踵の骨の下には脂肪がありまして、 これが炎症を起こして痛みを出すことです。 急激な外力が踵に生じると発生して、 踵の骨折か脂肪体の損傷か迷うことが臨床上でもよくあります。 おそらく2週間から4週間で復帰されるのではないでしょうか。
太い骨(橈骨)と細い骨(尺骨)がありますが、 結論を言うと、尺骨が橈骨より長くなっている状態を尺骨突き上げ症候群と言います。 この形状があることで、手首の外側にストレスがかかりやすく、痛みの原因になることがあるのです。 そして、この「尺骨突き上げ症候群」は珍しくなく、頻繁に遭遇します。
運動していると足がパンパンになる慢性コンパートメント症候群 学生たちも新学年になり、 スポーツ活動の環境変化も
膝には大きく4つの靭帯があります。 前十字靭帯 後十字靭帯 内側側副靱帯 外側側副靭帯 いわゆる膝の靭帯損傷というのは、 これらの靭帯を痛めたことを意味します。 その中でも、もっとも運動復帰に時間を要するのが前十字靭帯になります。 なぜなら、運動復帰には一般的に手術が必要とされているからです。
新しい部活動を始めて環境の変化も身体に影響してくる第1段階が4月末にかけてです。 ちなみに第2段階は入部2,3ヶ月の7月頃になります。(自論ですが。。。) この第一段階で怪我するのが多いのは疲労骨折、骨髄浮腫です。 高校の部活に入部した学生が急な激しいトレーニングで発症することや、 小学生が中学生のハードメニューをこなすようになり怪我をするケースです。
腰痛は特異的腰痛(15%)非特異的腰痛(85%)に大別されるとなっていた。 非特異的腰痛は原因不明の腰痛ではなく、所見、レントゲン画像、採血ではすぐに判別できない腰痛のこと。 MRI機器の普及などで非特異的腰痛とされていたものも分類されてきている。 ただ、それは今も症状と画像含めて調査中ではある。
ボクサーは拳を痛めることが多く、 試合中での手の骨折も多いようです。 漫画とかでも、骨折シーンもよく見ますよね。 ところがトレーニングでの疲労骨折もあるので、 今回はその件がポイントになります。 特に学生の選手に多く、 頻度は多くはないですが、 知らないと完全骨折することがあるので要注意です。
頻繁に患者さんに聞かれる質問です。 どうなったら病院に子供を連れてきたら良いですか? の回答。 指のぶつけた、捻ったなら 腫れ 曲がり が回答でしょう。 痛くても完全に曲がれば骨折などの致命傷のリスクはかなり下がります。 また、ダメージが大きいほど腫れる可能性があるので、 まったく腫れてないなら比較的に安心です。
強い力でボキッと骨が折れるのを完全骨折 いわゆる少しヒビが入った状態を不全骨折(不完全骨折) 骨内部で内出血が生じた状態を骨挫傷 という認識で一般の方は良いかと思います。 骨挫傷はレントゲンでは評価できないのも特徴です。
ストレッチは 本当に効果あるの? じゃ 何に効果あるの? 怪我の予防にならない可能性が高そうです。 パフォーマンスにも悪い影響がありそうです。 論文ベースに簡単に解説します。
インターネットの普及に伴い、 スポーツの技術、トレーニング、栄養なども情報が簡単に取得できるようになり、 スポーツ競技の動画も「DAZN」や「YOU TUBE」などで安価で手に入るようになりました。 現状の問題点は情報が溢れかえり、 何が正しい情報なのかがわからなくなっているところですね。 誰が言うかがポイントになっています。
インターネットの普及に伴い、 スポーツの技術、トレーニング、栄養なども情報が簡単に取得できるようになり、 スポーツ競技の動画も「DAZN」や「YOU TUBE」などで安価で手に入るようになりました。 現状の問題点は情報が溢れかえり、 何が正しい情報なのかがわからなくなっているところですね。 誰が言うかがポイントになっています。
臀部痛というのは、頻繁に遭遇しますが、年齢によって要因は変わってきます。 中高年、高齢者では臀部痛は ●股関節由来(変形性股関節症など) ●神経由来(腰ヘルニア、脊柱菅狭窄症など) が主な原因となります。 学生に関しては、 臀部痛の原因が見逃されやすい疾患があります。 それが、【坐骨骨端症】という疾患になります。
