2024年の東工大,大問1は東工大の中でもなかなか取り組みにくい問題でした.問題に書かれていることにしたがっていけば解けなくはないですが,「なぜそのように考えていいのか?」がよくわからず,モヤモヤしたまま解く人も多かったんじゃないかと思いま
高校物理の演習問題とよくある質問の記事を書いています. 特定の分野を集中的に勉強がしたい!という人や,教科書や参考書には書かれていない疑問がある!という人はぜひご覧ください.
PHYさん前回の内容はこちらです.問題図のような干渉計が空気中におかれている.光源から出て進む単色光が,入射光線に対して,$45^{\circ}$傾けた半透鏡(ハーフミラー)に達し,一部は反射し,残りは透過する.このうち,半透鏡で反射したの
位相差$\delta$ずれた波の合成波の振幅は?(振動数同じ)
NEKO波の干渉を考える場合,位相差が$0,\pm 2\pi,\pm 4\pi,\cdots$なら強め合いで位相差が$\pm \pi,\pm 3\pi,\pm 5\pi$なら弱め合いなんだよね.じゃあ,それ以外の位相差のときはどうなるんだろ
PHYさん今回から「マイケルソン干渉計」の問題を扱います.この問題では,「位相差」による強め合い,弱め合いの条件を書いた方が問題が解きやすいので,・「位相」についてよくわからない人は「位相ってなに?」・「位相差による条件」がよくわからない人
PHYさん今回は,大昔の東京工業大学の問題です.問題 東京工業大物体と2枚の凸レンズがあり,それらの大きさと位置は図に示されている.ここで$\rm F_{1}$はレンズIの,$\rm F_{2}$はレンズIIの焦点である.作図により,(a)
PHYさん今回は,「鏡を回転させる前に入射した光線と回転させた後に入射した光線でどの程度反射角が違うのか」について扱います.回転鏡鏡を$\theta$だけ回転させると,回転前に入射した光線の反射角より,$2\theta$分だけずれて反射する
問題焦点距離$10\,\rm cm$の凹レンズがある.凹レンズの中心を原点として,上図のようにレンズに垂直な方向に$x$軸をとる.$x$軸の負の方向より,$x=30\,\rm cm$の位置に像を結ぶように光を投射したが,凹レンズにより屈折し
NEKO前回の内容はコチラです.問題図のように,スリット$\rm S_{1}$,$\rm S_{2}$,$\rm S_{3}$がある薄い板に板に垂直に波長$\lambda$の平面波を入射する. 平面波は$\rm S_{1}$,$\rm S_
第1問 小問集合問1 波の干渉(基本)問2 凸レンズ(基本)問3 力のモーメントのつり合い(基本)問4 $pV$図の読み取り(基本)問5 電流間にはたらく力(基本)第2問 力学(実験)仮説を立てて,グラフを考えたり,実験の仕方を問う問題.問
問題スリット$\rm S_{1}$,$\rm S_{2}$をもつ薄い板に波長$\lambda$の平面波を波面と板の面が平行になるようにあてる.平面波は$\rm S_{1}$,$\rm S_{2}$で回折した.ただし,波長は回折前と回折後で変
PHYさん前回の内容はこちらです.今回は,誘導なしだとやや難しいです.ただ,誘導があれば,入試でも出てきます.問題図のように,傾角$\theta$の斜面上に導体レールp,qが距離$l$を隔てて平行に固定されている.また,レールp,qは導線に
PHYさん前回の内容はこちらです.問題図のように,水平面に固定された導体レールp,qがある.導体レールは距離$l$を隔てて平行に設置されており,導体レールには,スイッチS,抵抗$R$の電気抵抗,自己インダクタンス$L$のコイルが接続されてい
PHYさん前回の内容はこちらです.問題図のように,傾角$\theta$の斜面上に導体レールp,qが距離$l$を隔てて平行に固定されている.また,レールp,qは導線によって,電気容量$C$の帯電していないコンデンサーに接続されている.図のよう
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2024年の東工大,大問1は東工大の中でもなかなか取り組みにくい問題でした.問題に書かれていることにしたがっていけば解けなくはないですが,「なぜそのように考えていいのか?」がよくわからず,モヤモヤしたまま解く人も多かったんじゃないかと思いま
PHYさん $y=\sin\theta \cdots (\ast)$と$y=\sin(\theta+\delta) \cdots (2\ast)$のグラフがあるとしましょう. $(\ast)$と$(2\ast)$の交点の$\theta$座標
ミスがあったら教えてください. 2024千葉大解答ダウンロード
2024早稲田教育解答ダウンロード
2024早稲田理工解答ダウンロード
2024慶応理工解答-1ダウンロード
2024共通テスト追試解答-2ダウンロード
※ ミスや誤字などはこれから修正していきます. 第1問の問2や第5問の問5のように,使用頻度が比較的少な目な関係式もしっかりおさえておいた方がよい. 第1問 小問集合 問1 力のモーメント(基本) 問2 単原子分子の平均運動エネルギーと絶対
<問題><解答>位相差についてはこちらを参照してください.位相差による干渉条件のまとめ地点Pにおける2つの波の位相差を$\phi$,整数を$m$とすると,強め合いの条件:$\phi=2\pim$弱め合いの条件:$\phi=(2m
<問題><解答>ポイントは次の2つです.ポイント1 運動量保存則を立てる際に物体系をどれにとればよいか.ポイント2 物体Aの速度の向きをどう解釈すればよいのか.まず,「ポイント1」ですが,運動量保存則を立てる物体系は「AとBとC
問題1 クインケ管1問題2 滑車による運動と衝突
