コロナ禍の2020年11月、腹腔鏡下手術で子宮と子宮筋腫を取りました。
40代既婚有職子供無し。自由気ままに生きてます。
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術後6か月の診察に行ってきた。 半年なんてあっという間だ。 コロナ禍で思い出に残るようなイベントもなく 日々淡々と過ごしているので余計にそう思う。 診察日と時間は去年の12月の診察の時に決められていた。 10時の予約なので9時40分には着いて待つこと1時間45分。 診察室に呼ばれたのは11時15分だった。 相変わらずロングヘアにお洒落眼鏡の主治医と久方振りの再会。 心の中は「わぁ、せんせ~、お久しぶりです~」のテンションだが 主治医の鉄仮面のようなクールフェイスを見て 聞かれたことだけに短めに回答するという模範的な患者に徹する。 膀胱炎的な症状はないが、頻尿は術前と変わらずということで 血液検…
健康診断で便潜血の検査結果が陽性で、要精検となった。 静脈注射で苦痛なしに大腸内視鏡検査をしてくれるクリニックが 近所にあったので早速予約を入れた。 最短でも1か月以上先の日付だった。 検査日までに一度診察に行かなくてはいけないので 予約日から1週間後に健康診断の結果を携えて行ってきた。 結果を持って行ったのは大正解で 「これコピーさせてくださいね」と言われた。 検査の説明を受けて、前日の食事や薬の飲み方の指導がある。 検査前日は三食普通に食べて良いが繊維の多い野菜や種のあるもの(苺、キウイ、トマトなど) 海藻やこんにゃくもNGだった。 色々調べて、朝はパンとヨーグルト、昼は餅とコンソメスープ…
加入している健保から入金が2件あった。 一つ目は傷病手当金。 仕事を休んだ11月19~27日(9日間)の請求期間に対して 11月22~27日(6日間)が支給対象になり、 通勤手当を日割り計算した分を減額して支給されているそう。 計算の根拠が正直よくわからないけど、とりあえず32,106円が 健保から直接、指定した口座に入金された。 そして、2つ目は一時負担還元金。 これは2万円を超えた医療費に対して支払われる健保独自の給付金だ。 差額ベッド代や食事代には適用されないけど、有難い給付だ。 これが66,100円。 しかしなぜかこちらは会社の給付金専用口座に入金され、 私の口座に入金する手数料440…
退院してちょうど3か月。 入院・手術という鮮烈な体験をして「一生忘れられないわ」くらいに思ってたのに あっさりと記憶が抜け落ちつつある。 術後の体はとても快調で、風呂上がりに手術跡に軟膏を塗るとき以外は 手術したことを意識することは無い。 2月初旬に会社の健康診断(内容としては人間ドック)があったのだが オプションで子宮頸がん検診を付けなくていいんだ、とか 手術歴に初めて記入をしてみたりとこれまでと違うことは多々あったけど。 バリウムが苦手なので、胃の検査は追加料金を払って胃カメラにした。 11月末に腹に穴をあけてんのに、胃カメラ突っ込んでもいいのか?って 一瞬思ったけど、ま、臓器が違うし大丈…
私は病院に通うのも入院するのも コロナ禍になってからの経験しか無い。 過去にお見舞いに行ったことはあるがここ数年は病院から遠ざかっていた。 記憶ではわりとオープンで、 診療科と病室がわかっていたら誰でも入って行けたと思う。 はるか昔には、病室の入り口に患者の名前の書いた札もあって 入る前に名前を確認した覚えがある。 個人情報なんて概念がなかったころの話だけど。 私が入院した病院では2020年の3月から原則面会禁止になっていた。 面会できるのは下記の条件をクリアした人だけだ。 面会条件:病状説明や容態悪化、手術などにより医師や看護師から連絡があった場合のみ 面会者:ご家族またはご親族のみ 人数:…
人生初の入院を経験してあっという間に6週間が過ぎた。 もうすでに手術したのを忘れるくらいの感じで生活している。 手術の跡も糸はすべて取れて、軟膏のおかげでだいぶきれいになってきた。 アラフィフの回復力もまだまだ捨てたもんじゃない。 退院時に一番気になっていた排尿問題は、 徐々にだけど良くなってきていると思う。 朝までトイレに行かずに眠れる日が増えてきたし 仕事に行ってる日は、トイレに行く回数もかなり減った。 引き続きお尻の穴をキュッと締めていこう。 **** 保険金還付額はしっかり書いたのに 入院費用がいくらだったのか書くのをすっかり忘れていた。 限度額適用認定証を提出していたので92,599…