高齢者の転倒は頻繁に遭遇しまよね。 今回は転倒の際に注意しなければならないことです。 高齢者の転
一般には認知されてないですが、 頻繁に遭遇する疾患で単純性股関節炎という疾患があります。 ポイントは 急に歩かなくなる 痛みの場所は大腿部、膝を訴える 1週間で改善する 日常生活にも大きく影響しますが、 治るのは早い疾患です。 おおよそ10歳までが単純性股関節炎の対象と思って頂いて良いとは思います。
気付いたら膝が腫れてる 当たると痛い 腫れてる割には痛みはない これが膝蓋前滑液包損傷です。 基本的に発症は仕事やスポーツで膝を接触させる際に起こります。 膝前面を強く接触させることで、滑液包という袋が破けてしまいます。 そうすると出血し、腫れが出現します。
いきなり首が動かなくなります。 右を向くのも、左を向くのも痛くて身体ごと振り向く感じになります。 こうなると、ちょっと寝違いじゃないのかもしれない。。。 ①原因なく急に発症します ②首が動かないほど痛みは強いです ③腕のしびれなどの症状は出ません ④嚥下痛があることが多いです ⑤ロキソニンが効果的です ⑥2週間で治ります
痛風は ①体の中にある尿酸が結晶化します ②尿酸の結晶が剥がれ落ちます ③白血球がこれを処理します ④処理する際に炎症が引き起こされます ⑤激痛が出ます ポイント 尿酸値7.0以上 ストレスや運動、暴飲暴食が引き金になる 尿酸結晶が剥がれ落ちて、白血球が反応して炎症が発生し痛くなる 痛み止めで2週間で改善
試合と練習では 練習が1000時間あたり6.6回負傷 試合が1000試合あたり23.8回負傷 と圧倒的に試合での怪我が多いようです。(欧州サッカー協会:UEFA) それでも18年間の調査では年間3%ずつ怪我の減ってきているとのことでした。 また、再現率・怪我による離脱期間は有意に減少しているようです。
膝蓋骨周囲のトラブルは多くて、 「Anterior knee pain」 と総称されます。 で、今回の有痛性分裂膝蓋骨というのは、 学生にしか起こらない疾患です。 大人では起こりません。 レントゲンでたまたま分裂膝蓋骨が見つかっても痛みの原因でなければ、 「有痛性」ではないので放置で良いです。
膝を怪我したときに「靭帯損傷したんじゃない!?」 というのは、よく聞く話です。 膝は運動で怪我しやすい場所です。 中でも靭帯損傷が多いのは、中学生以上の大人になります。 小学生は関節の柔軟性も高く、靭帯損傷は極めて稀です。 膝の靭帯はメインが4つ 内側側副靱帯 外側側副靭帯 前十字靭帯 後十字靭帯
膝の痛みの原因は幅広くて 疼痛の部位によって疾患もわかれます。 治療方針も異なります。 何が患者にとってベストな治療方法なのかを選択することから治療は始まりますので、 大枠の評価から必要と考えています。 それが西洋医学でいう診断学になります。 診断学でいう膝疾患について大きく説明していきます。
ポイントは 可動域 腫れ 力 期間 これが評価できれば重症度の指標になります。 医療機関受診の指標にして頂くと良いでしょう。 疲労骨折なども腫れが出ることもあります。 肉離れは筋力と可動域。 骨折は腫れ、可動域、筋力。 痛くても腫れなく、力が入り、よく動く というのは大きな問題がない場合が多いです。
評価の基本 整形外科での医師が 何を診ていて 何を判断している という、もっとも初歩的ですが、 もっとも重要なことを書いてみます。 難しい評価はいろいろありますが、 もっともシンプルで重要なことはこんなことです。 どこが痛くて なんで痛くて どうすると痛い 熱があるか、赤くなっているか 痛みがシビアなのか
評価の基本 整形外科での医師が 何を診ていて 何を判断している という、もっとも初歩的ですが、 もっとも重要なことを書いてみます。 難しい評価はいろいろありますが、 もっともシンプルで重要なことはこんなことです。 どこが痛くて なんで痛くて どうすると痛い 熱があるか、赤くなっているか 痛みがシビアなのか
もっとも大切な靭帯が前十字靭帯になります。 ②怪我をすると復帰には半年から1年を要して、 手術治療がスタンダードになります。 ③怪我の仕方は相手と接触するケース、 接触しないで捻り受傷するパターンがあります。 ポイントを絞るとこんな感じです。
