108回目「欲望」(ミケランジェロ・アントニオーニ監督)
なんとなくダラダラと見始めて、ちょっと退屈だなと思いつつも途中で鑑賞を止める事もなく、というか、切り上げるタイミングを見失い、結局ラストまで観た。ダラダラと見続けて気が付けば終わっていた。全体的に印象が薄い映画だった。ラストもモヤモヤとしまま終わった。そのモヤモヤの正体を突き止めてみようという積極的な意思も働かない。全体的に見ても部分的に見てもよく分からない映画で、「難解」というのとも少し違う、そういう意味では不思議な映画なのだけれども、その不思議さが魅力的に感じるかというと、それはそれでそうでもない、なんて、感想までも抽象的になってしまう。 自分の場合、こういう映画は通常最後まで観ずに途中で…
2022/10/21 16:56