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2020/08/07

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  • 106回目「草薙の剣」(橋本治:新潮文庫)

    10代から60代の6人の男が主人公。それぞれ年齢が高い順に「昭生」「豊生」「常生」「夢生」「凪生」「凡生」という名前が付けられている。彼ら6人のそれぞれの人生を、昭和から平成の終わりまでの歴史と同時に描かれる。令和は入っていない。 橋本治の『草薙の剣』を読んだ人は、恐らく皆、ある事に気づくと思う。それは、この6人の主人公以外は、全て固有名がないこと。「昭生の父」とか「豊男の養母」という扱いである。故に、6人の主人公から遠い関係性にあるもの程、助詞「の」が多くなる。「夢生の父方の祖父」なんて具合である。そして、主要6人以外の、固有名を持たない人間たちのドラマが、主要6人以上に緻密に書き込まれてい…

  • 105回目「ニック・オブ・タイム」(ジョン・バダム監督)

    ジョニー・デップが主演の映画。面白いけど突っ込みどころは沢山ある。映画内で流れる時間と実際の時間が同じ、というのがこの映画のセールス・ポイントらしい。その点に関しては「言われてみれば確かにそうだなぁ」くらいの感慨しかない。イニャリトゥ監督『バードマン~あるいは無知と言う名の偏見~』(←これは、監督名も正式タイトルも合っているか自信がない)とか、サム・メンデス監督の『19○○~命を懸けた伝令~』(←これも正式タイトルを忘れたので○○で誤魔化す。ご了承を。)のように最初から終わりまでワンカットで撮っている、なんてのはインパクトがあるけれど、『ニック・オブ・タイム』は、そんな手法は使っていない。話は…

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