手に負担のかかる仕事 月状骨に圧痛 早期はMRI検査 治療は手術だが早期発見が大切 職業病と言われるものは数多くありますが、 特徴的な疾患としてキーンベック病があります。 これは手首が痛くて、動きに制限まで出現する病気です。 手首付け根中央が痛くなります。
ドッヂボールやバスケットに多い指の脱臼です。 ただ、前提として小学生で指の脱臼は基本的に起こりません。 関節が柔らかいからです。 中学生になると指の脱臼が増えます。 見た目は骨折か脱臼かわかりにくいことも多いです。 「パコッ」と音がなった感じで外れることも多く、 怪我の仕方、怪我の状況を確認することが大切。
有鉤骨(hamate)は 手掌(手のひら)からみて、 手首より少し先の小指側のところになります。 ここがバッティングのときにバットと接触することで、 骨折に至るという怪我です。 もちろん、転倒などでも有鉤骨に強い衝撃が加われば骨折します。 問題はこれが難治性の高い骨折だということです。 見逃しやすいので注意を要します。
これは頻繁に遭遇する疾患です。 ソフトボールを素手で受けて、 ドッチボールでボールを取り損ねて、 壁でコツンと指を打ち付けて。。。。 などなど、 軽微な力でも発症します。 指先に外力を受けて、指が伸びなくなる疾患です。 第一関節だけ伸びなくなります。 早期発見、早期治療が大切です
スポーツ選手が怪我をしたときに、 大切なことは ①手術が必要な怪我か ②復帰まではどれくらい要するか 「大会に参加したいから休みたくない!」は常にニーズとしてあります。 ということで今回は 「この怪我は長期間の離脱を要する」 という疾患をまとめました。
有痛性外脛骨とは足の内側にある、 過剰骨もしくは種子骨と言われているものです。 小、中学生に多い足の疾患です。 繰り返すこともありますが、成長期が終わる頃には治癒します。 疼痛の出方は数パターンありますので注意しましょう。 ポイント ●10歳から15歳 ●2%の確率で発症 ●基本、手術は不要
改めて骨髄浮腫になりやすい選手の特徴まとめると 自粛中に自主練をしていない 急に普段通りの練習を始めている 比較的大人しい子供 色白 こんな感じです。 一方、骨髄浮腫は無理をして疲労骨折になるという疾患でもないので、しっかり休んで回復させれば大きなトラブルになることはありません。
激しいトレーニングや1日に数試合をこなす状況下では、 グリコーゲンを早く回復させる必要があります。 糖質とタンパク質をセットで摂取することが勧められています。 これは消化管ホルモン、インスリンの分泌を高めるためです。 要するにグリコーゲンが回復するためです。 一方、糖質と脂質をセットで摂取することでも回復促進したという報告があります。
中高生に多い腰の痛みで、走る競技ならどの競技でも発症する仙骨疲労骨折です。 あまりメジャーではない疾患ですが、 スポーツ選手でも発症しますし、 出産時にも発症すると報告があります。 腰椎分離症という腰の疲労骨折との鑑別が難しく、 2週間以上続く腰痛は注意が必要です。
意外と多い自宅の家具に足をぶつけての骨折。 「足を椅子にぶつけてしまって、痛みが1日経っても続くから。。。」 「水筒が足に落ちて、内出血がけっこう出てるから念の為に。。。」 こんなエピソードで来院される患者さんは非常に多いです。 で、患者自身も骨折はしてないだろうと思っていたが、 意外と骨折しているというのも珍しくありません。
タンパク質の適正量 トレーニングしていない人は1kgあたり0.86g トレーニングしている人は1.76g プロテインなどは飲料はもちろんですが、プロテインバー,ささみプロテインバー など、様々な形で提供されており、簡単に手に入る食品になりました。 どれくらい摂取すれば効果的なのかということをまとめてみました。
あまり認知されていない疾患「FOPE」です。 希望があるのか、ないのか。。。 FOPEとはFocal periphyseal edemaのことであり、 骨端線閉鎖時期に起こる骨髄浮腫です。 この限局性骨髄浮腫パターンを特徴とする青年期の膝MRI所見が 「FOPE」と呼ばれています。