術後一か月の診察に行ってきた。 9時30分の予約だけど、呼ばれたのは10時。 パソコンの画面上で手術で取ったモノを見せてもらう。 子宮と子宮筋腫は、ざくっと刻まれたものが寄せ集められて塊になっていて 卵管には半透明の風船みたいな球体がくっついていた。 自分のお腹に入っていたものなので不思議と気持ち悪さはなく しげしげと見入ってしまった。 画像には650gと書かれていた。 手術前と比べて体重が1㎏以上減ったので 1㎏前後かなと思っていたから意外だった。 手術と共にいらないものが出てってくれたんだろう。 術部の痛みなどはないこと、 排尿は出来ているけど、一週間前位まで排尿時にツーンとする感じがあっ…
術後3週間、体の動きはほぼ手術前の感覚になっているが しゃがんでお腹に力が入る作業をすると「おうっ…」となる。 会社で、文房具が入っているキャビネットから、 最下層にあるフラットファイルを取るときに 横着して上に積んでるものを一旦よけずに引き抜こうとした時とか。 この動作がこんなに腹の傷に負担になるなんて思わなかった。 なので、まだ風呂掃除は旦那にやってもらっている。 しゃがまないとできないし、濡れてる床には膝をつけないしね。 できればこのまま一生風呂掃除は免除されて生きていきたい。 術部2か所は術後3日目にテープを剥がさされてからむき出しだけど 右下の切り傷の方は、ちょっと赤みを帯びてて一か…
昨日から通勤を再開した。 職場のある駅は乗降客がとても多いので、降りる時は緊張したけど 人の流れにうまく乗れて誰かにぶつかることもなく降りられた。 コロナ禍で良かったことがあるとすれば 電車の込み具合がましになって 朝、最寄駅から必ず座って行けるようになったことだ。 帰りも、運が良ければ職場のある駅から座ることが出来る。 電車で立っていると、どうしてもお腹に力が入ってしまうので 今の私にはとても有難い。 職場では、同じ部署の人にしか休むことを伝えてなかったので 「あら、なんか久しぶり?」なんて声をかけられる。 コロナ対応で、在宅勤務率が上がっているから 休んでいることが目立たなくて良かった。 …
昨日から、在宅で勤務をしている。 退院説明には、事務職は退院後一週間で勤務再開可能と書いてあったが 在宅なので通勤の負担がないから大丈夫だろうと前倒しをした。 月末月初に絶対にやらないといけない仕事があるので 「責任もって私がやり終えます」という職場に対してのアピールの意味もある。 出来ればずっと職場に行くことなく在宅勤務にしたいが、 未だ昭和の価値観が根強い会社なので在宅は週一が限度だ。 電話・来客応対も大事な仕事なので仕方がない。 ところで、11月27日にそれぞれ発送とオンライン申請をした保険会社2社から もう入金があった。 どちらも銀行からの入金連絡で知ったもので 保険会社からは何の連絡…
ベッドに入ってから朝起きるまでに3回もトイレに行った。 手術前よりも頻尿がひどくなっている気がする。 今は膀胱の修復期間と思って、焦らず自分の体と付き合っていこう。 今日は特に予定もないので、 旦那に食料品の買い出しに連れて行ってもらい お昼もテイクアウトで済ませる。 やっぱり飲食の場はコロナ罹患のリスクが一番高そうなので なるべく機会を減らそうかなと。 外食大好きなので寂しいけど。 車に乗る時はシートベルトが術部に直撃するのが怖いので クッションをお腹にあててからシートベルトをしている。 こういうことも経験しないとわからないことだ。 退院の時は、お腹に当たらないようにシートベルトを握りしめて…
仕事を休むのは今日までなので、保険の手続きを終わらせる。 A社は事前に書類を取り寄せていたのでそれに記入し、 B社はオンラインで申請を行う。 どちらも診断書を書いてもらう必要がないのを事前に調べていたので、 病院の明細書のコピーやら画像の添付で完了。 家のプリンターをコピー・スキャン機能付きのにしておいて ほんとに良かったと思う。コンビニまでわざわざ行くのは今の体では辛い。 午前中に頑張りすぎたのか、昼ご飯を食べたあたりからまた頭痛がする。 でも、親が柚子を送ってくれていて はやく使わないと悪くなるから柚子ジャムを作る。 作り終わったら頭痛がさらにひどくなり葛根湯を飲んでベッドで本格的に寝る。…
朝、出勤する旦那を見送ることなくベッドで過ごす。 家の布団とベッドは落ち着くけど、手摺がないから寝返りを打つ時と 起き上がるときに注意が必要。 お腹に力を入れないように過ごすのは意外と大変だ。 午前中は色んな片付けをして過ごす。 両親はGoToトラベルを利用して来ていたので クーポンを使うために最寄り駅にランチを食べに行く。 通勤で使う駅なので、どのくらい時間がかかるか把握するために 普段通りの道を歩いて行ってみる。 手術前は15分の道のりが、今回は30分かかった。 ほんとにゆっくりとしか歩けないし、途中で一回休憩しようかと思った。 ランチは、両親も好きな中華料理店に行ったのだが、 12時過ぎ…
