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2020/08/07

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  • 91回目「鳥」(アルフレッド・ヒッチコック監督)

    動物を見た時、「かわいい」と思うと同時に何とも言えない不思議な気分になることがある。例えば、猿回しの猿が、芸をするのを見た時。彼らは、確実に人語を理解し、人間との意思疎通もできる。仕草や表情なんかを見ても立派な感情を持った生物であることが分かる。しかし、彼らは話せない。言語がないのである。感情があるのに言語がないというのは、どういうことなのだろう。「嬉しい」とか「悲しい」と感じても、「嬉しさ」「悲しさ」を表現できる言葉がない。「嬉しさ」「悲しさ」といった概念は頭の中に確実に存在するのに、それを言語化できない。概念と言語を繋ぐ橋がないのである。そして、この橋がない状態が動物にとってはスタンダード…

  • 90回目「ザ・ロック」(マイケル・ベイ監督)

    ショーン・コネリーとニコラス・ケイジ主演のハリウッド映画。 テロリスト達(元米軍海兵隊)が、アルカトラズ島に一般観光客を拉致し、政府に身代金1億ドルを要求する。テロリストたちは、要求を飲めない場合、VXガスを搭載したミサイルを市街に打ち込むと脅迫する。人質救出とミサイル解体の為、立場の異なる2人(ショーン・コネリーとニコラス・ケイジ)がテロリスト達に立ち向かう。簡単に言えば、そんな内容の映画。 娯楽超大作あり、特に捻りの無い有りがちなストーリーだけど、それ故に退屈することなく最後まで観られる。派手なアクションシーンは、それなりに楽しい。こういう言い方は失礼かもしれないが、「暇潰し」として観るの…

  • 89回目「自由の幻想」(ルイス・ブニュエル監督)

    昔、ダウンタウンのコントに『実業団選手権』というのがあった。小学生の時に初めて見て爆笑した。しかし、このコントの面白さを文章で伝えるのは困難だ。「面白さ」には言語化が可能なものと、そうでないものがある。映画でも小説でもお笑いでも、粗筋があるものは、「面白さ」を第三者に伝えやすい。なんなら、粗筋を最初から最後まで紹介するだけで、内容は伝わる。逆に『実業団選手権』のようなコントは「取り敢えず見て下さい。面白いから」としか言えない。「ボケたらつっこむ」という「お笑いのセオリー」のようなものから遠く離れた場所にある笑いで、これを笑えるかどうかは、見る者の感覚に大きく依拠するように思う。 ルイス・ブニュ…

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