あまり認知されていない疾患「FOPE」です。 希望があるのか、ないのか。。。 FOPEとはFocal periphyseal edemaのことであり、 骨端線閉鎖時期に起こる骨髄浮腫です。 この限局性骨髄浮腫パターンを特徴とする青年期の膝MRI所見が 「FOPE」と呼ばれています。
食事の後に体のエネルギー代謝が活発になるわけですが、 なぜ活発になるかは ◎噛む ◎摂取したものを消化、吸収する という2つの可能性があります。 犬で実験をしたことがあるようで、 ①餌を普通に食べる ②食べたものが胃に届く前に食道から外に出す ③食べ物を胃へ直接入れる という3つのパターンで変化が異なるかという研究です。
外傷なく2週間以上痛みが続いている 明らかにパフォーマンスが落ちている 周りの親から動きがオカシイと指摘がある 以上に該当する場合は、 後遺症が残るような危険な疾患である可能性があります。 フライバーグ病とは発見の時期で治療方針が変わります。 早ければ手術なしで治療できるし、 遅くなると骨が崩れて手術です。
【緊急事態宣言後に注意!!】スポーツ選手が長期運動休止後に長期離脱の可能性
2020年の緊急事態宣言明けに何が起こったかというと、 「疲労骨折の異常発生」 医学的に運動中止が身体機能を低下させることは事実としてあり、 自粛明けの運動は大きな怪我が頻発することは経験事実です。 今回も間違いなく起こるでしょう。 選手家族・指導者の方にこれらの十分に情報が届いてないので。 ご注意ください
中学生、高校生に多く、小学生では稀です。 また、高齢者においても稀になります。 見逃しやすいために評価できる医療機関を勧めます。 舟状骨骨折は後遺症になることがあります。 骨折でズレが生じているケースは手術が安全。 診断には圧痛と可動域制限が重要。 早期はMRI、レントゲンなら経過観察
40代、50代の方が急に方が上がらなくなり、 激痛が出現した場合にもっとも疑うべき疾患です。 石灰沈着自体は指でも、足、膝など様々なところで発症します。 もっとも多いのが肩での発症です。 ポイント 肩は20度ほどしか上げれなくなる じっとしていても疼くほど痛い 押すと激痛が出る圧痛ポイントがある
【ポイントは5つ】 ・10歳以下の子供で原因なく跛行が出たら要注意。 ・治療方針は装具着用と手術療法と2種類ある ・1週間以上に渡り歩行がおかしいときは必ず医療機関を勧めます。 ・見逃されやすく、医療機関で「問題ない」と言われても油断しない ・子供が痛みを訴えるのは大腿部、膝などが多く股関節を訴えない
疲労骨折の部位別発生頻度では 上肢 9.2% 体幹部 23.1% 下肢 67.7% となっているようです。 疲労骨折の7割は下半身にあるようですね。 「走る」「飛ぶ」という競技に圧倒的に多いことが伺えます。 ということで下肢の疲労骨折のベスト5を挙げていきます。
もっともメジャーな手首の骨折です 転倒して、手をついた際に発症することが多いです 腫れ、動きが悪い、子供なら泣き方が異常であるは疑ってください 関節内骨折と関節外骨折があり、関節内骨折は注意してください 手術に関してはメリット、デメリット、活動レベル(年齢・趣味など)に応じて判断を勧めます
コロナも少し落ち着いたし運動するか!! と復帰した際に発症しやすいのが骨髄浮腫という疾患です。 簡単にいうと、 骨に負担がかかり、骨が腫れる というのが伝わりやすいかと思います。 評価方法はMRI画像診断になります。 オーバートレーニングや運動を始めた人、 高齢者では特別にきっかけもなく発症する方もいます。
足関節捻挫は靭帯及び関節包という袋を損傷する病態です。 重症度はありますので、それに伴い復帰期間も変わります。 完全断裂でも運動復帰は可能です。 捻挫は後遺症として弛さ(足首のゆるさ)が出ることがあります。 不安定感が出たら、リハビリもありますがサポーター、テーピングで対応
「病院行くと、どうせ試合出たら駄目って言われるから行かない」 スポーツ選手から見ると、医療機関はそのように映るということでしょう。 運動ストップさせない整骨院、治療院が人気が出るというのも事実でしょう。 なぜこんな問題が起こっており、 なぜ病院はプレーさせてくれないのか、 簡単にまとめました。