爆睡ってわけにはいかなかったけど、爽やかに目覚める。 片づけられるものはスーツケースにしまって行く。 朝御飯はペロッと完食。 上げ膳据え膳もこれで最後と思うと名残惜しいくらい。 主治医が挨拶に来てくれて、 「お尻の穴をキュッキュキュッキュしめる」という 有難い言葉を残していった。先生、私、常にお尻の穴に注意を払います! 婦人科の部長で忙しいのに、日曜日以外、毎日一度は来てくれた。 やっぱり顔を見ると一番安心するので、主治医の力は大きいな~。 8時30分には事務の方が、会計の為の書類をもってきてくれる。 9時になったら支払いが出来ます、終わったらお薬と次回の予約票を渡すので ナースコールを押して…
今日は新しい患者さんが2人病室に入ってきた。 4人部屋を3人で利用することになる。 1人は70代くらいのおばあちゃんで、 ちょうど病室に来たタイミングで私がトイレから戻ってきたので 挨拶を交わすことになった。 今までは、同じ病室にいてもみんなカーテンを閉じていて なんとなく患者同士で顔を合わすことがない様に タイミングを計っていたので顔を見ることも挨拶することもなかった。 看護師さんとの会話は聞こえてくるので声の感じでは 30代くらいの人が多かったように思う。 おばあちゃんは、とにかく開けっ広げで カーテンはフルオープンスタイルだった。 心の中ではオープンさんと呼んでいたのだけど 挨拶をして私…
手術の時の看護師さん(若くてとっても可愛らしい)が 術後の経過を聞きに来てくれる。 その時初めて手術の時間が5時間もかかってたことを知る。 そして、手術後は病室に戻ってきてからしか記憶がないけど 手術室で麻酔から覚めてるんですよねと聞いたら 「しっかりお返事されてましたよ」と。 「全く覚えてないです」と言ったら「みんなそうですよ」と笑顔。 次は薬剤師さんが来て入院中に処方されていた漢方薬(大建中湯)の 説明に来てくれる。 お腹に力を入れなくても排便できるようにと 主治医が処方してくれてたのだけど これがほんとに体に合って、すごく良かったので 退院後の分も処方してくれるように頼んでいたのだ。 大…
23日に尿管を外して何より気がかりだったのは またおしっこが自力で出せなくなったらどうしよう、だった。 看護師さんからは溜め過ぎず、かと言ってトイレに行き過ぎずという とても難しいアドバイスをもらっていた。 尿管を外してから2時間後くらいに 尿意を感じたのでトイレに行ったら 普通におしっこが出た、泣きそうだった、嬉しくて。 おしっこでこんなに感動する日が来るなんて。 看護師さんに報告したら 量が少ないので(90ml)残尿量を測るのは次にしましょうと。 次回、150mlの尿量を取れたので、残量測定1回目。 看護師さんは「痛いでしょ」と恐縮しながらカテーテルを付けてくれるのだけど カテーテルで救わ…
点滴がないと動くのが楽になる。 動かし方によっては刺さるような痛みを感じることもあったので。 朝からベッドの上をきれいに整え、 落ちまくっている髪の毛を拾い集めて捨て、 顔を洗って化粧水で保湿する余裕ができる。 今日からは普通食。 朝御飯はパン。好きなものはペロリと食べられる。 8時ごろ主治医が顔を出してくれる。 尿管は今日外して、定期的におしっこは抜きましょうということに。 入院中、最後の診察を後でしますね~と言われたので 病室を抜けてることが無い様にしたいから 「何時くらいからですかね」と聞いたら「う~ん、午前中かな」と。 そしたら、30分後ぐらいに看護師さんが呼びに来た。 「すぐやないか…
朝起きるたびに、回復しているのを感じる。 点滴と尿管はつけているものの動くのがだいぶスムーズになる。 尿管を付けているのでトイレに行く必要がなく、それはそれで楽。 でも、排尿障害が続くことへの恐怖は消えない。 今日からご飯が全粥になる。 朝御飯はお粥と味噌汁と野菜の炒め物にバナナ一本と牛乳という 病院でしかないだろうな~という組み合わせ。 バナナと牛乳は丸ごと残し、お粥も半分くらい残してしまう。 モンスターさんは朝から「寒くて眠れなかった」だの 「寒くてもう一枚着るから着替えを手伝え」だの 「○○病院に変わりたい」だのわめき倒していた。 でも、私が朝の散歩としてフロアを周回して帰ってきたら 個…
22時の消灯時間を過ぎてから 病室に新しい患者がやってきた。 こんな時間に珍しいなと思っていたら、急な入院だったよう。 この患者さん、声の感じでは60~70代の女性なんだけど 思ったことを言わずにはおれないタイプみたいだった。 看護師さんに不平不満を言い続ける。 「寒い」「痛い」は繰り返し言っていて、 暖房を入れろと言って看護師さんを困らせていた。 (4人部屋なので無理、個室なら可能) 「痛い」は病気のせいではなく 点滴の針が痛いらしく、ず~っと看護師さんを責め続けていた。 「そんなに痛いなら痛み止めを飲みますか」って聞かれると 「飲みません」って突っぱねて 看護師さんも思わず「飲まないんだ」…
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