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循環器内科うし先生のほのぼのブログ https://www.ushi-sensei.com/

北海道の中規模病院で勤務する循環器内科医のうし先生です。医学的なことや時事的なことを個人的な意見をもとに、お金や北海道のことなど幅広く伝えていけたらと思っています。

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2020/07/27

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  • 医療者がYoutubeを始めたメリット

    こんにちは、うしです。 09月06日からYoutubeで医療者用のレクチャー動画や医療ニュースの動画などをupしています。 (宣伝用のブログではないのですが、もしよければ見ていただけたら幸いです(笑)) www.youtube.com 医者に限らず医療者としてYoutubeのメリット・デメリットを書いていきたいと思います。 【メリット】 ①知識の整理になる 自分の動画はあまり調べものせず、持っている知識でだいたい作っているのであまり調べてまとめたりとしてはないのですが、やはり忘れていることなどの整理にはなりますね。 ②病状説明・プレゼンテーションの練習になる 意外と動画撮影って難しいと思いまし…

  • 医学書と医療文庫の決定的な違い

    こんにちは、うしです。 今回は医学書と医療文庫の決定的な違いについて、具体例を挙げて説明していきます。 (決して以下の著作物をお勧めしているわけではありません!) 近藤誠さんいう人の書いた「医者に殺されない47の心得」など、以前比較的話題になりましたね。 今も本屋に行くと結構最前列に並んでいます。 自分も立ち読みで読んだことがあります。 文章を書いて論じるのはうまいと思いましたが、論理の矛盾が多々あったりもっと一般的に考えないといけないことを隠してたり、非常にあくどいなと思いました。 これに対する批判は、あのwikipedia先生にもそれなりに書いてあります。 近藤誠 - Wikipedia …

  • 自分の病状を上手に伝えるコツ

    こんにちは、うしです。 前回は、受診の目的が多様で医療者と考えがずれることがあるという話をしました。 今回は、ただの一般的な問診のことですが、患者目線で、体調が悪いとき、どうしたら上手に医療者に自分の病状を伝えられるかについて書いてみたいと思います。 ちなみに、このブログの下書きを書いたあとに以下のニュースがあったので、まず貼っておきます。 前提として、参考になると思います。 親の 病院に 付き そう とき、 医師の 話の 賢い 聞き 方は?| 700 人 以上 看取った 看護師が アドバイス https://kaigo.news-postseven.com/83552 そしたらそしたら、 ま…

  • あなたの受診の本当の理由は?

    こんにちは、うしです。 今回は目的という同じテーマで、今度は医療者と非医療者(今回は皆さまもないうる患者さん)と臨時受診(≒救急外来)というシチュエーションで1つお話したいと思いますので、よければ皆さま最後まで読んでいただけたら幸いです。 今後体調不良で受診するときに、少しは必ず役に立つと思います。 風邪のときも少し話しましたが、その風邪を例に あなたが風邪を引いて病院に受診するのは、なぜですか? ??? とか思わないでくださいね(笑) 「それゃ風邪ひいたから」と言う方は、 ではなぜ風邪を引いたら病院に受診するという思考になったのですか? 例えば以下のようなものが多いと思います。 ・症状がつら…

  • 心筋梗塞の深いお話(死因:心筋梗塞は本当か?)

    こんにちは、うしです。 今回はスマートニュースのアプリのトップで以下のような記事があったので、自分循環器内科なので心筋梗塞についてほんの少し語ってみようと思います。 知らないと後悔する「心筋梗塞」の意外な予兆とは? 放っておくとこわい症状大全 ダイヤモンド・オンライン まあこの記事自体は、その本の紹介なんでしょうが。 医療者も非医療者も楽しめるように書くつもりなのでよければ最後までお願いします。 またこんなニュースもありました。 人気男性タレント・小鬼が36歳で死去、自宅で心筋梗塞か、日本のバラエティーにも出演|レコードチャイナ 自分は芸能にも疎くよく知らない方ですが、このようなことに…

  • 医者が患者として受診した感想

    こんにちは、うしです。 今回は、皆さんに有益な情報ではないと思いますが、久しぶりに耳鼻科を受診したので、自分が患者として受診したときの感想と、振り返りを書きたいと思います。 たぶん医師以外でも医療者であれば共感してもらえるかと思いますし、そうでない方は「前病院受診して医者あんなこと言ってたけど、自分の身になったらそうなんだ(笑)」と、くすっと思ってもらえたら十分です。 受診時に医療者と名乗るべきか これ逆に聞きたいんですが医療者の読者様はどうしてますかね?(笑) 自分が診療する側であれば、きちんと名乗っていただきたいです(笑) というのも、医療者であれば通常よりやや専門的内容もお話することもあ…

  • 突然脈が40回/分になったら

    こんにちは、うしです。 前回血圧の話を書きましたが、以前にApple Watchでも脈のことを書いたので、今度は徐脈ということで、突然脈が40回/分になったらというタイトルとしました。 非医療者向けに書いていますが、医療関係のにも参考になるように書いているためよかったら読んでもらえたら幸いです。 ところで、もしもたまたま脈を計ったとき、もしくは血圧計で脈拍 40回/分と表示されたらどうしますか? もちろん診察してみないと、また心電図を見ないと何とも言えないのですが、大前提として 無症状の慢性の徐脈は基本的に様子見でほとんど大丈夫です。 この理由を書いていきます。 その前に、徐脈とは脈拍 60回…

  • 血圧が当然200mmHgになったら?