「いつのまにか骨折」と呼ばれる脊椎の骨折です。 高齢者が尻もち、転倒で発症することが多いですが、 エピソードがなくても骨折していることがあるので 「いつのまにか骨折」と言われております。 ●圧迫骨折は転倒、尻もち、重量物を持ち上げるなどで発症が多い ●立ち上がりが痛む ●レントゲン、MRIが診断には有効 ●コルセットは3ヶ月
1ヶ月に10名くらいは遭遇する疾患でガングリオンというのがあります。 手関節によくできる腫瘤です。 中身はゼリー状になっています。 注射器で抜いて、再度出してみるとニュルニュルとゼリーが出てきます。 悪いものではないです。 ただ、大きくなったり、発生する場所によっては疼痛の原因になり、 その場合は潰すか抜くか対処します。
Carpal boss(カルパルボス) カルパルボスと言われる病態について書いてみます。 これは手の痛みに関わる疾患になります。 治療家の先生方でもあまり御存知でないことが多い疾患です。 経過が悪ければ手術を要する疾患です。 ポイント 2,3中手骨の骨棘 使いすぎが原因 根本治療は手術
腰痛は大きく2種類にわけられます。 要注意の腰痛=特異的腰痛 命に問題なく、後遺症にもならない腰痛=非特異的腰痛 85%は非特異的腰痛と言われるものです。 非特異的腰痛とは簡単にいうと整形外科で原因がよくわからない腰痛。 15%が特異的腰痛と言われるもので、 ヘルニアや尿管結石、圧迫骨折、転移性骨腫瘍などはそれに該当します。
ポイントは 骨折と突き指の見極めは腫れと曲がり 突き指でも腫れてるなら1週間は保護して、負荷をかけない 初期治療がとても大切 ちなみに指の怪我は1ヶ月に50件ほどは診てると思いますので、経験値はけっこうある方だと思っています。
膝蓋腱症の情報をアップデートします。 まずは病態についてですが、 運動している選手に多く発生する膝の痛みで、 膝蓋腱症というのがあります。 スポーツ選手にはめちゃくちゃ多くて、 困り具合も軽度なものから深刻なものまであります。 この疾患に関して最近の考え方の報告が出てましたので、 ポイントだけ掲載します。
子供とプロテイン 親の方から「子供にプロテインを飲ましてよいですか?」と聞かれることは多いです。 関連することを含めて質問が多いことをまとめてみました。 ①プロテインってなんですか ②サプリメントってなんですか ③子供が筋トレすると身長が伸びなくなる? ④タンパク質は取りすぎ注意と聞きますがどうなんですか?
アキレス腱断裂は腱自体は痛みをそれほど生じません。 肉離れを併発することもあります。 ときにアキレス腱断裂に気づかずに「つま先立ちがしにくい」と訴える方がいるのに注意 陳旧性(受傷から時間が経った)断裂は手術の適応になります。 手術療法と保存療法があり、一長一短でどちらも成績は悪くないです。
子供のみに発生する骨折を若木骨折といいます。 子供の骨は撓(しな)りますので、 「ボキッ」と折れるよりも 「グニャ」と曲がるように骨折することが多いからです。 中学生以下で発症する疾患であり、 大人は若木骨折にはなりません。 若木骨折のポイントは 親も見逃しやすい 医療機関も見逃しやすい リスクは高くない
「まだ、子どもの身長伸びますかね?」 むちゃくちゃ多い質問であり、 皆さんが気にされている話題です。 身長についてまとめてみました。 身長を伸ばすポイントです。 今回のポイントは 2回ある成長スパート 身長が伸びる時とスポーツについて タンパク質・カルシウム・ビタミンD
シンスプリントになる人は脛骨疲労骨折を発症する方も多いので注意。疲労骨折は無理すると完全骨折に至ります。 シンスプリントは機能的な問題を解決することも大切ですが、痛くなったらコンクリートの上を走る、球技であれば走るメニューのみ避けると回復しやすいです。
小学校3年生から中学生までに発症しやすい疾患がオスグッド病です。 聞いたことがある方も多いかと思います。 膝前面の膝蓋骨(皿)の下方に疼痛が発症します。 ポイントは ○成長期のみに発症します ○どんな症状 ○適度な柔軟性は必要か ○運動を中止した方が良い状態ってどうなの ○治療方法と予防策
