いですよね。この前正月が来たばかりなのに、この前まで年末だったのに、この前40歳になったばかりなのに、30代、20代、10代、そして生まれたばかりと。何処まで遡るのかって話ですね。とにかく正月大好きな自分としては春の到来にも複雑な心境なんですがこんなネガティブ思考ではいけません(笑) ディオのザ・ワールドでも使わない限り一瞬たりとも時を止める事など出来ないのです。 という事で寒い1月2月が終わりせっかく3月になった訳ですから来たるべく春に向けて心も晴れやかにしておく必要があると思います (*´▽`*) 3月といえば …

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