    こんにちは、うしです。 今回は、日常診療でも相談の多い、血圧の話しをしたいと思います。 ところで、正常な血圧はだいたい130-140mmHg以下で、家庭でも毎日測定することが推奨されてますが、 もし今なんの症状もないのに血圧がすごく高く、例えば200mmHgくらいあったら、どうしますか? これ、実は医者の教科書にもあまり載っておらず、教科書にはだいたい以下のようなことが書いてあります。 「頭痛や意識障害などの神経症状や、臓器障害があり、高血圧緊急症と考える場合はただちに降圧療法をするべき」 と。 なんだか不安になりますよね(笑) 結論から書くと、 特に症状もなく血圧を測ったのであれば、その値が…

  • 家族が誰もいないと診療の質は変わるか?

    こんにちは、うしです。 今回はタイトルに関連して、家族(≒キーパーソン)がいないと診療に差し支えあるかという少しナイーブな内容ですが、率直に書いてみます。 読み物としてみてもらえたら幸いです。 キーパーソン キーパーソンとは、その名の通りkeyになるpersonで重要人物になりますが病院としては、第一連絡先という位置づけになります。 基本的に病状説明などは本人だけでもいいのですが、本人の理解を超えるような重要事項説明(手術やがんの告知など)のときは同席をお願いしたり、患者さんが急変したりするときに場合によってはすぐに連絡をとる相手になります。普段は入院に必要な持ち物を持ってきてもらったりします…

  • 病院は給料を実力制にすべきか?

    こんにちは、うしです。 今回は、タイトルの通り、病院のお金について、特に能力主義や出来高ボーナスの是非について、現状と踏まえて書いていきたいと思います。 医療関係の他にもお金に興味のある方は是非読んでいただけたら幸いです。 そのディスカッションをする前に、最低限の病院の現状や内容を書いていきます。 基本的には、給料の差が生じるくらいスタッフがいる大きい病院を想定して話します。 当直とは 当直とは、医師が病院に泊まって患者さんの主に急変対応などをオンコールで受けることを言います。 病院によって様々で、一晩平均で3-5万円程度でしょうか。程度研修医などが研修兼ねている場合は5000円程度のこともあ…

  • 医者が思う摂取してもいいサプリメントとは

    こんにちは、うしです。 今回は周囲で話題になったサプリメントについて、あくまで個人的な意見を書いていきます。 あまり積極的にサプリメント飲みましょうにはならないと思いますが、あくまで個人的な意見なので参考程度に(飲んではいけないと言っているわけではありません)お願いします。 サプリメントの種類 サプリメントにはいろいろな種類がありますが、ダイエット・美肌などの美容系と、ビタミンなどの健康維持系に分けられると思います。 ダイエット美肌系の場合は2-3か月を1つの目安に、効果の有無によって継続するのが一般的と思います。 健康維持の場合は通常は無期限で(なんとなく体調良いと感じるかもしれませんが)、…

  • 病状説明を録音してはいけない本当の理由

    こんにちは、うしです。 今日は少しテーマ変えて、「病状説明を録音してはいけない本当の理由」ということで話してみたいと思います。医療者側も一般の方にも参考になると思うのでよければ最後まで読んでください。 病状説明≒IC 病状説明は文字通りです。 ICというのは、Informed Consentの略で、説明して同意を得る、という意味になります。つまり、(病状医療者から)説明し(治療方針について患者さん主体に考え、医療者が提案した治療法について)同意を得る、ような感じです。患者主体で診療しよう、という風にも言い換えられます。 実際に現場では(正しくないのですが)、病状説明=ICのように理解され、「そ…

  • コロナが2類感染症でなくなったら医療者はどう思うか

    こんにちは、うしです。 先日ニュースでもやっと話題になっていました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が2類感染症ではなくなるかも、と。 1つニュースのURLを貼っておきます。 http://agora-web.jp/archives/2047867.html ちなみに指定感染症とは、蔓延すると非常にまずいため国が指定した感染症(分類)です。ネットで検索したら具体的に何の感染症が何類か書いています。 簡単に言うと、エボラ出血熱は1類感染症(一番やばい)で、2類感染症はコロナの他に結核やSARSなどで、普通のインフルエンザや梅毒などのほとんどの感染症は5類感染症に入ります。 ニュースで…

  • 患者さんに殴られたら

    こんにちは、うしです。 今回は前回に引き続きで、「患者さんに殴られたら」というタイトルで書いていきます。医療者としては殴ってくる原因について鑑別していくわけですが、医療者以外にもまた認知症の家族を持つ方に対しても、読み物としてもよければ読んでいただけたら幸いです。 攻撃的なときの鑑別 具体的には、口論になった、状態がおかしい、痛い治療中、特に理由がない(なぜか興奮している)などいろいろなシチュエーションがあると思います。 まずは相手が攻撃的になっている原因を鑑別することが大切です。 以下のようなものが挙げられます。 医療者への怒り 殴られることはありませんが、実際あります。具体的には患者さんへ…

  • コロナ禍による認知症患者への隠れた影響とは

    こんにちは、うしです。 今回はコロナによる隠れた影響として、つまりは面会制限のことになるのですが、医療者側としては最近感じている結構重要だと思っていることを書きたいと思います。 自分は北海道ですが、最近は関東関西と沖縄などの新型コロナウイルスが特に多く、少し温度差があるかもしれません。 病院の面会、病状説明について 看護師さんの方が詳しいと思いますが、従来はお見舞いなどは比較的自由にできていました。日中は比較的自由に、夜間は不可が多いと思いますが、個室や病状が悪い場合には泊っている家族もいました。 病状説明については、科ごとに違うと思いますが、急性期病院の場合は外来時に1回、状態改善 or 悪…

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