小学校3年生から中学生までに発症しやすい疾患がオスグッド病です。 聞いたことがある方も多いかと思います。 膝前面の膝蓋骨(皿)の下方に疼痛が発症します。 ポイントは ○成長期のみに発症します ○どんな症状 ○適度な柔軟性は必要か ○運動を中止した方が良い状態ってどうなの ○治療方法と予防策
意外と多い踵の疲労骨折です。 本疾患は学生でも発症しますし、 成人の方が職場環境、運動環境が変わって、 運動量が急激に増加した際にも確認されます。 何かしらの理由で走るようになって、 1週間で疲労骨折に至ることは決して珍しくありません。
意外と多い踵の疲労骨折です。 本疾患は学生でも発症しますし、 成人の方が職場環境、運動環境が変わって、 運動量が急激に増加した際にも確認されます。 何かしらの理由で走るようになって、 1週間で疲労骨折に至ることは決して珍しくありません。
恥骨下枝疲労骨折 鼠蹊部痛には股関節炎、腸腰筋の肉離れ、Groin pain 症候群など、 多くの疾患がありますが、 今回は恥骨下肢の疲労骨折について解説します。 Noakesの 3徴というのがありまして、 ●ランニング障害になるような鼠径部痛 ●患側での片脚立位時の鼠径部痛 (positive standing sign) ●恥骨下枝の圧痛
恥骨下枝疲労骨折 鼠蹊部痛には股関節炎、腸腰筋の肉離れ、Groin pain 症候群など、 多くの疾患がありますが、 今回は恥骨下肢の疲労骨折について解説します。 Noakesの 3徴というのがありまして、 ●ランニング障害になるような鼠径部痛 ●患側での片脚立位時の鼠径部痛 (positive standing sign) ●恥骨下枝の圧痛
今回は大腿骨頸部疲労骨折についてのレポートです。 大腿骨頸部疲労骨折は中高年に多い疾患で、 レースなどに参加するレベルの選手に多いです。 股関節部に疼痛が出現して、 日常生活でも疼痛が出現します。 大腿骨の疲労骨折なので、 荷重時痛が出現します。 一方で片足でのジャンプ動作などの荷重を加えると、疼痛が誘発されます。
今回は大腿骨頸部疲労骨折についてのレポートです。 大腿骨頸部疲労骨折は中高年に多い疾患で、 レースなどに参加するレベルの選手に多いです。 股関節部に疼痛が出現して、 日常生活でも疼痛が出現します。 大腿骨の疲労骨折なので、 荷重時痛が出現します。 一方で片足でのジャンプ動作などの荷重を加えると、疼痛が誘発されます。
女性に多い膝蓋骨脱臼について今回はまとめております。 ほとんどのケースでは脱臼が整復された状態で受診されるのが本疾患の特徴ですね。 発生機序は膝を捻った、膝を着いたなどがほとんどです。 膝がガクッとなったというエピソードは要注意です。 ちなみに膝がガクッとなったとなれば 前十字靭帯損傷 半月板損傷 膝蓋骨脱臼 離断性骨軟骨炎 などを念頭に
女性に多い膝蓋骨脱臼について今回はまとめております。 ほとんどのケースでは脱臼が整復された状態で受診されるのが本疾患の特徴ですね。 発生機序は膝を捻った、膝を着いたなどがほとんどです。 膝がガクッとなったというエピソードは要注意です。 ちなみに膝がガクッとなったとなれば 前十字靭帯損傷 半月板損傷 膝蓋骨脱臼 離断性骨軟骨炎 などを念頭に
小学生のオーバーハンドスポーツ(肩より手を上げて行うスポーツ)に多く見られ、 野球選手に圧倒的に多い病態です。 成長期特有の疾患であり、上腕骨の成長線(骨端線)に繰り返しのストレスが生じることで発症します。疼痛で力も入らなくなるのでパフォーマンス低下も起こり、 休息を取らなければ改善することなく悪化していく疾患となります。
小学生のオーバーハンドスポーツ(肩より手を上げて行うスポーツ)に多く見られ、 野球選手に圧倒的に多い病態です。 成長期特有の疾患であり、上腕骨の成長線(骨端線)に繰り返しのストレスが生じることで発症します。疼痛で力も入らなくなるのでパフォーマンス低下も起こり、 休息を取らなければ改善することなく悪化していく疾患となります。