<解答>位相差についてはこちらを参照してください.位相差による干渉条件のまとめ地点Pにおける2つの波の位相差を$\phi$,整数を$m$とすると,強め合いの条件:$\phi=2\pim$弱め合いの条件:$\phi=(2m+1)\pi$位相差
問題理想気体を状態A$\to$B$\to $C$\to $Aと変化させた.そのときの絶対温度$T$と体積$V$の関係は上図のように表される.ただし,直線ABは原点Oを通る直線である.状態Aでの圧力を$P_{0}$とする.このとき,縦軸を圧力
地球の質量を$M$,半径を$R$として,質量$m$の物体を地球表面より高さ$h$の場所にもっていくと,地球表面を基準点として,重力による位置エネルギー$U_{1}$は$U_{1}=mgh$になることはよく知られた式だと思います.万有引力によ
<問題>※三角台Qと水平面も常に接しているとしてください.<解答>球Pと壁(または斜面),球Pと三角台Qが常に接している条件(束縛条件)から移動距離の比を求め,移動距離の比が速さの比であることを利用して問題を解きます
<問題><解答>最終目標は小球と台の間の抗力の大きさを求めることです.未知な力を求めるということで,運動方程式を立てると予想できるでしょう.台は水平方向に運動しています.小球は円運動をしているのですが,「誰から見るか
<問題><解答>(1) 求める速さを$v$として,力学的エネルギー保存則より$\dfrac{1}{2}m\textcolor{blue}{v^{2}}=mgh$ $\therefore\,\, \textcolor{
<問題><解答>斜面の等高線の方向(高さが等しい方向,図の横方向)には力がはたらかないため,この方向の加速度は$0$で速度は変化しません.等高線に垂直な方向(縦方向)は重力の分力により速度が変化します.上図より,速度
解答61 回転した座標からみた力
<問題><解答>問題文にあるように,静止した床からみると小球が静止しているので,回転した板からみると小球は中心が原点Oで半径$R$の等速円運動をします.角速度が$\omega$なので,円運動の速さは$R\omega$です.回転し
地球の質量を$M$,半径を$R$として,質量$m$の物体を地球表面より高さ$h$の場所にもっていくと,地球表面を基準点として,重力による位置エネルギー$U_{1}$は$U_{1}=mgh$になることはよく知られた式だと思います.万有引力によ
<問題>※三角台Qと水平面も常に接しているとしてください.<解答>球Pと壁(または斜面),球Pと三角台Qが常に接している条件(束縛条件)から移動距離の比を求め,移動距離の比が速さの比であることを利用して問題を解きます
<問題><解答>最終目標は小球と台の間の抗力の大きさを求めることです.未知な力を求めるということで,運動方程式を立てると予想できるでしょう.台は水平方向に運動しています.小球は円運動をしているのですが,「誰から見るか
<問題><解答>(1) 求める速さを$v$として,力学的エネルギー保存則より$\dfrac{1}{2}m\textcolor{blue}{v^{2}}=mgh$ $\therefore\,\, \textcolor{
<問題><解答>斜面の等高線の方向(高さが等しい方向,図の横方向)には力がはたらかないため,この方向の加速度は$0$で速度は変化しません.等高線に垂直な方向(縦方向)は重力の分力により速度が変化します.上図より,速度
解答61 回転した座標からみた力
<問題><解答>問題文にあるように,静止した床からみると小球が静止しているので,回転した板からみると小球は中心が原点Oで半径$R$の等速円運動をします.角速度が$\omega$なので,円運動の速さは$R\omega$です.回転し
回転した座標からみたときに,物体が速度をもっていると(高校物理ではあまりこういうのはないですが),遠心力の他にコリオリ力がはたらきます.以下では,コリオリの力についてまとめたものです.※入試では下のことは覚えなくても解けるようになっています
<問題><解答>弾性力がする仕事について→ 弾性力がする仕事静電気力がする仕事について → 静電気力(クーロン力)がする仕事と外力がする仕事保存力がする仕事は積分計算を用いて直接計算もできますが,以下のことを利用する
2023東京大解答ダウンロード
<問題><解答>上2つの問題は図をかけばすぐに解けますが,一番下の問題は図を描きにくいです.こういう問題のときは「弱め合いの条件」を考えるか,「波の式」を立てて和積の公式より式を変形し,振幅が$0$の位置を求める方法があります.
<問題><解答>まずは,標準的な解法から紹介します。小球と台を対象物体にすると水平方向の力の和は$0$なので,水平方向の運動量が保存します.また,台と床,台と小球の間には摩擦力ははたらかず,その他の外力も仕事をしてい
2023千葉大解答ダウンロード
※ ミスを発見次第訂正します.一部誤字修正2023東工大解答-3ダウンロード
2023東北大解答ダウンロード
<問題><解答>外部磁場と電流によってつくられる磁束密度を重ね合わせたものが図2になる.つまり$bt+$(電流による磁束密度)$=B'$ $\cdots (\ast)$の式を立てる.電流$i$をコイルに流す
ミスを発見次第訂正します.大問1の問6は面倒なので重力加速度の大きさが$g=9.8\,\rm m/s^{2}$を使いました.2023早稲田教育解答ダウンロード
とりあえず,第3問はでき次第再アップします.ミスを発見しだい訂正します.2023早稲田理工解答-1ダウンロード
2023.2.10同志社大第1問ダウンロード
<問題><解答>「安定なつり合い・不安定なつり合い」の問題はこちらもあります.安定なつり合い・不安定なつり合いつり合いの位置から少しずらしても元に戻る状態を「安定なつり合い」といい,つり合いの位置から少しずらすと大き