疲労骨折は早期発見にはMRIが有効であり、 レントゲンでは発見できないことは多いです。 発症から4週間ほどの経過で骨硬化像と言われる、 骨折線を確認することは可能です。 MRIでは骨髄内の信号変化が起こります。 骨周囲にも信号変化は及びます。
疲労骨折は早期発見にはMRIが有効であり、 レントゲンでは発見できないことは多いです。 発症から4週間ほどの経過で骨硬化像と言われる、 骨折線を確認することは可能です。 MRIでは骨髄内の信号変化が起こります。 骨周囲にも信号変化は及びます。
体全体でどこの骨折がもっとも多いか!? と聞かれると、中節骨剥離骨折です。 受傷時に掌側板という、 第2関節(PIP関節) 骨が牽引を受けて骨が剥がれる骨折です。 患部の状態は皮下出血、腫れ、圧痛、屈曲制限 などが出現します。 固定を2週間が基本としてます。 無理すると腫れが続いて症状が残存している方も経験してます。
体全体でどこの骨折がもっとも多いか!? と聞かれると、中節骨剥離骨折です。 受傷時に掌側板という、 第2関節(PIP関節) 骨が牽引を受けて骨が剥がれる骨折です。 患部の状態は皮下出血、腫れ、圧痛、屈曲制限 などが出現します。 固定を2週間が基本としてます。 無理すると腫れが続いて症状が残存している方も経験してます。
子ども(学生)の腰痛で注意すべきは腰椎分離症ですね。 小学生から高校生の運動選手の腰痛に多いのが腰椎分離症という、腰の疲労骨折です。 腰でも疲労骨折ってあるんですか? と聞かれることも多いです。 病態を知っておけば、怖くありません。 早期発見が必要になりますが、 症状からどのように疑うのかが大切です。
子ども(学生)の腰痛で注意すべきは腰椎分離症ですね。 小学生から高校生の運動選手の腰痛に多いのが腰椎分離症という、腰の疲労骨折です。 腰でも疲労骨折ってあるんですか? と聞かれることも多いです。 病態を知っておけば、怖くありません。 早期発見が必要になりますが、 症状からどのように疑うのかが大切です。
骨挫傷 医療系の学校で現在は習うことがあるのかはわかりませんが、 私の頃は聞いた覚えがない言葉で […]
骨挫傷 医療系の学校で現在は習うことがあるのかはわかりませんが、 私の頃は聞いた覚えがない言葉で […]
胸部痛は、鑑別が本当に大切です。 最悪は命に関わることもあるからです。 発生機序が大切です。 肋骨、胸部痛が外傷性であればどれくらいのエネルギーで受傷したかを必ず確認してください。高エネルギーの場合は、多発肋骨骨折が生じており、気胸、血胸などが併発して、早急な対応を要します。非外傷性でも落とし穴があります。
10歳までの子供に多い股関節痛です。 単純性股関節炎、ペルテス病、大腿骨頭すべり症は歩けない、歩き方がおかしい期間が大切です。 発見が遅くなると大事に至りますので、気をつけてください。 鑑別ポイント ①症状が1週間以上に及ぶ ②歩けるが、引きずっている(破行) ③股関節屈曲を嫌がる(痛がる、まっすぐ曲げれない)
年末年始は肘内障 年末年始は肘内障が多いです。 肘内障というのは、0歳から6歳くらいまでに多い、 肘関節の亜脱臼です。 気がついたら肘を動かさなくなります。 子供はいきなり泣き出します。 ほっといても動かそうとしません。。。 でも、意外と簡単に治せます。
3日前にゲームで負けた罰ゲームで腕立て200回。 なんとか、やりきったようですが、 上腕部の痛みが左右ともに強く、 肘に伸展制限、屈曲制限が出現している状態が続いている。 圧痛は三頭筋全体(上腕部中心)に認め、 ハリ感が非常に強い。 肉離れとは異なる所見であり、 採血をおこない、 CK高値(8000)を認めたので横紋筋融解症と判断。
痛風 痛風は体の様々な部位で発症します。 有名なのは足の拇趾の付け根ですね。 足関節、膝などが続いて多いでしょうかね。 感染症との鑑別が大切になりますね。 症状 ①原因なく疼痛出現 ②発赤 ③熱感 ④腫脹 ⑤圧痛 と感染症と同じような症状を呈します。 ただ、圧痛の強さが蜂窩織炎よりも強い印象があります。
感染症、蜂窩織炎は ①熱感 ②発赤 ③腫脹 がメインです。 痛風発作も同じ様な傾向がありますので注意が必要です。 安静時痛もあり、 症状が悪化すると膿が溜まることもあり、 状況によっては切開排膿する必要があります。 治療法 症状が強ければ抗生物質を内服します。 重症度合、確定診断は採血と症状です。 CRP(炎症反応)とWBC(白血球)、顆粒球などで判断します。
意外と多い疾患である腸腰筋肉離れです。 ポイントは発生機序がハッキリしないことが多い肉離れです パフォーマンス低下と鼠蹊部痛のような症状を訴えます。 下肢挙上テスト(背臥位で下肢を自動挙上させる) 座位での股関節屈曲抵抗(座位で股関節自動屈曲させる) うつ伏せの腸腰筋ストレッチ(うつ伏せで股関節伸展させる:膝屈曲位) 「これっ」といった明らかな特徴はないですが、 所見で的を絞ることは可能です。
学生のオーバーハンドスポーツ(肩より手を上げて行うスポーツ)に多く見られ、 野球選手に圧倒的に多い病態です。 成長期特有の疾患であり、上腕骨の成長線(骨端線)に繰り返しのストレスが生じることで発症します。疼痛で力も入らなくなるのでパフォーマンス低下も起こります。
骨挫傷は簡単に言うと骨の打撲であり、 ①骨同士の接触 ②人、物との接触 に大別されます。 骨内部に出血をしますが、 骨折、不全骨折のように連続性が断たれているわけでなく、 骨の中に炎症が生じている状態です。
microgeodic disease マイクロジオディック ディジーズ(骨のしもやけ)
microgeodick diseaseは寒い時期に発症する疾患です。手や足の指に疼痛を生じます。 寒い時期に自転車にバイクに乗る方や、 寒い環境で運動する方に発症します。 また、15歳までの小児に多く見られます。
陸上部の子供などで稀にありますが、 痛みの訴えは「気がついたら大腿部に疼痛が出現していた」というパターン。 明らかに怪我したタイミングがなく、 肉離れが起こらないと思っていれば見逃してしまいますが、 このようなエピソードで肉離れを両大腿部に発症することはあります。
肉離れアスリートであれば経験された方は多いかと思います。部位で見ますと学生では大腿部、中高年ではふくらはぎ(下腿三頭筋)が特に多いですが、腹筋、腕の筋肉など至るところで発症する可能性があります。小学生で発症することは稀でありまして、中学生く
関節の中にある気泡が弾けて出る音と言われています。 関節の中にある滑液という液体が「指を引っ張る」などの行為で、急激に圧力が変化することで気泡ができ、それが弾けて音が鳴ります。 基本的には害はないようであり、 過去の研究報告では、関節の節が太くなる、変形が出現するなどは起こらなかったようです。
肋骨骨折には発生機序が ①明らかな要因があるもの ②気づいたら痛くなっているもの と、大きく2パターンあります。 3点がポイントです。 深呼吸での痛み 咳、くしゃみでの痛み 限局性圧痛 上記が3つが揃えば疑います。
母趾深筋腱断裂は意外と見逃される腱の断裂です。 ①母趾に物落とした(少し鋭利な物) ②母趾が屈曲強制された という怪我の仕方で発症するのが本疾患です。 ただの打撲、捻挫で済まされる可能性は高く、注意しなければなりません。
肩が今朝から急に痛くなったという方もおります。痛すぎて肩がほとんど動かない。近くの治療院にいって50肩と言われたら要注意です。50肩はそんな急激には起こりません。①石灰沈着性腱板炎 ②化膿性肩関節炎を疑いましょう。
小学生のかかとの痛みは多く、繰り返します。骨端症と言われるものであり、怖くなく、休めば治ります。運動を休みたくない人は治療しながら運動することで問題ありません。
まずは、発症したら患部を確認してください。 ①発赤が出ていないか ②熱を持っていないか ➂ピンポイントで押していたい場所がないか いずれかに該当すれば、 ①痛風発作 ②蜂窩織炎(細菌感染) ③石灰沈着(カルシウム沈着) に8割は該当します。
①患者の症状がヘルニア症状かどうかが大切 ②ヘルニア症状はほとんどが治る ③ヘルニアは足のしびれ、痛みがメインです ヘルニアで手術と診断された方がゴッドハンドで治りました。 という話はよくありますが、そもそも診断が誤っていた可能性もありますよ。
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